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木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

悲観的円安相場の足音が

更新日:2014年11月20日

サマリー

日本のQ3GDPの-1.6%は市場にネガティブサプライズを与え、日経平均は発表当日500円以上下落し、一方でドル/円も117円台から115円台に急落した。
しかし、その後は政府による消費増税先送りと衆院解散総選挙が決定されたことを概ね好感し、株価はすぐに下げを消し世界的に株価は堅調地合である。
ドル/円は米ドル堅調地合の中、2007年8月以来となる118円台まで値を飛ばしている。
120円の大きなターゲットが視界に入ってきたが、市場は徐々にアベノミクス期待の円安から、その先の“悲観的な円安”を展望しているように感じる。
つまり日本のデフレ脱却失敗、景気回復困難、財政赤字更に拡大に伴う日本売りの円売りである。
豪ドルは、商品相場の軟調とドル堅調地合にあって、対円での堅調地合は例外であり、足元対米ドル及び対主要通貨で軟調地合となりそうだ。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(11/13-11/20):
AUDUSD:0.8586-0.8795  AUDYEN:100.28-102.40

先月末のブリスベンG2では為替面で 大きな動きはなく、首脳宣言では2018年までにG20全体のGDPを2%上乗せが示された。
FRBの早期利上げ観測は依然として根強いものの、日欧中心に世界的な金融緩和継続の思惑が強く、主要国の株価は概ね堅調で、NYKダウは再度史上高値を更新している。

かかる中、発表された日本のQ3GDPは前期比年率-1.6%とネガティブサプライズであり、株価は発表当日500円以上下落し、ドル/円も117円台から115円台に急落した。しかしその後政府は消費増税の先送りと衆院解散総選挙の実施を決定。ドル/円はむしろその決定を好感する形で118台まで続伸している。

また先週末に発表されたQ3ユーロ圏GDPは予想をやや上回り、11月の独ZEW景況感指が強かったこともあって、ユーロはドル堅調地合の中1.25台で底堅い動き。BOEのインフレレポートで成長見通し、インフレ見通しともに下方修正されたことからポンドは1.56台と軟調で、ユーロ/ポンドは先週の安値0.78台から0.80台に上昇している。

またドル/円の続伸を受けて、ユーロ/円は148円台、ポンド/円は185円台など円全面安となっている。

豪ドル/ドルは商品相場の軟調と米ドル高、更には発表された中国11月HSBC製造業PMIが6カ月ぶりの弱い数字であったことから再び85セント台に下落し、一方豪ドル/円は101-102円台と昨年4月以来のレベルに上昇している。
この結果、ユーロ/豪ドルは1.45台に上昇し、豪ドル/NZドルは1.09台に下落するなど豪ドルは対円以外で軟調推移。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.8500-0.8700  AUDYEN:100.00-103.00

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.83-0.97  AUDYEN:90.00-110.00

足元のセンチメント…ややベアセンチメント
足元の予想…85セント台は押し目買いか、豪ドル/円は利食いこなして続伸か

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややベア)
・ユーロ/ドル…ニュートラル
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

