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木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

資源国通貨の下落は続くか

更新日:2015年7月30日

サマリー

今朝発表のFOMCの結果は予想通りに利上げの時期を明確に示唆する内容ではなかったが、市場は雇用の改善に言及した部分に反応して、ドル/円は再び124円台に上昇し、ユーロ/ドルは1.10割れに下落するなどドルが堅調推移している。
かかるドル堅調の中、資源国通貨は相変わらず軒並み対ドルで数年ぶりの安値圏に張り付いている。
商品相場の下落や金利格差の縮小など明白な資源通貨安材料はあり、豪ドルも“年内70セント割れ、60セントを目指す”などの過激な予想も聞かれるが、個人的には既にオーバーシュートの域に入ってきているように思う。
2010-2012年に見られた資源ブームは、世界経済がリーマンショック後の2009年のマイナス成長から4-5%台に急激に回復したことが背景であり、2013年以降は特に中国経済がスローダウンし、世界経済の成長率が3%台の前半に減速したこと、及び資源産出国の供給過多から資源ブームの終焉となった。
ただ2016年以降世界経済の成長率は4%を目指すと予想されることや、当たり前のことではあるが資源が有限であること、更に供給サイドの整理縮小もかなり進んでいることから、商品相場の下落にも徐々に歯止めが掛かるように思う。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(7/23-7/30)
AUDUSD:0.7257-0.7417  AUDYEN:89.34-91.81

この1週間は、ギリシャ情勢では支援協議再開のための条件となる改革法案第二弾がギリシャ議会で可決されで懸念も一服。また中国株価は相変わらず下値不安もあるが、当局が株価維持政策を再度強調し大幅下落は取り敢えず止まった状況。
中国株価下落に加えて米企業決算不冴えもあって一時17,500を割ったNYKダウもFOMCを通過して17,700台へ反発、また日経平均も20,500台を回復している。
為替相場では先週の黒田日銀総裁の「現時点で一段のQE必要ない」との発言もあって、昨日のFOMCを控えてドル/円が123.00近辺に下落し、ユーロ/ドルが1.11台に上昇する局面もあった。今朝のFOMC結果発表では明確な利上げ時期の示唆はなかったが、雇用情勢改善を指摘した声明文を受けドル/円は124円台前半に上昇し、ユーロは1.09台後半に反落するなど、再びドル高地合いとなっている。
今週豪ドルは、依然不安定な中国株式市場や商品相場の続落を嫌気して一時2009年5月以来の安値72セント台半ばまで下落し、対円でも89円台前半と年初来の安値圏に並んだ。しかし本日は発表された6月建設許可の弱い数字にはあまり反応せず、むしろQ2輸入物価指数が1年ぶりの上昇を見せたことや、スティーブンス総裁が講演で「中国からの資本流入が年間4,000億ドルに達する」と指摘したことに反応し、73セント台前半、90円台後半に反発している。
ユーロ/豪ドルは今週の高値1.52台後半から一時1.50割れまで反落し、またキー首相の「下落速度が想定より早い」を受けて1.09割れまで下落していた豪ドル/NZドルは1.10台にやや反発している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.7200-0.7400  AUDYEN:89.50-92.50

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.7000-0.8500  AUDYEN: 85.00-97.00

足元のセンチメント…依然ややベアセンチメント
足元の予想…下値テストと利食い買い戻しで不安定な展開

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややベア)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ややベア)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

「資源国通貨」は特に対米ドルで軒並み数年来の安値を付けている。
直近の最安値は、豪ドルは2009年5月以来の安値72セント台半ば、NZドルは2009年7月来の65セント割れ、カナダドルは2004年9月以来の1.31台、南アランドは12.4台と昨年1月に付けた2003年10月以来の安値に並ぶ水準、またブラジル・レアルも今年3月のリーマンショック後の安値3.30台からは反発しているが3.16台と今年の最安値圏だ。

■今回の資源国通貨下落の理由はいくつかあるが列挙すれば:

