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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

欧州危機の波及効果

更新日:2012年8月16日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(8/9〜8/16)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.04533-1.06114 AUDYEN: 82.224-83.337

FOMC、ECB理事会、米雇用統計などの重要イベントも通過し北半球は夏枯れ相場というところで、主要国の株式相場や商品相場もやや利食いに押されたという感じ。

欧州問題ではスペイン、イタリア、ギリシャ問題も依然くすぶっており、ECBの債券購入問題や独憲法裁判所におけるESM合憲性判断などペンディング事項は多い。

豪ドルは先週木曜に発表された7月雇用統計が予想より良好で高値1.06台前半、83円台前半をテストしたがフォローなく、発表された中国諸指標(7月鉱工業生産、小売売上高、貿易収支など)の不冴えや、RBAの“四半期金融政策報告書”の中で「継続的な豪ドル高がこれまでよりも成長を損なう公算」と述べられたこともあり、徐々に上値の重い展開となった。

今週発表された米国の7月小売売上高が予想を大きく上回ったことから米ドル全面高となりドル円は約1カ月ぶりの79円台まで上昇。一方ユーロは第二四半期GDPの-0.2%もあり1.22台半ばに反落し、豪ドルも1.04台半ばに小緩んだが、ドル円の79円台への反発を受けてユーロ/円は再び97円台前半、豪ドル/円は83円台前半を回復している。
なお一時1.16台前半まで史上安値を更新していたユーロ/豪ドルは中国景気後退懸念もあり1.18近辺まで反発したが、調整一巡後は再び1.17近辺に反落している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.0300-1.0600  AUDYEN:81.50-84.50

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント―― ブル・ベアミックス、豪ドル高弊害論要注意
足元の予想――上値徐々に重く反落も

市場は夏休みの様子見気分が強いが、焦点は依然として欧州・中国・米国の三極である。
その中で竹島問題や尖閣諸島問題が再びクローズアップされてきているのは、やはり10月の中国主席交替や12月の韓国大統領選挙とは切り離せないだろう。
消費税増税問題に加えて日本の弱腰外交姿勢も“ドル円の若干の上昇”の要因となっているようだ。

メルケル独首相も休暇から戻り昨日から2日ほどカナダを訪問しているようであるが、はたしてFrau Nein(ミセス ノー)がリフレッシュして姿勢を軟化させるか?大いに注目される。上記の欧州諸問題については期待先行と夏休み休戦で現在“凪の状態”だがこれは9月にかけての“嵐の前の静けさ”だろう。

思うに欧州危機は現在以下三つの波及効果を及ぼしている。

1)米ドルの堅調

米経済の回復期待はあるが、背後には米高欧低があり、米ドルとユーロという二大通貨間の格差や、ユーロ敵失による米ドル買いもあるだろう。

2)欧州危機からくる世界経済後退懸念の中にあってアジアや中南米などの新興国の通貨切り下げ政策が顕著に。

世界的に“輸出のパイ”が縮小する中、中国、韓国、フィリピン、コロンビア、チリなど新興国の自国通貨安政策が露骨になりつつある。
中国は人民元のYuan Reference Rateを昨年11月以来の水準に切り下げているし、フィリピンは外資流入規制を行い、コロンビアは1日20mioの最低米ドル買い枠を増加させている。これは新興国のみならず、スイスや日本も同様、更に言えば欧州や米国も暗黙の自国通貨安政策を取っているのかもしれない。自国通貨安による景気浮揚策が背後にあることは忘れてはならない。

3)外貨準備リアライメントによる豪ドルやカナダドル買い。

前項の通り、各国は自国通貨売り/米ドル買い・ユーロ買いを実施するが、リスクヘッジの必要性から外貨準備通貨を豪ドルやカナダドルなどに通貨分散している。
トリプルA格を有する優良国の国債規模は、カナダ627bio(USD相当)、豪州244bio、スウエーデン140bio、シンガポールとデンマークが133bioといったところで正に人気商品である。やはり資源国でもある豪州とカナダの人気は高く、その中でも金利格差で優れた豪ドル債は一番人気である。
欧州不安が後何年続くか分からないが、暫くは三つの波及効果が持続するであろうし、逆に欧州不安の根本が解決される場合には、これら既存ポジションの巻き戻しが起こることは留意すべきであろう。

