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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

ギリシャ問題で視界不良

更新日:2015年6月25日

サマリー

先週のFOMCではFRBの慎重姿勢が確認されたが世界的に株価が冴えないのはやはり長引くギリシャ問題のせいだろう。
今回問題が表面化して早5ヶ月が過ぎるが、欧州ソブリンリスクの火種となったギリシャ債務問題の解決には2年半以上かかったことが想起される。
先週18日のユーロ圏財務相会合が“ギリシャへの最後の審判”と思われたが、協議は今週も連日行われ、本日もEU首脳会議、ユーロ圏財務相会合が開かれる。
依然、両者平行線を辿っているが、結局は年末まで半年程度の現行の救済プログラム延長でしのぐ以外ないように思うが、案外ツィプラス首相が本性をむき出しにしてユーロ圏離脱に突き進むのであろうか?
市場に蓄積していたユーロ売りポジションも半減するなど、全般的に通貨ポジションの偏りが大きくないため、相場は日々のいくつかの変数(ギリシャ問題、各国金融政策、株価・債券利回り、リスク回避/選好)の内容次第で方向感なく動きそうだ。

豪ドルは引き続き77セント台、95円台中心の揉み合い相場だ。
中国株(上海総合指数)の10%を超える調整反落や鉄鉱石価格の伸び悩みにもかかわらず豪ドルの大きな崩れがない背景には、対円、ユーロ、NZドルなどのクロス取引での豪ドル堅調地合いがあるのだろう。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(6/18-6/25)
AUDUSD:0.76795-0.78512  AUDYEN:94.965-96.351

この1週間はFOMCの結果発表やギリシャ問題が市場の焦点であったが、FOMCでは利上げに慎重なスタンスが確認される一方、ギリシャ問題は依然として混とんとしており、リスク回避的に主要国の株価もさえない展開であった。とくに中国株(上海総合指数)は高値警戒感も強く一時高値から10%以上調整反落した。

為替市場ではユーロがギリシャがらみの報道に翻弄されて1.11台〜1.14台の間で神経質に上下した。またドル/円は今年2回(9月と12月)の利上げを示唆したFRB理事発言やTPP成立への思惑から124円台をテストしたが、ギリシャ懸念によるリスク回避の円買いもあり124円台では上値の重い展開であった。円クロスもリスク回避の円買い圧力で先週の高値ユーロ/円140円台、ポンド/円195円台からじり安推移している。

豪ドルは引き続き77セント台、95円台中心の揉み合い相場を継続。ユーロやドルなど主要通貨の動きに合わせて方向性のない取引が続いた。
ユーロが先週の高値1.14台から反落していることからユーロ/豪ドルは先週の高値1.47台から1.44台に反落。一方豪ドル/NZドルは高値1.13近辺からは反落しているが、依然として1.12近辺の高値圏を維持している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.7600-0.7800  AUDYEN:94.900-97.00

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.7200-0.9000  AUDYEN:87.00-100.00

足元のセンチメント…ややベアセンチメント
足元の予想…76セント台、95円割れは押し目買いでサポートか

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややブル)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ややベア)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

ギリシャ問題が表面化して早5ヶ月となるがギリシャ側と債権者団側の間には依然として大きな隔たりがあると言われ、協議は堂々巡りしているようだ。
前政権否定型の急進左派がギリシャ側選抜チームであり、予想されたデッドロック(行き詰まり)であるが、前回欧州ソブリンリスクの火種となったギリシャ債務問題の終了に2年半程度かかったことを考えれば楽観視はできず、むしろ“デフォルト→GREXIT”に現実性があるように思えてくる。
市場は依然としてギリシャ情勢、日欧米三極の金融政策、主要国の株価・債券利回り動向といったところを注視しているが、材料次第の“日替わりメニュー”が続きそうだ。
基本的には従来と変わらず次の3つのシナリオが相場の底流であると思っている。

1. 米ドルはある程度堅調維持―金利格差、景気格差
2. ユーロは将来的には反発―ギリシャ問題終了後の景気回復期待、経常黒字
3. 円の軟調地合い継続―金利格差、貿易赤字、外物投資(含M&A)、TPP

