FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート

マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

独はユーロ圏の盟主か、はたまたエゴの国か?

更新日:2012年5月31日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(5/24〜5/31)のレンジ: 
 AUDUSD: 0.9672-0.9897 AUDYEN: 76.21-78.64

この1週間は引き続き欧州不安を主因としてリスク回避の動きが強く、主要国株価の大幅続落は回避されたものの、商品相場は年初来の安値を更新した。

豪ドルも昨年末以来の安値を更新した。先週末はギリシャに加えてスペインの金融不安も加わりユーロが軟調推移し豪ドルも連れ安となった。

週末のギリシャ世論調査で緊縮財政派が急進左派連合をリードしたことや、中国の景気刺激策への期待から月曜日にユーロや豪ドルは上に「窓」を開けて高寄りしユーロは1.26台前半、100円前半まで反発し、豪ドルも0.99近辺、78円台半ばまで値を戻した。 しかし同レベルは維持できず、スペインの銀行不安や地方財政懸念から同国国債利回りはユーロ導入後の最高水準までである6.5%近辺に上昇し、逆に独国債利回りは史上最低レベルに低下した。

火曜日には米格付け会社イーガン・ジョーンズがスペインの2段階格下げを行い、加えて中国の景気刺激策もあまり大規模にはならないとの見方が、更にリスク回避の動きを促した。 昨日はポンドも金利先安観や景気低迷懸念で、またカナダドルも原油価格の大幅下落に併せて年初来の安値に下落するなど、リスク通貨総売りの様相となった。

また豪州国内指標でも4月の小売売上高が前月の+1.1%(改定後)から-0.2%(予想+0.2%)に落ち込み、また本日発表された4月の住宅建設許可件数も前月比-8.7%(前月+7.4%)と大幅下落して豪ドルを下押しした。

結局ユーロは1.23台半ばと2010年7月以来、97円台前半と今年1月のワンタッチの前は2000年12月以来と言う下落となり、豪ドルも2011年10月以来の安値0.96台後半、2011年11月以来の安値79円台前半まで続落した。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD: 0.9550-0.9850  AUDYEN:75.00-78.00

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント―― 依然ベアセンチメント根強い
足元の予想――調整交えながらも依然として下値テスト

ここにきて、ギリシャのみならずスペイン、アイルランド、ポルトガル、イタリア、そしてユーロ圏ではないが英国、カナダ、中国、豪州など、景況・財政面での悪いニュースが相次ぐ。というか債務問題の現状レビューをすれば、どの国も簡単に財政改善などできるわけがなく、変わらぬデータの蒸し返しが再度悪い印象を与えているのであろう。

為替市場ではユーロは言うに及ばずリスク通貨豪ドルも下げ止まらない。 私を含め市場参加者の大半は、本心では「ユーロ問題もいずれは決着する、中国もソフトランディングに収まる」との思いを秘めつつも、良いニュースは一向に現れず、そうこうするうちに“あれよあれよ”と言う間にユーロも豪ドルも下がってきた状況と言える。 下がるものは売らなくてはいけない。背に腹は代えられないのだ。

それにしてもユーロ圏の優等生、独の挙動が注目される。ここにきて「貿易黒字国ながらユーロ安と原油下落を享受し、しかもファンディングコスト(国債利回り)がゼロに近付き、独が理想とする展開」などと言う辛辣な見方まである。 確かにゼロ金利に近いコストで資金を調達できる独が、コストアップとなる共通債を甘受しない理由は想像に難くない。独にしてみれば“真面目に勉学にいそしんできた自分が放蕩で自己破産した兄弟たちの生活の面倒まで見るのは真っ平”と言うところだろう。

しかし考えてみれば、過去10年以上にわたり独はシングルカレンシーリーグのメンバー達から自国の経済・財政面の“配当”を十分に受け取ってきたのだ(独り勝ち)。 今度は“連帯税”なるものを払う番なのではないだろうか? こちらのアナリストの間ではユーロが瓦解して各国通貨に戻れば「即“ドイツマルク”の急騰は避けられず、そうなればもはやベンツもBMWも立ち行かなくなる」との見方が強い。 ユーロ瓦解を最も恐れているのは独であることは確かであろう。

