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木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

今年の豪ドル相場レビューと来年の見通し

更新日:2011年12月29日

昨年末に作成した今年の豪ドル予想レンジ : 0.85-1.08 73.00-93.00

実際の今年ここまでのレンジ :
 AUDUSD 0.9386-1.1079 (0.8064-1.0254)
 AUDYEN 72.03-90.02 (71.88-88.08)
 EURUSD 1.2870-1.4939 (1.1875-1.4577)
 EURYEN 100.74-123.31 (105.41-134.35)
 USDYEN 75.31-85.52 (80.23-94.98)

( )は2010年実績

今年の豪ドル相場レビュー

今年は年前半と後半で、市場センチメントが大きく変化した。
年初は昨年来の欧州不安を引きずりつつも、本年度世界経済の回復期待や、米ドル軟調地合い、豪ドル特有のサポート要因(金利格差、景気格差、商品相場高)を背景に、昨年パリティーを超えた地合いを継続して堅調裡にオープン。
年前半は主要国並びに新興国の景気回復期待やインレ懸念が強く、米国では今では信じられないが出口戦略観測すら浮上していた。
欧州懸念は依然根深かったが、ECBはむしろインフレ抑制スタンスから金融引き締めバイアスを継続し(4月と7月に25bp利上げ)、ユーロは欧州懸念にもかかわらず5月には1.49台、ユーロ円は4月に123円台まで上昇した。

豪州経済も年初はクイーンズランド州の洪水でダメージを受けたものの、資源ブームと歴史的な交易条件の改善を背景に、中国をはじめとしたアジアへの輸出好調で、Q1のマイナス成長からQ2には景気も回復基調となり、RBAは引き続き金融引き締め気味なスタンスを堅持した。
また日欧米など主要国の巨額財政赤字に比べて赤字額が軽微な豪州の健全財政が再評価され、豪ドルは7月末には史上高値1.10台後半(対円では4月の90円台)まで上昇した。

しかしながら年央以降欧州債務問題がにわかに悪化し市場のリスク許容度が急激に減少する。
ギリシャデフォルト観測が高まり、格付け会社はいわゆるPIGS(ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、スペイン)など欧州周辺国の格下げを実施し、そればかりかイタリア、フランスなどの中核国の国債利回りを押し上げ、独の国債入札が札割れになるなどソブリンリスク汚染が欧州全体に蔓延する事態となった。
度重なるEU主脳/財務相会議やG8/G20/IMFなどの国際会議が開催されるが問題の根本的解決には至らず、ユーロも10月に1.31台、100円台、12月に1.29台、101円台と年末に向けて下げ足を速めた。

欧州ソブリンリスクに加えて、米国や中国などアジア経済減速懸念が高まる中、豪州国内経済では従来から指摘される資源産業/非資源産業のいわゆる2スピード経済の格差問題が表面化し、従来から軟調であった小売売上高や住宅部門のスローダウンが目立った。6月まで4.9%の低水準を維持した失業率は上昇に転じ(5.3%まで)、就業者数は7,8,11月とマイナスになり、国内景気減速に対処すべくRBAは11、12月と連続利下げに踏み切った。

このような内外の状況悪化を受け、8月上旬まで史上高値レベルまで上昇した豪ドルも、さすがにユーロの下げに歩調を合わせる形となり、10月上旬には0.93台、72円台の年間安値を付けた。

10月には欧州債務問題に対するEU当局、IMF、ECBと各国財務当局の取り組みがある程度評価され、加えて米雇用統計が予想外に改善し米経済回復期待が高まったことからリスク回避の巻き戻しが起こり、豪ドルも1.07台、84円台まで戻り高値をテストしたが、調整一巡後は再び年末に向けて1.00以下、74円半ばまで反落するなど、依然として下値圧力を払しょくできずに1年を終わろうとしている。

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

来年の豪ドル相場見通し

昨年は、年後半リーマンショック後の各国財政出動や金融緩和のカンフル剤効果も薄れる中、欧州ソブリンリスクが新たなリスク要因として浮上したが、今年はソブリンリスクが更に欧州全体に蔓延し、新たな金融危機の到来を告げる1年となった。
また欧州不安は中国はじめアジア諸国や豪州などの資源国にも影を落とし、未だに景気回復の覚束ない米国や、震災からやっと立ち直りつつある日本など、今年は世界経済全体が年初の予想以上に厳しい状況に置かれた。
来年の豪ドル相場を考える場合、やはり次の三つの観点から捉えるべきであろう。

@リスク許容度
A豪ドル特有のファクター(商品相場、金利格差、景気格差)
B米ドルの受け皿としての豪ドル

@ リスク許容度

今年の後半、市場のリスク許容度が大きく減少し豪ドルは大幅に下落したが、今年の主なリスク要因として欧州債務問題、米国の景気後退及び財政赤字懸念、日本の震災、中東や北朝鮮などの地政学的問題などであった。

