FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート

マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

ドル/円80円はドル高かドル安か?

更新日:2012年11月1日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(10/25〜11/1)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.03046-1.03986 AUDYEN: 81.988-83.450

この1週間は先週の米企業決算での不冴えな結果が尾を引き主要国の株価は軟調、また欧州問題では相変わらずスペインの支援姿勢がはっきりせず、ギリシャ問題でも第二次支援実施を巡る憶測などからリスク回避的な相場展開であった。先週80円台に上昇したドル/円であるが、日銀会合で決定した基金増額11兆円も予想範囲内でむしろ失望売り強まる局面も見られたが、さすがに下値も限定的で79円台後半での神経質な揉み合いとなっている。
大型ハリケーンSANDY通過と共に“リスク回避のドル買い”の巻き戻しも見られ、ユーロも一時1.30台、103円台後半を回復し、本日発表された中国の10月製造業PMIが3カ月ぶりに50台を回復したこともあり、豪ドルは1.03台後半、82円台後半で堅調推移している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.0200-1.0500  AUDYEN:81.00-84.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10   AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント――ややブルセンチメント継続
足元の予想――利食い売りと押し目買いの綱引き

いよいよ来週は米国の大統領選挙や中国の共産党大会での新指導部決定となる。
両イベントともに結果で即相場が驚天動地とはならないだろうが、来年に向けての相場に影響を与えることは確か。また米大統領選挙の結果は米国金融政策や“財政の崖問題”にも大きく関わってくるが、その影響の度合いは正直言って未知数である。

“財政の崖”問題にしても今年末で種々の財政政策(減税など)が一斉に失効し、来年から大規模な自動歳出削減が開始される訳だが、かといって即米国デフォルトとはならない訳で、体の良い“ドル下げ政策”に利用されそうで怖い。
欧州情勢では相変わらずスペイン・ギリシャ問題では目立った進展なく結局11月11-12日のユーロ圏財務相会合を待つ必要があるようだが、こちらも紆余曲折しながらも一時のデザスターシナリオに逆戻りはないだろう。

さて目下脚光を浴びているのはやはりドル/円。1985年のプラザ合意以来240円台から昨年10月75円台の史上安値まで下落して現在80円前後というヒストリー。
思うに依然として70円、60円と下を見ている人は、会計学における“継続性の原則”ではないが過去の実績を重んじる根がまじめなコンサーバティブな人ではないかと思う。
私は全く逆の人間で、30年近くも同じ方向を見ることに耐えられず、過去30年で三分の一に減価した80円台のドル/円をドル高と見ることはできない。

繰り返しになるがドル/円上昇には円売り材料とドル買い材料の両面がある訳で、その両方が重なる地合いになって初めて大きなトレンド転換となると思う。
円サイドでは需給面からも日本のファンダメンタルズ面から(経済、財政)も円下落の環境は整いつつあると思う。
ただ、白川日銀総裁も「輸出縮小、生産落ちて国内需要が冷えている」と認識しているのであれば、何故「円安政策→株価上昇→個人消費・国内需要回復→デフレ脱却」という分かり切った政策を鮮明に打ち出さないのか?円安政策明言はこの期に及んでも依然タブーなのか?
円高メリットによる海外企業の買収などごく一部の大手企業にのみ可能であり、目線を製造業の大半を占める零細輸出企業に戻してもらいたい。

“米大統領選挙年はドル/円の変動レンジが狭い”というアノマリー(経験的な規則性)通り今年はここまで76円台〜84円台と変動制移行後最少レンジとなっている。
ただ、その狭いレンジの中でも3月に84円台の最高値を付けた背景は欧州不安の一服によるリスク選好の動きもさることながら、やはり米景気回復期待が高まり、FOMCで景気判断が引き上げられ、インフレ懸念が指摘された影響が大きく、その逆に9月にはFOMCでQE3や低金利期間の2015年央までの延長が発表されてドル/円は76円近辺まで下落するなど、米国の金融政策の変更がドル相場に大きく影響していることは確か。 はたして米国サイドの景気、金融政策面からのドル高要因は現在あるか?
雇用をはじめ景気回復は未だ不確か、そしてFRBは依然として強力な緩和姿勢を維持しており、ドル押し上げ要因とは見なされない。