しかし日々の動きとなればギリシャ情勢、株価・債券利回り、各国金融政策、リスク回避/選好などが変数となって相場を形成していく。
ある意味シーソーゲームのような相場だが、ドルも然りで年初からドルインデックスは93-94台に下落するたびに反発する。先週はユーロ中心にドル軟調であったが今週はユーロが200ポイント落ちてドル円が再び124円台に上昇するなど、ドルが全般的に回復地合いになっている。

ギリシャ情勢では先週18日のユーロ圏財務相会合が“最後の審判”とみられたが結論は出ず、今週は連日EU首脳会議(サミット)やユーロ圏財務相会合が開かれているが結局結論が出ず、本日もEU首脳会議、ユーロ圏財務相会合が開かれる。
先週は解決に向けた楽観的な思惑が先行してユーロは1.14台まで反発したが、今週はむしろデッドロック入りを懸念して1.11台前半まで200ポイント超の下落となった。
ギリシャの新提案を債権者側が承認せず、債権者側の示した代替案をギリシャが拒絶している状態で、両者の主張が平行線を辿る状況だがIMFへの支払期限は今月末に訪れる。結局年末まで半年程度の救済プログラム延長で急場をしのぐ意外に道はないだろう。あるいはツィプラス首相が本性を現して一気にユーロ離脱に走るか?
6月に入ってからギリシャの銀行預金額は差し引き70億ユーロ減少しているとの報道もあり、背後には資本規制導入への警戒感がある模様で、ECBによる緊急流動性支援枠の連日の増枠がむしろ不安感を誘っている面もあるようだ。
いずれにしても早期解決とは言わないが早期終了を願うのみである。

今週のドル反発の背景は米住宅関連指標の堅調やQ1GDP(確報値)の上方修正、パウエルFRB理事が“9月と12月両月の利上げを予想したこと、さらには「NYKダウの堅調+債券利回り上昇」という従来からの“ドル上げパターン”が見られたことによるが、先週下げた分の上げ戻しであり再びドルが反落する局面も来るだろう。
シカゴIMMの通貨先物ポジションでユーロは売りの89,357コントラクトと一時の20万コントラクト超からはかなり減少するなど市場の各通貨ポジションの偏りも従来ほど大きくないため、各通貨ともマチマチ動きをする分かりにくい相場展開が続きそうだ。
ドル円は日経平均が21,000円台に近付くなどし、久々に“リスク選好の円売り”という言葉も聞かれ出した。ドル円反発の背景として本邦機関投資家の外物投資に加えて本邦企業の海外企業M&
Aの話も聞こえてくる。また米国の貿易促進権限(TPA)が両院で可決されたことからTPP成立期待が高まっていることも、自由貿易=日本の輸入増加の連想でドル円をサポートするだろう。どんな形にせよギリシャ問題終了となって“リスク選好の円売り“需要が加われば、黒田ショックの125円台を上抜くこととなるだろう。

豪ドルは引き続き77セント台、95円台中心の揉み合い相場である。
中国株(上海総合指数)の10%を超える調整反落や鉄鉱石価格の伸び悩みにもかかわらず豪ドルの大きな崩れがない背景には、対円、ユーロ、NZドルなどのクロス取引での豪ドル堅調地合いがあるのだろう。
ただ中国への依存度(豪州全輸出の1/3が中国向け)を高める豪州経済にとって、最近の中国株価調整の動きには注意を要しよう。豪州国内と中国両方の住宅バブル懸念も不安材料といえるだろう。引き続き豪ドルの自律反転の地合いにはない。

【主なイベント】

6/25
(木)

(独)7月GFK消費者信頼感
(米)5月個人所得、PCEコア・デフレーター
(ユーロ圏)EU首脳会議 (〜26日)、ユーロ圏財務相会合

6/26
(金)

(日)5月失業率、CPI
(米)6月ミシガン大学消費者信頼感

6/29
(月)

