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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

欧米重要イベント前

更新日:2014年6月5日

サマリー

この1週間は、本日のECB理事会や明日の米5月雇用統計前の前哨戦であったが、ECBの追加緩和観測から世界的に長期債利回りが低下し、NYダウや独DAXは史上高値を更新し、日経平均も15,000円台を回復した。
為替市場では米ドル堅調地合、ユーロ軟調地合が継続し、ドル/円が102円台後半に上昇する一方、ユーロ/ドルは1.3600前後での弱保合となった。
ECB理事会や米5月雇用統計という重要イベントの結果に影響を受けることは確かだが、 足元のユーロ軟調、米ドル堅調地合は継続すると考える。 豪ドルは、4月小売売上高や住宅建設許可件数の弱い数字にもかかわらず下値が限定的で、むしろ発表されたQ1GDPが予想を上回る強い数字であったことから対ドルで一時93セント近辺、対円で95円台半ばまで上昇した。
今週のRBA理事会では声明文で「商品相場の下落を勘案すれば豪ドルは依然高い」と述べたが、景気判断ではポジティブな側面も見られ豪ドルをサポートした。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(5/29-6/5):
AUDUSD: 0.92106-0.93285  AUDYEN: 93.691-95.372

この一週間は今週のECB理事会における追加緩和観測が高まり、世界的に国債利回りが低下して株価は概ね堅調を維持した。NYダウや独DAXが史上高値を更新し、日経平均も15,000円台を回復した。
かかるリスク選好的な流れの中、6月から本邦機関投資家が海外資産投資を活発化させるとの思惑や、アベノミクス成長戦略第二弾に対する期待感もありドル/円は102円台後半にじり高推移した。また、今週に入り米長期債利回りがやや反発したことや米景気回復期待もあり、ドルは総じて堅調推移した。
一方ユーロは、本日のECB理事会における追加緩和期待が強いが下値は対ドルで1.35台後半と限定的で、買い戻しの動きも加わり1.3600前後の小動きで本日のECB理事会を迎える。
豪ドルは総じて堅調推移した。発表された4月の住宅建設許可件数や小売売上高の不冴えな数字でやや下落したが、下値も92セント台前半、94円台前半止まりであった。火曜日のRBA理事会では相変わらず豪ドル高けん制文言も見られたが、むしろポジティブな景気判断も見られ、昨日発表されたQ1GDPが前期比+1.1%、前年同期比+3.5%と予想を上回る強い数字となったことから一時93セント近辺、95円台半ばまで上昇した。
この結果、ユーロ/豪ドルは1.46台の安値圏に張り付き、一方で豪ドル/NZドルは1.10台に年初来高値を更新している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.9150-0.9350  AUDYEN:94.00-97.00

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.85-1.00  AUDYEN:85.00-105.00

足元のセンチメント…ややブルセンチメント
足元の予想…豪ドル/ドルの上値は重く、豪ドル/円は上値テストか

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル
・円…ベア(足元ややベア)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ややベア)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややブル)

本日のECB理事会、明日の米5月雇用統計の結果が出る前にコメントしてもあまり意味がないが、敢えてイベント前に米ドルやユーロの行方を考えてみたい。

ECB理事会については、今回は政策金利引き下げ、中銀預金金利のマイナス金利化、証券市場プログラム(SMP)の非不胎化など大胆な諸策を取ることが予想される。
ポイントは今回の追加緩和が2011年11月に始まる今回の利下げサイクルの最後となるのか、あるいは更に継続するのかという点。
それにしても各国中銀金融政策も必ずしも盤石ではないと感じる。
以前にRBA(ステーブンス総裁)がリーマンショックの傷もまだ癒えない2009年10月から2011年11月の間にキャッシュレートを3.00%から4.75%まで引き上げたのは「個人的に解せない」と申し上げたが、過去を振り返れば日銀も2000年のITバブルと2006年の景気回復期待から2度ゼロ金利解除を行い、その度に景気後退が深刻化して再びゼロ金利に戻した経緯がある。
日豪の中銀のドタバタ劇のみならず、欧州ソブリンリスクが深刻化し始めた2011年7月にECBはなんと政策金利を1.25%から1.50%に引き上げ、その4カ月後の2011年11月から一転して現在の緩和サイクルに突入した混乱ぶりは記憶に新しい。
欧州経済は昨年までのマイナス成長からやっと今年はプラスに転じるだろうが、依然として経済は脆弱で、独以外の失業率が二桁であることや、デフレ懸念が強い現状を勘案すれば今回追加緩和があったとしてもこれが最後とは到底思えずユーロの反発力を削ぐだろう。
ただ欧州経済は緩やかながらも回復基調にあることは忘れてはならない。

