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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

スイス中銀アッパレ

更新日:2011年9月8日

豪ドルここまでのレビュー

先週から今週にかけて(9/1-9/8)のレンジ: 
 AUDUSD 1.0480-1.0763 AUDYEN 80.63-82.80


この1週間の豪ドルは“大きく下げて→上げて、下げ”というup & downだった。 先週木曜日には発表された7月小売売上高が予想を上回り1.07台後半、82円台後半に上昇したが、それがこの1週間の高値となった。

先週後半は再び欧州債務懸念が強まり、加えて金曜日に発表された8月の弱い米雇用統計が失望を生んで世界的に株価が大きく下落、商品相場も下げてリスク回避の動きが活発化し豪ドルは1.06台半ば、81円台後半に値を下げて越週した。

今週になってからも欧州銀行株の下落は収まらず、欧州懸念から総じてリスク通貨であるユーロや豪ドルに対する売り圧力が強い展開となり、火曜日にはユーロ/ドルは一時1.40割れまで下落し、豪ドル/ドルも1.05割れに値を下げた。豪ドル/円はドル/円が77円台に上昇したこともあり下値は80円台半ばと限定的であった。

火曜日にはスイス・ナショナルバンク(中銀)が驚きのユーロ/スイスフラン1.2000の下限設定を行い、短時間でユーロ/スイスは1.10台から1.22近辺に、ドル/スイスは0.78台から0.86台に飛ぶと言う前代未聞の展開となった。ドル/スイス急上昇にフォローしてドル/円も77円台後半まで連れ高に。またスイスフランの狂乱相場を受けて、ユーロ/ドルは一時1.42台後半に急反発したが結局1.40割れに反落し、豪ドル/ドルも1.05割れ、ドル/円77円台後半と、一時的にせよドル全面高の展開となった。

ただ昨日は米雇用対策への期待や欧州懸念一服から株価が大きく反発し、ユーロ/ドルも1.41台に反発。また豪ドル/ドルは発表された第二四半期のGDPが+1.2%(前期比)と予想を上回ったこともあり1.06台後半に大きく反発し、ドル/円が77円台をキープしたことから豪ドル/円は82円台前半を回復した。

しかし本日発表された8月の豪州雇用統計は失業率5.3%(予想5.1%、前回5.1%)、就業者数-9.7千人(予想+10.0千人、前回-100人)と再び予想を大きく下回り、豪ドルは1.05台後半、81円台後半に反落している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
 AUDUSD 1.0400-1.0700  AUDYEN 80.00-83.00

向う半年の予想レンジ : 
 AUDUSD 0.93-1.13  AUDYEN 73.00-98.00

足元のセンチメント― ブル・ベアミックス
足元の予想― 1.05割れ、80円台の押し目買いと1.07近辺、82円台の利食い売り

豪州内外ともに材料の多い週である。
欧州債務問題はこちらのメディアの論調を見ても改善よりはむしろ悪化ととらえて、やや悲観的過ぎるようにも思えるが、やはり最大の懸念はNew York Timesの解説記事に集約されるように“どこか一国がデフォルトを起こせば、銀行の不良債権が問題化する。どこか一つの欧州銀行が破たんすれば、ドミノ現象を引き起こしリーマンショックの再来は免れない”というもの。
実際多くの欧州銀行の株価は2009年3月以来の最低レベルに下落しており、調達コストが急上昇している。特にソブリン債を多く保有する仏銀は、先月銀行株の空売り規制を行ったにも拘わらず株価の下落が止まらない。

3か月前に40ユーロであったSociete Generaleの株価は現在18.93ユーロであり、これはまさにリーマンショック時の米銀の株価の下落を思い出させる。米国資金市場におけるトップ10バンクは6月に欧州銀行へのエクスポージャーを20%カットしたが、7月も9%(USD30bio)カットしたと言う。欧州銀行の米ドル調達問題は収まらない。
実際欧州銀行の中にはday to day資金の調達もままならない銀行があると言う。 投資家ジョージ・ソロスは今回の欧州債務問題について「今回の危機は潜在的にリーマンショックを大きく上回る危険性を有する」と発言しているが、まだまだ今後に尾を引く可能性があろう。

思うに債務問題は病気と同じであり、一旦病気になると急に回復することはあり得ない。一方健康な人も突如病魔に襲われることがあるし、また思わぬ怪我をすることもあるだろう。いつ何時リスクが襲ってくるか分からないし、来る時は前触れもなくやってくるのかも知れない。

さて今週驚いたのはやはりスイスナショナルバンクによるユーロ/スイスの最低水準<1.20>の設定。ほんの10数分で相場が1000ポイント以上飛んだことになる。と言うのは私がオフィスを出て家についてスクリーンを見た時には、もう既に“見たことのない景色”になっていたからだ。

