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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

忙中(欧州不安)閑あり

更新日:2012年7月5日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(6/28〜7/5)のレンジ: 
 AUDUSD: 0.99941-1.03137 AUDYEN: 79.419-82.253

この1週間、市場センチメントは先週のEU首脳会議の結果を好感して大きく好転し、商品相場、主要国の株価共に大きく値を上げた。 ただ景気減速懸念が根強い中国の株価上昇は限定的であった。

先週木・金曜日に行われたEU首脳会議では銀行の監督制度の統一化やESMによる銀行直接支援に道が開かれたことを市場は評価し、リスク回避の巻き戻しの動きが急激に強まった。ユーロは1.24台、98円台から金曜日には1.27近辺、101円台まで急伸し、豪ドルも安値0.99台、79円台から1.02台、81円台に連れ高となった。
ただ今週はバークレイズ銀行のロンドン銀行間貸出金利(LIBOR)不正操作疑惑で同行の会長、CEOが辞任する事態となり、ユーロも英ポンドに連れてじり安となっている。

豪ドルはRBAの金利据え置きや発表された5月の住宅建設許可と小売売上高がいずれも非常に強い数字であったことも支援材料となり、一時1.03台、82円台まで続伸したが、本日のECB理事会における利下げ観測やバークレイズ問題を嫌気してユーロが反落地合いとなる中、1.02台半ば、81円台後半まで値を下げている。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD:1.01000-1.04000  AUDYEN:80.500-83.5000

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.900-1.100  AUDYEN: 70.000-90.000

足元のセンチメント―― 依然ややブルセンチメント
足元の予想――利食いの売りと押し目買いの揉み合い。下値は堅い。

“先週のEU首脳会議が欧州危機の分岐点であった”とすればEU首脳会議は後の世でも“歴史的会議”と称されようが、現実的には周知のように欧州問題解決への道のりは遠く、今週は会議後のユーフォリアであり、むしろ欧州問題における“忙中閑あり”ととらえた方がよさそうだ。

ここにきてLIBORの不正操作問題で英バークレイズ銀行の会長やCEOが辞任するなど、どこまでも“欧州”にケチがつくのは余程“方角”が悪いのか?
前回申し上げたように欧州危機は既に4年目に突入しているが、その間<催促相場→当局対応→リスク回避の巻き戻し→催促相場>の繰り返し。
この“忙中閑”の間に米国や中国の景気動向、イランの報復的ホルムズ海峡封鎖の可能性、豪州のRBA金利据え置きなどがトップニュースとなり、欧州問題で辟易していた筆者などには非常に新鮮に目に映る。

本日の当地Financial Review(日本の日経新聞やIFR、WSJに相当)の一面トップ記事は <Aussie dollar next in line for Yuan deal>で、豪ドルが米ドルと円に続いて第三の対人民元直接交換通貨に承認されることになることを大々的に伝えている。
これは人民元への交換に米ドル(あるいは円)を介在する必要があった豪州の鉱山関係や輸入業者に取ってコスト軽減の朗報であるが、やはり背後には中国の“米ドル離れ”が見え隠れする。 豪ドルは日足を見れば先週金曜日に大陽線を出して以来今週は比較的小さなコマが連なっているが、これは大陽線で“櫓(ヤグラ)”を立てたとすれば“買いシグナル”であり、今週のコマが“上値遊び”であれば、更に続伸する可能性が出てくる。
今週発表された5月の2つの指標で住宅建設許可件数は前月比+27.3%(予想+5.0%、前回-8.7%)、小売売上高は+0.5%(予想+0.2%、前回+0.1%)と非常に強かった。

まあ、建設許可に関しては6月末(当地の期末)が有効期限であった印紙税優遇措置の駆け込み乗車の影響があり、また小売売上高にしても7/1からの炭素税導入による生活費上昇への対抗処置として、5月から低所得者層中心に給付金の支払いが実施されていることにもよる。 このように”訳あり”の好数字かもしれないが、政策的な決断を即座に実施し、その結果が数字となって現れるこの国は非常に健全なのかもしれない。

