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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

あまり市場の思惑に流されたくない

更新日:2011年9月15日

豪ドルここまでのレビュー

先週から今週にかけて(9/8-9/15)のレンジ: 
 AUDUSD 1.0176-1.0659 AUDYEN 78.10-82.42


この1週間の豪ドルは“大きく下げ”だった。欧州ソブリンリスクが市場を席巻した1週間であった。

豪ドルは先週水曜日に発表された豪州Q2GDPが予想を上回ったこともあり木曜日にはこの1週間の高値1.0659、82.42円を付けたが、同日に発表された非常に弱い豪州8月雇用統計を嫌気して急落した。折から市場ではギリシャデフォルト懸念が高まり、加えて木曜日のECB理事会後の会見でトリシェECB総裁が経済の下振れリスクを指摘するなど従来のタカ派トーンは見られず、ユーロ/ドルは先週末にかけて1.36台に急落。

豪ドルはユーロ安に連動しながら先週は1.04台前半、80円台半ばまで下落して越週した。今週になってからもギリシャ不安は増幅する一方で、ギリシャ国債利回りは上昇の一途をたどり、日増しにギリシャデフォルト懸念が増大した。

豪ドルは昨日1.01台後半、78円台前半と約1カ月ぶりの安値まで値を下げた後、独仏とギリシャ間の電話首脳会談で独仏両国のギリシャサポート体制を確認したことから、ユーロはこの1週間の安値1.35近辺から1.37台後半に反発し、豪ドルも一時1.03台後半、79円台後半に反発した。ただ本日は、むしろユーロの底堅さをよそに、再び1.01台後半、78円台前半に反落するなど、引き続き軟調推移している。

豪州経済指標は先週発表されたQ2GDPが強くて8月雇用統計が弱かった。今週発表された数字も月曜日に発表された7月貿易収支が+18億ドル(予想+19億ドル、前回+20.5億ドル)、火曜日のNAB企業信頼感指数-8(予想+2、前回+2)、企業景況感指数-3(予想-1、前回+2)、Q2新築住宅販売が-4.7%(予想+2.0%、前回+3.3%)と軟調である半面、9月のWESTPAC消費者信頼感指数が+8.1%(過去13カ月最大の上昇、前回-3.5%)と強いなど、相変わらず“まだら模様”であるが、総じて景気後退懸念を払拭するような数字は見られない。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD 1.0100-1.0500  AUDYEN 76.00-81.00

向う半年の予想レンジ : 
 AUDUSD 0.93-1.13  AUDYEN 73.00-98.00

足元のセンチメント― ベアセンチメント依然強い
足元の予想― 下押しでボトム確認後反発

この1週間も欧州債務不安、特にギリシャのデフォルト懸念からリスク回避の動きが目立った。この動きを8月上旬のクラッシュと比較すると:

【8月上旬の下げ】

NYKダウ 高値12,758ドル→安値10,669ドル(2,089pts)

ユーロ/ドル 高値1.4453→安値1.4055 (398pts)

豪ドル/ドル 高値 1.1079→安値 0.9928(1,151pts)

【今回の下げ】

NYKダウ 高値 11,711ドル→安値10,899(812pts)

ユーロ/ドル高値 1.4548→安値1.3495 (1,053pts)

豪ドル/ドル 高値 1.0763→安値 1.0176 (587pts)

まとめれば、前回の方が世界的に株価下落が激しく、また通貨では豪ドルの下げがユーロを上回り、今回はその逆でユーロの下げが豪ドルを上回ったという点か。

つまり8月上旬のクラッシュはユーロ圏首脳会談で1600億ユーロの第二次ギリシャ支援策で合意を見、また米国の債務上限引き上げ法案を可決し、欧米の債務問題で最悪の事態を一応回避した後であったが、結局欧州ソブリンリスクがイタリアやフランスまで飛び火するとの観測や、仏銀破たんのうわさ、米国格下げショック、各国景気不安などの複合的悪材料が世界的に株価を大幅に押し下げ、ミニ金融危機的な様相であった。

