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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

週末選挙でどっちに転んでもギリシャは離脱しないのでは?

更新日:2012年6月14日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(6/7〜6/14)のレンジ: 
 AUDUSD: 0.9819-1.0004 AUDYEN: 77.67-79.69

この1週間はリスク回避とその巻き戻しの交錯する神経質な相場で豪ドルもups & downsを繰り返し、結局は現在高値圏にある。

先週はギリシャに加えてスペインの銀行不安が新たにクローズアップされ、週末に向けてリスク回避の動きが活発化したが、週末にユーロ圏財務相による最大1000億ユーロまでのスペイン銀行部門への支持が合意されたことから、月曜日ユーロは高値1.26台後半、100円台後半で“ギャップオープン”となり、豪ドルも週中高値のパリティー超え1.0000台前半、79円台後半でギャップオープンした。

しかし警戒感は払拭できず同日リスク通貨はそれぞれ「窓」を埋める形で反落した。 先週突然の利下げがあった中国でも週末に5月諸指標が発表されたが、CPI、鉱工業生産、小売売上高は総じて軟調であり、これも豪ドルを下押しした。
ただ17日のギリシャ再選挙前に突っ込み警戒感も強く、昨日はギリシャ再選挙後のユーロ残留を前提とした緊縮策修正交渉の話や、スペインの年内返済猶予観測も聞かれ、リスク回避の動き一服でユーロ買い戻しの動きが活発化した。

昨日ニューヨークタイムにムーディーズはスペイン国債格下げ(Ba1→Ba3)やキプロス格下げを行ったが、市場のネガティブな反応はあまり見られない。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD: 0.9800-1.0200  AUDYEN:77.50-81.50

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント―― ややブルセンチメント復活
足元の予想――徐々に底離れ

いよいよ週末17日のギリシャ再選挙が迫ってきた。
“ギリシャのユーロ離脱は秒読み”という見方もあるが、ただこの選挙結果は緊縮財政派、反緊縮財政派どちらが勝とうが、選挙結果をもって即ギリシャ離脱とはならないだろう。

つまり
@旧与党連合(NDとPASOK)の緊縮財政派が勝利し組閣できる場合には当然緊縮財政路線踏襲でユーロ圏に残留。
A連立政権が再び成立できない場合には再々選挙となり、6月中に緊縮策をまとめるというEUからの課題に間に合わず支援継続が困難になろうが、これも即離脱とはなるまい。 その場合は官僚などが中心となる“救国内閣”などが組閣されるのではないだろうか。
B反緊縮財政派の急進左派(SYRIZA)連合が勝利する場合は緊縮財政条件見直しをEUに迫ろうが、これも即ユーロ離脱とはなるまい。ギリシャの協定不履行でEUからの支援が止まり、ギリシャがデフォルトする可能性が高まろうが、デフォルト=ユーロ圏追放とはならないだろう。何故ならSYRIZA自らユーロ残留を望んでいるし、そもそも条約には離脱・追放に関する規定がないためだ。

6/1の世論調査ではNDの支持率 22.7%、PASOK 11.2%、SYRIZA 22.0%とあまり変わり映えしないが、可能性としてはAの“救国内閣”などに落ち着くのではなかろうか。いずれにしても新内閣は国民感情を勘案して緊縮条件の緩和や支払い猶予などを求めてくるであろう。

これに対してギリシャ離脱によるデザスターを回避したいEU当局は結局条件緩和を受け入れざるを得ず、またまた“Too Big to fail”理論がまかり通るギリシャのゴネ得に終わるのではなかろうか。
ただしギリシャの自力による資本市場への復帰はますます遠のき、厳しい緊縮財政のはるかな道のりに嫌気がさして、いずれ自主的離脱に追い込まれる可能性もあろう。
しかし欧米系のメディアの論調はギリシャ非難のみならずドイツに対する風当たりもかなり強い。つまり“第二次大戦後のドイツ復興を助けたのは誰か?”を問う論調がいたるところにある訳で、「独は借りを返すべき」という欧米系の執念深さは大したものである。

