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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

当局はすべて開示すべし

更新日:2012年7月26日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(7/19〜7/26)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.0171-1.0442 AUDYEN: 79.47-82.08

この1週間はスペインやギリシャ不安が再燃し、リスク回避の動きが再び活発化した。

先週からスペイン銀行支援を巡る不透明感からスペイン10年債利回りは既に危険水域である7%台に上昇していたが、銀行不安に加えて先週のバレンシア州以外にも今週はカタロニア州やムルシア州などの地方財政デフォルト危機が言われスペイン国債利回りは一時7.7%台まで上昇。またギリシャ問題でもトロイカ調査団の結果発表を前に債務削減目標を達成できないギリシャのユーロ離脱懸念が再び取り沙汰された。

ムーディーズはAAA格の独、オランダ、ルクセンブルク、更にはEFSFの格付け見通しをもネガティブに変更した。

ユーロ/ドルは1.20台半ばとユーロ危機以来の最安値2010年6月の1.18台に近付き、ユーロ/円は94円台前半と2000年11月以来の安値まで下落したが、昨日はノボトニー・オーストリア中銀総裁(ECB理事)の「ESMの銀行免許付与について検討中」との発言を受けて1.21台半ば、95円近辺まで小戻ししている。

先週はリスク選好を受けて1.04台、82円台まで反発していた豪ドルであるが、さすがにユーロの大幅下落を受けて一時1.01台後半、79円台半ばまで反落した後、現在1.03台前半、80円台半ばに値を戻している。

火曜日にRBAのスティーブンス総裁の講演で景気に対するポジティブな発言があり、また昨日発表された第二四半期の消費者物価指数(OZ NOW参照)は予想値をやや下回ったが、豪州国内要因は豪ドル相場に目立った影響を与えていない状況。

今週もドル円はリスク回避の円買いプラス米国の追加緩和期待、更には6月の日本の通関ベースの貿易収支が予想に反して617億円の黒字となったこともあり、一時78円割れまで値を下げた。

また昨日発表された英国の第二四半期GDPは前期比-0.7%(前年比-0.8%)と三期連続でマイナスとなりディープ・リセッションを印象付けたが、弱い結果をかなり織り込み済みかポンドの下値も1.54台半ば、120円台後半と限定的であった。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.0100-1.0400  AUDYEN:79.00-82.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント―― ブル・ベアミックス
足元の予想――ユーロに連動、下部の押し目買い強い

6月末のEU首脳会議では“玉虫色の総論合意”の裏にESMの権限や統一銀行監督メカニズムなどの“宿題”があったことは確かだが、先週から今週見られたように、ここまで一気に欧州不安がぶり返しスペイン国債利回りがいとも簡単に史上高値をぶち抜くものであろうか?

正に欧州問題は<催促相場→当局対応→リスク回避の巻き戻し→催促相場>の繰り返しであり、再び“当局対応”(EU首脳会議)の不完全から次の”催促相場”が起きているのであろう。登場人物は「格付け会社→格下げ」、「仕手筋→CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)での悪さ」と従来と全く同じである。

それにしても先週金曜日の臨時ユーロ圏財務相電話会合におけるスペイン銀行支援合意などそっちのけでスペインの地方財政危機が早くも市場の焦点である。
これらスペイン地方財政破たん問題やECBによるギリシャ債担保不適格の発表など、問題は昨日今日に始まった訳ではなく、EU首脳会議やユーロ圏財務相会談の議論では全ての問題点を網羅し、そして市場に開示すべきではないのか?

このままではEU首脳会議の“玉虫色の合意”など茶番劇と言わざるを得ず、繰り返し格付け会社や一部仕手筋の餌食となるだけであろう。
それともEU当局はユーロ瓦解を回避する自信は十分にあって、なおかつもうしばらくユーロ相場を市場に押し下げさせて欧州の競争力を増大させる作戦なのであろうか?

現在ユーロ/円は発足以来の中間値が129.41(安値2000年10月88.87、高値2008年7月169.95)のはるか下にあるがこれはドル円の下落も大きな要因であろう。
一方、ユーロ/ドルは中間値が1.2130(安値2000年10月0.8225、高値2008年7月1.6035)とほぼ現在のレベルであり、欧州当局はこのレベルに不満足(強すぎる?)なのであろうか?

