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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

セーフティーネット(安全弁)の作動

更新日:2014年1月30日

サマリー

今週のFOMCを控えて先週は緩和縮小(テーパリング)観測から新興国からの資金流出懸念がクローズアップされ、新興国の通貨が軒並み大幅下落してリスク回避ムードが再燃した。
しかもこれまでの新興国危機とは異なり、トルコ、インド、南アの中銀が素早く利上げをするなどセーフティーネットが働いた印象である
。ただ、100億ドルのテーパリングが決定されたFOMCを挟んで依然として新興国懸念が残り、主要国の株価も軟調推移している状況にあって、今後はリスク回避の動きを市場がいかに乗り越えていくかが焦点となる。
なお、先週末の新興国不安で86セント台、88円台まで下落した豪ドルは、今週一旦88セント台、91円台まで反発したが、FOMC後は再び87セント台、89円台に反落している。

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(1/23-1/30)の相場レンジ:
 AUDUSD: 0.86595-0.88519  AUDYEN: 88.405-92.596

この一週間は先週の中国1月の弱いHSBC製造業PMIや新興国の通貨下落懸念で市場のリスク許容度が低下し、今週のFOMCにおけるテーパリング観測も警戒的に捉えられて主要国の株価は軟調推移した。
先週為替市場ではドル安・円高・欧州通貨高・資源国通貨安が顕著であったが、今週はリスク回避の動きからドル/円軟調そして円クロスが軟調推移し、ドル/円は102円割れ、ユーロ/円も139円台前半、ポンド/円も167円台後半まで値を下げた。
注目された今朝のFOMC結果発表では100億ドルのテーパリングが発表され債券買い取り額は毎月650億ドルに減額された。

今週はトルコ、インド、南アなどの各国中銀が政策金利を引き上げて自国通貨防衛に走ったが効果も一時的で、昨日は新興国通貨が再度売られ、FOMC後も対米ドル・クロスでの円高の流れが止まっていない。
一方、豪ドルは先週末の新興国不安を背景に86セント台、88円台と年初来の安値を更新し、その後新興国不安一服感もあり88セント台、91円台まで反発したが、FOMCを挟んで再び87セント台半ば、89円台前半に反落している。
先週の高値1.58台から昨日1.54台まで下落したユーロ/豪ドルは、豪ドル軟調を背景に再び1.56台に反発した。
本日のNZ準備銀行理事会で再び利上げ観測に言及されたが、同時にNZドル高けん制発言もあり豪ドル/NZドルは1.06台で小じっかりと推移している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:0.8600-0.8900  AUDYEN:88.00-91.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.85-1.00  AUDYEN: 85.00-105.00

足元のセンチメント――再びややベアセンチメントに
足元の予想――下値は押し目買いでサポートされる

主要通貨の中期的バイアス :
 ・米ドル―保合からややブル
 ・円―ベア(足元ややブル)
 ・ユーロ/ドル―ニュートラル
 ・豪ドル/ドル―ニュートラル(足元ややベア)

年初から中国や独など一部欧州株を除き世界的に株価の調整が進み市場のリスク許容度が低下しつつある。
中国株にしても元々調整局面であったために大幅続落しなかっただけであり、欧州株でも年初のレベルを維持しているのは独とスペインくらいのものである。
株式市場は昨年1年間の上げ相場があった訳で、ある程度の調整が入るのは妥当であり、再び大規模な下げ相場に戻ると考える向きは少ないだろう。
調整の引き金となったのは米FRBによる昨年末の緩和縮小決定であり、その影響としての新興国市場からの資金流出懸念があるのも確か。
またここに来て中国の1月PMIが軟調であったり、中国の信用リスク問題が表面化してきたことも原因と考えられる。
先週のダボス会議におけるアベノミクス/円安批判の可能性や、かかる新興国/中国懸念等は円高派が大好きなテーマであり、いち早く“国際的な円安けん制”や“1997年のアジア危機の再来”を予想した向きもいたと思う。
実際市場に溜まった円売りポジションのまとまった調整が起こり、ドル円は今月の高値105円台半ばから今週は102円割れまでと4円近く下落した。

チャートの月足を見て気付いたのだが、アベノミクス円安が2012年10月に始まって以来、今月まで16カ月間において陽線が10本、陰線が今月を含めて3本、寄り引け同時線が3本という内訳で、いかにドル円上昇圧力が強かったかが伺える。
この数少ない陰線の一つが2013年6月で、その原因は中国流動性危機問題、バーナンキショック(テーパリング観測)と米国Q1GDPの下方修正であり、二回目は翌7月で逆にテーパリング観測後退とフォワードガイダンス強化の思惑がもたらし、三回目の今回は上述のようにテーパリング観測と新興国危機懸念、中国クレジットリスクなどが原因であった。
しかし一昨年の75円台から今月105円台に上昇したドル円が4円近く下落した今回は、リーマンショック時や欧州危機時の大幅下落とは異質の感がする。