(日)5月小売業販売額、鉱工業生産
(ユーロ圏)6月消費者信頼感、業況判断指数
(独)6月消費者物価指数
(米)5月中古住宅販売成約

6/30
(火)

(豪)5月民間部門信用
(日)5月住宅着工
(ユーロ圏)6月失業率、失業者
(独)6月失業率、失業者
(英)Q1GDP確報値
(米)6月シカゴ購買部協会景気指数、消費者信頼感

7/1
(水)

(豪)6月AIG製造業指数、5月住宅建設許可件数
(日)日銀短観
(中)6月製造業、非製造業PMI、6月HSBC製造業PMI
(ユーロ圏)製造業PMI
(独)製造業PMI
(仏)製造業PMI
(伊)製造業PMI
(米)6月ADP雇用者数、ISM製造業景況指数

7/2
(木)

(豪)5月貿易収支
(ユーロ圏)5月PPI
(米)6月雇用統計、新規失業保険申請件数

7/3
(金)

(豪)5月小売売上高
(中)6月HSBC非製造業PMI
(独)6月非製造業PMI
(仏)6月非製造業PMI
(伊)6月非製造業PMI
(ユーロ圏)5月小売売上高、6月非製造業PMI
(米)休場(独立記念日)

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(6/18)

豪州
ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good

・5月就業者数+42.0千人(予想+15.0千人、前回-2.9千人)、失業率6.0%(予想6.2%、前回6.2%)、労働参加率64.7%(64.8%)(6/11)
・5月NAB 企業信頼感+7(前回+3)、企業景況感+7(前回+4)(6/9)
・4月住宅融資残高前月比+1.0%(予想-2.0%、前回+1.6%)(6/9)
・5月ANZ求人広告+1.0%(予想-2.0%、前回-1.4%)(6/9)

・Q1GDP前期比+0.9%(1 year high、予想+0.6%、前回+0.5%)、前年比+2.3%(予想+2.1%、前回+2.5%)(6/3)
・Q1PPI 前期比+0.5%(前回+0.1%)(5/1)
・Q1CPI前年比+1.3%(予想+1.3%、前回+1.7%)、前期比+0.2%(予想+0.1%、前回+0.2%)、RBAアンダーライイングインフレーション前期比+0.6%(予想+0.55%、前回+0.65%)前年比+2.35%(予想+2.25%、前回+2.25%)(4/21)
・Q4経常収支-96億ドル(予想-110億ドル、前回-121億ドル)(3/3)

*Bad

・5月熟練工求人-1.0%、前回-0.8%(6/24)
・Q1住宅価格インデックス前期比+1.6%(予想+2.0%、前回+2.0%)、前年比+6.9%(予想+7.4%、前回+6.7%)(6/23)
・6月WESTPAC消費者信頼感-6.9%(過去1年最大の下げ、前回-6.4% )、95.3(前回102.4)(6/10)

・4月小売売上高0.0%(予想+0.3%、前回+0.2%)(6/4)
・4月貿易収支-3.88bio(予想-2.1bio、前回-1.236bio)(6/4)
・4月住宅建設許可件数、前月比-4.4%(予想-1.5%、前回+2.9%)、前年比+16.3%(予想+20.5%、前回+24.5)(6/1)
・Q1民間設備投資(CAPEX)前期比-4.4%(予想-2.4%、前回-2.2%)(5/28)
・Q1建設活動前期比-2.4%(6期連続のマイナス予想-1.4%)(5/27)
・Q1賃金コスト指数 前月比+0.5%(6ms low、予想+0.6%、前回+0.6%)、前年比+2.3%(17years low、予想+2.4%、前回+2.6%)(5/13)
・Q1PPI前年比+0.7%(前回+1.1%)(5/1)

----------------------------

・RBA四半期金融政策報告書(5/8)
2015年GDP 見通し +2.5%(前回+2.25%―+3.25%)
2016年GDP見通し +2.75-+3.75%(+3.0%-+4.0%)
インフレ見通し
2015年 2.5%(前回2.0%-3.0%)
2016年 1.75%-2.75%(2.0%−3.0%)

