FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート

マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

改めて“安全通貨円”

更新日:2012年11月22日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(11/15〜11/22)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.02869-1.04238 AUDYEN: 82.971-85.762

この1週間、前半は米財政の崖問題やギリシャ支援合意に対する懐疑的見方などからリスク回避色が強く世界的に株価や商品相場は軟調であったが、後半はギリシャ問題の決着が来週に持ち越されたものの楽観視する見方も強く、また米財政の崖問題にも一服感が出てリスク許容度が回復した。

先週1.26台半ば、100円台前半の安値を付けたユーロも回復地合いとなり、昨日はギリシャ合意が先送りされたものの、高値1.28台後半、1.06円台前半まで反発した。

また豪ドル/ドルはRBA議事録における“追加緩和の可能性示唆”や“豪ドルが依然高水準”の指摘を受けて1.04台で上値が塞がれる一方、豪ドル/円はドル/円の7カ月ぶりの82円台へ上昇にサポートされて、これまた7カ月ぶりの高値85円台後半まで上昇している。

ドル/円は先週の自民党安倍総裁の「大胆な金融緩和要請」に続いて今週も自民党がインフレターゲット2%を選挙公約にして日銀への圧力を強めていることや、10月の日本の貿易収支が4カ月連続の大幅赤字となったこと、更には日米の携帯キャリアのM&A絡みの実需買い観測などで82円台後半まで続伸している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.0250-1.0550 AUDYEN:83.50-86.50

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント――豪ドル/円のブルセンチメント継続
足元の予想――豪ドル/円は利食い売りをこなしながら上値テスト

先週から今週にかけてはギリシャ支援合意は先送りされたものの、昨日もメルケル独首相から「26日の再協議で合意が形成できる見込み」との力強い発言もありギリシャ不安も後退している。

前回“独仏間不仲説”について述べたが、その後ムーディーズにより仏格下げがあり、もはや欧州問題における舵取りは独仏2強から文字通り“独の独壇場”になった感が強い。
まさに独五賢人会メンバーの言う「最も深刻な問題は仏である」が信ぴょう性を帯びてきているように感じる。ただ、繰り返しになるがギリシャが離脱しようが仏問題が表面化しようがそれをひっくるめての“ユーロ共同体”であり、目標に向けての歩みはやめないであろう。また独にしても先の大戦後に散々迷惑をかけた周辺国が敗戦国独の復興を手助けしたことは決して忘れていないだろう。

米国財政の崖問題はベイナー下院議長(共和)やペロシ下院院内総務との話し合いがもたれ、ある程度の感触を得るやオバマ大統領は早々にアジア歴訪の旅に発ってしまったが、お先真っ暗では外訪どころではないだろう。両党間には富裕層への増税を巡って大きな意見の相違はあるが、ある種の増税と歳出削減の組み合わせによる崖の回避には合意している。
今後は大統領選挙から下院予算委員会委員長の職に戻った、オバマ財政理論に真っ向から対立しているポール・ライアン氏の“嫌がらせ”が気になるところ。

さてドル円が今年の4月上旬以来約7カ月ぶりに82円台に上昇してきた。
考えてみれば世界経済が順風を受けて拡大した2002年から2008年くらいの間、あの“円キャリートレード”が隆盛を極めドル/円は100円台から124円に、豪ドル/円は55円台から107円台に、ユーロ/円は100円台から170円近辺まで上昇したのであった。 世の中ヘッジファンドから個人投資家までこぞって低金利円を調達して売却し、それを高金利通貨に換えたり、高金利通貨建ての株や債券投資、商品相場投資や不動産投資に躍起になったものだ。
それが2008年のリーマンショックとそれに続く欧州ソブリンリスクを受けて、その“売られ筋”の円が今度は“安全通貨”、“避難通貨”として、市場のリスク度が高まるごとに円買い/高金利通貨売り、円買い/何でも売りが横行し、現在に至っている。

そもそもなぜ円が“安全通貨”として買われるか?理由はいくつかあろう。

  1. 物価上昇率が高く通貨が目減りする他の通貨に比べて円やスイスフランは低インフレ通貨(またはディスインフレ)であるから(物価上昇格差)
  2. 何十年にもわたって経常黒字国であるから
  3. 世界一の対外資産(約240兆円)を持つから
  4. 国債の93%を国内で消化し、国内で財政赤字の補填が可能だから
  5. 世界第三位の経済大国であるから
  6. ドル円は30年近くも下落してきた歴史的事実
  7. ゼロ金利の円はそれ以下に金利が下がらず、金利低下による損失がないから
  8. リスク回避=円買いと言う“パブロフの犬”的条件反射 等々