1. 資源価格の下落(CRBの200接近はリーマンショック時以来)
2012年にトン当たり160ドル近辺に上昇した鉄鉱石は今年50ドル以下に下落、同時期130ドルを上回っていた石炭(燃料炭)は50ドル台に下落、同時期1バレル120ドルを上回っていた原油価格は50ドル割れに下落、2011年に1オンス1,900ドルに迫っていた金価格は1,100ドル割れに下落、乳製品価格も昨年の高値の半値近くに下落
2. 金利格差の縮小とドル高―豪州、ニュージーランド、カナダなどの利下げと米利上げ観測、米ドル高
3. 世界景気に対する悲観的見方―ギリシャ問題を含めた欧州経済と中国経済の減速懸念
4. 3に関係するが市場のリスク値(ボラティリティー)上昇によるリスク回避の動き。通常資源国通貨=リスク通貨の位置づけ など。

■過去において資源国通貨が大幅下落した背景をみると

1. 1997年のアジア通貨危機
2. 2001年米国同時多発テロと同年の豪州リセッション入り―この時豪ドル/ドルは0.4790の史上安値を付けている。
3. リーマンショックと世界金融危機時

一方、2010年-2013年中心に豪州に恩恵をもたらした“資源ブーム”の背景は2008年後半の世界金融危機を脱した世界的な景気回復に裏付けされていた。つまり世界経済成長率は2009年の-0.5%から2010年+5.0%、2011年+4.4%、2012年+4.5%と3年連続で過去平均を上回り、中国はじめとして資源需要が急増した。
この資源ブームは特に資源産出の先端を走っていた豪州に大きな恩恵をもたらしたが、その後その他産出国が供給を急増させ、2013年以降の世界経済減速と相まって急速に資源ブームの終焉につながった。

<今後の展望>
ここ数年当地の日本商社トップと話すと、資源価格の見通しについて例外なく悲観的な答えが返ってきた。その最大の理由はやはり中国経済の減速であった。習近平体制がインフラ拡大など重工産業偏重による景気振興から質を重んじる「新常態」政策に転換した以上、今後中国経済は緩やかな減速基調を継続するとのきわめて妥当な見方が背景だ。
一方世界全体でみれば2013年から今年まで3%台前半にやや減速してきた世界経済は2016年以降再び4%近辺を目指すとの見方が一般的だ。欧州経済の回復とそれに連動する中国経済の底入れが期待される。
長期的に見ても世界の人口が現在の70億人から100億人に向かっているのは確実であること、また資源は当然有限であることや、昨年来続く商品相場安で供給国サイドでもコストの高い生産者がかなり自然淘汰されたことなど勘案すれば、現在の資源安が底なしに続いていくとは考え難い。
南アやブラジルは通貨安や燃料価格などの統制価格の引き上げによるインフレ懸念から昨年あたりから利上げサイクルに入っている。両国のみならず一次産品産出国には産業構造上元々インフレの芽があることは否定できず、これは通貨安、金融緩和の進む豪州、NZ、カナダなどの“先進資源国”にも言えることだろう。
超低金利が故の住宅バブル懸念があるのは豪州だけではないだろう。
また当地では昨年来続く豪ドル安による輸入物価上昇が富に話題になっている。(OZ NOW 参照)
加えて豪州は経常赤字国であり、赤字部分は海外からのファイナンスに頼る必要があるわけだが、更なる低金利、通貨安は海外投資家の投資意欲を損ねる可能性があるだろう。
豪ドルが1983年に変動相場制に移行して以来の平均値は「0.7657」と言われる。
ここにきて豪ドル70セント割れ説は一般的だが、60セント説なども聞こえてくるが、個人的には既に“安値覚え”に陥っているように思える。
ただし「とことん行き過ぎるまで止まらない」のがこれまた豪ドルの特性である点も忘れてはならない。

【主なイベント】

7/30
(木)

(豪)6月住宅建設許可
(日)6月鉱工業生産
(独)7月失業率/失業者数、7月CPI
(ユーロ圏)欧州中銀経済報告、7月消費者/経済/鉱工業信頼感 
(米)新規失業保険申請件数、Q2GDP

7/31
(金)

(日)6月失業率/CPI/住宅着工
(ユーロ圏)6月失業率、7月CPI
(米)7月シカゴ購買部協会景気指数/ミシガン大学消費者信頼感

8/1
(土)

(中)7月製造業/非製造業PMI

8/3
(月)

(豪)7月ANZ求人広告、7月AIG製造業指数
(中)7月財新メディア製造業PMI(確報値)
(ユーロ圏・独・仏・伊)7月製造業PMI
(米)6月個人所得/PCEデフレーター/7月ISM製造業景況指数