今回の新興国不安にしてもトルコやインドは速やかに金利引き上げで対処し、またアルゼンチンはいち早くブラジルと通貨防衛で歩調を合わせるなど、ドミノ倒し的なリスクの分散拡大が抑止され、セーフティーネット(安全弁)がワークしていることが確認できる。
当局も1997年アジア危機の時にヘッジファンドなどの投機筋がアジア通貨を大規模空売りした情況に鑑み、「投機筋に美味しい思いはさせない」との思いであろう。
そしてドル/円下落の緩衝材となっているのは、円の需給バランスが円売りに傾いているという事実に他ならない。

本日早朝のFOMC結果発表では予想通りに100億ドルのテーパリングが決定され、日米含めて株価が大幅に下落した。
しかし、米国はリーマンショック時の緊急避難的超緩和政策からやっと本来の金融政策に戻りつつある訳で、早晩株式市場含めて金融市場もそれを評価し落ち着くことだろう。

豪ドルは先週末の新興国不安や中国クレジットリスクを背景に86セント台半ば、88円台に下落したが、その後は新興国不安の一服や堅調な1月NAB企業信頼感・景況感の発表もあり88セント台、91円台まで回復したが、FOMC後の株価下落を嫌気して再び反落している。
今年に入ってからは豪州、NZ、カナダなど資源国当局はこぞって“自国通貨安誘導”めいた発言を繰り返しており、実際NZドルを除き南ア、南米諸国の通貨を含めて総じて資源国通貨は軟調である。
ただ豪州Q4CPIが2年ぶりにRBAターゲット2-3%の後半に上昇するなど通貨安の問題点も既に発現しつつある。
中国の地方財政やクレジットリスクなど不安材料は存在するが、米国のテーパリングが既成事実として市場に織り込まれ、また新興国不安が一過性で終わる場合には(筆者はそのように思う)豪ドルも含めて資源国通貨も徐々に底入れするものと考える。

【主なイベント】

1/30
(木)

(NZ)準備銀行理事会
(米)Q4GDP(速報値)、新規失業保険申請件数

1/31
(金)

(日)12月失業率/CPI
(ユーロ圏)12月失業率/1月CPI
(米)1月シカゴ購買部協会景気指数、1月ミシガン大学消費者信頼感

2/3
(月)

(豪)Q4PPI、12月住宅建設許可件数
(中)1月非製造業PMI
(ユーロ圏)1月PMI製造業

2/4
(火)


(豪)RBA理事会(金利据え置き予想)
(米)1月ISM製造業景況指数

2/5
(水)

(中)1月HSBC非製造業PMI
(独)1月サービス業PMI
(ユーロ圏)1月サービス業PMI
(米)1月ADP雇用統計

2/6
(木)

(豪)12月小売売上高/12月貿易収支
(ユーロ圏)ECB理事会
(英)BOE理事会
(米)新規失業保険申請件数

2/7
(金)

(米)1月雇用統計

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(1/23)

豪州経済
ファンダメンタルズ

*Good
・11月NAB企業信頼感+6(前回+5)、企業景況感+4(前回-3)(1/28)
・豪州Q4CPI前年比+2.7%(予想+2.4%、前回+2.2%)、前期比+0.8%(予想+0.4%、前回+1.2%)、RBAアンダーライイングCPI前期比+0.9%(予想+0.6%、前回+0.65%)、前年比+2.6%(予想+2.3%、前回+2.35)(1/22)

・12月TD Securities インフレーション+0.7%(前月比4 years high、前回 +0.2%)、+2.7%(前年比 5yeras high、前回+2.4%)(1/20)
・12月新車販売+1.7%(前月比、前回+2.1%)、+0.1%(前年比、前回-0.2%)(1/15)
・11月小売売上高+0.7%(予想+0.4%、前回+0.5%)(1/9)
・11月貿易収支-118mio (予想-300mio、前回-358mio)(1/7)
・Q3企業収益+3.9%(2yrs high、予想+1.0%)(12/2)
・Q3民間設備投資(CAPEX)+3.6%(予想-1.2%。前回+1.6%←+4.0%から下方修正)(11/28)

*Bad
・1月WESTPAC消費者信頼感-1.7%(前回-4.8% )、103.3(前回105.0)(1/22)
・12月就業者数-22.6千人(9ms low、予想+10.0千人、前回+15.4千人)、12月失業率5.8%(予想5.8%、前回5.8%)(1/16)
・12月ANZ求人広告-0.7%(前回-0.9%)(1/13)
・11月住宅建設許可件数-1.5%(前月比、予想-1.0%、前回-1.8%)、+22.2%(前年比、予想+21.1%、前回+23.1%)(1/9)
・Q3GDP前期比+0.6%(予想+0.7%、前回+0.6%)、前年比+2.3%(予想+2.5%、前回+2.6%)(12/4)
・年央経済・財政見通し(MYEFO)(12/17)
2013/2014 GDP見通し +2.5%(前回8月+2.5%)
2014/2015 GDP 見通し +2.5%(前回+3.0%)
2013/2014 財政赤字見通し470億ドル(前回301億ドル)

