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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

先達の苦しみをあざ笑うことなかれ

更新日:2011年10月20日

豪ドルここまでのレビュー

先週から今週にかけて(10/13-10/20)のレンジ: 
 AUDUSD 1.0102-1.0371 AUDYEN 77.63-80.29

この1週間の豪ドルは“上げて下げて戻して”という往来相場であった。
株式市場や商品相場も同様にアップダウンしたが、結局昨日の引け値は先週木曜日の引け値と大差なし。欧米株がやや強め、日本、中国、豪州株がやや弱めと言ったところ。
欧州問題も楽観論と悲観論が日替わりメニューという状況であった。

先週木曜日は発表された9月の豪州雇用統計が予想を上回る強い数字となり、加えてスロバキアが最終的にEFSF拡充法案を可決したことも好感されてリスク選好の動きが活発化し、ユーロ/ドルが1.39に迫る勢い、ユーロ/円も107円台半ばに急伸し、豪ドルも1.03台半ば、80円手前まで値を上げた。
翌金曜日に発表された米国9月の小売売上高がこれまた強い数字となり、S&Pによるスペイン格下げの報にも拘わらず、パリG2への期待感もあり豪ドルは1.03台半ば、79円台後半の週中高値圏で越週した。

今週も欧州不安解決への思惑から月曜日にはユーロ/ドルは一時1.39台、ユーロ/円107円台後半、豪ドル/ドル1.03台後半、豪ドル/円80円台前半に続伸したが、欧州市場に入ってセンチメントは一転した。独のショイブレ財務相が「23日のEU首脳会談では決定的な危機の解決策は出ない」また「ギリシャ危機解決にはヘアカット引き上げが不可欠」と発言。一方ECBのシュタルク専務理事も「ECBにこれ以上方策を要請するのは独立性にとって問題」と発言するなど後ろ向き発言が相次いでgood moodに水を差す形となった。
火曜日に発表された中国のQ3GDPが予想を下回る9.1%(前年比)に留まったことも嫌気されて、ユーロ/ドル1.36台半ば、ユーロ/円104円台後半、豪ドル/ドル1.01台前半、豪ドル/円77円台半ばまで反落した。

水曜日のニューヨーク市場では英紙ガーディアンに“EFSFの規模を現在の4,400億ユーロから2兆ユーロに増額することで独仏が合意”との観測記事が出たことからユーロや豪ドルは急反発したが、昨日はEU当局筋が「EFSFの拡充金額についてはまだ何も決まっていない」と発言したことからユーロや豪ドルが再度軟化するなど、不安定な動きが継続している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD 1.0000−1.0400  AUDYEN 76.00-80.00

向う半年の予想レンジ : 
 AUDUSD 0.90-1.10  AUDYEN 70.00-95.00

足元のセンチメント― ベア・ブルミックス
足元の予想― 不安定。トレンドレスであるが基本的に1.0000の下の押し目買い、1.0300の上の利食い売り強い

この1週間の相場の流れを見ても決して“一筋縄ではいかない”と感じる。
市場は欧州問題という難しい方程式が解けずにいる訳だ。そして方程式の変数は次々に変わる。先週から今週にかけても独仏間の首脳会談で銀行の資本増強について合意→スロバキアでEFSF拡充法案否決→結局2度目の採決で可決→S&Pスペイン格下げ→ショイブレ独財務相の“23日のEU首脳会談に対する悲観的見方”→EFSFの2兆ユーロへの増額観測→ムーディーズスペイン格下げ→EU当局筋EFSFの増額は未決定発言と振り回されてきた。
思うに根底にはやはり独仏間の軋轢があり、首脳会談で総論では歩み寄っても結局自国に持ち帰って議会での各論協議となると異議申し立てが出ているようにも見える。

ユーロが1999年に発足して十余年。ユーロの前身であるEMS時代から「共通通貨発足は21世紀もかなり経ってから」というのが市場の常識であったが、それを覆して驚異的な前倒しで1999年に発足した訳であり、エポックメーキングな歴史的出来事であった。
現在の欧州危機を目の当たりにして、外野席はやれ“欧州財務省が必要だ”だの、“もっと迅速な対応を”だの、“ユーロの瓦解は時間の問題”だの、“ユーロ出口戦略が必要”だの対岸の火事的言動がうるさい。もちろんユーロシステムの不完全性を補う必要はあり、また欧州危機が世界経済危機に繋がる可能性も否定しない。
ただ共通通貨圏の発想は人類の進化の証であり、利便性や経済効率を考えれば現在の通貨枠組みも遅かれ早かれいくつかの通貨グループに再編されて行くものと思われる。

