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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

ギリシャ国民投票、米国6月雇用統計

更新日:2015年7月2日

サマリー

週末のユーロ圏財務相会合での協議物別れを受けて月曜日は株価大幅下落、リスク通貨売り/円買いのリスク回避相場となった。
ただ今回のギリシャ問題が新たな金融危機に結びつくと考える市場関係者が少ないのは、前回の欧州ソブリンリスク時と比べてギリシャ債務のほとんどが公的機関及びギリシャ国内銀行でカバーされているためだろう。
7月5日の国民投票で「NO」が優勢となれば、ツィプラス政権はさらに債権団に対して強気で出るだろう。一方「YES」が優勢となれば、民意に従いやや譲歩しながらも政権存続を図るだろう。
いずれにしてもギリシャ・債権者側双方の歩み寄りで妥協点を見つける作業となるだろう。
リスクシナリオは結果が「NO」となり、ギリシャが債権者団の譲歩を要求してきた場合、その他周辺国の反緊縮派への波及を恐れて債権者側がギリシャ離脱の強硬姿勢に出る場合だろう。いずれにしても「YES」であればユーロにポジティブな影響が、「NO」であればネガティブな影響が出ようが影響は一時的であり、そろそろユーロの買い場を探すべきであると考える。

ギリシャ問題以外では先日の日銀短観も予想より強く、昨日の予想を上回る6月ADP雇用者数やISM製造業景況指数から本日発表される6月米雇用統計への期待が高まっている。
予想を大きく下回らない限り9月利上げ観測が高まろうし、ギリシャ情勢に鑑みて“安全通貨ドル”への需要も高まっていることからドルの堅調地合いが続くと予想する。

豪ドルは月曜日の「窓」は埋めたものの77セントは維持できず、94円台前半と依然としてやや軟調だ。ギリシャ情勢からのリスク回避の動きのほか、今週も上海総合指数が大幅続落しており、加えて鉄鉱石や原油価格もこのところ足踏み状態であることから依然として上値は限定的であろう。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(6/25-7/2)
AUDUSD:0.75875-0.77413  AUDYEN:92.687-95.804

この1週間は、ギリシャ債務問題が焦点となっている。先週土曜日のユーロ圏財務相会合でギリシャ側と債権者団の協議は決裂し、ギリシャデフォルト→ユーロ離脱の思惑から月曜日日米独の株価は300-500ポイントと今年一番の日中の下げを記録した。また為替相場でもドル/円、ユーロ/ドル、豪ドル/円などは、月曜日のシドニー市場オープンレベルが金曜日のニューヨーククローズより軒並み100ポイント以上も下でギャップオープンした。特にユーロ/円はニューヨーククローズ138.40レベルに対してシドニーオープンは135.00レベルと大きな「窓」を開けた。ただし株式市場の回復が遅れたのに対して、ドル/円以外の通貨ペアは同日中に「窓」を埋めるという荒い展開であった。ギリシャは30日のIMF支払(約1.6bioユーロ)の支払いができず、返済延期と救済プログラムの2年間延長を債権者団に要請した。同時にツィプラス首相は7月5日に債権者団の緊縮策に対する国民投票実施を明らかにし、債権者団はギリシャ側の新たな提案に対する回答は国民投票の結果を見てからとしている。ギリシャはIMFへの支払意図はあるとし、たとえ国民投票の結果が「NO」であってもユーロに留まる意向を示しており、また債権者団も会話の継続を示していることから、金融市場の大きな混乱はみられていない。

むしろ本日の米雇用統計に対する期待感もあり、ドルが全般的に堅調地合いでドル/円は123円台半ばに上昇。1.12台まで一時反発したユーロは、国民投票を控えた警戒感やドル高を受けて再度1.10台前半まで反落している。
月曜日のFar Eastでリスク回避の動きもあり一時75セント台後半、92円台半ばまで急落した豪ドルはその日のうちに「窓埋め」を完了。むしろギリシャ情勢への楽観論や週末の中国利下げを好感して77セント台前半、94円台後半まで反発したが買い続かず、76セント台半ば、94円台前半に反落している。
ユーロ/豪ドルは1.43台から1.46台の間で振幅し、一方豪ドル/NZドルはNZ酪農大手フォンテラのオークションが8回連続の下げとなったこともあり2013年11月以来の高値1.14台まで上伸している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.7550-0.7750  AUDYEN:93.50-97.50