来年も欧州不安を筆頭に、新たなリスク要因が加わる可能性が高いが、中には中国の政権交代や中国経済減速懸念、秋の米国大統領選挙などが加わる可能性があろう。
中でも欧州不安は未だに悲観論が渦巻くが、結局は「最終的にユーロ瓦解につながるのか?あるいは最悪でも特定国の秩序あるデフォルトや市場の納得のいくユーロ離脱で収まるのか」これが大きなポイントであろう。

私見としては後者であり、しかもデフォルトやユーロ離脱は回避される可能性もあると考える。欧州ソブリンリスクと言う病気の原因が分かって、治療をまさに開始したばかりであるが、病巣が取り除かれるのであればやはり徐々に回復に向かうと考えるのが妥当ではないだろうか。もしこの予測が正しければユーロ不安も来年後半には徐々に軽減されることになる。

A 豪ドル特有のファクター(商品相場、金利格差、景気格差)

これも@のリスク許容度の増減に密接に関わるわけで、やはり商品相場にしてもRBAの金融政策にしても欧州情勢の進展、およびその影響を受ける中国はじめアジア経済の動向いかんということになる。中国については政権交代も留意すべきポイントであろう。
ただ12月のRBA理事会議事録でRBAは資源ブームが続く限り、積極的な金融緩和にならない可能性を指摘している。

私見としてはリーマンショック以後のRBAによる7回の利上げ(3.00%→4.75%)のうち、2010年の最後の2回の利上げは不要であったと当初から思っており、11月12月の連続利下げで調整の大半が終了したと考える。
したがって欧州情勢の際立った悪化がない限り、中国経済のバブルバーストは起こらず、世界的な資源ブームが終わりを迎えることはないであろう。
RBAも来年前半は“様子見または1度程度の利下げ”にとどめ、年後半はむしろ再びインフレ懸念がフォーカスされる可能性もあろう。
豪州経済も資源投資がけん引車となり、年率3.25%のトレンド成長率を維持することとなろう。

B 米ドルの受け皿としての豪ドル

豪ドル/米ドルと言う通貨ペアで考えれば、当然米ドルが強ければ豪ドルは弱く、米ドルが弱ければ豪ドルは強い。
米ドルについては“米ドルインデックス”が示すように歴史的に下落基調にある。 世界の外貨準備通貨に占める米ドルの割合は2010年に初めて60%を割り込み、今後豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨の割合が増えて米ドルポーションは更に減少する可能性がある。
しかしもう一方の主要準備通貨であるユーロへの信任が近年著しく低下しているのも事実である。

来年米国経済が回復基調となり、ゼロ金利政策からの脱却、つまり出口戦略が取られるような状況となれば、米ドルの長期低落傾向にも歯止めがかかる可能性がある。
その場合は豪ドル米ドルの上値が限定的となる一方、米経済の回復はリスクオフ要因と考えられることや、米ドル円の史上安値圏からのリバウンドの可能性を考えると、むしろ豪ドル円は堅調地合いとなる可能性がある。
なお、来年は米国大統領選挙年となるが、過去20年を振り返っても大統領選挙が米ドル相場に与える顕著な影響(上げまたは下げ)は確認できない。

来年のメインシナリオ

予想レンジ : AUDUSD 0.90-1.10 AUDYEN 70.00-90.00

年初は欧州不安残り軟調だが、年後半に向けて徐々に堅調地合となる。
欧州問題が解決に向かえば市場のリスク許容度は今年よりも拡大し、高金利通貨・資源通貨としての豪ドル本来の魅力も大きくは損なわれない。
米ドルの上昇=豪ドルの下落であるが、一方米経済回復もリスクオフ要因であり、投資通貨としての豪ドルをサポート。
本邦投資家の豪ドル円需要が復活すれば豪ドル円押し上げ要因に。
ただし、豪ドルの特性“平時はコツコツ上昇し、有事にドスンと落ちる”は忘れずに。
“有事は予期せぬ頃にやってくる!”

最悪のリスクシナリオ

予想レンジ : AUDUSD 0.40-0.80 AUDYEN 40.00-70.00

豪ドル暴落シナリオ
欧州危機がユーロ瓦解という最悪の結末に。また地政学的懸念(中東=イラン核開発等、中国、北東アジアなど)や大規模自然災害から更にリスク許容度低下。
中国政権交代に伴う政変、米国財政破たん→世界景気の二番底へ 。


本年も大変お世話になりました!!
来年もよろしくお願いいたします!!
Joe Tsuda

 

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