さて足元市場の焦点は欧米の金融政策にある。
本日のECB理事会では25bpの利下げと、銀行が超過準備を運用する預金ファシリティーの金利引き下げが予想されるが、もし金利据え置きとなれば驚きであると同時に、むしろ欧州問題解決への欧州当局の自信を示すことになろう。

また金曜日の6月の米雇用統計では暖冬要因剥落の影響が弱まることから4-5月の低調な数値から持ち直すことが期待されるが、まだ1-5月の月間平均の就業者数の伸び16.5万人からは程遠く、予想値(NFPR+9.3万人、失業率8.2%)を大きく下回る場合には、再びQE3の思惑が高まるだろう。

豪州サイドでは来週木曜日に発表される6月の雇用統計が注目される。5月の就業者数は+38.9千人の驚異的な増加となったが、果たして7/1の炭素税導入を控えてコストカットから人員整理がなされたか、注目されるところ。

来週には中国のQ2GDP(予想+7.8%、前回+8.1%)はじめ、6月の諸指標が発表されるが、中国の成長率鈍化が確認されるか興味深い。
もちろん中国の強い数字は豪ドルにとって支援材料であり、また米国の雇用統計が回復すればリスク選好の流れとなりこれまた豪ドルフェイバーとなるが逆もまた真である。
6月以来反発地合いにある豪ドルであるが、他のリスク通貨に先駆けて調整買い戻しが入った感が強く、このままリスク選好が継続すると考えるのは時期尚早であり、1.0500や85円近辺が当面の天井となる可能性があろう。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・5月小売売上高+0.5%(予想+0.2%、前回+0.1%←-0.2% から上方修正)(7/4)
・5月住宅建設許可件数+27.37%(予想+5.0%、前回-8.7%)(7/3)

・6月のWESTPAC消費者信頼感95.6(前回95.3)(6/13)
・5月雇用統計、就業者数+38.9千人(予想0.0千人、前回+7.0千人)(6/7)
第1四半期GDP前期比+1.3%(予想+0.5%、前回+0.4%)、前年比+4.3%(予想+3.2%、前回+2.3%)(6/6)

悪い(弱い)
・5月HIA新築住宅販売前年比+0.7%(前回+6.9%)(6/28)
・Q1求人倍率前期比-5.3%(前回+0.7%)(6/28)

・Q1住宅着工前期比-12.6%(予想-2.3%)(6/20)
・コンフェレンスボード4月先行指数-1.4%(前回+0.2%、数年ぶりの弱さ)(6/20)
・WESTPAC 4月先行指数0.5%(前回0.5%、下半期にsharp slow down見通し)(6/20)
・5月NAB企業景況感-4(前回0、3 yrs low)、企業信頼感 -2(前回-4)(6/12)

+4

+2

市場センチメント
(リスク値)

欧州不安後退もバークレイズ問題が水を差す。
NYダウ引けは昨日休場。7/3は前日比+72ポインの12,943ドル。本日オフショアでは-54ドル、VIX恐怖指は7/3-0.14の16.66、センチメントはやや改善。

+2

+2

市場ポジション

シカゴIMMの豪ドルショートは2,159コントラクト(6/26)まで減る。短期筋のポジションはややロング。

-2

-2

商品相場

原油は87ドルまで急上昇後86ドル台に小反落、金は1621ドルまで反発後1617に小反落、7/3CRBは+8.43の292.64。

-2

+3

金利・為替(当局)

7月は予想通り金利据え置き、8月の利下げ観測はやや後退、ギラード首相「豪ドル高依然産業に影響、しかし豪ドル安全資産として魅力」(6/18)スティーブンス総裁「急激すぎる豪ドル安望まず、豪ドル高は消費者に多大の利益」(6/13)、12/13年度予算案で15億豪ドルの黒字化で更なる利下げの可能性に言及。RBA四半期金融政策報告はインフレ、成長見通し共に下方修正(5/4)、5月は予想を上回り50bpの利下げ。年内もう1回利下げ観測が一般的。米豪10年利回り格差1.5%に拡大。