米国の5月雇用統計は、予想値が失業率6.4%(前回6.3%)、NFPR+215千人(前回288千人)と前月の非常に強い数字の反動もあって、幾分弱い予想値となっている。ただ5月雇用統計の調査対象週である5月12日週の失業保険継続受給者数が減少していることでポジティブサプライズがあるとの予想もある。ただ、たとえ数字的に強くても再び“労働の質問題”が指摘される可能性は残るし、表面的な強い数字だけでドルの大幅レベルアップは難しいだろう。予想より悪い数字が出た場合も、瞬間ドルは反落するだろうが、単月の数字をもって労働市場の改善傾向が途絶えたとは市場は判断しないだろう。

やや中期的なユーロ/ドルのチャートを見れば次のことに気づく。
ユーロは、リーマンショック後の戻り高値2011年5月の1.49台から欧州危機時の2012年7月に1.20台まで下落したがその中間値が1.34台であり、最近のユーロ相場は座りの良い中間値近辺に収束しつつあるように思う。
つまり金融緩和が継続する限りユーロの大幅反発はないだろうが、景気の回復基調があるために大きく崩れることもないと考える。

一方、ドル円チャートと過去のイベントを見比べると次のことに気づく。
2012年に77-80円でも揉んだ後、アベノミクスを受けて上放れ。2013年4月の黒田総裁異次元緩和で103円台まで上昇。その後しばらく揉んだ後、米国緩和縮小・出口戦略の思惑から2013年年末、2014年年初にかけて高値105円台まで上昇したが買い続かず、現在100-103円台で半年近く揉み合い相場となっている。
つまり“揉み→上昇、揉み→上昇”を繰り返したが今後もこれが継続するか?
中期的にドル円上昇をみる自分としては、今後ドル円が今の揉み状態を上放れるためには次の各種要因の“合わせ技”が必要になってくると考える。つまり:

  • 米景気回復加速と米国の利上げ前倒し観測
  • 6月安倍政権の成長戦略第二弾
  • 日本の貿易赤字の長期化
  • 本邦機関投資家の海外資産投資活発化
  • 株高・リスク選好から円キャリートレードの活発化など

ドル円が再び100円を割り込んで下落するとすれば、その原因は:

  • 米経済が再び失速し出口戦略が遠のく
  • アベノミクス頓挫と日本の株価下落
  • 世界的な株価の大幅反落や地政学的懸念などからリスク回避色が強まり、現在溜まりつつある円売りポジションの巻き戻しが起こるなど。
 

豪ドルは、昨日発表されたQ1GDPが前期比+1.1%(予想+0.9%、前回+0.8%)、前年同期比+3.5%(予想+3.2%、前回+2.8%)と事前予想を上回る強い数字であったことから発表直後93セント近辺、95円台半ばまで急上昇したが、その後特に豪ドル/ドルは92セント台半ばに反落するなどあまり元気がない。
やはりECB理事会での追加緩和観測からユーロに連れ安となる可能性や、強い米雇用統計の可能性を意識しているようだ。
ただQ1GDPのけん引は鉄鉱石や石炭輸出の好調である点はやや想定外のサポート要因とも言える。
一方、米ドルの堅調に加えて鉄鉱石価格の軟調や中国景気減速懸念もあることから、対ドルでは今年の高値圏である94セント台から心理的なレベルである95セントのレジスタンスを上抜けすることは困難であろう。
対円ではドル円が現在の揉み状態を上抜けすれば95円台を底値とする水準にレベルアップする可能性があるだろう。

【主なイベント】

6/5
(木)

(豪)4月貿易収支
(中)5月HSBCサービス業PMI
(ユーロ圏)ECB理事会
(英)BOE理事会
(米)新規失業保険申請件数

6/6
(金)

(日)4月景気先行指数
(独)4月鉱工業生産、貿易収支、経常収支
(米)5月雇用統計

6/8
(日)

(中)5月貿易収支

6/9
(月)

(日)Q1GDP(確報値)、4月貿易収支、経常収支

6/10
(火)

(中)5月CPI、PPI
(米)4月卸売在庫/卸売売上高

6/11
(水)

(豪)6月消費者インフレ期待指数
(英)5月失業率

6/12
(木)

(NZ)NZ準備銀行キャッシュレート
(豪)5月雇用統計
(米)新規失業保険申請件数

6/13
(金)

(日)日銀金融政策決定会合、4月鉱工業生産
(中)5月鉱工業生産、小売売上高
(ユーロ圏)4月貿易収支、Q1雇用
(米)5月PPI、6月ミシガン大学消費者信頼感

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(5/29)