したがってこれら「安全通貨8カ条」を満たす他の避難通貨が現れない限り、今後ともリスク回避局面になれば円買い圧力が高まるだろう。 安全通貨として円と双璧であるスイスフランは当局介入により買いづらくなった分、円が一手に安全通貨としての役割を引き受けることも考えられる。

私は常々米国金融引き締め開始がドル円上昇の転機と言っているが、もちろん他にもドル円上昇の材料はある。一つは円の需給バランスの変化、そしてもう一つは市場のリスク許容度が著しく増加して再び“円キャリートレード”が活発化する局面であろう。
その前提として、少子高齢化、人口減少傾向の日本のデフレ傾向は、たとえ安倍さんが日銀に圧力をかけようとも簡単には転換しないとの考えがある。

豪ドルは再び豪ドル/ドル頭打ち、豪ドル/円上昇と言う私の好きなシナリオ通りになってきた。不気味なのは“米国の金融引き締めなし”で実現している点であり、これはたまたまドル円上昇のなせる技である。
豪ドル/ドルは引き続き1.02-1.05台でのレンジ取引を、また豪ドル/円は重要なレジスタンスレベル85.00を上抜いているだけに3月の高値88円台を目指す可能性がある。
ただ当時の豪ドル/ドルが1.08台まで上昇していたことを勘案するとドル/円の85円が必要となり、短期的にドル円がそこまで上昇するかやや疑問。

イベント的にはスペインからの独立をかけた選挙と言われる25日(日)のカタルーニャ州選挙、26日(月)の臨時ユーロ圏財務相会合におけるギリシャ支援合意の有無。
豪州国内では29日(木)の豪州Q3民間設備投資が資源投資の趨勢を占う上で重要。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・11月WESTPAC消費者信頼感104.3(前回99.2)+5.2%(前回+1.0%過去12ヶ月間で最大の伸び)(11/14)
・10月雇用統計就業者数+10.7千人(予想+0.5千人、前回+15.5千人)(11/8)

・9月小売売上高+0.5%(予想+0.4%、前回+0.3%)(11/5)
・10月AIG製造業PMI45.2(前回44.1)(11/1)
・9月住宅建設許可前月比+7.8%(前回+6.4%)(10/31)
・9月民間信用残高前月比+0.3%(予想+0.2%)(10/31)
・豪州Q3CPI、ヘッドラインCPI(全項目)前年比+2.0%(予想+1.6%、前回+1.2%)、前期比+1.4%(予想+1.0%、前回+0.5%)、アンダーライイングCPI前期比+0.75%(前回+0.6%)、前年比+2.5%(前回+2.15%)(10/24)―予想より強め

悪い(弱い)
・Q3賃金Index前期比+0.7%(予想+0.8%、過去1年で最低)、前年比+3.7%(予想+3.8%)(11/14)
・10月NAB企業景況感-5(前回-3)、企業信頼感-1(前回0)(11/13)
・9月住宅融資残高+0.9%(予想+1.0%、前回+1.8%)(11/12)
・RBA四半期金融政策報告書(11/9)
2012年のGDP予想3.5%(前回3.5%)、2013年GDP2.75%(前回3.25%)―鉱業投資の下方修正で。インフレ予想(コアも)2012年2.5%(前回2.25%)、2013年2-3%(コアも)(変わらず)(11/9)

・AIG10月建設活動指数35.8(前回30.9―29カ月連続縮小)(11/7)
・10月ANZ求人広告-4.6%(前回-3.9%)(11/5)
・9月貿易収支-1,466mio(9カ月連続赤字、予想-1,550mio、前回-1,876mio)(11/5)
・政府経済・財政中間見通し(MYEFO)
GDP 2012/13 3.25%→3.00%に下方修正、2013/14 3.00%据え置き
2012/13財政黒字5月時の15億豪ドル→11億ドルに下方修正(10/22)
・第2四半期GDP前期比+0.6%(予想+0.7%、前回+1.4%)、前年比+3.7%(予想+3.7%、前回+4.3%)(9/5)

+4

+4

市場センチメント
(リスク値)

ギリシャ支援合意見ないも欧州懸念一服。
NYダウ引けは前日比+48ポイントの12,836ドル。本日オフショアでは+22ドル、昨日VIX恐怖指数は+0.23の15.31。

+3

-3

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルポジションは68,146買いコントラクトに増える(11/13付)。短期筋は豪ドル円かなりロング。

-4

-2

商品相場

原油は88ドル台に上昇、金は1731ドル台に上昇、昨日CRBは+1.08の297.59。スポット石炭、鉄鉱石はやや上昇、中国減速懸念やや弱まる。

+3

+2

金利・為替(当局)