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.7200-0.9000  AUDYEN:87.00-100.00

足元のセンチメント…ややベアセンチメント
足元の予想…75セント台、94円割れは押し目買いでサポートか

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややブル)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ややベア)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

市場の焦点は7月5日(日)のギリシャ国民選挙で国民が財政緊縮案に対して「YES」と言うか「NO」と言うか、そして本日は発表される米6月雇用統計の結果にある。
お互いの「腹の探り合い」が続くギリシャネタに辟易としながらも無視できず、まるでギリシャは“足の裏に刺さった小さなトゲ”のような存在だ。
ユーロ圏におけるギリシャのGDPは2%弱とちっぽけである一方、対外債務3,000億ユーロを抱える現実。ここまで債務を膨らませた貸し手側の責任も問われるのではないか。
ただ今回のギリシャ問題が世界的な金融危機につながると考える人はほとんどいない。
月曜日「窓」を開けて150ポイント程度下の1.1000近辺でシドニーオープンしたユーロだが、その日のうちに1.12台後半まで反発しており、依然として楽観論が根底にあるようだ。
また月曜日のユーロ急反発の背景には同日実施されたスイス中銀によるスイス・フラン売り/ユーロ買い介入の影響もあるようだ。

楽観論の根拠としては2010-2012年の欧州ソブリンリスクの発端となったギリシャ危機と比較して、当時は欧州の民間銀行がギリシャ債権を大量に保有し欧州各国の民間金融機関が危機に瀕していたのに反して、今回はギリシャ国内の銀行やヘッジファンドが2割程度債権を保有している以外の資金提供先はECBやIMFなどの公的機関であるという点だ。
ツィプラス首相はギリシャに対する「Too Big To Fail−大きすぎてつぶせない−」理論が働いていることを十分承知し「たとえ国民投票で「NO」となって、デフォルトしてもユーロ圏に留まる」と発言している。むしろバルファキス財務相は「資金供与の継続に否定的なEU並びに債権団を欧州裁判所に提訴する可能性」に言及しており、“欧州条約”に脱退条項がないことを盾に、たとえデフォルトとなってもユーロ圏を去る意思はないようだ。
まるで「家賃は払えないが家からは出て行きません」と居直っているようなもので、債権団に揺さぶりを掛けている。

ツィプラス首相も公言しているように、国民投票が「NO」に傾けば傾くほど債権団の譲歩を引き出す作戦だろう。仮に「YES」となっても民意であって選挙公約に違反していないことを盾に、債権者団にある程度譲歩しつつ政権存続を図るだろう。
したがって国民投票の結果がどちらに転ぼうとも、ギリシャ・債権者団双方が最終的に歩み寄るのがメインシナリオであるが、通貨ユーロへの影響は債権者寄りの「YES」であればユーロ買い、「NO」であればユーロ圏の負担増からユーロ売りの反応となろう。

一方、リスクシナリオは結果が「NO」となったギリシャ側が譲歩を要求した場合に、債権者側が今後の周辺諸国(PIGSメンバー)の反緊縮派への波及を恐れてギリシャ離脱に働く場合で、その場合には一時的にせよユーロ売りとなるだろう。
いずれにしても深刻な金融危機につながる可能性は少なく“ギリシャ問題”解決は時間の問題であり、慎重にユーロの買い場を探すべきと考える。

ユーロはじめ、豪ドルなどが月曜日当日に「窓埋め」する一方、ドル/円はギャップが埋めきれず122円台後半頭打ちとなったのは、やはり主要国の株価の回復が鈍く、依然としてリスク回避の動きがくすぶっているせいだろう。
ただ“ギリシャ抜き”で考えれば発表されたQ2日銀短観は大企業製造業DIや先行き、設備投資ともに予想を上回り、株価の堅調や企業収益向上の元となった円安地合いを真っ向から否定する論調は強くはならないだろう。

加えて、昨日発表された米国6月ADP雇用者数やISM製造業景況指数は強く、本日の6月米雇用統計への期待感が高まっている。予想を大きく下回る数字とならない限り9月利上げ観測が高まるだろうし、またギリシャ情勢に鑑みた最近の“安全通貨としてのドル買い”需要もあるため、ドルが堅調地合いを継続するように思う。