週末のG20では別段「円安非難」は出なかった。議題にすると息巻いていた韓国、中国までダンマリとはいったいどうなっているのか?もちろん麻生財務相が「金融緩和は円安が目的ではない」とあらかじめ釘を刺していたのは確かだが。
最近ドル/円をはじめクロス円の強さが一番目立つ。ドル/円の118円台は7年1か月ぶりの高値であるし、ユーロ/円の148円台とポンド/円の185円台はともに6年1カ月ぶり(リーマンショック以来)、豪ドル/円は昨年4月に一度105円台まで上昇したが、その前はこれまた6年1カ月ぶりの2008年10月である。
やはり「ドル全面高」の隠れ蓑から“円独歩安”の印象をある程度覆い隠しているのかもしれない。ユーロの今回の安値1.23台は2年3カ月ぶり、ポンドの1.55台は1年3カ月ぶり、豪ドルの0.85台は4年4か月ぶりと、軒並みマルチイヤーローを記録している。
またドル/円など市場が大幅にロングに傾いているため、今週月曜日の117.05→115.45の急落など肝を冷やすような急激な調整が時々市場を襲う。しかしその度にストップロスオーダーでロングが剥ぎ落されてポジションが軽くなり、再び上昇が始まるというパターンであり、足元115円が強固なサポートラインになったように感じる。
先週の本ブログでは“ドル/円下げ余地”を探り、いくつかの予想できるリスク要因を挙げた。つまり筆者としてはこのまますんなり120円超えというよりは115円を中心とした“揉み相場”を想定した。
足元最大のサプライズであるドル/円下落要因は“自民敗北の図”ではあるが、その可能性はかなり低く、総選挙後のアベノミクス第二幕開始がほぼ決定的となる中、ドル/円の大きな調整はもはやないのかもしれない。むしろ、かつて筆者が言及したことがある“悲観的円安相場”に向かっているのかもしれない。
つまり、日本のデフレ脱却失敗、景気回復困難、更に悪化の財政赤字。これらの悪材料から日本の格付け引き下げ、「日本売り」の円安である。 アベノミクス円安から日本の景気回復・金利正常化が実現して、再び円が上昇する局面が訪れるのか、あるいはこのまま“悲観的円安”に突入するのか?注意深く見守る必要があるだろう。

豪ドルは相変わらず商品相場が年初来の最安値圏で推移し、一方ドル全面高であるため、対米ドルではやはり88-89セント台の壁は厚く再び85セント台に反落している。
最近や持ち直していた中国の景況感が本日発表された11月HSBC製造業PMIの弱い数字で悪化したのも悪材料。
一方で対円ではドル/円の118円への続伸を受けて101円台を維持している。
今週発表されたRBA議事録では「日銀の金融緩和の影響で日本の投資家マネーが豪州アセットに向かい豪ドルをファンダメンタルズ以上のレベルに押し上げている」と“日本の金融政策に言及した”異例のフレーズが見られた。(OZ NOW参照)
また今後についても“日本の投資活動が豪ドルをサポートする”と見ているようであるが、豪州の第二位の輸出国である日本の通貨安が徐々にRBA当局を苛立たせているように感じる。
モーメンタムは徐々に昨年の高値105円台に傾いているようであるが、当局の更なる“円関連発言”にも注意を払いたい。

【主なイベント】

11/20
(木)

(日)10月貿易統計
(中)11月HSBC製造業PMI(速報値)
(独)11月製造業、サービス業PMI
(ユーロ圏)11月製造業、サービス業PMI
(米)10月CPI、新規失業保険申請件数

11/21
(金)

(日)衆議院解散
(ユーロ圏)10月消費者信頼感、ドラギ総裁発言
(米)11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、10月中古住宅販売

11/24
(月)

(独)11月ifo企業景況感指数

11/25
(火)

(日)日銀金融政策決定会合議事要旨、黒田総裁会見
(独)Q3GDP
(米)Q3GDP(改定値)

11/26
(水)

(英)Q3GDP(改定値)
(米)10月耐久財受注、11月シカゴ購買部協会景気指数、11月ミシガン大学消費者信頼感

11/27
(木)

(豪)Q3民間設備投資
(独)10月雇用統計、12月GFK消費者信頼感調査、11月CPI
(ユーロ圏)11月消費者信頼感(確定値)

11/28
(金)

(日)10月雇用統計、10月CPI、10月小売売上、10月鉱工業生産
(ユーロ圏)10月失業率、11月CPI

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(11/13)

豪州経済
ファンダメンタルズ

*Good
・11月WESTPAC消費者信頼感+1.9%(前回+0.9% )、96.6(前回94.8)(11/12)
・10月NAB企業景況感+13(1998年統計開始以来の高水準、前回+1)(11/11)