さて豪ドル。昨日の弱い4月小売売上高や本日の住宅建設許可の結果から、6月の利下げを確実視する見方が再び増えている。昨年の安値93セント台、72円台が視野に入ってきたが、欧州問題が“出口の見えないトンネル”の中にいる以上、足元下値圧力は減少しないだろう。 インフレ懸念が全くない現状において“財政緊縮・金融緩和”のポリシーミックスを実践する政府にとってはこの豪ドル安も“2スピードエコノミーへの対処策”として支持率回復の道具にされている感すらある。

過去において豪ドル反発のきっかけはやはり金利差を利した“円キャリートレード”であったが、根強い“金利先安観”が円キャリートレードの妨げになっているのも確か。まだ底値確認とは言えないであろう。

資源分野への投資に活路を見出す政府のみならず、我々も明日発表されるQ3CAPEX(民間設備投資)の結果が注目される。またあすは中国5月製造業PMI、ユーロ圏4月失業率、米国5月雇用統計、5月ISM製造業景況指数と重要指標が重なるが、果たして現在のベアセンチメントを覆す起爆剤となるか?

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
・第1四半期建設活動(前期比)+5.5%(予想+3.9%、前回-4.6%)(5/30)

・3月WESTPAC先行指数0.4(前回0.0)(5/23)
・3月コンフェレンスボード景気先行指数+0.2%(前回0.0%)(5/23)
・4月雇用統計―失業率4.9%(予想・前回5.3%)、就業者数+15.5千人(予想-5千人、前回+37.6千人)(5/10)

悪い(弱い)
・4月住宅建設許可件数-8.7%(予想+0.3%、前回+7.4%)y/y-24.1%(予想-13.8%、前回-25%)(5/31)
・4月小売売上高-0.2%(予想+0.2%、前回+1.1%)(5/30)

・3月貿易収支-1,587mio(予想+1,300mio、前回-754mio)(5/8)
・3月NAB企業景況感0(前回4)(5/7)
・第一四半期CPI(ヘッドライン)―前期比+0.1%(予想+0.5%前回+0.0%)、前年比+1.6%(予想+2.2%、前回+3.1%)、RBA(アンダーライイング)前期比+0.35%(前回+0.55%)、前年比+2.15%(前回+2.6%)(4/24)

-3

+4

市場センチメント
(リスク値)

欧州不安、中国不安激化。
NYダウ引けは前日比-160ポインの12,419ドル。本日オフショアでは-34ドル、VIX恐怖指は+3.11の24.14でセンチメント悪化。

-4

-2

市場ポジション

シカゴIMMのショートは16,898 コントラクト(5/22)でショート増える!短期筋のポジションはショート再び増える。

+3

+3

商品相場

原油87ドル台に続落、金は1560ドルにやや反発、昨日CRBは-4.69の275.05で年初来安値。

-4

-4

金利・為替(当局)

6月も25bp利下げを織り込みつつある。依然金利先安観強い。12/13年度予算案で15億豪ドルの黒字化で更なる利下げの可能性に言及。豪ドルパリティー割れを歓迎する声が産業界から。RBA四半期金融政策報告はインフレ、成長見通し共に下方修正(5/4)、5月は予想を上回り50bpの利下げ。年内更に50bp利下げ観測強い。RBA声明では“豪ドル高が景気拡大に影響”。米豪10年利回り格差1.4%にやや拡大。

-2

-3

需給

日本の外貨投信減少。豪ドル円80円割れだが、大きな買い意欲見られず、下方ターゲットをシフトダウンか(投信など)。欧州情勢、中国の景気スローダウンなら資源輸出減!中国など海外からの直接投資、M&Aに絡む豪ドル買い需要の話。アジア中銀、ロシア中銀の豪ドル買い観測(外貨準備として)。