8/4
(火)

(豪)6月貿易収支/6月小売売上高/RBA理事会
(米)6月製造業受注

8/5
(水)

(豪)7月AIGサービス業指数
(中)7月財新メディア非製造業PMI
(ユーロ圏/独/仏/伊)7月非製造業PMI
(ユーロ圏)6月小売売上高
(米)7月ADP雇用者数/6月貿易収支/ISM非製造業景況指数

8/6
(木)

(豪)7月雇用統計住宅建設許可
(日)6月景気先行指数
(英)8月鉱工業生産/BOE理事会
(米)新規失業保険申請件数

8/7
(金)

(豪)7月AIG建設業指数/6月住宅融資残高
(独)6月鉱工業生7523/貿易収支/経常収支
(米)7月雇用統計

8/8
(土)

(中)7月貿易収支

8/9
(日)

(中)7月CPI/PPI

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(7/23)

豪州
ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good

・Q2輸入価格インデックス前期比+1.4%(1 year high、予想+1.5%、前回-0.2%)(7/30)
・Q2CPI(ヘッドライン)前年比+1.5%(予想+1.7%、前回+1.3%)、前期比+0.7%(予想+0.8%、前回+0.2%)、RBAアンダーライイングインフレーション前期比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.7%)、前年比+2.2%(予想+2.1%、前回+2.3%)(7/22)

・6月NAB 企業信頼感+10(前回+8)、企業景況感+11(前回+6)(7/14)
・6月就業者数+7.3千人(予想+0.0千人、前回+40.0千人)、失業率6.0%(予想6.1%、前回6.0%)、労働参加率64.8%(64.7%)(7/9)
・ANZ6月求人広告+1.3%(前回0.0%)(7/6)
・5月民間部門信用+0.5%(前月比予想+0.5%、前回+0.3%)、+6.2%(前年比予想+6.1%、前回+6.1%)(6/30)
・Q1GDP前期比+0.9%(1 year high、予想+0.6%、前回+0.5%)、前年比+2.3%(予想+2.1%、前回+2.5%)(6/3)
・Q1PPI 前期比+0.5%(前回+0.1%)(5/1)
・Q4経常収支-96億ドル(予想-110億ドル、前回-121億ドル)(3/3)

*Bad

・輸出価格インデックス前期比-4.4%(1year low、予想-4.0%、前回-0.8%)(7/30)
・6月住宅建設許可件数、前月比-8.2%(予想-1.0%、9msで最大の下落、前回+2.3%)、前年比+8.6%(予想+19.5%、前回+18.3)(7/30)

・6月WESTPAC消費者信頼感-3.2%(2カ月連続の下げ、前回-6.9% )、92.2(前回95.3)(7/15)
・5月住宅融資残高前月比-6.1%(予想-3.0%、前回+1.0%)(7/10)
・5月小売売上高+0.3%(予想+0.5%、前回0.0%)(7/3
) ・5月貿易収支-2.75bio(予想-2.22bio、前回-3.88bio)(7/2)
・5月熟練工求人-1.0%、前回-0.8%(6/24)
・Q1住宅価格インデックス前期比+1.6%(予想+2.0%、前回+2.0%)、前年比+6.9%(予想+7.4%、前回+6.7%)(6/23)
・Q1民間設備投資(CAPEX)前期比-4.4%(予想-2.4%、前回-2.2%)(5/28)
・Q1建設活動前期比-2.4%(6期連続のマイナス予想-1.4%)(5/27)
・Q1賃金コスト指数 前月比+0.5%(6ms low、予想+0.6%、前回+0.6%)、前年比+2.3%(17years low、予想+2.4%、前回+2.6%)(5/13) ・Q1PPI前年比+0.7%(前回+1.1%)(5/1)

----------------------------

・RBA四半期金融政策報告書(5/8)
2015年GDP 見通し +2.5%(前回+2.25%―+3.25%)
2016年GDP見通し +2.75-+3.75%(+3.0%-+4.0%)
インフレ見通し
2015年 2.5%(前回2.0%-3.0%)
2016年 1.75%-2.75%(2.0%−3.0%)

・IMF世界成長見通し(2015/7/10)( )2015年4月時
2015年3.3%(3.5%)