今回はギリシャのへの第一次支援枠中、80億ユーロの融資を9月中に実施できなければ、ギリシャの財政が破たんするとのかなり信憑性のある観測、いやそれを待たずにギリシャは破たん宣言をしてユーロを去るという、より差し迫ったギリシャデフォルト危機や、それに連座する仏銀破たん懸念があったために、世界的な株価下落と言うよりは欧州が狙い撃ちにあった感が強い。

多額の不良国債権を保有する仏銀やそのドミノ現象が懸念される独銀の株価が大幅下落するなど、8月のクラッシュよりは欧州に局地化されたリスク回避であったために、ユーロが通貨中最大の下げを記録する結果となった。

CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)市場ではギリシャのデフォルトを98%織り込み、市場ではギリシャデフォルトは既成の事実であり、次の焦点は“いかにソフトデフォルトの落とし所を見つけるか?”との論調も聞かれた。

ただ昨日の独仏首脳とギリシャ首相の電話対談により、ギリシャの予算計画達成を支援の前提条件とし、欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充策の実行が不可欠とすることともに、ギリシャ支援体制を確認しており、市場は急激に底入れした。つまりは昨日の3国首脳会談も今週末のEU財務相会合も市場の“催促相場”の結果と言うことか?

もちろん市場は思惑で動くものであり、市場の末端に位置する小職も思惑には敏感でありたいが、やはり事実に基づく相場変動であるか、思惑主導の相場変動であるのかの見極めはある程度付けたい。

中国やブラジルなど新興国のユーロサポート発言も聞かれるが、週末のEU首脳会談(ガイトナー財務長官も出席)、22日のG20でEUサポート体制が確認されれば、徐々にユーロも底入れではなかろうか?ユーロ売りや、リスク回避を活発化させるのは、最悪シナリオを確認してからでも十分間に合うように思う。

さて、豪ドル。先般別の場所でも述べたが、ここまでユーロに対して堅調を保ってきた豪ドル、豪ドル円がここにきてユーロの下落にキャッチアップするかのように軟調推移している。下ヒゲを連日出して下値抵抗感の強いユーロに連動して底入れか?と思うがなかなかテークオフしない。

豪ドル/ユーロの相場を見ると8月上旬のクラッシュ前に高値0.77台であった豪ドル/ユーロはクラッシュで0.70まで急落し、その後0.77手前まで回復したが、ここにきて0.74台前半に下落している。

また安全資産として1900ドル台まで買われた金も再び1800ドル近辺まで下落している。 “安全資産である金が下がるのはアセット現金化”の兆候であり、リスク回避が更に進行するのか?とも思うが上記のようにユーロが底入れする場合には“豪ドルの底割れ”はないように思う。つまり当面のブル/ベア分岐点であった豪ドル/ドル1.05、豪ドル円80円を下抜いている訳で、目先はベアセンチメントがぬぐえないが、ユーロの底入れと共に豪ドルも近々ボトムを確認するように思う。テクニカルにもボリンジャーバンドの下限、RSIの30%、下ヒゲなどボトムを暗示する事象が重なる。

ここまで豪ドル押し目買いしてきたアジアはじめ各国中銀が、欧州懸念が落ち着くまで一旦引いた可能性はある。注目イベントでは欧州関連では週末のEU首脳会談や、来週22日のG20に注目。更には20/21日の米FOMCが重要である。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い―Q2GDP +1.4%(予想+0.6%、前回+1.0%前年比)、+1.2%(予想+1.0%、前回-0.9%前期比)
9月WESTPAC消費者信頼感指数+8.1%(前回-3.5%)
悪い―8月雇用統計、失業率5.3%(予想5.1%、前回5.1%)、就業者数-9.7千人(予想+10.0千人、前回-100人)
8月NAB企業信頼感指数-8(予想+2、前回+2)、企業景況感指数-3(予想-1、前回+2)

-3

-2

市場センチメント
(リスク値)

