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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

今まで優等生だった豪ドル狙い撃ち

更新日:2012年10月4日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(9/27〜10/4)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.01804-1.04721 AUDYEN: 79.734-81.250

この1週間は欧州懸念(スペイン、ギリシャ)は根強いものの、むしろ中国の景気減速懸念から豪ドル、NZドル、カナダドルなどの資源通貨が下げ足を速めた。ユーロは先週の軟調から今週は持ち直して1.29台前半、101円台後半でむしろ堅調地合。

一方豪ドルは1.01台後半、79円台後半まで値を下げた。欧州不安による全般的なリスク回避ムードの中、発表された中国の9月PMI(製造業・非製造業とも)が弱ったことに加えて豪州国内要因でも弱材料が噴出した。

RBAはやや意外感のある利下げを行い、更なる追加利下げ観測も豪ドル売り圧力を強めた。また発表された8月の貿易赤字は$2,027mioと2008年以来の赤字幅となって交易条件の悪化を印象付け、更に本日発表された8月の小売売上高も前月の-0.8%からは+0.2%に改善したが予想値+0.4%を下回った。この結果ユーロ/豪ドルは6月以来の高値1.26台まで反発した。

日銀の追加緩和の反応も鈍く77円台半ばまで下落していたドル円は、来週日本で開催されるG7で、日本の金融当局が円高けん制を主張するとの思惑もあり78円台後半まで上昇している。円クロスではユーロ/円は週初の100円割れから101円台後半まで反発しているが、豪ドル/円は豪ドル/ドルの下落と相殺し合って80円台前半での揉み合い相場となっている。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.0050-1.0350 AUDYEN:79.00-82.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント――依然ベアセンチメント
足元の予想――下値テストと押し目買いの揉み合いだが依然軟調

4通貨(米ドル、円、ユーロ、豪ドル)レースを見ると8月までドン尻であったユーロがトップに躍り出る一方、9月半ばまでトップを走っていた豪ドルが最下位に失速する展開。一方米ドルはユーロに先行されるがここに来て徐々に盛り返し、豪ドルのみならず円に対しても強調推移している。

「景気は“気”から」という造語もあるが、エコノミストたちは相変わらず世界経済に対して悲観的な見方を披露している。最近彼らが重要視する指標は失業率や小売売上や鉱工業生産などの実体経済指数よりはむしろ景気指数や信頼感指数などの“センチメント系指数”を重要視しているように思われ、正に景気の”気”の腰を折っているようにも思える。

その矛先は長らく欧州に向かっていたが、さすがスペインやギリシャの個別問題はあるものの“欧州経済は弱いのが当たり前”との市場認識が定着してきたこと及び、やはりECBによる“無制限の債券購入決定”のインパクトは大きく、市場もユーロ下攻めを半ば諦めた感がある。

一方でその矛先をまともに受けているのが豪ドルであろう。中国経済減速懸念と資源価格の下落という事実を前にして、さすがに景気格差・金利格差から2010年以降買われてきた豪ドルも徐々に城を明け渡している状況。

ただ、中国の各種指標の信ぴょう性を疑う訳ではないが、またデータ類が必ずしも中国当局の提供によるものではないだろうが、どうして発表される指標がことごとく測ったように予想値よりも“若干悪い”状況が毎回続くのか?米国大統領選を控えて両候補ともに人民元の過小評価を指摘しているが、悪い中国国内の経済指標は人民元の過小評価非難をかわす打ってつけの反証であろう。

個人的には別段豪ドルブルでもベアでもなく、1.00-1.05が当面のコアレンジあると思っている。ただ持論としてドル円の過小評価が是正されるのであれば豪ドル円の伸び代は大きいだろうと思う。足元中国景気減速と資源価格下落に加えて豪州国内景気の軟調と追加緩和期待とくれば、やはり豪ドルはコアレンジの下限をテストするであろうし、テクニカルレベルである9月初の安値1.01台半ばをブレークすれば1.00を切って下にオーバーランする可能性があろう。