例えば現在の@ユーログループ(ロシアやアフリカ諸国が参加するであろう)、A米ドルグループ(カナダ、中南米諸国が参加するであろう)、Bアジア通貨グループ(アジア諸国に中東も参加するであろう)の3大通貨圏の誕生である。
その先陣を切った先達の苦難をあざ笑うことは簡単であるが、外野席には分からない経済モデルを現在実践している訳であり、最終的な完遂を願わざるを得ない。ただ足元はいくつかの問題点があるようだ。
 ・EFSFの規模拡大はあるものの2兆ユーロではなく、1兆ユーロにも達しない可能性
 ・EFSFの規模拡大に関してECBの役割に関して独仏間の意見の相違
 ・EFSFを使っての債券保証は他のEU条項に照らして不適切との見解
 ・ギリシャ債務ヘアカット問題
 ・民間関与 等々

まあ歴史的壮大な実験とは対極にある我々トレーダーはユーロ関連ニュースに一喜一憂でポジションを振って行くしかないが。目先は23日の欧州首脳会談、11月4日のカンヌサミット当たりをにらんで、日々情報収集に努めるしかない。

さて豪ドル。欧州債務問題に加えてRBAの金融政策や国内景気動向、政治動向にも注意を払いたい。

11月のRBA理事会については依然として利下げか据え置きかで意見が分かれる。
9月の雇用統計は強かったが、欧州問題は依然として先行き不透明。また10/26に発表されるQ3CPIについては、豪州連邦統計局が導入した新方式では6月までの1年間の基調インフレ率が従来値の2.5-2.75%から2.25-2.50%に低下するとのことで、今回の数値への影響がどうか、気になるところ。また今週発表された今月のRBA議事録ではインフレ見通しの下方修正を行っており、「必要に応じて需要支援に向けて金融政策の余地を拡大する」と述べるなど、11月利下げ期待が高まっている。

また景況面では9月の雇用統計や8月の小売売上高は強かったものの、Q3の企業信頼感が前期の+5から-4と2009年Q2以来の落ち込みを見せるなど、依然まだら模様。
また中国が10-15%の鉄鉱石の値下げを要求してきており(ブラジルは応じるもよう)今後中国経済が更に減速する場合には、絶好調の交易条件にも陰りが見られるようになる可能性もある。

政治面でも先週下院で炭素税導入法案が可決され、上院でも成立する可能性が強く、久々にギラード支持率が数ポイント上昇したようであるが、早くも次の大きな政策課題である難民問題で再び苦境に立っており、政治的安定とは程遠い状態である。

今回豪ドル/ドルは0.93台から1.03台に、豪ドル/円は72円台から80円に一時戻ったが、下げの“半値戻し”を完成し、現在続伸できずにやや反落している状況。
欧州問題含めて市場が悪材料に対して徐々に免疫力を付けてきているのは確かであるが、テクニカル的に半値戻しを終了し、続伸か反落かの分かれ道に差しかかっている。
豪州国内材料としては10/26のQ3CPIとそれに続く11/1のRBA理事会と言うことになる。 欧州問題が好転して続伸地合となれば、たとえ11月に調整的な利下げがあったとしても、おそらく単発であろうし影響は限定的であろう。

一方、ベアセンチメントが再び高まって来た時にRBA利下げが追い打ちをかければ、大きな下げ圧力となる可能性も否定できない。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い―9月雇用統計、失業率5.2%(予想5.3%、前回5.1%)、就業者数+20.4千人(予想+10.0千人、前回-10.5千人)
8月WESTPAC景気先行指数+0.8%(前回+0.6%、8ms high)
8月小売売上高+0.6%(予想+0.2%、前回+0.6%)
悪い―Q3NAB企業信頼¥-4(前回+5)、9月熟練工求人-1.3%(前回-0.6%)

+3

+4

市場センチメント
(リスク値)