+3

+3

需給

日本の外貨投信減少。中銀の豪ドル債購入意欲。5月の中国鉄鉱石需要高まる。欧州情勢、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!石炭、鉄鉱石.価格増加を見込んだ需要増加(5月に130ドル(トン)だった鉄鉱石は年末150ドル付近まで上昇するとの観測も)、中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。
下がったところではアジア・ロシア・欧州中銀の豪ドル買い観測(外貨準備として)。独連銀買い意欲(6/13)

+3

+3

テクニカル

豪ドル、豪ドル円共に一目均衡表の雲を上抜き、雲がサポートレベルに。ボリンジャーバンドの上限が上昇し、それ沿って上昇。RSIは豪ドルドル62.13%、豪ドル円61.16%で依然ややoverbought。先週金曜日の大陽線はやはり「櫓(やくら)」で、今週「上値遊び―極小線の連なり」だとすれば続伸の可能性あり。

+2

+2

米ドル強弱

ドルインデックスは82.30に反発。

-2

+2

中国関連

本6月製造業PMIは50.2(予想49.9、前回50.4)で依然弱い。6月HSBC製造業PMIは48.2(前回48.4)で弱い。8月利下げ観測、6/7に3年ぶりに利下げ実施だがあまり好感せず。5月の諸指標(CPI、貿易収支、鉱工業生産、小売売上高)は予想よりやや軟調、温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12、しかし株は上昇せず)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。日上海総合指数は-25pts。

-4

-2

その他(政治など)

7/1より炭素税導入開始で評判悪い。豪ドル下落は産業界好感。資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。炭素税・資源利用税の評判悪い。
(6/22〜6/24)世論調査労働党支持率30%(前回31%)、野党保守連合(自由党・国民党)46%(前回44%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-3

-3

総合index(現状)

やや買いバイアス

+1

+10

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

3か月ぶりに金利据え置きのRBA

リーマンショック以降のRBAの金融政策をおさらいすると、まずリーマンショック直前の2008年9月に7.25%から緊急利下げを断行し2009年4月7日にキャッシュレートを3.00%の史上最低レベルまで利下げ→2009年10月から利上げに転じ、7回利上げして2010年11月に4.75%まで利上げ→2011年11月から利下げに転じ、11月25bp、12月25bpの利下げをし、その後しばらく据え置いた後、今年の5月に50bp、6月に25bpと今回の利下げサイクルで合計125bpの利下げを行い、今回6月は据え置きとなる。
今回も小売産業や住宅関連からは利下げの要請が強かったが、RBAは市場予想通りの据え置きとした。

その理由はスティーブンス総裁も指摘しているように、まず欧州懸念が若干後退したこと、最近の豪州経済指標が強めの数字となりつつあること、更にはインフレ見通しが6月の利下げ時より上向いてきたことなどであろう。
もちろん欧州情勢は引き続き最大のリスク要因と位置づけ、今後懸念が増大すれば速やかに対応するとしている。

一方国内経済についてはやや遡るが発表された第一四半期のGDPが予想を上回り、5月の雇用統計が非常に強かったこと、更には結果論ではあるが今週発表された5月の住宅建設許可や小売売上高がかなり強い結果となった。
スティーブンス総裁も「国内経済は過去の平均的なトレンド成長率(3.25%程度)を取り戻しつつあると」述べている。

またインフレ率についても6月の利下げ時は「RBAターゲットの“lower part of range”」を予想していたものの、今回は「RBAターゲット内を予想」とやや上方修正している。
5月と6月の利下げの判断は最終的に4月下旬に発表されたQ1CPIの弱い数字をもって決断されたと見られるが、今回スティーブンス総裁は“今月末に発表されるQ2CPIに注目している”などとは発言しておらず、市場では”RBAはwait and see attitudeに入った”との見方が強い。

また当地エコノミストの間では依然として年内もう一回の利下げとの見方が一般的だが、中には“年後半様子見で、来年は利上げに転じる”との強気の見方まで出てきている。
因みに今週月曜日に来月の利下げの可能性が66%と読んでいた市場予測は現在50%まで後退している。 いずれにしてもデフレとはほど遠く、ある程度の金利水準を維持しているからこそ可能な政策金利の“上げ、下げ”であり、他の先進国(特に日本)にとっては羨ましい限りであろう。

 

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