中国はsustainable growth=持続可能な成長を目指して金融引き締めを行い、景気減速が鮮明になるに及んで今年は人民元の上昇速度を減速させることを国際的にある程度認知させている。
しかし世界経済危機の最大原因となっている欧州が同じように“通貨安政策”を取ることは許されないだろう。

さて、豪ドル。焦点は再来週火曜日のRBA理事会における利下げの有無となってきた。
昨日の予想より弱いQ2CPIを受けて利下げを読む向きもあるが、下の<OZ NOW>でも述べたように、金利据え置きの可能性が強いと思う。
つまりRBAはここ2四半期見られるCPIの軟化を一時的現象と見ており、一旦世界景気減速が収まれば、インフレ率は急速に反発すると読んでいるようだ。
その一つの要因として2014年以降、豪州の交易条件が悪化する可能性を指摘しており、豪ドル高もいつまでも続くとは見ていないようだ。

現在豪ドル高が輸入インフレを抑制している面が強いだけに、今後豪ドル軟調ともなれば、再びインフレ率ピックアップが現実味を帯びことになる。
現在豪ドル相場に大きな影響を与える最大要因は欧州情勢である。
その中でも独の憲法裁判所で審議されているESMの合憲問題の結論が出るのは9月であり、その結果が出るまでは昨日注目されたノボトニー・オーストリア中銀総裁の言う「ESMの銀行免許取得問題」も進展しないだろう。

欧州問題解決の時間軸は我々市場参加者が考えるよりよほど長いものであり、今後とも問題解決の遅さに苛立たされることであろう。 豪ドルは引き続き円以外のクロス取引(特に対ユーロ、ポンド)で堅調を維持し、また対米ドルでも月末のFOMCにおける追加緩和期待から底堅い動きを予想する。
ただし更にリスク回避の動きが強まる場合には、ユーロにフォローせざるを得ないだろう。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・Q2PPI 前期比+0.5%(+0.3%、-0.3%)、前年比+1.1%(予想+1.0%、前回+1.4%)(7/23)
・5月WESTPAC景気先行指数0.8%(前回0.5%、2010年12月以来の高い数字)(7/18)

・7月WESTPAC消費者信頼感指数99.1(前回95.6)(7/11)
・5月貿易収支-285mio(予想-500mio、前回-208mio(7/5)
・5月小売売上高+0.5%(予想+0.2%、前回+0.1%←-0.2%から上方修正)(7/4)

悪い(弱い)
・豪州Q2CPI前年比+1.2%(予想+1.3%、前回+1.6%)、前期比+0.5%(予想+0.6%、前回+0.1%)、アンダーライイングCPI前期比+0.6%(前回+0.35%)、前年比+1.95%(前回+2.15%)(7/25)―予想よりやや弱め
・NAB第二四半期企業信頼感-2(前回-1)、景況感-1(+3)(7/19)

・6月雇用統計失業率5.2%(予想5.2%、前回5.1%)就業者数-27千人(予想±0、前回+38.9千人)(7/12)
・5月住宅融資-1.2%(前回+0.8%)(7/11)

-4

-4

市場センチメント
(リスク値)

悲観的センチメントやや一服。
NYダウ引けは前日比+583ドルの12,676ドル、本日オフショアでは+15ドル、VIX恐怖指は-1.13の19.34、センチメントはやや改善。

+2

+4

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルポジションは13,931買いコントラクト(7/17)。短期筋のポジションはややロング。

-2

-2

商品相場

原油は88ドル台にやや反落、金は1604ドルに急反発、昨日CRBは+0.87の297.24。

+2

+4

金利・為替(当局)

8月も金利据え置きか、(7/25)Q2CPIは予想よりやや低め、(7/24)スティーブンス総裁やや強気の景気見通し、7月RBA議事録「政策金利を更に調整する必要ないと判断」、ロウ副総裁「豪ドルの過大評価を主張するのは難しい(7/12)、危機の影響がなければ金利は1.5%高かった(7/11)」。米豪10年利回り格差1.39%にやや縮小。