(11/20)スティーブンス総裁講演で「鉱山ブームが終わったとの見方やや行き過ぎ、追加緩和が必要になる可能性、交易条件の悪化に対して豪ドルの強さは驚き」、10月雇用強く12月利下げ観測やや後退、副総裁Phillip Lowe「豪金利の大幅引き下げの可能性少ない。大規模介入は非常事態のみ」(10/30)、米豪10年利回り格差1.502%にやや拡大。

-2

+2

需給

日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲も一服か→しかし下値では中銀の押し目買い需要も(アジア、南米)、欧州情勢悪化、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。

+2

+2

テクニカル

豪ドル/ドルは一目均衡表の雲の上限付近、豪ドル/円は依然雲のはるか上。どちらも依然先行スパンAがBの下にあり弱気サイン。ボリンジャーバンドの豪ドル/ドルは中ほど、豪ドル/円は上限をやや上抜き。豪ドル頭打ち、豪ドル円上昇中でチャートが違う顔。RSIは豪ドル/ドル52.08%、豪ドル/円73.88%で豪ドル/円のoverbought目立つ。

-3

-3

米ドル強弱

ドルインデックスは80.86に反落、ユーロ/ドルは1.28台半ばに反発。

+2

+2

中国関連

中国共産党大会でチャイナセブン選出も、政策の不透明感から株軟調、2020年のGDPを2010年の倍が目標、10月貿易収支+32bio(前回+27.7bio、輸入は+2.4%(前回+2.4%)、輸出は+11.6%(前回+9.9%(11/10)、10月鉱工業生産+9.6%(予想+9.4%、前回+9.2%)、10月小売売上高+14.5%(予想+14.4%、前回+14.2%)(11/9)、10月の製造業PMI50.2(50.2、49.8、3カ月で初めて50を超える)(11/1)、10月HSBC製造業PMI49.1(前回47.9)(10/24)、Q3GDP+7.4%(予想+7.4%、前回+7.6%)、
6月(3年ぶり)に続いて利下げ(7/5預金金利3.0%、貸出基準金利6.0%)、内需拡大策発表、(5/20)
預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。
温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は-10pts。

+1

+3

その他(政治、産業界など)

(豪州国内)
労働党人気やや下落、RBA11月利下げせず、住宅ローン金利低下せず反発強い、鉱山使用料(ロイヤルティー)引き上げ検討への反感、豪州産業グループ(AIG)CEOはRBAによる豪ドル高阻止を希望、資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。
(11/15-17AFR/Nielsen poll)(二大政党間)労働党支持率47%(前回-1%)、野党保守連合(自由党・国民党)53%(前回+1%)、首相適任ギラード支持51(50)、アボット支持42(40)、難民問題、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-2

+2

総合index(現状)

依然やや買いバイアス

+4

+9

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

IMFの外貨準備構成通貨報告に豪ドルを追加するとの報道

このほどIMFは四半期ごとに出す外貨準備構成通貨報告書(quarterly Currency Composition of Official Foreign Exchange Reserves (COFER)report)の構成通貨に豪ドルとカナダドルを追加することを検討しており、最終決断は2015年になされるとの記事が出た。

この報道に対してスワン財務相はウエルカム姿勢で、スポークスマンを通して「IMFの声明は豪州が国際資本市場における安全かつ最も魅力的な投資先の一つと認識を示す」とご満悦だが、一方豪州産業界は早速「ただでも強い海外投資家の豪ドル投資を一層活発化させ更なる豪ドル高をもたらす」と警戒的な見方をしている。
現在同レポートの構成通貨は米ドル、ユーロ、ポンド、円、スイスフランの5通貨でその他通貨は一まとめにされているが、今後7通貨の構成明細が示される可能性が大きい訳だ。

豪ドルポーション(割合)明示の功罪は:

(功)

  • 豪ドルに対する海外需要の透明性が高まり、最近のRBAによる海外中銀への豪ドル売り観測などの不要なスペキュレーションが減る。
  • 豪ドルの世界的認知度が更に高まり豪州の金融市場でのプレゼンスが高まる。

(罪)

  • オフショアにおける豪ドル取引がより活発化すれば、伝統的なRBAの金融政策が為替相場に及ぼす影響が希薄化する。
  • 豪州経済の悪化時に不足の豪ドル暴落を招き、好調時には過剰に豪ドル投資が増える可能性がある。
  • 為替水準と債券利回りが外資の流入と流出で歪められる可能性がある。

ただ、今現在豪州国債の約80%は既にオフショアが保有しており、また過去10年以上にわたって高金利通貨・資源国通貨である豪ドルは国際投資通貨として広く認知されていることを考えれば、たとえIMFが外準構成通貨明細に豪ドルを追加しても、大きな影響はないように思う。 など。

 

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前07:00〜午後09:00(平日)
※口座開設をご検討中のお客さまは
午前08:00〜午後07:00(平日)