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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

緩和トンネルの向こう側

更新日:2013年10月31日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(10/24-10/31)の相場レンジ:
AUDUSD: 0.94405-0.96702  AUDYEN: 92.657-94.338

この1週間は今週の米FOMCにおける量的緩和継続観測の高まりからNYダウが史上高値に迫るなど世界的に株価は堅調となる一方、商品相場は冴えない展開となった。
また先週の弱い米9月雇用統計後、緩和縮小延期の見方からドルが全面安となり、ドル/円は97円割れに下落し、ユーロは1.38台前半、ポンドは1.62台半ばまで上昇した。

ただ今週になってからは中国人民銀行の資金供給再開で中国短期金融市場が落ち着いたことも好感され、むしろFOMC前のドル買い戻しが活発化した。
注目のFOMCの結果は予想された程はハト派色が強くなく、12月QE縮小開始の可能性を温存した形となったことからドル買いが活発化し、米債利回りはむしろ上昇した。
ドル/円は一時98円台後半まで上昇し、ユーロは1.37割れ、ポンドは1.60割れまで反落した。

豪ドルはかかる米ドルの反発や火曜日にスティーブンスRBA総裁が講演において比較的強い論調で豪ドル高牽制を行った(OZ NOW 参照)こともあり、先週の高値97セント台、95円台から一時94セント台半ば、92円台後半まで反落した。
ユーロ/豪ドルは先週の安値1.41台から一時1.45台まで値を上げ、また豪ドル/NZドルは1.15台後半から1.14台半ばまで反落するなど、10月になって急反発していた豪ドルが調整反落した1週間であった。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:0.9300-0.9600 AUDYEN:92.00-95.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.87-1.00  AUDYEN: 85.00-105.00

足元のセンチメント――再びややベアセンチメント
足元の予想――下値が押し目買いにサポートされる展開

主要通貨の中期的バイアス :
 ・米ドル―ブル(足元ニュートラル)
 ・円―ベア(足元ややベア)
 ・ユーロ/ドル―ニュートラル(足元ややベア)
 ・豪ドル/ドル―ニュートラル(足元ややベア)

“FOMCでは量的緩和継続が示されて米債利回りは更に低下し、米ドルが下落する”という事前予想を聞いて「本当か?」と思っていたが、やはりというか声明発表後のファーストリアクションは“ドル買い戻し・米債利回り上昇”であった。
やはり米政府機関の閉鎖による米経済の悪化→FRBの更なる緩和強化?の図式はあまりに悲観過ぎる発想だろう。

今回の財政問題でもたついた米経済を会社に例えれば「会社は何も更生法にある倒産を選択した訳ではなく、会計監査で問題点を指摘され、一時操業を停止した状況」だろう。
つまり問題点がクリアされれば生産はまた再開されるのだ。
量的緩和という“長いトンネル”の中で、債務上限という問題が起きてトンネル内で予定より長く立ち往生したが“トンネル”の向こうには出口(戦略)が待っていることはFRBも市場も百も承知だろう。

ただFOMC後のドル買い戻し・債券利回り上昇を見ると、市場は米経済の状況を悲観的にみる傾向にあると言える。
<FOMC声明>では「金利に関するフォワードガイダンスは変更せずとし、緩和縮小前に更なる証拠を待ちたい」としているが、FRBが財政問題の影響を必要以上に重要視していない印象を受け、今後の指標次第では12月の緩和縮小開始の可能性もあるものと思う。
ただ、今回ドルが買い戻されたがそれは、市場に溜まった売りポジションの調整であり、ここからドルが更に上昇するには、米経済指標が堅調で緩和縮小の前倒しがされる必要があり年末までの米指標に注目したい。

サーベイによると日本のQ3GDP(前期比年率)はQ2の+3.8%から+1.6%程度に落ちそうで、その原因は輸出の不振にあるそうだ。
本年度の日本の貿易赤字は約10兆円程度と史上最大になる見通しであるが、この実需の円売り圧力にプラスして本邦投資家の外債投資、あるいは2005-2008年に見られた世界的な円キャリートレードが復活すればドル円は100円の壁をしっかりとブレークするだろう。

ユーロについて一言。
1999年1月に対ドルレート1.19でユーロが発足して以来の月足チャートを見ると、2008年の高値1.60を付けるまでは、世界の中銀がユーロを新たな外貨準備通貨と認知し、世界経済もユーロを決済通貨として受け入れた時期で右肩上がりだった。
ユーロは2008年のリーマンショックで4000ポイント弱急落するがその後はここまで1.18-1.51の間で上下サイクル運動を繰り返し、まさに現レベル1.35を中心とした“ペナント型”を形成しており、今後もその時々の好悪材料により上下サイクル運動を繰り返すだろう。
ただ確かにユーロ圏全体では貿易黒字であるが内情は独のほぼ一人勝ち状態であり、今後も国別格差が生みだす“ひずみ”が原因で振幅する局面が必ず訪れるものと思う。