ただ各国中銀は引き続き外貨準備の分散投資を図っている。一時活発であった欧州の中銀筋の買いはやや一巡した感があるが、最近でもアジア中銀そして、ブラジル、チリ、ペルーといった中南米中銀の豪ドル債投資の話が当地の新聞で出ている。係る短期筋とは異なる豪ドル需要が豪ドルの下落速度をチェックするだろう。

また休み明けの中国が景気刺激策や金融緩和策を発表すれば、豪ドルを取り巻くセンチメントにも変化が出てくる可能性がある。イベント的には明日の米国9月雇用統計、来週8日(月)のユーロ圏財務相会合、9(火)-14日(日)の東京IMF/世界銀行年次総会、11日(木)の東京G7といったところ。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・8月住宅建設許可件数+6.4%(予想+4.7%、前回-17.3%)(10/4)
・Q2求人倍率(前期比+4.2%、前回-5.3%)(9/27)
・IMF―豪の経済見通しは引き続き良好。RBAの政策は総じて適切。今年の成長予想3.25%(9/20)
・ S&P豪州格付けAAA維持、見通し安定的(9/19)

・8月WESTPAC消費者信頼感98.2(前回96.6)(9/12)
・Q2建設活動(前期比)+4.6%(予想+3.0%、前回-0.2%)(9/12)
・8月NAB企業景況感+1(前回-3)(9/11)
・8月雇用統計失業率5.1%(予想5.3%、前回5.2%)(9/6)

悪い(弱い)
・8月小売売上高+0.2%(予想+0.4%、前回-0.8%)(10/4)
・8月貿易収支-2.027bio(予想-685mio、前回-556mio)(10/3)
・9月AIG製造業PMI44.1(予想45.3、7カ月連続縮小(10/2)
・9月TD Securities インフレ率前月比+0.2(前回+0.6%)、前年同月比+2.4%(前回+2.2%)(10/1)

・8月インターネット熟練工求人-2.9%(前回-2.8%)(9/26)
・8月NAB企業信頼感-2(前回+3)(9/11)
・8月雇用統計就業者数-8.8千人(予想+5千人、前回+11.7千人)(9/6)
・第2四半期GDP前期比+0.6%(予想+0.7%、前回+1.4%)、前年比+3.7%(予想+3.7%、前回+4.3%)(9/5)
・Q2企業収益-0.7%(予想+1.0%、前回-3.75%)(9/3)

-5

-3

市場センチメント
(リスク値)

欧州情勢思惑錯そう、米指標は良好なものも。
NYダウ引けは前日比+12ポイントの13,494ドル。本日オフショアでは+47ドル、昨日VIX恐怖指数は-0.28の15.43。

+2

-3

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルポジションは89,562買いコントラクトに増える(9/25)。短期筋のポジションはショート増える。

+3

+3

商品相場

原油は88ドル台に下落、金は1779ドルに小幅上昇、昨日CRBは-4.91の306.58。石炭スポットは84ドルと軟調、中国減速懸念強い。

-4

-3

金利・為替(当局)

10月はやや予想外に利下げ実施(25bp)だが年内更に25bpの追加利下げ観測あり。RBA声明文でも「予想したより豪ドル高い」、「中国減速、資源投資来年がピーク」と言及、8/10のRBA四半期金融政策報告では今年のGDP予想を+3.0%から+3.75%に上方修正、「継続的な豪ドル高でこれまで以上に成長が損なわれる公算」(8/10)、米豪10年利回り格差1.3%に縮小。

-3

-3

需給

日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲も一服か→しかし下値では中銀の押し目買い需要も、欧州情勢悪化、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。

+2

+2

テクニカル

豪ドルは一目均衡表の雲の下。豪ドル円は先行スパンAが先行スパンBの下に落ちて雲を形成しており軟調示唆。豪ドル/ドルはボリンジャーバンド下限を切り、豪ドル/円は下限のやや上。RSIは豪ドル/ドル33.35%、豪ドル/円36.44%でoversold進む。本日再び長大陰線だと「三羽ガラス」を形成(続落)する可能性。