さて、豪ドル。
何度もお伝えしているがオフショアからの豪ドル人気は途絶えることはない。一方下の <OZ NOW>でも触れたが豪ドル高弊害論が強いのも確か。

現在豪ドルが比較的堅調であるのも欧州情勢に目立った悪化がないからであり、暫く“腰かけ通貨”として金利収入を狙う向きもあるのだろう。
ただ欧州情勢が新たな方向に本格的に動き出せば豪ドルもそれに追随する訳で、リスク許容度が減少すれば、一転してロングポジションの巻き戻しが出ることになる。
ただその場合も余程のデザスターとならない限り下がったところの押し目買いが豪ドルをサポートするパターンとなろう。

9月の欧州問題の行方が最大要因であるが、その前にも米国の諸指標(明日のミシガン大学消費者信頼感、景気先行指数、22日のFOMC議事録、23日新規失業保険、24日耐久財受注等)が続く。

豪州サイドでは21日のRBA議事録、そして少し先だが30日の第二四半期の民間設備投資(CAPEX)には大いに注目したい。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・7月NAB企業信頼感+4(前回-3)(8/14)
・7月雇用統計失業率5.2%(予想5.3 %、前回5.2%)、就業者数-14千人(予想+10千人、前回-28.3千人)(8/9)

・6月住宅融資+1.3%(前回-1.2%)(8/8)
・6月小売売上高+1.0%(予想+0.7%、前回+0.8%)(8/2)
・6月貿易収支+9mio(予想-375mio、前回-313mio)(8/2)
・6月住宅建設許可件数-2.5%(予想-15.0%、前回+27.0%)(7/31)

悪い(弱い)
・7月新車販売-0.8%(前回-1.0%)、前年比+5%(前回+18.1%)(8/14)
・7月NAB企業景況感-3(前回-1)(8/14)

・7月ANZ 求人広告-0.8%(前回-1.1) 4か月連続下落(8/6)
・TD Securities 7月インフレ率+0.2%(前回-0.2%)、3カ月ぶりの上昇だが前年比では+1.5%(前回+1.6%で数年ぶりの低さ)(8/6)
・豪州Q2CPI前年比+1.2%(予想+1.3%、前回+1.6%)、前期比+0.5%(予想+0.6%、前回+0.1%)、アンダーライイングCPI前期比+0.6%(前回+0.35%)、前年比+1.95%(前回+2.15%)(7/25)―予想よりやや弱め

+3

+4

市場センチメント
(リスク値)

欧州問題再び動き出す前にややリスク選好の動きも。
NYダウ引けは前日比-7ドルの13,164ドル、本日オフショアでは+4
ドル、VIX恐怖指は-0.22の14.63、
センチメントは全体としてやや改善。

+2

+2

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルポジションは52,894買いコントラクトに増える(8/7)。短期筋のポジションはややロング。

-2

-3

商品相場

原油は94ドル台に上昇、金は1605ドルに小反発、昨日CRBは+1.39の301.71。

+3

+2

金利・為替(当局)

8月は金利据え置きでしばらく様子見か?8/10のRBA四半期金融政策報告では今年のGDP予想を+3.0%から+3.75%に上方修正、「継続的な豪ドル高でこれまで以上に成長が損なわれる公算」(8/10)McKibbinなど、元RBA理事から豪ドル過大評価論も、スティーブンス総裁やや強気の景気見通し(7/24)、ロウ副総裁「豪ドルの過大評価を主張するのは難しい」(7/12)、危機の影響がなければ金利は1.5%高かった(7/11)」。米豪10年利回り格差1.60%にやや縮小。

+2

+3

需給

日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲。欧州情勢悪化、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!原料炭はトン当たり217ドルに、燃料炭は81ドルに下落(7/16)、鉄鉱石も118ドルまで下落(7/30)、中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。
下がったところではアジア・ロシア・独など欧州中銀の豪ドル債買い観測(外貨準備運用として)。

