FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート

マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

リスク選好ではなく“あくまで回避の巻き戻し”
〜 豪ドルとNZドルの単一通貨化を検討開始〜

更新日:2012年4月12日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(4/5〜4/12)のレンジ: 
 AUDUSD: 1.0224-1.0383  AUDYEN: 82.49-85.17

この1週間豪ドルは一旦下げて戻す展開となった。
先週末はイースター休暇を挟んで市場活性度落ちる中、やはり前週から引き継いだスペインやイタリアなどの欧州懸念のぶり返し、米FOMCのタカ派発言と冴えない米3月雇用統計、中国景気減速懸念に豪州国内の冴えない指標、更には北朝鮮のロケット打ち上げ実験問題など、総じてリスク要因に市場の目が移り、世界的に株価は4月上旬以降の下げ足を速めNYダウは13,000ドルを割り込み、日経平均も1万円の大台をあっさりと割り込んだ。

かかるリスク回避の高まりを受けてユーロも月初の1.33台、111円台の高値から一気に1.30台、105円台まで急落し、豪ドルも1.04台、86円台から1.02台、82円台まで値を崩した。ただ昨日はECB専務理事がスペイン財政支援のためにスペイン債購入の可能性を示唆したことや、米企業決算への期待感からNYダウが反発に転じたことを好感してリスク回避の巻き戻しが強まった。

加えて本日発表された豪州3月雇用統計が事前予想を上回る強い数字となったことから豪ドルは1.03台後半、84円近辺まで反発している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD: 1.0200-1.0500  AUDYEN:82.50-85.50

向う半年の予想レンジ :
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-90.00

足元のセンチメント― 徐々にベアセンチメント後退
足元の予想―下げ止まりから反発

この1週間の為替市場を見ても、「市場は心底リスク回避の動きが好きだなあ」と感心してしまう。と言うかリスク回避の動きが体に染み込んで習性となっているかのように思う。(因みに自分はもっと楽観的で市場と温度差あり)
いつの世にもリスク材料は必ずある訳で、リスク材料に乗っかった“ショート志向”の方が儲け易いことを体が忘れないのだろう。

まあ考えてみれば無理もない。リーマンショックと欧州不安という2度の大病を患ってまだ完治した訳ではなく、常に再発の危険性が否定できない患者に「ジョギングは体にいいですよ」など言う方が野暮だろう。まだまだ二歩前進一歩後退の状況だろう。

4月になってからは経済事象の捉え方も極めて悲観的であった。 FOMC議事録のタカ派的内容を景気回復の兆候とは取らずに、緩和期待が後退して株が売られた。中国の3月インフレ率が予想を上回ったが、内需の底堅さとは取らずに、景気刺激のための緩和策が取りづらいとのネガティブな反応。また中国3月貿易収支が予想に反して黒字となったが、輸出ドライブで景気回復とは取らずに、輸入の伸び鈍化を内需の後退ととらえるなどなど。

繰り返しになるが、もはやリスクのグレードはリーマンショックや欧州危機最盛期の頃の「極限リスク」ではなく、既に「通常リスク」に戻っている訳で、回避とその巻き戻しの周期も従来よりはるかに短くなっていると考えるべきだろう。
ただ“戻り高”はあくまで回避の巻き戻しであり、リスク選好の動きとなるのはまだ先の話だろう。

豪ドルも今年の高値1.08台、88円台から約500ポイントとずいぶん落ちた。
欧州危機時に比較選好で買われた分の反動と考えるべきであるが、中国の景気スローダウン懸念に加えて国内経済指標でも雇用、小売売上高、消費者信頼感と悪い数字が相次いだ。
与党労働党に対する支持率は30%を割っているが、やはり7月から導入される炭素税と資源利用税(MRRT)が不評であり、加えて物価高が大きな原因となっている。
因みに最近の調査によると「資源ブーム」は豪州にとって恩恵がある回答した人が8割以上に達したが、個人的に恩恵を受けたと回答した人は45%にとどまった。

実際物価に関しては以前からニューヨークの1.4倍(東京と同じくらい)と言われるが、資源国にしてこの1年で電気代、水道代は1.5倍になり、産油国でありながらガソリン代は95円程度から120程度に上がっている。昨年初の大洪水で跳ね上がった食料価格は高止まりし、日本食レストランのメニューなど1-2カ月で100-200円上がる有様。

これに反して労働市場は停滞しており賃金上昇率は物価上昇率に全く追い付いていない状況で、“住みやすい都市シドニー”も徐々に住みにくくなっているとの実感である。
豪ドルはギラード政権の支持率低下に歩調を合わせて下落してきた。

ただ本日発表された3月の雇用統計は失業率5.2%、就業者数+44千人といずれも事前予想を上回る強い数字であったが、この7月からは新税導入と抱き合わせで新減税措置が実施されるが、果たしてギラード政権の人気凋落傾向に歯止めがかかるか。