・10月就業者数-29.7千人(予想-30千人、前回+32.1千人←121千人から下方修正)・9月失業率6.1.%(予想6.2%、前回6.0%)(11/6)
・9月小売売上高+1.2%(予想+0.3%、前回+0.1%)(11/4)
・Q2GDP前期比+0.5%(予想+0.3%、前回+1.1%)、前年同期比+3.1%(予想+3.0%、前回+3.5%)(9/3)

*Bad
・10月熟練工求人数0.0%(16ms low前回+0.3%)(11/19)
・11月NAB企業信頼感4(前回5)(11/11)

・9月貿易収支-2,261mio (予想-1,850mio、前回-1,013mio)(11/4)
・9月住宅建設許可件数-11.0%(予想-1.0%、前回+3.4%)(11/3)
・豪州Q3CPI前年比+2.3%(予想+2.3%、前回+3.0%)、前期比+0.5%(予想+0.4%、前回+0.5%)、RBAアンダーライイングCPI前期比+0.4%(予想+0.5、前回+0.8%)、前年比+2.5%(予想+2.7、前回+2.9)(10/22)
・Q2経常収支-137億ドル(予想-140億ドル、前回-57億ドル)(9/2)
・Q2建設活動(前期比-1.2%、予想-0.5%)(8/27)

----------------------------

・RBA四半期金融政策報告書(11/7)
2014 年GDP見通し +2.5%(前回8月+2.5%)
2015年GDP 見通し +2.5― +3.5%(前回+2.5%―+3.5%%)
インフレ見通し
2014年 1.75%(前回2.0%)
2015年 2.5%-3.5%(前回2.5%-3.5%)

・IMF世界成長見通し(7/24)
(4月時)

2014年3.4%(3.6%)
2015年4.0%(4.0%)

+3

+3

市場センチメント
(リスク値に対
する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

株価高値圏維持でセンチメント良好。
昨日NYKダウは-2ptsの17,685ドル、本日off shoreでは-15pts、 昨日VIX恐怖指数は+0.1ptsの13.96。

+2

-2

短期筋推定市場ポジションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが5,429コントラクト増えて売り39,027 コントラクト(11/11)。短期筋のポジションは豪ドル/ドルショート増える、豪ドル/円は依然大きくロング。

+2

-2

商品相場

原油は74ドル台で小康、金は1181ドル台に小幅下落、昨日CRBは+0.57の267.05。鉄鉱石は76ドル台で小康、石炭(燃料炭スポット)は66ドル台に小幅上昇。

-4

-4

金利・為替(当局)

RBA議事録―豪ドルは貿易加重でみてまだ高い、日銀緩和が豪ドルをファンダメンタル以上に押し上げた(8/18)RBAケント総裁補―豪ドルは基本的価値を上回っている、為替介入除外しない(11/13)、(RBA理事会声明)−金利安定期になる見通しと改めて表明、最近の商品相場の下落にかかわらず豪ドルは依然高い、失業が継続的に減少するまで若干の時間(11/4)、(スティーブンスRBA総裁(議会証言)−労働市場の指標は改善したようだ、豪ドルは成長均衡に貢献していない、豪ドル急落リスクは過小評価、適切なら介入も排除しない(8/20)
スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.922%に縮小。

-3

-3

需給

本邦機関投資家の豪ドル債・不動産投資(2013年9月-14年9月で$21.7bio)、海外からの直接投資・M&Aに絡む豪ドル買い需要の話、アボット政権海外からの投資促進政策、昨年Q4からの海外投資家の豪州債投資$38bio、ソブリンウエルスファンド(SWF)の豪ドル債投資、潜在的な輸出の豪ドル買い需要(輸出増加―過去最高レベルに)。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

