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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

よく分からない”中銀の協調資金供給”が市場には一番効く

更新日:2011年12月1日

豪ドルここまでのレビュー

この1週間(11/24〜12/1)のレンジ: 
 AUDUSD: 0.9667-1.0331  AUDYEN: 74.78-80.03

この1週間の豪ドル動きは“先週末のボトムアウトから今週は反発し、昨日ジャンプアップ”だった。
先週も欧州債務懸念と中国の景気減速懸念が市場に影を落としたが、株価は米国と中国が下げる一方、欧州、日本の株式市場は意外と反発している。
また商品相場も同様に先週末にボトムを脱した感じである。

先週は欧州不安が周辺国から中核国に広がりを見せる様相で、各国の国債利回りはユーロ発足以来の最高値を記録し、それに呼応してユーロは1.32台前半、102円台半ばに下落した。また景気に敏感な豪ドルは下げ幅でユーロを追い抜いて0.96台半ば、74円台後半まで値を崩した。この間ポルトガル、ハンガリー、ベルギーが格下げとなり、フランスやオーストリアの格下げ観測も流れた。

ただ週末に向けては悪材料への反応が徐々に鈍り、今週開催される欧州財務相会談や発表される米国の11月雇用統計への期待感もあり、徐々にリスク通貨の買い戻しが顕著となった。 今週火曜日に開催されたユーロ圏財務相会談ではギリシャへの第6弾融資が承認され、またEFSF拡充案にも一定の進展を見たことから、徐々にリスク回避の動きが活発化した。 昨日欧州市場入り際では、係るユーロや豪ドル買い戻し一巡と共に、新たな売り圧力も見られたが、その後センチメントが一変する。

まず中国預金準備率引き下げの報が伝わり、ニューヨーク市場序盤ではFRB、日銀、ECBなど各国中銀が協調して欧州債務危機対応としてドル資金供給拡大策を発表したことが市場に安心感を与えた。

各市場では株価が急騰し(NYKダウは500ポイント近く、独DAX指数は300ポイント近く上昇)、リスク選好の動きが活発化して”米ドル売り、円売り”の流れとなった。
結局ユーロは一時1.35台前半、104円台後半に、また豪ドルも1.03台前半、80円近辺まで急上昇した後、現在若干調整反落している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD: 1.0000-1.0400  AUDYEN:77.00-81.00

向う半年の予想レンジ : 
 AUDUSD :0.90-1.10  AUDYEN: 70.00-95.00

足元のセンチメント― 徐々にブルセンチメント復活
足元の予想― 利食い売りと新規の上値テストの揉み合い

リーマンショック後には各国が協調して”共通の敵”に対してドラスティックな財政出動と金融緩和で立ち向かったが、今回の欧州債務問
題は最初から欧州各国の意見が対立し、外野席である欧州以外の各国も”腕を拱いて傍観せざるを得ない”というのが実情であった。 その間米国は景気減速と自国の巨額財政赤のハンドリングに汲々とし、震災後の日本も円高阻止に孤軍奮闘せざるを得ない状況であった。
また”最後の買い手”と揶揄されつつ、ECBが間断なく問題国の国債を購入し続けていたのが印象的であった。

何度か申し上げているように3週間ほど”中抜け”している間に、別に欧州のどこかの国がデフォルトしてユーロ圏からキックアウトされた訳でも、欧州の大手銀行が破たんした訳でもないのに、事態は更に悪化した。
欧州各国の国債利回りの異常な上昇の背景には投機的な動き、つまりCDS(クレジットデフォルトスワップ)市場における投機筋のプレミアム(保険料)吊り上げがあることは間違いなく、「どうして野放しするのか?」との疑問を抱いていた。

その点からも昨日の”各国協調ドル資金供給拡大策”は評価に値するものであると思う。これは9/15のFRB、ECBなど中銀によるドル資金供給第一弾に続くものだが、資金調達困難を狙った仕手の動きを封じ込めるために、これに勝るものはないであろう。
為替の介入には大規模な反対取引を仕掛けることが可能な投機筋も、資金を市場から吸収するにも相手銀行との”クレジットリミット”の問題もあり、資金市場で無制限の活動を行うことが不可能なためだ。

欧州不安の本質的原因除去にはまだ事実を要しようが、投機筋による無用なディスターバンス(邪魔)を排除する効果はあると思う。
8月から顕現化した欧州不安であり、もう5カ月目に突入しているが、当地の金融関係者と話しても依然として信じがたいほど悲観論がはびこっている。
共通通貨圏を壮大な歴史的過ちと決めつけ、ユーロ瓦解後の各国個別通貨復活の準備の話まで聞かれる。
ただ悲観論が蔓延してくると、益々”底値は近い”との思いが強くなるのは自分が天の邪鬼であるためか。

豪ドルに関しては、一昨日発表された「政府年央経済・財政見通し」(下のOZ NOW参照)で欧州問題や中国の景気減速懸念から成長見通し、財政見通し共に下方修正され、豪ドル売りを誘う局面もあった。 またBHPやリオ・ティントなどの大手資源会社が今後の投資戦略を見直し始めていることも事実である。