豪ドルは月曜日の「窓」は埋めたものの77セントは維持できず、94円台前半と依然としてやや軟調だ。ギリシャ情勢からのリスク回避の動きや、今週も上海総合指数が大幅下落しており、中国景況に対する不安も豪ドルの上値を重くしている。また鉄鉱石や原油価格もこのところ足踏み状態であることも気がかり。(OZ NOW 参照)今年の安値圏である75セント台や92-93円台では投資家の押し目買い需要が観測されるが、上記不安材料もあり依然として上値は限定的であろう。

【主なイベント】

7/2
(木)

(豪)5月貿易収支
(ユーロ圏)5月PPI
(米)6月雇用統計、新規失業保険申請件数

7/3
(金)

(豪)5月小売売上高
(中)6月HSBC非製造業PMI
(ユーロ圏)6月非製造業PMI、5月小売売上高
(独)6月非製造業PMI
(仏)6月非製造業PMI
(伊)6月非製造業PMI
(米)休場(独立記念日)

7/5
(日)

(その他)ギリシャ国民投票

7/6
(月)

(日)5月景気先行指数
(米)6月ISM非製造業景況指数、6月労働市場情勢指数

7/7
(火)

(豪)6月AIG建設指数
(米)5月貿易収支、5月JOLT労働調査 

7/8
(水)

(日)5月国際収支、6月景気ウオッチャー調査
(米)FOMC議事録

7/9
(木)

(豪)6月雇用統計
(中)6月CPI/PPI
(英)英中銀政策会合
(米)新規失業保険申請件数

7/10
(金)

(豪)5月住宅融資約定件数
(日)6月国内企業物価指数、6月消費者態度指数
(米)5月卸売在庫

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(6/25)

豪州
ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good

・5月住宅建設許可件数、前月比+2.4%(予想+1.2%、前回-5.4%)、前年比+17.6%(予想+14.4%、前回+16.3)(7/1)
・5月民間部門信用+0.5%(前月比予想+0.5%、前回+0.3%)、+6.2(前年比予想+6.1%、前回+6.1%)(6/30)

・5月就業者数+42.0千人(予想+15.0千人、前回-2.9千人)、失業率6.0%(予想6.2%、前回6.2%)、労働参加率64.7%(64.8%)(6/11)
・5月NAB 企業信頼感+7(前回+3)、企業景況感+7(前回+4)(6/9)
・4月住宅融資残高前月比+1.0%(予想-2.0%、前回+1.6%)(6/9)
・5月ANZ求人広告+1.0%(予想-2.0%、前回-1.4%)(6/9)
・Q1GDP前期比+0.9%(1 year high、予想+0.6%、前回+0.5%)、前年比+2.3%(予想+2.1%、前回+2.5%)(6/3)
・Q1PPI 前期比+0.5%(前回+0.1%)(5/1)
・Q1CPI前年比+1.3%(予想+1.3%、前回+1.7%)、前期比+0.2%(予想+0.1%、前回+0.2%)、RBAアンダーライイングインフレーション前期比+0.6%(予想+0.55%、前回+0.65%)前年比+2.35%(予想+2.25%、前回+2.25%)(4/21)
・Q4経常収支-96億ドル(予想-110億ドル、前回-121億ドル)(3/3)

*Bad

・5月貿易収支-2.75bio(予想-2.22bio、前回-3.88bio)(7/2)
・5月熟練工求人-1.0%、前回-0.8%(6/24)
・Q1住宅価格インデックス前期比+1.6%(予想+2.0%、前回+2.0%)、前年比+6.9%(予想+7.4%、前回+6.7%)(6/23)

・6月WESTPAC消費者信頼感-6.9%(過去1年最大の下げ、前回-6.4% )、95.3(前回102.4)(6/10)
・4月小売売上高0.0%(予想+0.3%、前回+0.2%)(6/4)
・Q1民間設備投資(CAPEX)前期比-4.4%(予想-2.4%、前回-2.2%)(5/28)
・Q1建設活動前期比-2.4%(6期連続のマイナス予想-1.4%)(5/27)
・Q1賃金コスト指数 前月比+0.5%(6ms low、予想+0.6%、前回+0.6%)、前年比+2.3%(17years low、予想+2.4%、前回+2.6%)(5/13)
・Q1PPI前年比+0.7%(前回+1.1%)(5/1)

----------------------------

・RBA四半期金融政策報告書(5/8)
2015年GDP 見通し +2.5%(前回+2.25%―+3.25%)
2016年GDP見通し +2.75-+3.75%(+3.0%-+4.0%)
インフレ見通し
2015年 2.5%(前回2.0%-3.0%)
2016年 1.75%-2.75%(2.0%−3.0%)