・IMF世界成長見通し(2015/4/14)(2015年1月時)
2015年3.5%(3.5%)

・IMF豪州経済見通し
2015年2.8%(前回2.9)、2016年3.2%(前回3.1%)(5/11)

・2015/16年連邦予算案(2015/5/12)
(2014年5月時点)

財政赤字2015/16年351億豪ドル(予想400億豪ドル、前回312億ドル)、17/18年赤字144億豪ドル、18/19年赤字69億ドル、19/20年黒字転換、2014/15年GDP 2.5%、2015/16年2.75%、16/17年3.25%、17/18年3.5%、18/19年3.5% 鉄鉱石価格 48ドル/トン 

+2

+3

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

ギリシャ懸念強まり株価下落でセンチメントやや悪化。昨日NYKダウは-178ptsの17,966ドル。本日 off shoreでは+22pts。 昨日VIX恐怖指数は+1.15の13.26。

-2

-2

短期筋推定市場ポシションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが9,979コントラクト減って売り4,048 コントラクト(6/23)。短期筋のポジションは再びややショートか。

+2

+2

商品相場

原油は60ドル台で小康、金価格は1176ドルに下落。昨日CRBは-0.31の224.62。鉄石は60ドル台で小康、石炭(燃料炭スポット)は61ドル台で小康。

-2

-2

金利・為替(当局)

RBAエドワード総裁補―過去の利下げは豪ドル下落に有効であった、(6/16)RBA議事録―一部セクターの投資には持続的な豪ドル安が必要、(6/10)ステーブンス総裁―景気テコ入れのため過去最低水準になる政策金利を一段と引き下げる用意、豪ドル相場は更に下落する必要がある。<RBA理事会>-豪ドル一段の下落の可能性高く必要に、インフレは今後1、2年目標と一致、金融政策は緩和的である必要(6/2)、RBA四半期金融報告―一層の豪ドルの下落が必要、2015,2016年成長・インフレ見通しを下方修正(5/8)、RBA利下げ2.25%→2.00%(2011年11月以来10回目の利下げ)easy biasの文言なしで、利下げ打ち止め感(5/5)、スティーブンス総裁(in NY)豪ドルは更に下落する可能性、RBAは必要なら利下げを実施する。
RBA利下げ(2013年8月以来18カ月ぶり)2.25%(予想2.50%、前回2.50%)(2/3)、
豪ドルは75セント近辺が望ましい(12/11)、(スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.674%にやや拡大。

-3

-4

需給

豪ドル債投資が復活するか?本邦企業の豪州企業買収活発化(2014年日本郵便が物流大手トール買収6.5bioなど、金融:2011年第一生命が豪州生保最大手TALを1.2bioで買収、日本生命がNABの生保部門を2.5bioで買収交渉中)、豪ドル先安観から海外投資家の豪ドル買い後退。ソブリンウエルスファンド(SWF)は豪ドルの押し目買いスタンス。日々の資源輸出カバーの豪ドル買い需要。中国の鉄鉱石需要減退観測。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

豪ドル/ドル、豪ドル/円ともにボリンジャーバンド横ばいで揉み合い相場を示唆。豪ドルドルは一目均衡表の雲の下限0.7848が抵抗線、豪ドル円は雲の93.75-95.38がサポート帯。RSIに大きな偏りなく暫く揉み合いが予想される。RSIは豪ドル/ドルが48.11%、豪ドル/円が52.52%であまり偏りない。

+2

+2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは95.36に上昇し、ユーロは1.12台前半に上昇。