+2

+3

テクニカル

一目均衡表の雲(0.9955-1.0170、78.42-80.98)がサポート。ボリンジャーバンド(1.0306-1.0674、80.57-83.90)豪ドル/ドルは上昇、豪ドル/円は横ばい。豪ドル/ドルは陰線3日で「三羽ガラス=大幅下落」的だが。RSIは豪ドルドル56.64%、豪ドル円59.39%でややoverbought増える。

-2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは82.72にやや反発で中期的に底値確認か。

-2

-2

中国関連

預金準備率引き下げ観測、7月貿易収支+25bio(前回+35bio)7月鉱工業生産+9.2%(予想+9.7%、前回+9.5%)、7月小売売上高+13.1%(予想+13.5%、前回+13.7%)(8/9)、7月製造業PMIは50.1(予想50.5、前回50.2)で8カ月最低、3カ月連続下落で依然弱い。7月HSBC製造業PMIは49.5(前回48.2で5ms high)(7/24)、Q2GDPは+7.6%(予想+7.7%、前回+8.1%)でやや弱め(7/13)。6月(3年ぶり)に続いて利下げ(7/5預金金利3.0%、貸出基準金利6.0%)、温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は-1pts。

-3

-3

その他(政治、産業界など)

(豪州国内)豪州産業グループ(AIG)CEOはRBAによる豪ドル高阻止を希望(8/7)、7/1より炭素税導入開始で評判悪い、豪ドル/人民元直接交換案は朗報、豪ドル下落は産業界好感、資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。
(7/26〜7/28)世論調査(二党間)労働党支持率44%(前回42%)、野党保守連合56%(前回58%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-2

-2

総合index(現状)

やや買いバイアス

+1

+2

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

賛否両論の豪ドル過大評価論議

前回も豪ドル過大評価論議が過熱していると報告したが、この論議は金融関係者や産業界を含めて毎日のように紙上を賑わせRBAによる介入についても賛否両論というところ。
理由は繰り返しになるが介入賛成派は豪州交易条件の悪化から豪州の国際競争力の低下、国内輸出・製造業への圧力などを懸念しており、介入反対派は変動相場制移行後の為替調整効果、中国人民元自由化への影響、豪ドル高によるインフレ抑制効果、豪ドル高は豪州のファンダメンタルズを評価する投資家需要の結果等々を肯定している。

たびたび最近出てくる“交易条件(term of trade)”とは一国の財貨と他国の財貨との数量的交換比率のことをいい、輸出額と輸入額の差である貿易収支とは異なる。簡単に言えば、単品に限れば豪州から輸出される鉄鉱石の値段が上昇して、その対価として輸入できる車の台数が多くなれば交易条件が改善しているということになる。

因みに豪州の交易条件は昨年第三四半期の史上高値水準から現在約10%下落しているが、一方豪ドル/米ドルは昨年第三四半期安値0.94近辺から現在1.05近辺と逆に10%以上上がっていることが問題視されている。

例えば巨大資源産業リオ・ティントの今年上半期の経常利益はUSD5.15bioと前年比で34%ダウンしたが、その理由を欧州危機による中国経済の減速と豪ドル高としている。
CEOのトム・アルバニーズは予想を上回る中国景気の減速に驚きを隠せないが、「中国経済は第三四半期まで減速するが、第四四半期にはピックアップし、通年では8%」という予想を変えていない。現在同社はコスト削減のためオフィスの閉鎖、人員削減そして採掘作業の無人化を進め、更に市場が安定するまで20億ドル規模のニューサウスウェールズ州 Mount Pleasantの燃料炭プロジェクトと15億ドル規模のクイーンズランド州 South of Embleyのボーキサイトプロジェクトを棚上げしている。

また豪ドルについては近いうちに商品相場動向に従うであろうというのが同社の見解。
豪州の2大輸出資源である鉄鉱石と石炭の価格(トン当たり)を見ると、鉄鉱石は2011年第一四半期の史上高値170ドルから現在118ドルまで下落。原料炭(コークス)は2011年第一四半期の史上高値320ドルから現在217ドル、燃料炭は2008年第三四半期の192ドルから現在81ドルまで下落している。

今後交易条件が更に悪化するにもかかわらず豪ドルが続伸する場合にはRBAによる介入容認派が増えることが予想される。

 

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