・IMF豪州経済見通し
2015年2.8%(前回2.9)、2016年3.2%(前回3.1%)(5/11)

・2015/16年連邦予算案
(2015/5/12)
(2014年5月時点)

財政赤字2015/16年351億豪ドル(予想400億豪ドル、前回312億ドル)、17/18年赤字144億豪ドル、18/19年赤字69億ドル、19/20年黒字転換、2014/15年GDP 2.5%、2015/16年2.75%、16/17年3.25%、17/18年3.5%、18/19年3.5%
鉄鉱石価格 48ドル/トン 

+2

+3

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

ギリシャ・中国不安一服。FOMC通過して株価堅調でセンチメントやや改善。昨日NYKダウは+121ptsの17,751ドル。本日 off shoreでは-5pts。 昨日VIX恐怖指数は-0.94の12.50。

+2

+2

短期筋推定市場ポシションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが7,309コントラクト増えて売り40,850コントラクト(7/21)。短期筋の売りポジションはやや減少。

+2

+2

商品相場

原油は49ドル台に反発、金価格は1092ドルに小幅反落。昨日CRBは+1.10の206.02。鉄石は52ドル台に反発、石炭(燃料炭スポット)は60ドル台で小康。

-3

-4

金利・為替(当局)

スティーブンス総裁講演―中国からの資本流入は年間4,000億ドル(7/30)、スティーブンス総裁日本講演―追加利下げの是非の問題は議論の対象、豪ドル相場は調整中で景気拡大を促す効果(7/22)、<7月RBA理事会声明>−74セント台でも依然として「豪ドルは更に下落しそうであり、する必要がある」「金融政策は緩和的でなければならない」、「中国とギリシャに言及」(7/7)、RBA四半期金融報告―一層の豪ドルの下落が必要、2015,2016年成長・インフレ見通しを下方修正(5/8)、RBA利下げ2.25%→2.00%(2011年11月以来10回目の利下げ)easy biasの文言なしで、利下げ打ち止め感(5/5)、RBA利下げ(2013年8月以来18カ月ぶり)2.25%(予想2.50%、前回2.50%)(2/3)、豪ドルは75セント近辺が望ましい(12/11)、(スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.508%に縮小。

-3

-4

需給

中国からの資本流入年間4,000億ドル(7/30)、本邦企業の豪州企業買収活発化(2014年日本郵便が物流大手トール買収6.5bioなど、金融:2011年第一生命が豪州生保最大手TALを1.2bioで買収、日本生命がNABの生保部門を2.5bioで買収交渉中)、豪ドル先安観から海外投資家の豪ドル買い後退。ソブリンウエルスファンド(SWF)は豪ドルの押し目買いスタンス。日々の資源輸出カバーの豪ドル買い需要。中国の鉄鉱石需要減退観測。

+3

+2

テクニカル
(チャート)

一昨日の「大陽線」が「ヤグラ」となって底入れか、あるいは「下位の化け線」で再び続落か見方が分かれる。ただ短期移動平均線は依然下向き。一方ボリンジャーバンドはやや横ばいに。RSIは豪ドル/ドルが37.69%、豪ドル/円が43.34%でoversoldやや軽減。

+2

-2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは97.35に上昇し、ユーロは1.09台後半に下落。