+3

+3

需給

6月の鉄鉱石輸出は-4.4%(WAのPort Hedland港)、日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲。欧州情勢悪化、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。
下がったところではアジア・ロシア・独など欧州中銀の豪ドル債買い観測(外貨準備運用として)。

+2

+2

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に一目均衡表の雲の上で雲がサポート。豪ドル/円は雲の上限とボリンジャーバンドの下限のダブルサポートで反発。RSIは豪ドルドル56.61%、豪ドル円48.52あまり偏りなし。昨日の大陽線で反発なるか。

+2

+3

米ドル強弱

ドルインデックスは83.67に反落。

+2

+2

中国関連

預金準備率引き下げ観測、7月HSBC製造業PMIは49.5(前回48.2で5ms high)(7/24)、Q2GDPは+7.6%(予想+7.7%、前回+8.1%)でやや弱め(7/13)。6月貿易収支は予想を上回るが輸入の伸び鈍化。6月CPIは+2.2%で弱め。6月(3年ぶり)に続いて利下げ(7/5預金金利3.0%、貸出基準金利6.0%)、温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は+3pts。

-3

-3

その他(政治、産業界など)

7/1より炭素税導入開始で評判悪い、豪ドル/人民元直接交換案は朗報、豪ドル下落は産業界好感、資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。 (6/30〜7/2)世論調査労働党支持率28%(前回30%)、野党保守連合(自由党・国民党)62%(前回44%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-3

-3

総合index(現状)

あまりバイアスなし

+1

+6

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

弱い消費者物価指数で8月利下げ?

昨日発表された豪州第二四半期の消費者物価指数は総じて弱めの結果となった。
ヘッドライン(全項目)は前期比+0.5%(予想+0.6%、前回+0.1%)、前年比+1.2%(予想+1.3%、前回+1.6%)であったが変動項目を除外したコアCPIは前回の+2.1%から1.9%と、1998年以来初めてRBAのインフレターゲット2-3%の下限を下回った。

またRBAの重要視するアンダーライイングインフレーション(刈り込み平均値と加重中央値の平均)は前期比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.35%)、前年比+1.95%(予想+1.9%、前回+2.15%)とこれまたRBAターゲットをやや下回った。
項目を見てみると上昇項目は衣料、家具、日用品、サービス料金、医療関係で、押し下げ項目はレクレーション費、文化・通信費などであった。

特に野党保守連合の影の財務相ジョー・ホッキーは「電気代は過去1年で10.7%上昇し(生活実感では20-30%上昇している)、労働党が2007年に政権を取ってから60%上昇している。しかもこれは炭素税導入前であり今後更なる上昇が予想される」と労働党政権を非難する。
このように今回のCPIの沈静化も納得いかない部分が多いが、いずれにしても今週になってからの欧州情勢の急激な悪化も加わり8月利下げ観測が高まっていると思ったが、実際はむしろ数字発表後は8月利下げ派は48%から33%に減少している。

主な理由の第一はRBAは今後欧州問題が更に悪化した時の用意として”武器を武器庫に”温存しておくというもの。
また第二の理由はRBAは昨年11月からの1.25%の利下げにより家計と住宅部門の需要に回復が見られる点であり、また雇用創出面でも明るい兆しが見られるとしている点だ。
第三の理由は今年になってからのインフレの鎮静化は豪ドル高による輸入物価抑制によりもたらされている部分が多いが、今後世界景気減速となり豪州の交易条件が更に悪化する場合には、豪ドルの上昇にも限りがあると読んでいる点である。
総じて言えばRBAはターゲットの2-3%を割り込んでも、再び2.5%程度に簡単にリバウンドする考えているようだ。

今週行われたRBAのスティーブンス総裁の講演(アニカファンデーションという青少年のうつ病・自殺問題支援基金で行われた)で同総裁は「豪州経済は際立って良い。世界経済が低迷しても豪州には政策余地がある」と久しぶりに強気な発言をしたことも、8月金利据え置き派の根拠となっている。
ただ欧州問題が目下のRBAの金融政策における最重要要因であることは間違いなく、場合によっては”武器庫から武器を取りだす時期”が早まることは言うまでもない。

 

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