豪ドルはやはりというか、かなり調整反落した。
元々米ドル安の受け皿としての豪ドル高であった訳で、米ドルが反発すれば豪ドル/ドルの反落は当然の結果とも言える。

それにしても一昨日のスティーブンスRBA総裁の講演内容。
かなりヒステリックに「ファンダメンタルズから言っても、コストと生産性から言っても、交易条件の悪化から言っても豪ドル高は支持されず、今後“materially―著しく―”下落する可能性がある」と述べた。
最近豪ドル高けん制がなりを潜めていた分、一気に怒りを爆発させた感じである。
しかしながら豪ドル戻り高の背景には中国の景気減速懸念の後退や商品相場の反発に加えて米ドル全面安地合があった訳で、対米ドルで上昇したのは豪ドルだけではない(ユーロは2年ぶりの高値)。
住宅価格上昇の対抗手段として金融引き締めを行いたいが、それをすれば豪ドルが上昇すると言う大きなジレンマに晒されていることは分かるが、中銀総裁としてかなり感情的になっている点がこちらでも話題になっていた。
スティーブンス総裁も言及していたが米国の緩和縮小観測が再び高まれば豪ドル/ドルの頭は自然に重くなるだろう。
一方豪ドル/円の伸び代は従来からの指摘通りまだ大きいと思うが、本邦はじめ投資家の豪ドル債投資意欲が再び高まれば更にその傾向が顕著となるだろう。

主なイベントは:

31(木) 日銀会合、ユーロ圏9月失業率、米新規失業保険申請件数、
米10月シカゴ購買部協会景気指数
11/1(金) 中国10月製造業PMI、中国10月HSBC製造業PMI、
米10月ISM製造業景況指数
3(日) 中国10月非製造業PMI
4(月) 豪州9月小売売上高、ユーロ圏10月製造業PMI
5(火) RBA理事会(金利据え置き予想)、中国10月HSBC非製造業PMI
6(水) 米10月ISM非製造業景況指数、豪州9月貿易収支
7(木) 豪州10月雇用統計、ECB政策会合、BOE政策会合、
米新規失業保険申請件数
8(金) 中国10月貿易収支、米10月雇用統計
9(土) 中国10月(CPI・PPI・小売売上高・鉱工業生産)

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(10/24)

豪州ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good
・9月住宅建設許可件数+14.4%(16ms high、予想+2.8%、前回-1.6%)(10/31)
・豪州Q3CPI前年比+2.2%(予想+1.8%、前回+2.4%)、前期比+1.2%(予想+0.8%、前回+0.4%)、)RBAアンダーライイングCPI前期比+0.65%(予想+0.6%、前回+0.55%)、前年比+2.3%(予想+2.2%、前回+2.4%)(10/23)
・Q3NAB企業信頼感+3(前回-1)(10/17)

・9月就業者数+9.1千人(予想+15.0千人、前回-10.8千人)、9月失業率5.6%(予想5.8%、前回5.8%)(10/10)
・9月NAB企業信頼感+12(前回+6)企業景況感-4(前回-6)(10/8)
・9月ANZ求人広告+0.2%(前回-2.0%7か月振りのプラス!)(10/8)
・9月AIG建設実績インデックス47.6(43.7、4ms high)(10/7)
・8月小売売上高+0.4%(予想+0.3%、前回+0.1%)(10/1)
・第2四半期GDP前期比+0.6%(予想+0.5%、前回+0.5%)、前年比+2.6%(予想+2.4%、前回+2.5%)(9/4)
・Q2民間設備投資(CAPEX)+4.0%(予想+0.0%。前回-2.1%)(8/29)

*Bad
・8月WESTPAC リーディングインデックス-0.4%(2011年後半以来最初の下落、前回+0.4%)(10/16)
・8月住宅融資残高-3.9%(予想-2.5%、前回+2.4%)(10/14)
・10月WESTPAC消費者信頼感-2.1%(前回+4.7% largest decline in 5ms)、108.3(前回110.6)(10/9)
・8月貿易収支-815mio (予想-400mio、前回-1,375mio)(10/2)
・Q2経常収支-9.4bio(予想-8.5bio、前回-8.7bio)(9/3)
・Q2建設活動前期比-0.3%(予想+1.0%、前回-1.9%、2期連続のマイナス)(8/28)
・RBA四半期金融政策報告書
2013年GDP2.25%(前回2.5%)。インフレ予想2013年2.0%(前回2.25%)(2013/8/09)

+5

+5

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

FOMC後の株反落や米債下落でセンチメントやや悪化。
昨日NYダウは-66 ptsの15,618ドル。本日オフショアでは-44pts。昨日VIX恐怖指数は+0.24の13.65。