豪ドル相場については上述のように従来より周期の短い“通常リスク回避”の中で既にかなり下落したことを考えると、そろそろ底入れしよう。
本日の強い雇用統計が反発の起爆剤になる可能性もあろう。
イベント的には明日の中国Q1GDP、北朝鮮ロケット打ち上げ実験、4/22の仏大統領選第一回投票、4/24の豪州Q1CPI、4/24-25のFOMC、4/27の日銀会合と引き続き盛りだくさん。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い(強い)
3月雇用統計―失業率5.2%(予想・前回5.3%)、就業者数+44千人(予想+6.5千人、前回-15.4千人)(4/12)
3月NAB企業景況感4(前回3)、企業信頼感3(前回1)(4/10)

2月民間信用残高+0.4%(予想+0.3%)(3/30)
2月HIA新築住宅販売+0.4%(予想+0.3%)(3/30)
Q1求人倍率+0.7%(前回-3.4%)(3/29)

悪い(弱い)
4月WESTPAC消費者信頼感94.5(前回96.1)(4/11)
2月住宅融資件数-2.5%(予想-4.0%、前回-1.2%)(4/11)
3月ANZ求人広告+1.0%(前回+3.3%)(4/10)

2月貿易収支-480mio(予想+1100mio、前回-673mio)(4/4)
2月小売売上高+0.2%(予想+0.2%、前回+0.3%)(4/3)
2月住宅建設許可件数-7.8%(予想+0.5%、前回+0.9%)(4/2)

-3

-6

市場センチメント
(リスク値)

スペイン不安軽減、米/中景気減速懸念、中東/朝鮮半島懸念。
NYダウ引けは前日比+89ポイントの12,805ドル。本日オフショアでは-2ドル、VIX恐怖指は-0.37の20.02でセンチメントやや改善。

+2

-4

市場ポジション

シカゴIMMのロングは49,319 コントラクト(4/3付)に減少。短期筋のポジションはショートやや減る。

+3

+4

商品相場

原油102ドル台に小反発、金は1658ドルに反発、CRBは+1.65の302.10に上昇。

+2

-4

金利(当局)

4月は金利据え置きだが5月利下げ観測高まる。RBAボードメンバー・エドワード「低生産性が問題」。RBAデベル総裁補「豪ドルが経済見通しに大きく影響。現レベル交易条件におおむね沿っている」、スワン財務相「豪ドル高が企業収益を圧迫」、スティーブンスRBA総裁は外資流入に肯定的発言。米豪10年利回り格差1.8%にやや縮小。市場予想は2012年前半に0.25〜0.50%利下げ観測が一般的。

-2

-3

需給

M&Aがらみ豪ドル買い需要。しかし中国はじめ景気減速だと需要減も。80円割れで本邦個人投資家の買い意欲。

+2

+2

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円共に3月初からの下落トレンドにある。ボリンジャバンド下限にぶつかりやや反発。底入れか?昨日の陽線が「当て線」で再度下落開始か?RSIは豪ドル/ドル41%、豪ドル/円37%でoversoldやや減る。

+2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは79.74にじり安。

+2

-2

中国関連

3月貿易収支は+53.5億ドルだが輸入の伸び鈍化。3月製造業PMIは53.1(予想50.8、前回51.0)と予想外に強かった。3月HSBC製造業PMI48.1(前回49.7、5カ月連続低下)、温首相2012年GDP目標を7.5%に下方修正。本日上海総合指数は小動き。

-3

-3

その他(政治など)

炭素税・資源利用税の評判悪い。労働党支持率28%、野党支持率47%。「好ましい首相」はギラード氏40%−アボット氏37%、遊技機規制問題で無所属議員の支持失い下院は与党75人:野党74人。豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差論、難民問題。

-2

-2

総合index(現状)

やや買いバイアス

+3

-20

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

豪ドルとNZドルの単一通貨化を検討開始

豪州とニュージーランド両国の生産性委員会が、豪ドルとNZドルの両通貨を単一通貨として統合することを検討し始めたことがこのほど分かった。 両国の経済緊密化を推進するのが目的で、現在意見公募を開始している。 同委員会は現在、両国通貨を統一した場合に発生すると想定される、ビジネス上の決済や法律の改正などの問題点について調査中。

通貨統一による利点として:

(1) 企業が為替リスクを受けない
(2) 貿易上の為替手続き費用もなくなる
(3) 両国間の相互の投資が盛んになる――など多くが挙がっている。

ただしその一方で、欧州通貨ユーロのように通貨統一の結果、経済・金融が混乱する可能性というリスクがあることも指摘しており、慎重に影響を精査する構えだ。 世論調査では豪州人が最も親近感を覚える国がニュージーランドであり、またニュージーランドの貿易相手国は輸出入ともに豪州が第一であるなど、両国は地理的な距離以外にも親密な関係にある。

ただもしこのオセアニア通貨圏が実現してもそれで終わることなく、将来的にはアジア通貨圏構想や、米ドル通貨圏構想に繋がって行くのが自然の流れであるように思う。

 

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)