12月のRBAの利下げの有無については意見が分かれる。金利先物市場で80%程度利下げを織り込んでいるのに対して、意外と”来年2月までは据え置き”との見方もある。
依然としてキャッシュレート4.5%でありまだまだ「のりしろ」が在るだけに、中国の準備率引き下げや各国中銀の資金供給拡大に呼応する形で、また12月のクリスマス商戦や、軟調な住宅市場へのカンフル剤の意味でも連続利下げの可能性はある。
ただ、個人的には11月のRBA声明を信ずるのであれば、金融政策を”やっと”「ニュートラルスタンス」に戻した訳で、このまま「緩和バイアス」に突入というニュアンスではなく、12月は据え置きと思っている。

昨日の各国中銀協調姿勢に呼応して12/9の欧州サミットではEFSF拡充の具体策と資金調達問題に進展が期待される。
今週下げ相場の調整がある程度終了したが、ここから更にリスク選好的な動きにつながるかどうかがポイントであろう。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い―11月AIG製造業活動指数47.8(前回47.4、過去5カ月最高)(12/1) 10月雇用統計、失業率5.2%(予想5.3%、前回5.3%)、就業者数+10.1千人(前回+10.0千人、前回+22.5千人)(11/10)、9月貿易収支+2564mio(予想3000mio、前回+2953mio)(11/8)、9月小売売上高+0.4%(予想+0.4%、前回+0.6%)(11/3)
悪い―政府年央経済・財政見通しで前回から下方修正(11/29)、10月小売売上高+0.2%(予想+0.4%、前回+0.4%)、10月住宅建設許可件数-10.7%(予想+3.3%、前回-13.6%)(12/1)、10月NAB企業景況感種数-1(+2前回)(11/8)、Q3CPI全項目前期比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.9%)前年比+3.5%(予想+3.5%、前回+3.6%)、RBA基調CPI前期比+0.3%(予想+0.6%、前回+0.6%)前年比+2.45%(予想+2.7%、前回+2.55%)(10/26)

-1

+2

市場センチメント
(リスク値)

NYダウは昨日+490ドル3日続落の11,257ドル。本日オフショアでは-23ドル、VIX恐怖指は-2.84の27.80でセンチメント大きく改善。 まだ欧州不安は根強いが。

+3

-3

市場ポジション

シカゴIMMのロングは17,980コントラクト(11/22付)に減少。短期筋のポジションは豪ドルロングに傾く。

-1

+4

商品相場

原油100ドル台に、金は1747ドル台に上昇。CRBは+3.39の313.82。

+4

-2

金利(当局)

11月は25bpの利下げ実施。12月も利下げ観測強い。

-2

-2

需給

年末にかけて来年の資源輸出カバーが出やすい。M&Aがらみ豪ドル買い需要。しかし中国はじめ景気減速だと需要減も。

+3

+3

テクニカル

豪ドル/ドル、豪ドル/円ともに一目均衡表の雲の中に上昇してきた。ボリンジャバンドの下限から上限に反発。RSIは豪ドル/ドル57%、豪ドル/円59%と先週の30%台から大きく買い戻されてoverboughtに。”上げ”が急激で反落も。

-2

-3

米ドル強弱

ドルインデックスは78.33 に下落。

+2

+1

中国関連

11月中国製造業PMI49.0(予想49.8、前回50.4、33カ月ぶりの50割れ)、昨日中国人民銀行は預金準備率引き下げ。中国成長予想の下方修正相次ぐ。

-3

-2

その他

新資源税、炭素税法案下院通過で与党支持率やや戻る、豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差論、難民問題

-1

-1

総合index(現状)

やや買いバイアス

+2

+3

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

政府の年央経済・財政見通し(MYEFO)

豪州のスワン財務相は29日、政府の経済・財政中間見通し(MYEFO)を発表したが、欧州不安や中国の景気減速懸念を背景に、5月の連邦予算案に比べて経済成長と税収の予想を引き下げた。
スワン財務相は「世界の経済・金融の状況はここ数カ月で著しく悪化しており、欧州ソブリン債務危機が世界の安定に及ぼすリスクは高まった」と指摘した。

経済見通しでは国内総生産(GDP)伸び率は、2011/12年度(2011年7月1日〜12年6月30日)3.25%と予算案時の予想4.00%から、12/13年度も3.75%から3.25%に下方修正した。
インフレ予想は、11/12年度を2.25%と予算案の2.75から引き下げる一方、12/13年度は3.0%から3.25%に引き上げた。

また財政面では今回の中間見通しによると、今2011/12年度の財政収支は予算案時の226億ドルから371億ドルの赤字に拡大。理由は税収の減少と景気後退懸念に対抗するための財政支出の前倒しのためとした。
一方、黒字転換で注目される12/13年度の財政収支は15億ドルの黒字転換を予想したが、黒字額は5月予想の35億豪ドルから下方修正した。
税収は国際経済情勢の悪化で、4年間で200億ドル以上減少すると予想。
新たに導入する資源税の収入も、12/13年度が37億ドル、13/14年度が38億ドル、14/15年度は31億ドルと、5億ドル下方修正した。
これに伴い、5月の予算案で示した12/13年度の財政収支黒字化目標を確実に達成するため新たに115億ドル規模の歳出削減策を策定するとともに、340億ドルの税収を予想していることを明らかにした。

The Business Council of Australiaは今回の財政戦略を一応支持しているが、欧州不安から景気後退懸念に陥る場合には、来年度の黒字転換に固執することなく、必要とあれば赤字財政継続も許容すべきとの立場。
また野党保守連合は、国際経済の先行き懸念が増大している現状、連邦財政が来年度大きく改善するとの見通しは“だまし”以外の何物でもないと非難している。

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