NYダウは+140の11,246ドルに反発、VIX恐怖指は-2.31の34.60。3国会談で欧州懸念やや一服感。

+1

+1

市場ポジション

シカゴIMMのロングはまた増え出す。短期筋のポジションはショート増加

+3

-1

商品相場

原油88ドルに反落、金は昨日1813に下落。CRBは-1.64の334.11

-1

+2

金利(当局)

9月据え置き。世界景気の不透明感強く、暫く据え置きか。ただし当局はインフレ懸念を依然持っている。市場は向こう1年間で150ポイントの利下げを織り込み。

-1

-1

需給

M&Aがらみ豪ドル買い需要、鉱山資源輸出増

+3

+3

テクニカル

ボリンジャーバンドの豪ドル/ドルは下限、豪ドル円は下限を割り込んできた。昨日下ヒゲ残すも本日続落。RSIは豪ドル/ドル34%、豪ドル/円32%でかなりのoversold状態。ユーロが下ヒゲ何本もそろえて底入れしつつあり、豪ドルも底入れ近し?

+2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスは高値77.80から76.91に下落

+1

-1

中国関連

中国景気スローダウン懸念(温首相―高い成長率は困難になる)、8月インフレ指数はやや軟化、言論統制。人民元切り上げ観測。本日上海総合指数は+1でほとんど動きなし

-2

-2

その他

炭素税不評、資源新税見直し論、与党支持率低下(ギラード支持率30%割る)、豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差、労働党議員のスキャンダル(ナイトクラブ支払いを労働党クレジットカードで)

-2

-2

総合index(現状)

やや買いバイアス

+1

-2

※チャートはクリックで拡大できます

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

金高への若干の警戒感

先週の水曜日(7日)に金価格は1オンス1,921ドルの史上高値を付けた後、一時1,800ドルを割り込むなどボラタイルな動きとなっている。金は欧州不安などを背景として安全資産(safe haven)として買われてきた。前日の6日にスイス中銀がスイス高是正のためにユーロ/スイスフランの下限を1.20に設定し、スイスが1,000ポイント以上急落して、safe havenとして先行き不安が出たことも金買いに拍車を掛けて史上高値を付けた可能性がある。過去1年で金価格は約50%上昇(昨年同時期には1,250ドル程度)したことになるが、もう少し過去を振り返ってみると2000年12月には“たったの”272ドルであり、価値は6倍以上になったことになる。そしてこのまま高値圏で今年が終われば、金は実に11年連続で“陽線”で終わるという、史上希に見るパーフォーマンスを示すことになる。

この背景としてロシアやアジア中銀が積極的に金リザーブを増やしているという事実がある。先週はロシア中銀の豪ドル買い意欲をお伝えしたが、当地のゴールドウォッチャーのレポートを見ると先々週ロシア中銀は3トンの金を購入し、今週も3トン購入予定とのこと。準備通貨の資産分散のみならず、金リザーブへの積極的な分散運用を心がけているようだ。

今年の高値の予測ではUBSも前回から50%UPさせて2,075ドルと上方修正しているが、気になるのは、長期予測では2015年は前回の1,041ドルから1,300ドルに上方修正されてはいるが、かなりの下落予想となっていること。

多くのファンドマネージャーも欧州債務問題が長引くであろうことから、今年の予想が2,000ドルを上回ることにさして疑問を持っていないようである。しかしリスク回避の嵐もいずれは収まるだろう。次の金買い材料“インフレ懸念台頭”までの間に金価格が滑り落ちると読む向きも多い。投資家心理が自信を取り戻せば、金価格が反落する可能性があり、彼らは現在の高騰する金貨価格をベースにして金関連会社の株価のバリュエーションを行うことには消極的である。つまり欧州債務不安は言うに及ばず、中国景気スローダウン懸念が後退したり、バーナンキ議長の口から何かポジティブな言葉が出れば、金価格に調整が入ると可能性があると考えているようだ。

つまり将来的な1オンス2,000ドルの可能性を元に、既に割高感が出つつあるNew crest MiningやOZ Minerals やKaranga などの金生産会社の株式をこれ以上積極的にポートフォリオに加えたいと考えるファンドマネージャーは少ないということである。

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