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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

協調金融緩和?

更新日:2012年6月7日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(5/31〜6/7)のレンジ: 
 AUDUSD: 0.9574-0.9967 AUDYEN: 74.41-79.17

この1週間金融市場ではリスク回避の動きにやや一服感が出た。
株価も中国や豪州が若干下げたが、日米などは底入れ感も出始めた。
先週末にかけてはギリシャ不安に加えてスペインの銀行問題なども取り沙汰され、金曜日に発表された米国の5月雇用統計が非常に弱かったことからリスク回避の動きが最高潮に達し、ユーロは1.23割れ、95円台半ばまで続落し、豪ドルも0.96割れ、74円台半ばまで安値を更新した。

しかし今週になってからは火曜日のG7緊急電話会議に向けて各国の政策期待から欧州懸念も一服し、リスク回避の巻き戻しの動きが活発化してユーロや豪ドルなどのリスク通貨も反発し始めた。

G7では市場安定に向けた結束が確認され、安住財務相が円高・株安懸念を訴えたことからドル/円は78円割れから反転し、現在79円台半ばまで回復している。

豪州国内では火曜日のRBA理事会で一部の50bp利下げ観測に対して利下げ幅が25bpに留まったことも豪ドル買い戻しを誘い、昨日の事前予想を上回る第一四半期GDPや本日の非常に強い5月雇用統計を受けて、豪ドルは高値0.99台半ば、79円台前半まで上伸している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD: 0.9700-1.0100  AUDYEN:77.00-81.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント―― ブル・ベアミックス
足元の予想――調整一巡後は再度反落

世の中、正に欧州ネタで振り回されている感じである。
言い方は適切ではないかもしれないが、リーマンショックが突発・大地震的災害であったとすれば今回の欧州ソブリンリスクは“疫病蔓延型”で終息の目途は立たない。
正に経済のグローバリゼーションがもたらす“負の効果”と言わざるを得ず、“2月のギリシャ支援合意で峠を越した”との考えは甘かったと認めざるを得ない。

さてここにきてリーマンショック後の協調利下げの第二弾とも言える、“国際協調金融緩和観測”が高まっている。つまり日米欧に加えて中国、英国、更には豪州はじめとした資源国など協調金融緩和である。実際株価が更に下落すれば金融市場では“現金化”の動きが加速し、金融緩和の催促相場がどこの国でも活発化するであろう。
ただしかし、この協調利下げ・協調金融緩和も簡単ではなさそうだ。

つまり利下げ余地のほとんどない日欧米では既に大規模の量的緩和が現在進行中であるし、更なる量的緩和拡大は、心理的効果はいざ知らず、その経済的効果(更には悪影響)には限りがあるとも見方があるためだ。実際日銀は量的緩和の拡大をしなかったし、ラガルドIMF専務理事の忠告にも拘わらずECBは昨日金融政策の変更を行わなかった。

依然として利下げ余地のある豪州は今週利下げを行い、また一時金融緩和サイクル終了かと思われたブラジルやインドなどは再利下げの可能性を否定しないが、これも国際協調と言うよりは自国経済面からの要請であり、早々にゼロ金利まで利下げしなった国の利点であろう。
ただ中国が利下げをするとすれば2008年以降初めてとなるが、更に年内数回予想される預金準備率引き下げとの併用がなされれば、これは市場に安心感を与えることになろう。

日欧米が今協調金融緩和に動けば、むしろ市場に不要の警戒心を与える可能性があり、もしX デー(ユーロ崩壊)がくるとすれば、協調金融緩和を最後の切り札として、それまで小出しはすべきではないだろう。

欧州情勢は依然として危機的状況に変わらない。ギリシャでは給料・年金支給額を最大50%まで削減したが、この緊縮策により法人及び個人の納税額が激減して歳入の増加が全く見込めず、最近の130bioユーロの支援にもかかわらず財政資金は枯渇の危機に瀕しており、6/17の選挙で財政緊縮派が敗北すれば即デフォルト状態になる可能性が高い。