豪ドル/ドルは雲の下限に近付いて上昇したが反落して頭重い。豪ドル/円は雲のはるか上、豪ドル/円は「ゴールデンクロス」が効いて102円台まで上昇。やや反落して揉んでいるが、「新値八手の利食い時」が終われば再度上昇か。RSIは豪ドル/ドル39.63%、豪ドル/円72.53%で豪ドル/ドルはoversold進み、一方豪ドル円は依然かなりoverbought。

-2

-2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは87.78にやや下落、ユーロは1.25台半ばで堅調。

+2

-2

中国関連

11月HSBC製造業PMI(速報値)50.0(6ms low、予想50.2、前回50.4)(11/20)、上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、10月CPI +1.6%(予想+1.6%、前回+1.6%)、PPI-2.2%(予想-2.0%、前回-1.8%)(11/10)、9月貿易収支は+45.4bioドル(予想+42.0bio前回+31.0bio)、輸出+11.6%(予想+10.6、前回+10.8%)、輸入+4.6%(予想+5.0%、前回+7.0%)(11/8)、10月中国サービス業PMI(改定値)52.9(前回53.5)(11/5)、9月小売売上高+11.6%(前年比予想+11.7%、上海総合指数は今年の最高値(10/31)、前回+11.7%)、9月鉱工業生産+8.0%(予想+7.5%、前回+6.9%)(10/21)、中国Q3GDP 前年比+7.3%(予想+7.2%、前回+7.5%)(10/21)、(10/13)、李克強首相―中国経済はガードランディングを避けて今年7.5%の成長を達成する(10/11)、IMF経済見通し2014年7.4%(据え置き)、2015年7.1%(据え置き)(10/7)、中国首相―今年の成長率は+7.5%(7/17)
本日上海総合指数は-4ptsの2,446。

-2

+2

国内政局・産業界等・国際機関

ブリスベンG20で保守連合支持率上昇、(Fairfax/Ipsos national poll)(10-30-11/1実施)( )は前回7月
二大政党支持率―保守連合49%(46%)、労働党51%(54%)、各政党支持率―保守連合42%(39%)、労働党37%(40%)、緑の党12%(12%)、首相適任者Abbott 41%(41%)、Shorten 41%(46%)
豪ドル高懸念、やや和らぐ。政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、BHPビリトン・三菱商事はクイーンズランド州の石炭事業で全従業員の7%に当たる700人を解雇(9/23)、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ(9/17)、社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(7/17)。

+2

+2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

やや買いバイアス

+3

-5

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

本邦投資家が豪ドルを押し上げる?

火曜日に公表されたRBA議事録では、「貿易加重ベースで豪ドルは依然高い、日銀の金融緩和で豪ドルはファンダメンタルズより上に高止まり」と述べられたが、RBAが日本の金融政策に言及するのはめずらしいことだ。
実際日本の投資家(個人投資家、機関投資家)は、2013年9月-2014年9月の1年でA$21.7bioの金融商品・不動産などの豪ドルアセット投資を行った。
これは過去4年間で最大の投資額である。
豪ドルは対ドルでは現在86セント台であり年初の88セント台よりやや低い。しかもその間主要輸出品目鉄鋼石価格は年初の134ドル台から現在75ドル台と70%以上下落している。しかし貿易加重ベースでみた豪ドルは年初より強くなっており、円の軟調が一役買っていることは間違いない。

この点がRBAのフラストレーションが溜まる原因となっている。
今週スティーブンス総裁は講演で「金利は当面非常に低い水準にとどまる。豪ドルはファンダメンタルズから見て、なお高水準。金融政策は緩和的であるべきで、今の兆候に基づけばまだしばらく緩和的となる可能性が大きい」と述べた。
しかし当地エコノミストの中にはRBAの金融引き締めはFRBよりも先に来るとみる向きは少なくない。スティーブンス総裁は、少し前にヒステリックに豪ドル高をけん制していたが、矛先を“円”に向ける可能性も否定できない。


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