+2

+3

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

新興国懸念再燃と米国テーパリングで株安、センチメント悪化。
昨日NYダウは-182 ptsの15,746ドル。本日オフショアでは+36pts。昨日VIX恐怖指数は+1.68の17.48。

-4

-2

短期筋推定市場ポジションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが12,666コントラクト増えて64,654 コントラクト売り(1/21)。短期筋の豪ドル売りポジションは再び増え出す。

+3

+2

商品相場

原油は97ドル台に上昇、金は1266ドル台に上昇、CRBは昨日+1.25ptsの283.15。鉄石は124ドル台で小康、石炭(燃料炭スポット)は80ドル台に下落。

+2

+2

金利・為替(当局)

スティーブンス総裁(議会証言)豪ドルは依然不快なほど高い、90セント以上は経済にふさわしくない(12/18)RBA議事録―豪ドルは不快なほど高い(12/17)総裁―85セントに下落することが望ましい(12/12)12月はRBA金利据え置き。米豪10年債利回り格差1.437%に拡大。

-3

-3

需給

向こう2-3年で豪ドル債発行額$200bio、本邦機関投資家や外国中銀は豪ドル債(豪ドル)が復活の話。中国向け鉄鉱石輸出は好調、海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。潜在的な輸出の豪ドル買い需要。

+2

+2

テクニカル
(チャート)

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に一目均衡表の雲の下。豪ドル/ドルはスパンAがスパンBの下で弱い。豪ドル円の雲が非常に薄く、大きく動く前兆か?ボリンジャーバンドの中ほどから反落。二日間陽線「タスキ」となったが昨日大陰線で反落でまだ力強さない。RSIは豪ドル40.19 %、豪ドル円35.60%で再びoversold増える。

-3

-2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは80.62で小康、ユーロは1.36台半ばでやや軟調。

-2

-2

中国関連

中国信用リスク問題、1月HSBC製造業PMI 49.6(予想50.3、前回50.5)(1/23)、IMF2014年成長見通し上方修正(7.3%→7.5%)(1/21)、中国Q4GDP +7.7%(予想+7.6%、前回+7.8%)(1/20)、12月小売売上高+13.6%(予想+13.6%、前回+13.7%)、12月鉱工業生産+9.7%(予想+9.8%、前回+10.0%)(1/20)、12月貿易収支は+256億ドル(予想321億、前回338億)輸出+4.3%(予想+5.0%、前回+12.7%)、輸入+8.3%(予想+5.0%、前回+5.3%)でやや減速(1/10)、12月CPI 、Y/Y+2.5%(予想+2.7%、前回+3.0%)(12/9)、12月PPI Y/Y-1.4%(予想-1.3%、中国政府30年ぶり大胆な経済・社会改革案を公表(3/18)、一人っ子政策緩和→労働人口増加策、 本日上海総合指数は小動き。

-4

-2

国内政局・産業界等・国際機関

豪ドル安弊害論も(インフレ上昇、輸入コスト上昇など)、リオ・ティント・BHPは今年も投資増計画、ホッキ―財務相―豪州政府債務は$500bio達する(12/11)。カンタス1000人人員削減、GMホールデン撤退表明、トヨタは100人の希望退職募集、鉱山使用料(ロイヤルティー)引き上げ検討への反感強いQLD州、WA州)、資源産業/非資源産業格差問題、IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。

+2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

依然やや売りバイアス

-5

-4

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

外交の優先順位が変更か?

労働党政権、中でもケビン・ラッド元首相は大学で中国語と中国史を専攻して流暢なマンダリンを話し、政治家になる前は外交官として中国に赴任するなど豪中関係緊密化に一役買った。
しかし昨年9月にアボット保守連合政権になってから豪中関係に異変が生じつつある。
元々、アボット首相はラッド元首相の外交政策踏襲に難色を示していたし、中国の豪州資源(鉱山・農産)投資や買収には警戒的な意見も述べていた。
今回は先週ワシントンを訪問していたJulie Bishop外相が現地で「米国は経済パートナーとして貿易・投資両面で最大のパートナーである」と発言し、先週末のAustralian Financial Reviewのインタビューでも「経済パートナーとして米国は中国の上に位置する」と発言したことによる。
またアボット首相は就任後に「日本はアジアで最高の友人である」と発言し長期間にわたる東シナ海の領土問題でも日本を支持する発言をしていることが中国政府を激怒させた経緯がある。
通常野党側は外交政策に関しては与党の政策を支持し、あからさまな批判はしないが、今回のBishop外相の発言に対して、労働党の大物上院議員であり、ショートン党首に近い筋のSam Dastyari議員は「外交パートナーをランク付けする必要は全くなく、豪州のアイデンティティーを喪失させ国益に反する発言」と手厳しい。 その他の外交専門家も総じて「ここで中国の面目をつぶして不必要に中国を刺激する必要はない」との意見が多い。
豪州は安全保障面で米国と同盟関係にある一方、中国は最大の貿易相手国という位置づけであるが、資源ブームのピークアウトが豪中の経済関係にも変化を及ぼしているように思える。

 

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