一方、スペインではラホイ首相自ら国内銀行の危機的状態を告白しており、同時に政府として支援を要請した場合の厳しい条件受け入れに二の足を踏んでいる状態。ただ銀行のEUからの直接借り入れには独はじめEUも難色を示している模様で、こちらも予断を許さない。
G7電話会議の後欧州不安一服の感はあるが“嵐の前の静けさ”と言う気がする。
さて、本日発表された豪州雇用統計は予想外に強い数字となった。

今年に入ってからの雇用統計の結果をまとめると以下の通り。

 

2012 Jan

Feb

Mar

Apr

May

就業者数(千人)

+46.2

-15.4

+37.6

+7.0

+38.9

失業率(%)

5.1

5.2

5.2

4.9

5.1

豪州の実質完全雇用状態は失業率5.0%と言われることを考えれば、景気減速懸念が言われているにもかかわらず労働市場は概して堅調と言える。
それもこれも資源産業のお陰であり、たとえばNSW州で年棒5万ドル以下の労働者が西オーストラリア州の資源会社で10万ドルを優に超える収入を得ているという話はざらに聞く。
したがって交易条件の極端な悪化から資源産業の余剰人員の整理が起こらない限り、雇用状況の趨勢的な悪化は起こらないであろう。

豪ドルは昨年の安値0.93台後半、72円台前半に下落せず、今回0.95台後半、74円台半ばから現在0.99台後半、79円台前半まで反発地合いとなっている。
ただ現在の豪ドル相場動向の7-8割は欧州情勢次第ともいえ、欧州情勢の解決を見ないうちは、底離れしたというのは時期尚早であろう。

5月初めから1カ月以上続いた下げ相場で、現在調整の買い戻しが入っているが、ショートカバーとリスク選好的な豪ドル買いポジションの造成は自ずと趣旨が異なっており、まだまだリスク選好は先の話と言わざるを得ない。

豪ドル回復シナリオを描くためには、6/17の選挙においてギリシャのユーロ圏残留が決定し、更にスペインなど問題国の銀行支援体制がまとまることが必要であろう。加えて中国の金融緩和実施となれば、豪ドルの底入れが確認されるであろう。
また米国の追加緩和も市場サポート要因となるが、先週の弱い雇用統計後を受けて行われる本日のバーナンキ議長の議会証言が大いに注目される。
逆にこれらの前提条件が覆る場合には、昨年の安値を下回る豪ドル下落が必至となろう。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・5月雇用統計、就業者数+38.9千人(予想0.0千人、前回+7.0千人)(6/7)
第一四半期GDP前期比+1.3%(予想+0.5%、前回+0.4%)、前年比+4.3%(予想+3.2%、前回+2.3%)(6/6)

・第一四半期建設活動(前期比)+5.5%(予想+3.9%、前回-4.6%)(5/30)
・3月WESTPAC先行指数0.4(前回0.0)(5/23)
・3月コンフェレンスボード景気先行指数+0.2%(前回0.0%)(5/23)

悪い(弱い)
・第一四半期経常収支-14.9bio(予想-14.65bio、前回-8374mio)(6/5)
・第一四半期企業収益-4.0%(前回-2.5%)
・5月TD Securities Inflation m/m +0.0%(前回+0.3%)、y/y+1.8%(前回+1.9%)(6/4)
・4月住宅建設許可件数-8.7%(予想+0.3%、前回+7.4%)y/y-24.1%(予想-13.8%、前回-25%)(5/31)
・4月小売売上高-0.2%(予想+0.2%、前回+1.1%)(5/30)

+5

-3

市場センチメント
(リスク値)

欧州不安一服。
NYダウ引けは前日比+286ポインの12,414ドル。本日オフショアでは+40ドル、VIX恐怖指は-2.52の22.16でセンチメント改善。

+3

-4

市場ポジション

シカゴIMMのショートは35,527 コントラクト(5/29)でショート増える!短期筋のポジションはややロング。

-2

+3

商品相場

原油85ドル台に反発、金は1620ドルにやや反落、昨日CRBは+3.3の273.77。

+2

-4

金利・為替(当局)