-3

+3

米ドル強弱

ドルインデックスは79.98に反発しているがユーロは堅調。

-2

-2

中国関連

9月の製造業PMI49.8(50.1、49.2先月より改善したが依然50割れ)、9月非製造業PMIは53.7(予想56.3)と7カ月ぶりの低さ(10/3)10月の指導部交替前に財政・金融出動があるか?(9/7にインフラプロジェクト発表)、9月HSBC製造業PMIは47.8(前回47.6)。8月貿易収支+26.7bio(前回+25.2bio、ただ輸入は+3.5%予想に対して-2.6%)、8月鉱工業生産+8.9%(前年比予想+9.0%、前回+9.2%)、8月小売売上高+13.2%(前年比、予想+13.2%、前回+13.2%)(8/9)、 6月(3年ぶり)に続いて利下げ(7/5預金金利3.0%、貸出基準金利6.0%)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は休場。

-3

-3

その他(政治、産業界など)

(豪州国内)クイーンズランド州で鉱山使用料(ロイヤリティー)引き上げ決定が不評(9/11) 労働党支持率やや回復(炭素税の悪影響がまだ出ていない)(9/13)、豪州産業グループ(AIG)CEOはRBAによる豪ドル高阻止を希望(8/7)、資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。
9/13-15Nielsen poll(二大政党間)労働党支持率47%(前回+1%)、野党保守連合(自由党・国民党)53%(前回-1%)

-2

-2

総合index(現状)

売りバイアス

-15

-11

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

RBAの利下げ

今週RBAは理事会においてオフィシャルキャッシュレートを25bp下げて3.25%とした。この水準は実にリーマンショック後の2009年4月に史上最低レベル3.00%に下げて以来の低水準ということになる。昨年11月から始まった利下げサイクルで合計150bpを引き下げたことになる(4.75%→3.25%)。

RBAの声明では世界経済の低迷、輸出価格の下落、豪ドル高による景気見通しの悪化などを利下げ理由としている。またスティーブンス総裁は「来年の世界の成長見通しは若干弱い、労働市場は最近やや軟化、個人消費は今年上半期かなり強かったが一時的の可能性、資源投資のピークは来年訪れ従来予想より下振れの可能性」などと述べている。

一方スワン財務相は利下げ後の会見で「インフレは抑制され、成長は確かであり、個人消費は健全であり、投資のパイプは強力であり、豪州経済は良い形になっている」と自画自賛している(彼はいつも自画自賛)。

個人的には欧州不安も然程悪化している訳ではなく、10/24発表のQ3消費者物価指数を確認してから、もし弱かった場合11月か12月の利下げかと思っていたが、さすがに“意表を突くのが大好きな”スティーブンス総裁だと納得した。考えてみれば2010年にスティーブンス総裁は欧州ソブリンリスクが既に問題化しているにかかわらずリーマンショック後第6回目と7回目の利上げをしてキャッシュレートを4.75%として市場をびっくりさせたが、この利上げが同年秋に豪ドルが初めて1.00のパリティーの上に上昇した大きな要因であったことが想起される。今度は豪ドル高阻止を目論んだ利下げの意味もあるようだが、ある意味では他国にマネのできない“弾力的な金融政策の運用”ということか?

ただ背景には、本年度(2012/2013)財政均衡を目指す政府は緊縮財政を実施せざるを得ず、政府支出の削減による需要減退を金融緩和のコンビネーションで乗り切ろうという意味合いがあるようだ。更に深読みすれば、現在豪州は国連における非常任理事国入りを目指しており、米欧日がドラスティックな金融緩和を実施したこの時期に豪州も世界経済回復のための共同行動を取っていると印象付けて自国のプレゼンスを高めるという意味合いもあったのではないだろうか?

ただ最近資源価格の下落とは逆に住宅価格が上昇の兆しを見せており、既に1990年代や2000年代初頭の住宅バブルを懸念するエコノミストの声も聞かれる。また豪銀がRBAの利下げ分(25bp)すべてを住宅融資金利の引き下げに転嫁することを渋っている点も問題だろう。

年内再利下げで史上最低水準であるキャッシュレート3.00%にするとの観測が高まっており、向こう1年で更に1%の利下げ(2.00%となる)を予測する声も聞かれる。もしこれらの予測が当たるとすれば向こう1年で世界経済は更に悲観的シナリオに突き進んでいることになるのだが個人的には同意できない。

 

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