いずれにしてもギリシャがユーロ圏に残留すれば従来通り“玉石混合(優等生国と劣等生国の混じり合い)”状態が今後も続き、格付け会社の格下げプレシャーを常に受ける不安定な状況に変わりない。
したがって、リスク回避という面からはギリシャ離脱回避から、リスク回避の巻き戻しが当初は活発化しようが、根本的な欧州不安解決とはほど遠いことは言うまでもない。

さて豪ドルも今週はユーロに連れて上下動したが徐々に底入れしているように思える。
今週気になった動きが二つ。

一つ目は昨日ブリスベンで行われた経済フォーラムでのスティーブンスRBA総裁の講演内容である。ポイントは「豪ドル高は消費者にとってメリットがある」と言うもの。前後のコンテクストで「急激すぎる豪ドル安を望むべきではない」とも述べておりインパクトのある発言にややびっくりした。
しかしよく読んでみると豪ドルの水準そのものの是非ではなく、一般に言われる“2 speed economy”への批判に対して、資源産業批判よりはむしろ家計が従来の消費型から貯蓄型に変化してきた影響が大きいと述べている。また資源ブームは豪ドル高という副産物を生み、ある産業には打撃を与えているが、むしろ原油や工業製品などの輸入物価を抑制し、海外旅行を身近なものとしており、消費者にとってのメリットもあることを強調している。また非資源産業においては生産性の向上に取り組むべき時と指摘している。
ただ同総裁は先週も「最近の利下げは資産投機の増長を意図したものではない」と発言しており、言外には、豪ドル金利先安観がはびこり、欧州不安からユーロの投機的売りポジションが未だかつてないレベルに膨らんでいる状況に警告を与えているとも取れる。

二つ目は昨日の独連銀当局の発言「豪ドル購入を検討している」で、おそらく外貨準備運用の一環であろうが、従来から欧州の中銀の積極的な豪ドル購入観測があり、またロシア中銀なども同様の発言をしているだけに、需給に影響するこれら中銀の動向は注視したい。
先週豪ドルリバウンドの条件として@ギリシャのユーロ残留Aスペインなどの銀行支援策が合意されることB中国の金融緩和政策の確認と申し上げたが、この1週間で曲がりなりにもAとBの方向性が出てきた。

上記のようにギリシャのユーロ離脱が回避される場合には、更にここから豪ドルを売り込む理由が乏しくなるのも事実である。 今週末のギリシャ再選挙に加えて18-19日のメキシコG20(オバマ大統領、ガイトナー財務長官出席)、19-20のFOMCなど重要なイベントが続く。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
6月のWESTPAC消費者信頼感95.6(前回95.3)(6/13)

・5月雇用統計、就業者数+38.9千人(予想0.0千人、前回+7.0千人)(6/7) 第1四半期GDP前期比+1.3%(予想+0.5%、前回+0.4%)、前年比+4.3%(予想+3.2%、前回+2.3%)(6/6)

悪い(弱い)
・5月NAB企業景況感-4(前回0、3 yrs low)、企業信頼感 -2(前回-4)(6/12)
・4月貿易収支-203mio(予想-900mio、前回-1282mio(6/8)
・4月住宅融資総額+0.2%(予想+0.0%、前回+7.4%)(6/8)
・Q1経常収支-14.9bio(予想-14.65bio、前回-8374mio)(6/5)

+4

+5

市場センチメント
(リスク値)

欧州不安一服。
NYダウ引けは前日比-77ポインの12,496ドル。本日オフショアでは+24ドル、VIX恐怖指は+2.18の24.27、昨日はセンチメント悪化だが本日はやや改善。

+2

+3

市場ポジション

シカゴIMMのショートは51,172 コントラクト(6/5)でショート更に増える!短期筋のポジションはややロング。

-2

-2

商品相場

原油82ドル台に反落、金は1617ドルにやや上昇、昨日CRBは-1.57の269.29。

-2

+2

金利・為替(当局)