6月は予想通り25bp利下げ。強い第一四半期GDPと5月雇用統計で利下げ観測やや後退。12/13年度予算案で15億豪ドルの黒字化で更なる利下げの可能性に言及。豪ドルパリティー割れを歓迎する声が産業界から。RBA四半期金融政策報告はインフレ、成長見通し共に下方修正(5/4)、5月は予想を上回り50bpの利下げ。年内更に50bp利下げ観測強い。RBA声明では“豪ドル高が景気拡大に影響”。米豪10年利回り格差1.4%にやや拡大。

-2

-2

需給

日本の外貨投信減少。豪ドル円80円割れだが、大きな買い意欲見られず、下方ターゲットをシフトダウンか(投信など)。欧州情勢、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。アジア中銀、ロシア中銀の豪ドル買い観測(外貨準備として)。

+1

+1

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に一目均衡表の雲に向かって上昇。ボリンジャーバンドの上限近くに反発。昨日まで3連続陽線。「三兵」となれば更に続伸も。その場合5月からの下落分の半値戻しである1.0000、79.15近辺がターゲットとなるが、豪ドル/円は既に本日到達。続伸か反落かの重要ポイント。 RSIは豪ドル/ドル54.45%、豪ドル/円52.84%と久しぶりにoverbought。

+2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは82.32に反落。

+2

-2

中国関連

利下げ観測高まる。利下げなら豪ドルには好材料、5月製造業PMIは50.4(予想52.0)で5カ月ぶりの低水準、温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12、しかし株は上昇せず)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は+3pts。

-3

-3

その他(政治など)

豪ドル下落は産業界好感。資源産業/非資源産業格差問題、ギラード首相不人気―6月更迭説も、トンプソン労働党議員スキャンダル(組合長時代の使い込み疑惑)、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。炭素税・資源利用税の評判悪い。
(5/31〜6/2)世論調査労働党支持率26%(前回 27%)、野党保守連合(自由党・国民党)48%(前回52%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。

-3

-3

総合index(現状)

やや買いバイアス

+5

-19

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

非常に強い第一四半期GDPは既に古いデータ

昨日発表された豪州の第一四半期GDPは前期比+1.3%(予想+0.5%、前回+0.4%)、前年比+4.3%(予想+3.2%、前回+2.3%)と非常に強い数字となり(5年ぶりの高水準)、弱めの数字を予想していた多くのエコノミストに恥をかかせたようだ。

しかし、こう言っては何だが個人的には強い数字が出ると予想していた。と言うのは第一四半期の小売売上高(個人消費が豪州GDPの6割超を占める)が1月+0.3%、2月+0.2%、3月+0.9%(因みに4月-0.2%)と好調で、しかもこれまたGDPの重要な構成要素である株価もAll Ordinariesで見て1月初めの4,155ドルから3月末には4,419ドルに上昇し、欧州情勢も当時はギリシャへの支援合意で最悪期を脱したとの認識があったからだ。

ただしかし、豪ドルはこの数字を受けてジャンプアップしたが、この数字は既に2カ月以上過去の数字であり、その後の豪州内外の情勢の悪化を考えると、この強い数字に浮かれてはいられないと思う。

また各州別の成長率を見ても依然として2 speed economyの存在が明らかである。
前期比(年率換算)を見てみると、資源州の西オーストラリア州+14.5%、クイーンズランド州+7.5%であるのに対して、2大州であるニューサウスウエールズ州は+1.9%、ビクトリア州+2.7%にとどまり、タスマニア州に至っては-0.8%であった。

これら非資源州経済は第一四半期も高コスト、豪ドル高そして消費者の慎重な支出傾向の影響を受けて成長が鈍化していたことが分かる。第二四半期特に5月以降の欧州情勢の悪化や、米中の景気減速懸念、更には豪州景気のスローダウン懸念を理由にRBAは5月に50bp、6月に25bpの連続利下げを行った訳であり、いつまでも第一四半期GDPと言う過去の数字にとらわれるわけにはいかない。

本日発表された5月の豪州雇用統計も就業者数+38.9千人と、非常に強い数字となったが、今現在豪州経済に最も大きな影響力を持つのは中国経済であり、その中国経済は欧州情勢に左右されることを考えると、過去の強い雇用統計を持って将来を楽観視することは禁物であろう。

 

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