ただ大統領選挙の結果や差し迫る財政の崖問題などの不確定要因はあるものの、“ここから米景気が更に悪化し、金融政策もQE4発動に繋がる”と考えるのには無理があるのではないか。
したがって結論から言えば遅かれ早かれ円売り材料にドル買い材料がキャッチアップして「大幅なドル/円上昇」が実現される計算になるのだが。

豪ドルはRBAによる海外中銀への直接ドル売り観測(下<OZ NOW>参照)もあり、依然として豪ドル高警戒論も聞かれる。しかし副総裁の言葉にもあるように“よほどのことがない限り”豪ドル売り介入には出ないだろう。昨年1.10まで上昇した豪ドルを1.03台のこのレベルで押し下げ介入もおかしな話であろう。
むしろ本日発表された中国の10月製造業PMIは3カ月ぶりに50を上回っており、先週の10月HSBC製造業PMIの改善もあって中国国内での輸入鉄鉱石価格がトン当たり120ドル近辺を回復しているなど、豪ドル支援材料も目につく。引き続き豪ドル/ドル保合い、豪ドル/円はドル/円次第で上昇の余地が出てこよう。

注目指標は明日2日(金)の米10月雇用統計が(失業率が8%以下に収まるか?)、また国内では来週は重要指標目白押しで5日(月)9月貿易収支、9月小売売上高、6日(火)RBA理事会(金利据え置き予想)、8日(木)10月雇用統計、9日(金)RBA四半期金融政策報告書など。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・10月AIG製造業PMI45.2(前回44.1)(11/1)
・9月住宅建設許可前月比+7.8%(前回+6.4%)(10/31)
・9月民間信用残高前月比+0.3%(予想+0.2%)(10/31)
・豪州Q3CPI、ヘッドラインCPI(全項目)前年比+2.0%(予想+1.6%、前回+1.2%)、前期比+1.4%(予想+1.0%、前回+0.5%)、アンダーライイングCPI前期比+0.75%(前回+0.6%)、前年比+2.5%(前回+2.15%)(10/24)―予想より強め

・9月雇用統計就業者数+14.5千人(予想+5千人、前回-9.1千人)(10/11)
・9月NAB企業信頼感0(前回-3)(10/9)
・IMF―豪の経済見通しは引き続き良好。RBAの政策は総じて適切。今年の成長予想3.25%(9/20)
・ S&P豪州格付けAAA維持、見通し安定的(9/19)

悪い(弱い)
・政府経済・財政中間見通し(MYEFO) GDP 2012/13 3.25%→3.00%に下方修正、2013/14 3.00%据え置き 2012/13財政黒字5月時の15億豪ドル→11億ドルに下方修正(10/22)
・Q3NAB企業景況感-2(前回-3)(10/18)
・9月雇用統計失業率5.4%(予想5.3%、前回5.1%)(10/11)
・9月NAB企業景況感-3(前回0)(10/9)
・8月小売売上高+0.2%(予想+0.4%、前回-0.8%)(10/4)
・8月貿易収支-2.027bio(予想-685mio、前回-556mio)(10/3)
・第2四半期GDP前期比+0.6%(予想+0.7%、前回+1.4%)、前年比+3.7%(予想+3.7%、前回+4.3%)(9/5)
・Q2企業収益-0.7%(予想+1.0%、前回-3.75%)(9/3)

+4

+4

市場センチメント
(リスク値)

ハリケーン被害、ギリシャ問題依然くずぶりセンチメントあまり良くない。
NYダウ引けは前日比-10ポイントの13,096ドル。本日オフショアでは-27ドル、昨日VIX恐怖指数は+0.79の18.60。

-3

-3

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルポジションは45,651買いコントラクトに増える(10/23付)。短期筋のポジションは依然ややロング。

-2

-2

商品相場

原油は86ドル台に小反発、金は1720ドルに上昇、昨日CRBは+0.61の295.85。スポット石炭、鉄鉱石はやや上昇、中国減速懸念依然強い。

+2

-3

金利・為替(当局)

副総裁Phillip Lowe「豪金利の大幅引き下げの可能性少ない。大規模介入は非常事態のみ」(10/30)、Q3CPIが予想より強く11月追加緩和観測後退、10月はやや予想外に利下げ実施(25bp)でRBA声明文でも「予想したより豪ドル高い」、「中国減速、資源投資来年がピーク」と言及、米豪10年利回り格差1.438%にやや拡大。

+3

+3

需給

日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲も一服か→しかし下値では中銀の押し目買い需要も(アジア、南米)、欧州情勢悪化、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。