-2

-2

短期筋推定市場ポジションと調整具合

(政府機関閉鎖によりIMM情報はアップデートは遅れている)(シカゴIMMの通貨先物ポジションは豪ドル売りコントラクト28,804売り(前週比売りが6,015コントラクト減る)(10/1付)。短期筋はやや豪ドルショートに転じる。

+2

-2

商品相場

原油は96ドル台に下落、金は1338ドル台に下落、CRBは-0.62の280.02。鉄石は131ドル台に下落、石炭(燃料炭スポット)は87ドル台に続伸。

-2

-3

金利・為替(当局)

スティーブンス総裁「豪ドルは将来の時点で著しく下落」(10/29)豪ドルが再びパリティーに向かえば再利下げ観測、<10月RBA声明>では追加緩和の示唆なし。米豪10年利回り格差1.44%にやや縮小。

-4

+4

需給

本邦機関投資家や外国中銀は豪ドル債買い(豪ドル買い)がやや復活か。海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。潜在的な輸出の豪ドル買い需要(特に年末に向けて資源関連)。

+3

+2

テクニカル
(チャート)

豪ドル/ドル、豪ドル/円ともに一目均衡表の雲に向かって下落、雲がサポートか。共にスパンAがスパンBの上(強い)。ボリンジャーバンドの中ほどに反落。23日の大陰線から「三羽ガラス」となって大幅下落したが一目均衡表の雲の上限やボリンジャーバンド下限にサポートされるか?RSIは豪ドル/ドル49.18%、豪ドル/円52.65%であまり偏りない。

+2

-3

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは79.78に上昇、ユーロは1.37台前半に下落。

-2

+2

中国関連

中国人民銀行は2週間ぶりに流動性を供給で株反発(10/29)、中国人民銀行の金融引き締め懸念、10月HSBC製造業PMI(速報値)50.9(予想50.4、前回50.2)(10/24)、9月の新築住宅価格(前年比+9.1%、前回+8.3%、9カ月連続上昇)(10/33)、中国人民銀行金融政策委員宋氏―インフレ上昇により中銀は短期市場の流動性を緩やかに引きしめる可能性(10/22)、Q2GDP+7.8%(予想+7.8%、前回+7.5%)、本日上海総合指数は+16pts。

+3

-2

国内政局・産業界等

住宅価格の上昇に対する懸念、産業界は豪ドル反発を再び懸念(トヨタ人員削減)、保守連合圧勝―産業界は政権交代・安定(過半数)政権を歓迎、資源産業/非資源産業格差問題、IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。

-2

-4

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

依然やや買いバイアス

+3

-3

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

RBAの憂鬱

RBAのスティーブンス総裁は29日シドニーで行われたCitigroupのAnnual Investment Conferenceで講演をしたが、その講演がちょっとした話題となっている。
同総裁は「豪ドル相場は異例なほど高く、経済ファンダメンタルズの裏付けがない。交易条件の悪化を考えると将来のいずれかの時点で大幅に(materially)下落する可能性がある」 と述べたが、当地のアナリストたちはその“苛立ち”とも取れる異例の論調の激しさに驚きを隠せない。

それでなくとも今年になってからの住宅価格の急騰を受けて、元RBAの理事(現在Australia National UniversityのエコノミストであるWarwick McKibbin氏など)や、エコノミストの中には「RBAは1年前に利下げを停止しキャッシュレートを3%〜3.5%で維持すべきだった」との意見が見られる。
スティーブンス総裁は若年層が手の届かないレベルまで住宅価格が高騰している現状を「最近の不動産価格の上昇は一部維持不能」と認めつつ「価格上昇の原因のある部分はサイクル的なダイナミズムによるが、そうでない部分もある」と歯切れが悪い。

10月のRBA理事会声明や議事録でそれまで慣用的に使われていた「豪ドルの下落が経済をサポート」という文言がなかったことが一時豪ドル買いを誘ったが、同総裁も“豪ドル高牽制をやらないと豪ドルが反発する”と思ったか、今回は暫くの沈黙を破るかなり強い論調の“豪ドル高牽制”であった。
同総裁としても住宅バブルの予防措置として金融引き締めを行いたいが、金融を引き締めれば豪ドルが上昇するという大きなジレンマを抱えて苦慮している様子である。

ただ今回の豪ドル高は米ドル全面安の裏返しであり、何も豪ドル/ドルだけが上昇している訳ではない。
同総裁は「FRBがtaperingを実施すれば豪ドルは下落するだろう」とも述べているが、まさにそれは当を得た発言であろう。
ただ中国経済が持ち直せば資源価格は当然上昇し、それも豪ドル高をサポートする訳で、スティーブンス総裁は暫く気を休める暇もなさそうである。

 

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