+1

+1

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に一目均衡表の雲のはるか下で、ボリンジャーバンドの下限。おとといの「小型波高い線」で昨日は大陰線。更に続落か、クリティカルレベルに来ている。
RSIは豪ドル/ドル29.42%、豪ドル/円25.80%と再びoversold増え出す。しかし反発よりは続落か。

-2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは83.06に上昇。

-2

-2

中国関連

温首相「予想より下方圧力強い」、「大規模な景気刺激を導入するつもりない」(5/29)、内需拡大策発表、(5/20)預金準備率を20.5%→20.0%に引き下げ(5/12、しかし株は上昇せず)。4月小売売上高14.1%(予想15.1%前回14.8%)、鉱工業生産9.3%(予想12.2%、前回11.9%)、CPI3.4%(予想3.4%、前回3.6%)で総じてやや弱い。4月貿易収支+18.42bio(予想+9.9bioだが、輸入の減少が著しい)。人民元変動幅を4/16から0.5%→1.0%に拡大。温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は-11pts。

-3

-4

その他(政治など)

豪ドル下落は産業に恩恵か。資源産業/非資源産業格差問題、ギラード首相不人気―6月更迭説も、労働党議員スキャンダル、2012/13年財政黒字転への反発強い。IMFは資源ブームけん引による豪州の輸出は減速見通し。炭素税・資源利用税の評判悪い。
(4/27〜29)世論調査労働党支持率27%(前回3/23-25 28%)、野党保守連合(自由党・国民党)51%(前回47%)、豪ドル高から鉱山ロイヤルティー(米ドル建)が大幅目減りも。豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差論、難民問題。

-3

-3

総合index(現状)

依然売りバイアス

-19

-11

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

対中問題は日本だけではない

日本は領土問題や中国外交官の違法行為などで対中問題を抱えているが、豪州も同様のシチュエーションにある。一つ目は貿易・投資上の摩擦、そして二つ目は国防に関わる問題である。

中国は豪州の最大の貿易パートナーで、近年その関係は緊密になりつつあるがゆえに、より問題が複雑化しつつあるとも言える。豪州は中国とのFTA(2国間自由貿易協定)交渉を7年にわたって続けているが、より的を絞ったアプローチを模索するために、豪州側から交渉の一時停止を求める声が上がっている。従来から中国側からは外資投資規制の緩和の要求が強かった。

2008年のChinalcoによるRio Tintoへの資本参加の認可が下りなかったことから中国側の不満が増幅し、最近でもHuaweiの豪州ブロードバンドネットワークへの参入が拒否されるなど、豪州基幹産業への中国企業の進出が困難になりつつあるとの中国の主張である。 特に中国は政府系企業による豪州への外資投資について、一般企業と同等の扱いをすべきとの要求を突き付けている。

豪州サイドは外資規制に関して中国だけを特別扱いできないとの基本姿勢を崩さないが、GDP世界第二位の巨大国に豪州基幹産業が乗っ取られることを危惧しているのは確か。 これに対して中国は「外資投資規制で中国は敵のように扱われている」、「いずれ資源価格が下がって資源産業の収益が悪化し、海外からの投資資金が必要になってやっと門戸が開放される」という過激な意見も出ている。両国間の溝を埋めるべくエマーソン豪貿易相が今週末にも中国を訪問しFTA問題について議論する予定と見られるが、問題解決は簡単ではなさそうだ。

一方、豪国防省はアジア・太平洋地域における安全保障環境の変化に対応すべく、国防体制の大幅な見直しを進めている。 豪州北部ダーウィンの陸軍基地の海兵隊の規模を拡大し、今後新型潜水艦や新型駆逐艦を重点配備する予定で、また米軍と基地を共同使用し連携強化を図っている。

ダーウィンは太平洋とインド洋に出られという地の利があるが、この動きは南シナ海における中国の海軍能力増強に対応したもの。また石油・天然ガスは豪州北部に集中しており、これを防衛するための軍備強化でもある。最大の貿易相手国でありながら、通商や軍備でのけん制を必要とする中国は、やはり豪州にとっても一筋縄ではいかない相手のようだ。

 

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)