豪州経済
ファンダメンタルズ

*Good
・Q1GDP前期比+1.1%(予想+0.9%、前回+0.8%)、前年同期比+3.5%(予想+3.2%、前回+2.8%)(6/4)
・Q1経常収支-57億ドル(予想-70億ドル、前回-117億ドル)(6/3)
・民間設備投資(CAPEX)2014/15予想上方修正$137.1bio、前年比-12.0%(前回予想$124.9bio)
2013/14は$167.1bioから$162.88に下方修正(5/29)
・Q1賃金コストインデックス前期比+0.7%(予想+0.7%、前回+0.7%)、前年比+2.6%(予想+2.6%、前回+2.6%)(5/21)
・4月NAB企業信頼感+6(前回+4)(5/12)

・4月就業者数+14.2千人(予想+8.8千人、前回+21.9千人←+18.1千人から上方修正)、失業率5.8%(予想5.9%、前回5.8%)、労働参加率67.4%(前回64.7%)(5/8)
・4月ANZ 求人広告 +2.2%(前回+1.4%、3カ月連続プラス)(5/5)
・4月TD Securities Inflation +0.4%(前月比、前回+0.2%)、+2.8%(前年比、前回+2.7%)(5/5)
・Q1 PPI 前期比+0.9%(予想+0.6%、前回+0.2%)、前年比+2.5%(予想+2.2%、前回+1.9%)(5/2)
・Q4GDP前期比+0.8%(予想+0.7%、前回+0.6%)、前年比+2.8%(予想+2.5%、前回+2.3%)(3/5)

*Bad
・4月貿易収支-122mio (6カ月で初めての赤字、予想+510mio、前回+902mio)(6/5)
・4月小売売上高+0.2%(+0.3%、+0.1%)(6/3)
・4月住宅建設許可件数-5.6%(予想+2.0%、前回-3.5%)(6/2)
・Q1民間設備投資(CAPEX)-4.2%(予想-1.9%、前回-5.2%)(5/29)
・4月WESTPAC リーディングインデックス-0.5%(過去5年で最大の下落)0.0%(前回)(5/28)
・5月WESTPAC消費者信頼感-6.8%(前回+0.3%、この1年で最大の悪化 )、92.9(前回99.7)(5/21)
・4月NAB企業景況感0(前回+1)(5/12)

・豪州Q1CPI前年比+2.9%(予想+3.2%、前回+2.7%)、前期比+0.6%(予想+0.8%、前回+0.8%)RBAアンダーライイングCPI前期比+0.55%(予想+0.7%、前回+0.9%)、前年比+2.6%(予想+2.65、前回+2.6)(4/23)

----------------------------

・RBA四半期金融政策報告書(5/9)
2014 年GDP見通し +2.75%(前回2月+2.25―+3.25%)
2015年GDP 見通し +2.75―3.75%(前回+3.0―+4.0%)
インフレ見通し
2014年 2.5%(前回2.25-3.25%)

・IMF成長見通し(4/8)
2014年+2.6%(前回+2.8%)
2015年+2.7%(前回+3.0%)

+3

+2

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

世界的に株価堅調、米景気先行き期待もありセンチメントやや改善。
NYダウは昨日+15ptsの16,737ドル、本日off shoreでは-3pts。昨日VIX恐怖指数は+0.21ptsの12.08。

+2

+2

短期筋推定市場ポジションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から買いが3,614コントラクト減って15,848 コントラクト買い(5/27)。短期筋は豪ドル円が再びロングに、豪ドルは依然ややショート。

+2

+2

商品相場

原油は102ドル台で小康、金は1243ドル台で保合、CRBは昨日-0.85ptsの304.88。鉄鉱石は94ドル台に小幅反発、石炭(燃料炭スポット)は74ドル台で小康。

-2

-2

金利・為替(当局)

(6/3RBA理事会)―金利安定期が必要、商品相場の下落を勘案すれば豪ドルは歴史的標準から高い、商品相場は依然歴史的水準からは高いが、豪州にとり重要ないくつかの商品は続落している、住宅価格の上昇はやや緩和。Debelle総裁補―資金流入減で豪ドル下落の可能性(5/20)、4月雇用統計で利上げ前倒し観測も。Q1CPIは予想を下回り利上げ観測後退。スティーブンス総裁―豪ドルの方向性はファンダメンタルズの見通し次第、成長は今年後半強まる(3/26香港講演)。スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(12/12)。米豪10年利回り格差は1.176%に小幅拡大。

-2

-2

需給

6月以降本邦機関投資家の豪ドル投資に期待、向こう2-3年で豪ドル債発行額$200bio、海外からの直接投資・M&Aに絡む豪ドル買い需要の話(中国の鉱業買収―Aquila、PanAust、豪食品Goodman、Glencorp、SPI)。潜在的な輸出の豪ドル買い需要(輸出増加―過去最高レベルに)。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