+2

+2

テクニカル

豪ドル/米ドルは一目均衡表の雲の下限まで上昇してきた。豪ドル/円は依然雲の上。両ペア共に先行スパンBがAの上にあり軟調示唆か。ボリンジャーバンドの上限近くで揉み合い。RSIは豪ドル/米ドル56.47%、豪ドル/円62.91%で依然ややoverbought。1.0400、83.50に強い抵抗線あり。

-3

+3

米ドル強弱

ドルインデックスは80.00で小康、ユーロ/ドルは1.3000から反落。

-2

+2

中国関連

10月の製造業PMI50.2(50.2、49.8、3カ月で初めて50を超える)(11/1)、10月HSBC製造業PMI49.1(前回47.9)(10/24)、Q3GDP+7.4%(予想+7.4%、前回+7.6%)、9月鉱工業生産+9.2%(予想+9.0%、前回+8.9%)、9月小売売上高+14.2%(予想+13.2%、前回+13.2%)(10/18)、11/8の指導部交代まで大きな景気刺激策はでないのでは?9月貿易収支+27.7bio(前回+20.7bio、輸入は+2.4%、輸出は+9.9%(10/13)、財政政策・金融政策の発動あるか? 6月(3年ぶり)に続いて利下げ(7/5預金金利3.0%、貸出基準金利6.0%)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。 温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は+6pts。

+4

+3

その他(政治、産業界など)

(豪州国内)ギラード首相電撃アフガニスタン訪問などで、アボット不人気もあり、支持率上昇か?クイーンズランド州で鉱山使用料(ロイヤリティー)引き上げ決定が不評(9/11)
労働党支持率やや回復(炭素税の悪影響がまだ出ていない)(9/13)、豪州産業グループ(AIG)CEOはRBAによる豪ドル高阻止を希望(8/7)、資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。
10/18-20AFR/Nielsen poll)(二大政党間)労働党支持率48%(前回+1%)、野党保守連合(自由党・国民党)52%(前回-1%)、首相適任ギラード支持50(47)、アボット支持40(44)

+2

+2

総合index(現状)

依然やや買いバイアス

+7

+11

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

RBA豪ドル売りで豪ドル高抑制?

今週になってから当地の経済紙ファイナンシャル・レビューなどで「RBAが小規模ながら他の中銀への自己勘定による豪ドル売りを通じて自国通貨高の是正に動いている可能性がある」との記事が出て、市場のスペキュレーションを呼んでいる。 確かに今年中盤以降のRBAの声明文では「交易条件の悪化に反して予想外に豪ドルが高い」などの表現が目立つ。

また前RBA理事のMacKibbin氏はこの8月に「RBAは紙幣増刷によって豪ドルの海外需要に対して対処すべき」と発言している。 今のところ目立って豪ドル売り介入を実施している証拠はないし、RBAから正式コメントは出ていないが、8月と9月で外貨準備が$860mio程度積み上がっている。(2010年初からの月額平均の増加額は$54mio)。

ただ外貨準備調整としてのRBAの対市場でのネットの豪ドル売り(差し引き毎月豪ドル売りとなっている)の金額は何も最近急増している訳ではなく、例えば2009年5月に1.55bio、2009年12月に0.94bio、2010年6月に1.22bio、2011年6月に1.3bio、2012年6月に1.26bioなど大口のコマーシャルベースの豪ドル売りは過去も見られる。

また今週RBAのPhillip Lowe副総裁(来年9月のStevens総裁退任後、次期総裁と目される)は「商品相場の軟調にもかかわらず豪ドルが下落しないことにやや驚いている」としながらも「変動相場制は豪州に多大な恩恵をもたらしており、介入によりこれを阻害することは悪影響をもたらす恐れがある」と述べ「豪ドル高抑制に向けた大規模介入はきわめて大きな措置であり“極限の状況下にのみ”行われる」との認識を示した。実際RBAによる明確な介入はリーマンショック時に豪ドルが0.60近辺に暴落した時以降確認されておらず(買い介入)、豪ドル売り介入は1983年の変動相場制移行実施されていないというのが当地の認識である。

先週発表されたQ3の消費者物価指数は予想を上回る上昇を示したが、RBAは今後景気回復と同時にインフレ抑制も留意する必要がある訳で大きなインパクトを伴う売り介入に出動する可能性は極めて小さいだろう。

 

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前07:00〜午後09:00(平日)
※口座開設をご検討中のお客さまは
午前08:00〜午後07:00(平日)