スティーブンス総裁「急激すぎる豪ドル安望まず、豪ドル高は消費者に多大の利益」(6/13)、6月は予想通り25bp利下げ。強いQ1GDPと5月雇用統計で利下げ観測やや後退。12/13年度予算案で15億豪ドルの黒字化で更なる利下げの可能性に言及。RBA四半期金融政策報告はインフレ、成長見通し共に下方修正(5/4)、5月は予想を上回り50bpの利下げ。年内更に50bp利下げ観測強い。RBA声明では”豪ドル高が景気拡大に影響”。米豪10年利回り格差1.4%にやや拡大。

-1

-2

需給

日本の外貨投信減少。豪ドル円80円割れだが、大きな買い意欲見られず、下方ターゲットをシフトダウンか(投信など)。欧州情勢、中国&Aに絡む豪ドル買い需要の話。アジア中銀、ロシア中銀の豪ドル買い観測(外貨準備として)。独連銀の豪ドル買い検討(6/13)

+2

+1

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に一目均衡表の雲は依然下降中。ボリンジャーバンドの上限近くで揉み合う。昨日の小さいコマ(陰線)が「カブセ」かどうか?一方火曜日の「長大陽線」の後のコマは「上値遊び」で続伸の可能性もあり。 RSIは豪ドル/ドル53.00%、豪ドル/円52.12%でややoverbought。

+2

+2

米ドル強弱

ドルインデックスは82.64に反落。

+2

+2

中国関連

6/7に4年ぶりに利下げ実施だがあまり好感せず。5月の諸指標(CPI、貿易収支、鉱工業生産、小売売上高)は予想よりやや軟調。5月製造業PMIは50.4(予想52.0)で5カ月ぶりの低水準、温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12、しかし株は上昇せず)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は-15pts。

-3

-3

その他(政治など)

豪ドル下落は産業界好感。資源産業/非資源産業格差問題、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。炭素税・資源利用税の評判悪い。 (5/31〜6/2)世論調査労働党支持率26%(前回 27%)、野党保守連合(自由党・国民党)48%(前回52%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-3

-3

総合index(現状)

やや買いバイアス

+1

+5

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

やはり豪州の景気牽引は中国

先週中国は週末の弱い5月諸指標(インフレ指数、鉱工業生産など)の発表を待たずに約4年ぶりの利下げを発表した。発表された鉱工業生産は前年比+9.9%と過去3年間で最低を記録し、一方5月貿易収支は予想+193億ドルに対して+130.5億ドルに留まった。

ただ輸出は前年から+15.3%と強い伸びを示し、一方輸入は予想値22億ドル増加に対して28.4億ドルの大幅増加となったが、主な要因は銅の輸入が前月比12%増加、また前年比65%と大幅増加したこと、原油輸入が過去最高の6百万バレルに達したこと、更には鉄鉱石輸入が63.84百万トンと前月比10.7%、前年同月比約20%と大幅増加したことで、この増加傾向は今月も継続することが予想される。
これらの原料輸入急増の背景は中国政府が今年2.9兆元のインフラプロジェクトへの財政支出(景気刺激策)を計画していることによる。

今年4月までに中国政府は7千億元をインフラプロジェクトに投資したと言われるが、今後の財政支出計画が変更されなければ今年5月から年末までに更に2兆2千億元のプロジェクト投資が行われることになる。
この中国の原料輸入急増に呼応するように、5月の西オーストラリア州ポート・ヘッドランド港からの鉄鉱石輸出量は前月比8.7%増の2,250万トンと過去最高水準を記録しており、中国の需要が追い風となっていることを如実に表している。

スティール・インデックスによれば、中国で荷揚げされた鉄鉱石の価格は5月初旬の1トン当たり145米ドルから同月23日に129.9米ドルに下落した後、月末には134.8米ドルを回復している。

欧州債務危機から中国の景気後退懸念が高まり、同国の資源需要が減退するとの見方が強い一方、中国政府の景気刺激策が豪州からの資源輸出を押し上げているのも事実。 今週世銀は新興国に関するレポートで中国の今年のGDP予想を+8.2%、2013年を+8.6%と強めの数字を発表したが、中国政府の景気刺激策が着実に実施される場合には同国経済を浮揚するのみならず豪州景気を大きく牽引することになる。

 

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