一目均衡表の雲とボリンジャーバンドが重なり合ってサポートとレジスタンスレベルを作る。下値サポートラインが切り上がってトレンドライン上を上昇。雲の上限0.9308、95.01を上にブレークできるか?RSIは豪ドル/ドル49.38%、豪ドル/円56.96%で豪ドル/円が再びややoverboughtに。

+2

+2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは80.71に上昇し、ユーロ/ドルは1.36前後。

-2

-2

中国関連

5月HSBC非製造業PMI 50.7(前回51.4)(6/5)、5月HSBC製造業PMI(速報) 49.7(5ms high、5th month below 50 contraction、予想48.3、前回48.1)(5/22)、中国、ロシアと$100bio天然ガス取引成立との情報(5/20)、中国商務省高官―中国貿易の高成長期は終わった(5/20)、4月小売売上高+11.9%(予想+12.2%、前回+12.2%)、3月鉱工業生産+8.7%(予想+8.9%、前回+8.8%)(4/16)、4月CPI +1.8%(予想+2.1%、前回+2.4%)、4月貿易収支は+18.5bio億ドル(予想+16.7bio億、前回+7.7bioドル)、輸出+0.9%(予想+0.3%、前回-6.6%)、輸入+0.8%(予想-2.1%、前回-11.3%)(5/8)、4月製造業PMI 50.4(予想50.3、3ms high、前回50.3)(5/1)、地方銀行の預金準備率2%引き下げ観測、中国Q1GDP +7.4%(予想+7.3%、前回+7.7%)(4/16)、IMFは今年の中国GDP見通しを7.5%で据え置き(4/8)、世銀は今年のGDPを7.7%から7.6%に下方修正(4/7)、李首相―シャドーバンクを巡る金融商品で一部債務不履行は不可避(3/15)、中国人民銀行―成長率が7.5%下回れば預金準備率引き下げの可能性(3/12)中国証券監督管理委―設備過剰の業界に対する融資の削減を目指す(3/11)、中国全人代で今年のGDP目標値+7.5%(昨年と同じ)(3/5)、雲南省で無差別テロ(3/1)、中国信用リスク問題、中国政府30年ぶり大胆な経済・社会改革案を公表(3/18)、一人っ子政策緩和→労働人口増加策。
2013年GDP +7.7%(予想+7.6%、前年+7.7%)(1/20)
本日上海総合指数は+6ptsの2,056。

-2

+2

国内政局・産業界等・国際機関

S&P財政赤字削減なければAAA格下げの可能性(5/20)、(2014/15連邦予算案は好感―赤字予想298億ドル(今期赤字499億ドル)5年間で均衡財政目標(5/13)ムーディーズは予算案でAAA、「安定的」変わらず。
5/15-17世論調査(Nielsen poll)保守合同支持率大幅低下、二大政党支持率(2013年9月選挙時、前回)自由連合44.00%(53.5、48.0)、労働党56%(46.5、48.0)、フォード2016年10月の生産撤退を前倒しも、トヨタ2017年末までに豪州での生産から撤退を表明、リオ・ティント・BHPは今年も投資増計画、ホッキ―財務相―豪州政府債務は$500bio達する(12/11)。カンタス1000人人員削減、GMホールデン撤退表明、住宅価格上昇、鉱山使用料(ロイヤルティー)引き上げ検討への反感強いQLD州、WA州)、資源産業/非資源産業格差問題、IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。

-2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

依然やや買いバイアス

+2

+5

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

アジアのベストフレンドは誰?

豪州のシンクタンクLowy Institute of International Policyが定期的に行っているアジアに関する世論調査の結果が出た。
最大の驚きは最近周辺国と国境紛争が激化している中国への支持がやや増加している点。
アボット首相が日本を最も大事なアジアの親友とサポートしたにもかかわらず“アジアのベストフレンド”投票では中国が31%と日本の28%を上回った。ちなみに3位はシンガポールの12%、4位インドネシア9%、5位が韓国とインドの5%などとなっている。
一方“温かみ”を感じる国のベストは日本の67度(100度が最高点)でこれは中国の60度を上回っているが、この辺りは日本を訪れる多くの豪人が“おもてなし”の心に接しているためか?またアボット政権が友好促進を図るインドネシアは52度と、結果はあまり芳しくない。 また今回の世論調査において“中国の軍事力が今後20年間で脅威となる”と答えた人は前回から7ポイント上昇して48%となった。
同時に行われたアジアからの投資については製造業や金融サービス面での投資には賛成であるが、ナショナル・ブロードバンド・ネットワークやカンタス航空、農業部門や港湾・飛行場関連の投資には大多数が反対の立場をとっている。

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