-2

+2

中国関連

6月HSBC製造業PMI 49.6(予想49.4、前回49.2)(6/23)、中国5月新築住宅価格70都市中41年で前月比下落、高値警戒感と需給悪化懸念で上海株大幅下落、5月CPI+1.2%(予想+1.3%、前回+1.5%)、PPI-4.6%(予想-4.5%、前回-4.6%)(6/9)、5月貿易収支+$59.4bio(予想+$44.8bio 、前回+$34.1)、輸出前年比 -2.5%(予想-4.4%、前回-6.4%)、輸入-17.6%(予想-10.0%、前回-16.2%)(6/8)、中国5月製造業PMI50.2(予想50.3、前回50.1)(6/1)、5月非製造業PMI53.2(53.4)(6/1)
4月鉱工業生産+5.9%(前年比、予想+6.0%、前回+5.6%)、4月小売売上高+10.0%(予想+10.4%、前回+10.2%(5/13)、基準金利である1年満期貸出金利を0.25%引き下げて5.1%、1年満期預金を0.25%引き下げて2.25%、2015年三回目に利下げ)(5/10)、中国人民銀行預金準備率1.0%引き下げ(19.5%→18.5%、2015年ニ回目(4/18)、中国人民銀行株の空売り規制緩和、Q1GDP 7.0%(予想7.0%、前回7.3%)(4/15)、(2014年GDP7.4%(2013年7.7%、2012年7.7%、2011年9.3%)、AIIBへの参加51カ国に(4/1)周中国人民銀行総裁「金融政策に調整の余地」(3/30)、習近平国家主席―シルクロード沿いに巨大経済圏「一帯一路構想」(3/30)、全人代後株価急騰(景気刺激策への期待)、中国全人代閉幕―新常態、7%の成長目標、全人代開幕(3/5)、中国人民銀行利下げ-0.25%預金・貸出金利(2/28、2015年一回目)、中国人民銀行預金準備率0.5%引き下げ(20.0%→19.5%)(2/3)、中国利下げ(2012年7月以来)―1年物預金金利3%→2.75%、1年物貸出金利6%→5.6%(11/21)、
上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、
本日上海総合指数は+15ptsの4,705。

-3

-3

国内政局・産業界等

(Fairfax/Ipsos national poll)(6/11-13実施)( )は前回5月、二大政党支持率―保守連合47%(50%)、労働党53%(50%)、各政党支持率保守連合40%(43%)、労働党37%(35%)、緑の党14%(13%)、首相適任者アボット41%(44%)、ショートン42%(39%)、予算案後の支持率上昇も終わったか(6/15)、Australian Industry Group(AIG)は利下げを歓迎(5/5)、AIIB参加表明(3/29)、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、(2/9)アボット党首辞任動議―賛成39、反対61で否決、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、QLD州選挙で労働党勝利(2/1)、アボット政権GST引き上げ方針、シドニー人質事件、豪ドル高懸念やや和らぐ。アボット政権中国とEFT締結へ、政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ、(9/17)社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(2014/7/17)。

-2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

やや売りバイアス

-5

-1

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

IMFが豪州に警告

来豪中のJames Daniel氏率いるIMF派遣団は「豪州は過去20年間と比較して所得収支が顕著に悪化しており、RBAはさらなる利下げが必要になる可能性がある」と警告を発した。
IMF派遣団は「歳入計画は過大評価されており、今後より広範囲なGST(日本の消費税)導入、キャピタルゲイン税軽減措置の終了、高額老齢年金補助の減額が必要」と述べている。
同氏は「豪州の優位性は終わり他の先進国並みの成長率になると」予想し、「経済のトレンド成長率は2.5%程度が“new normal”(新基準)となり、これは5月の予算案で示された3.5%を大きく下回る」と述べた。また従来からのIMFの提言である”増税と年金改革”をアボット政権は基本的に無視しているとして豪州経済に対して政府よりもかなり悲観的な経済見通しを示した。
またIMFは豪州銀行の資本増強を促し、銀行監督局(APRA)は住宅バブルを避けるために銀行に対する不動産融資規制を強化すべきと勧告している。
最近のAPRAの銀行ストレステストの結果から今後の住宅価格下落に備えてさらに資本を増強する必要があると指摘している。
現在豪州並びに豪州4大銀行の格付けはトリプルA格であるが、財政赤字の改善が遅れて今後豪州が格下げとなれば、当然のことながら豪銀もトリプルA格を失い、資金調達コストが上昇することになる。
豪銀は政府財政赤字と住宅バブル懸念という潜在的な二大リスクを抱えているといえるだろう。

 

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