・IMF世界成長見通し(2015/4/14)(2015年1月時)
2015年3.5%(3.5%)

・IMF豪州経済見通し
2015年2.8%(前回2.9)、2016年3.2%(前回3.1%)(5/11)

・2015/16年連邦予算案(2015/5/12)
(2014年5月時点)

財政赤字2015/16年351億豪ドル(予想400億豪ドル、前回312億ドル)、17/18年赤字144億豪ドル、18/19年赤字69億ドル、19/20年黒字転換、2014/15年GDP 2.5%、2015/16年2.75%、16/17年3.25%、17/18年3.5%、18/19年3.5%
鉄鉱石価格 48ドル/トン 

+2

+2

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

ギリシャ懸念あるが、欧米の株価堅調でセンチメントやや改善。昨日NYKダウは+138ptsの17,757ドル。本日 off shoreでは-4pts。 昨日VIX恐怖指数は-2.14の16.09。

+2

-2

短期筋推定市場ポシションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが5,004コントラクト増えて売り9,052 コントラクト(6/23)。短期筋のポジションは依然ややショート。

+2

+2

商品相場

原油は57ドル台に下落、金価格は1167ドルに下落。昨日CRBは-3.11の224.64。鉄石は59ドル台に下落、石炭(燃料炭スポット)は61ドル台で小康。

-3

-2

金利・為替(当局)

RBAエドワード総裁補―過去の利下げは豪ドル下落に有効であった、(6/16)RBA議事録―一部セクターの投資には持続的な豪ドル安が必要、(6/10)ステーブンス総裁―景気テコ入れのため過去最低水準になる政策金利を一段と引き下げる用意、豪ドル相場は更に下落する必要がある。<RBA理事会>-豪ドル一段の下落の可能性高く必要に、インフレは今後1、2年目標と一致、金融政策は緩和的である必要(6/2)、RBA四半期金融報告―一層の豪ドルの下落が必要、2015,2016年成長・インフレ見通しを下方修正(5/8)、RBA利下げ2.25%→2.00%(2011年11月以来10回目の利下げ)easy biasの文言なしで、利下げ打ち止め感(5/5)、スティーブンス総裁(in NY)豪ドルは更に下落する可能性、RBAは必要なら利下げを実施する。
RBA利下げ(2013年8月以来18カ月ぶり)2.25%(予想2.50%、前回2.50%)(2/3)、
豪ドルは75セント近辺が望ましい(12/11)、(スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.594%にやや縮小

-3

-3

需給

豪ドル債投資が復活するか?本邦企業の豪州企業買収活発化(2014年日本郵便が物流大手トール買収6.5bioなど、金融:2011年第一生命が豪州生保最大手TALを1.2bioで買収、日本生命がNABの生保部門を2.5bioで買収交渉中)、豪ドル先安観から海外投資家の豪ドル買い後退。ソブリンウエルスファンド(SWF)は豪ドルの押し目買いスタンス。日々の資源輸出カバーの豪ドル買い需要。中国の鉄鉱石需要減退観測。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

豪ドル/ドル、豪ドル/円ともに月曜日の「窓」は埋める。再びボリンジャーバンド内に戻る。月曜日の「窓開け下ヒゲ」は下値抵抗感を示している。豪ドル/ドルは依然一目均衡表の雲の下で上値重い。豪ドル/円は雲の中に入ってきたが、こちらも雲が抵抗帯。RSIは豪ドル/ドルが42.18%、豪ドル/円が43.19%でoversoldやや進む。

+2

+2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは96.38に上昇し、ユーロは1.10台後半に下落。