NYダウは-72の11,504ドル。本日オフショアでは+7ドル、VIX恐怖指は+2.88の34.44。センチメント不安定。

-2

+3

市場ポジション

シカゴIMMのロングは少し増えて10,753コントラクト(10/11付)。短期筋のポジションはややロング。

-1

-2

商品相場

原油安値86ドル台に反落、金は1627に下落。CRBは-4.12の310.79。

-2

+2

金利(当局)

9月雇用統計強かったが依然11月利下げ観測高い。RBAインフレ見通しを引き下げ。10/26のQ3CPIと欧州問題に注目。

-1

-2

需給

M&Aがらみ豪ドル買い需要、資源関連輸出、しかし中国はじめ景気減速だと需要減も。

+2

+2

テクニカル

一目均衡表の雲に下から接近。ボリンジャーバンドの上限で跳ね返される。昨日の「上ヒゲ」。結局10/17の上値トライは失敗で徐々に下値圧力増大か?RSIは豪ドル/ドル、豪ドル/円ともに55%とややoverbought。

-2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは77.13にやや上昇

-1

+2

中国関連

Q3GDPは9.1%と予想より弱い数字。9月鉱工業生産、小売売上高は堅調。中国景気スローダウン懸念、不動産バブル懸念(温首相―高い成長率は困難になる)、8月インフレ指数はやや軟化、言論統制。人民元切り上げ観測。上海指数は本日-20

-2

-2

その他

炭素税法案下院通過、資源新税見直し論、与党支持率低下(ギラード支持率30%割る)、豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差論、難民問題

-2

-1

総合index(現状)

売りバイアスに

-8

+4

【豪ドルドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

今年のOZはよく動いたが

今年のOZもよく動いた。
AUDUSDのレンジは0.9387-1.1080と約1700ポイント、またAUDYENは72.05-90.03と約1800ポイント動いている。
ちょっとOZの過去を振り返ってみよう。
OZは1967年に英ポンドペッグ制(連動制)が解消されるまではオーストラリアポンドと呼ばれていたのをご存じだろうか?
やはり豪州は“英国の囚人を島流しにする国”の名残があったのであろう、、、
その後米ドルペッグ制が続き1983年、ボブ・ホーク労働政権下ポール・キーティング財務相の元、変動相場制に移行する(0.9125、209円程度で移行)。

さて、OZのトリビアを少々。

  • 米ドルペッグ制以降今日までの高値安値は?
    豪ドル 1.4885 (1973年12月) ―0.4775(2001年4月)
    豪ドル円 450円(1974年12月) ―55.20円(2008年10月)
     因みに変動相場制移行後の豪ドル高値は 1.1080(2011年7月)、
     1990年以降の豪ドル円高値は107.88円(2007年10月)
  • 変動相場制以降後の豪ドル平均値は0.7396、豪ドル円93.33近辺
    2000年以降の豪ドル平均値は0.7443、豪ドル円78.65近辺
  • <過去で豪ドルが大幅上昇した局面>
    @1987〜1990年(60セント→90セント)労働党政権下で景気回復
    A2002〜2008年(50セント→98セント)世界景気拡大で資源価格上昇局面
    B2009〜2011年世界金融危機を乗り越え世界景気回復過程(60セント→110セント)
  • <過去で豪ドルが大幅下落した局面>
    @1983〜1986年(90セント→57セント)バナナリパブリック発言
    A1997〜2001年(87セント→47セント)アジア通貨危機、シドニーオリンピック後の不況と米国のITブームに乗り遅れた豪州オールドエコノミー、September 11
    B2008〜2009年リーマンショック、世界金融危機でリスク回避(98セント→60セント)
    C2011年7月〜10月欧州不安からリスク回避(110セント→93セント)
  • 特に2000〜2008年豪ドルを大きく押し上げた要因として円キャリートレードの存在リスク選好―55円台→107円台)と2008年リーマンショック後のその巻き戻し(リスク回避―104円台→55円台)は特筆事項
  • 直近でも欧州債務問題によるリスク回避の動き−110セント台→93セント台、90円台→72円台
    現在欧州不安はやや後退し、再びリスク選好の動きが戻りだし一時103セント台、80円台を回復

過去を振り返ると数年にわたって5000ポイント程度動くという大きなトレンドもあるようだ。このような大きなウネリに遭遇できたら嬉しいが、大概後で振り返ってみて気づくことが多い。

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