-3

+2

中国関連

中国当局株価維持姿勢強調(7/28)、財新メディア製造業PMI 48.2(予想49.7−15ms low)(7/24)、Q2GDP 7.0%(予想6.8%、前回7.0%当局「GDPは意図的に引き上げられたことはない」?)(7/15)、6月鉱工業生産+6.8%(前年比、予想+6.0%、前回+6.1%)、6月小売売上高+10.6%(予想+10.2%、前回+10.1%)(7/15)、6月貿易収支+$46.5bio(予想+$56.7bio 、前回+$59.4)、輸出前年比 +2.8%(予想+1.0%、前回-2.5%)、輸入-6.1%(予想-15.5%、前回-17.6%)(7/13)、監督管理委員会、大株主、企業経営幹部の持ち株売却を6カ月禁止(7/9)、金融当局違法の空売りを調査、(7/9)、6月CPI+1.4%(予想+1.3%、前回+1.2%)、PPI-4.8%(予想-4.6%、前回-4.6%)(7/9)、株価大幅が続落で売買停止相次ぐ(7/8)、中国当局株価テコ入れ(7/8)、6月HSBC非製造業PMI(確報値51.8、前回53.5)(7/3)、 6月HSBC製造業PMI 49.4(確報値、予想49.6、前回49.6)(7/1)、中国6月製造業PMI50.2(予想50.4、前回50.2)、6月非製造業PMI53.8(前回53.2)(7/1)、中国人民銀行0.25%利下げ、一部預金準備率も(2015年四回目の利下げ)(6/27)、中国5月新築住宅価格70都市中41年で前月比下落、 高値警戒感と需給悪化懸念で上海株大幅下落、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに中国A株採用見送り(6/10)基準金利である1年満期貸出金利を0.25%引き下げて5.1%、1年満期預金を0.25%引き下げて2.25%、(2015年三回目の利下げ)(5/10)、中国人民銀行預金準備率1.0%引き下げ(19.5%→18.5%、2015年ニ回目)(4/18)、中国人民銀行株の空売り規制緩和、Q1GDP 7.0%(予想7.0%、前回7.3%)(4/15)、(2014年GDP7.4%、2013年7.7%、2012年7.7%、2011年9.3%)、AIIBへの参加51カ国に(4/1)周中国人民銀行総裁「金融政策に調整の余地」(3/30)、習近平国家主席―シルクロード沿いに巨大経済圏「一帯一路構想」(3/30)、全人代後株価急騰(景気刺激策への期待)、中国全人代閉幕―新常態、7%の成長目標、全人代開幕(3/5)、中国人民銀行利下げ-0.25%預金・貸出金利(2/28、2015年一回目)、中国人民銀行預金準備率0.5%引き下げ(20.0%→19.5%)(2/3)、中国利下げ(2012年7月以来)―1年物預金金利3%→2.75%、1年物貸出金利6%→5.6%(11/21)、
上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、
本日上海総合指数は+7ptsの3,797。

-2

-2

国内政局・産業界等

豪ドルの購買力平価下落=生活水準低下との考え方(7/14)、Fairfax/Ipsos national poll)(7/2-4実施)( )は前回6月、二大政党支持率―保守連合47%(53%)、労働党53%(53%)、各政党支持率保守連合39%(40%)、労働党35%(37%)、緑の党16%(14%)、首相適任者アボット39%(41%)、ショートン43%(42%)、Australian Industry Group(AIG)は利下げを歓迎(5/5)、AIIB参加表明(3/29)、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、(2/9)アボット党首辞任動議―賛成39、反対61で否決、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、QLD州選挙で労働党勝利(2/1)、アボット政権GST引き上げ方針、シドニー人質事件、豪ドル高懸念やや和らぐ。アボット政権中国とEFT締結へ、政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ、(9/17)社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(2014/7/17)。

-2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

依然やや売りバイアス

-2

-5

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

豪ドル安で輸入物価上昇

豪州のQ2CPIは全項目(ヘッドライン)が前期比+0.7%(前回+0.2%)、前年比+1.5%(前回+1.3%)と依然としてRBAターゲットの2-3%より低いが、着実に上昇している背景に豪ドル安が指摘される。本日発表されたQ2の輸入価格インデックスは前期比+1.4%と1年ぶりの高水準となる一方、輸出価格インデックスは-4.4%と逆に1年ぶりの低水準となった。豪州の輸入品目構成比は製造品60%程度(自動車8.9%、コンピュータ6.6%など)と圧倒的に多く、ハイテク製品から日用雑貨まで大部分を輸入に頼っているのが実情であるが最近はオーディオ電気製品やスーパーの日用品が軒並み上昇している。また原油や石油精製品輸入も全体の15%程度であり原油安にもかかわらずガソリン価格の上昇も頭が痛い。
また豪州は年に何度か実施される“セール”が個人消費に大きく貢献しているが、最近このセールの回数が非常に減っているとの生活実感である。
つまり豪ドル安が数字に表れる以上に物価を押し上げているとの生活実感であり、特に車や高級電化・オーディオ製品の買い控えが報道されている。
ただ豪ドル安の価格転嫁には通常半年程度のラグがあると指摘されており、本格的な物価上昇はこれからやってくるということなのかもしれない。

 

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