-3

-2

中国関連

6月HSBC製造業PMI 49.4(確報値、予想49.6、前回49.6)(7/1)、中国6月製造業PMI50.2(予想50.4、前回50.2)、6月非製造業PMI53.8(前回53.2)(7/1)、中国人民銀行0.25%利下げ、一部預金準備率も(2015年四回目の利下げ)(6/27)、中国5月新築住宅価格70都市中41年で前月比下落、 高値警戒感と需給悪化懸念で上海株大幅下落、5月鉱工業生産+6.1%(前年比、予想+6.0%、前回+5.9%)、5月小売売上高+10.1%(予想+10.1%、前回+10.0%)(6/11)、5月CPI+1.2%(予想+1.3%、前回+1.5%)、PPI-4.6%(予想-4.5%、前回-4.6%)(6/9)、5月貿易収支+$59.4bio(予想+$44.8bio 、前回+$34.1)、輸出前年比 -2.5%(予想-4.4%、前回-6.4%)、輸入-17.6%(予想-10.0%、前回-16.2%)(6/8)、基準金利である1年満期貸出金利を0.25%引き下げて5.1%、1年満期預金を0.25%引き下げて2.25%、2015年三回目の利下げ)(5/10)、中国人民銀行預金準備率1.0%引き下げ(19.5%→18.5%、2015年ニ回目)(4/18)、中国人民銀行株の空売り規制緩和、Q1GDP 7.0%(予想7.0%、前回7.3%)(4/15)、(2014年GDP7.4%(2013年7.7%、2012年7.7%、2011年9.3%)、AIIBへの参加51カ国に(4/1)周中国人民銀行総裁「金融政策に調整の余地」(3/30)、習近平国家主席―シルクロード沿いに巨大経済圏「一帯一路構想」(3/30)、全人代後株価急騰(景気刺激策への期待)、中国全人代閉幕―新常態、7%の成長目標、全人代開幕(3/5)、中国人民銀行利下げ-0.25%預金・貸出金利(2/28、2015年一回目)、中国人民銀行預金準備率0.5%引き下げ(20.0%→19.5%)(2/3)、中国利下げ(2012年7月以来)―1年物預金金利3%→2.75%、1年物貸出金利6%→5.6%(11/21)、
上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、
本日上海総合指数は-12ptsの4,040。

-3

-3

国内政局・産業界等

(Fairfax/Ipsos national poll)(6/11-13実施)( )は前回5月、二大政党支持率―保守連合47%(50%)、労働党53%(50%)、各政党支持率保守連合40%(43%)、労働党37%(35%)、緑の党14%(13%)、首相適任者アボット41%(44%)、ショートン42%(39%)、予算案後の支持率上昇も終わったか(6/15)、Australian Industry Group(AIG)は利下げを歓迎(5/5)、AIIB参加表明(3/29)、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、(2/9)アボット党首辞任動議―賛成39、反対61で否決、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、QLD州選挙で労働党勝利(2/1)、アボット政権GST引き上げ方針、シドニー人質事件、豪ドル高懸念やや和らぐ。アボット政権中国とEFT締結へ、政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ、(9/17)社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(2014/7/17)。

-2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

依然やや売りバイアス

-3

-5

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

商品相場の下落

豪州では6月が会計年度末であるが、昨年度の豪州経済に影響を与えた最大項目の一つが商品相場の下落であろう。2014年6月末のCRB INDEXの終値は308.94である、この6月末の終値は227.75であり26%の下落であった。その間、豪ドル/ドルは0.9430から0.7692へと18%下落したのは、RBAの言を借りるまでもなく合理的な結果と言えるかもしれない。
特に鉄鉱石価格と原油価格の下落が際立った。
1年前原油価格は1バレルUS$108.74であったが今年3月にUS$42.68まで下落し、リバウンドしたものの6月末はUS$59.47と前年比45%下落した。
一方、鉄鉱石は1年前にトン当たりUS$ 98.35であったのが今年4月US$46.70まで下落し、この6月末がUS$60.50とこちらも38%の下落を記録している。
豪州経済への影響度であれば最大の輸出品目である鉄鉱石価格の下落が最大であるが、主な原因は二つあって一つは最大の鉄鉱石需要国である中国の住宅部門スローダウンから鉄鋼需要が急減したこと。二つ目は豪州やブラジルの大手鉱山会社が鉄鉱石の増産をアグレッシブに行ったことであった。

一方、世界経済への最大の影響は原油価格の下落であった。原因として供給サイドでは米国のシェールオイル・ガスへの対抗措置としてOPEC諸国が増産に踏み切り過剰生産状態になったことであり、一方需要サイドでは中国と欧州の景気減速が原因と言えるだろう。
そして原油はじめとしたエネルギー価格の下落は、その他鉱山資源の生産コストに密接に結びつきプラチナ、パラジウム、銅、アルミニウム、錫、金、銀などの価格を押し下げた。
ただ来年にかけては明るい見通しも聞かれる。
特に中国は先週末も金融緩和を行うなど景気刺激策を積極的に実行しており、住宅産業の調整が一巡して在庫調整が進めば、来年に向けては再び住宅建設関連の資源需要が戻ってくるとの見方が背景にある。

 

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