市場に30年近くいるが、この類の1000ポイントスイングを見たのは3回目であろうか?最初はたしか1983年、邦銀バーレーン支店で、金曜日に休日当番(中東は金曜日が休日)を一人で行っていたら、独連銀(ブンデスバンク)がドル/マルクでドル売り介入を行い結局半日ほどでドルマルクは3.13から3.00近辺まで下落したと記憶している。私はUSD 0.5mioのドル/マルクロング(買いポジション)を持っており、ポジションをスクエアにするべくテレックスであらゆる欧州の銀行を呼んだが、無情にも誰もこの0.5mioのプライスをくれなかった思い出がある。(相場の恐ろしさを最初に知った)

次はやはり1998年のロングタームキャピタル破綻に絡むドル円の暴落。実に10月7日一日で130.70円→118.85円に下落、10月8日に123.45円→111.53円に暴落を演じた。 ただしかし今回のように、ものの10数分で1000ポイント以上飛んだという記憶はない。 まさにスイス中銀恐るべしである。そう言えばロンドン市場にいた時に“スイスの小鬼”と呼ばれる当時のスイス三大銀行(UBS、SBC、CREDIT SUISSE)はじめスイスネームとプライスを叩きあったが、みな手ごわかった。今回のスイス中銀のパーフォーマンスは長い目で見てどうかは分からないが、ある意味でアッパレであろう。ECBのコメント「スイス中銀は自らの責任で決断を下した。対ユーロで1.20フランを超えるスイス高を容認しないとのスイス中銀の決定に留意する」と述べているが、これはある意味で行動を評価したものではないだろうか。

それに引き換え今週の日銀会合の後の会見で白川総裁は「円高は現実の輸出などに影響は出ていないがマインドに影響」、更に安住財務相は「円高により日本経済には下方圧力がかかっているとG7で述べる」と発言している。
スイスは事実上EU内で自由に経済活動ができるがEUメンバーではないから大目に見られるのか。あるいは日本はG7のメンバーシップでがんじがらめにされており、独自の政策を取れないのであろうか。

さて、豪ドル。
再び各通貨まちまちの動きとなってきたと言いたいところであるが、本日の非常に悪い8月雇用統計を受けて、昨日反発した豪ドルは再度下落してしまった。まさに豪州経済は“まだら模様”であり、毎月強弱どちらの部分が出るかによって上振れ、下振れが激しい。昨日発表されたQ2GDPは資源関連投資の好調(これは予測できた)と意外に個人消費の堅調が数字を押し上げ、年初の自然災害の影響を払拭したかの印象があった。
前期比+1.2%は過去5年間で最大の伸びであり、RBAの今年の成長予想+3.2%も実現可能かと思われた。

しかし本日発表された雇用統計は一転非常に失望的なものであった。2カ月連続の就業者マイナスは記憶にない。こちらのエコノミストは今年前半に雇用超過となっている資源産業の雇用調整が入りだせば来年にかけて10万人の整理が行われ、失業率は6%となると予想する者もいる。もっともRBA利下げ派の主な根拠はこのあたりにあるのだが。
いずれにしても豪州経済にも問題点が多いことは既報の通り。加えて国際情勢が不透明と来てはRBAが金利据え置きを選択するのは当然であろう。
最も早いアクションでも10月下旬の第三四半期CPIの結果を見た後の11月の理事会と言うことになろう。

トレーディングという観点で申せば、基本的にはリスク回避とその巻き戻しの織りなす綾であり、回避/選好の流れが出てきた時には素直に従うべきであろう。ただし暫くは回避/選好が交互にやってくることを念頭に、相場が伸びきったと判断した場合には(RSIの30%-70%や、ボリンジャバンドなどのテクニカル分析を使用)、少し根性を入れて逆張りを試みる勇気も必要だろう。

ただ豪ドルが大きく崩れた時には下のに述べたように、各国中銀の豪ドル買い需要があることを忘れるべきではないだろう。
基本的には豪ドル/ドルは昨年11月のパリティーブレーク以来の日々の終値アベレージ1.0462、そして豪ドル/円は80.00の上にある時は堅調地合、下にある時は軟調地合と言う線が引けるように思う。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良い―Q2GDP +1.4%(予想+0.6%、前回+1.0%前年比)、+1.2%(予想+1.0%、前回-0.9%前期比)
悪い―8月雇用統計、失業率5.3%(予想5.1%、前回5.1%)、就業者数-9.7千人(予想+10.0千人、前回-100人)
第二四半期経常収支-7.4bio(予想-7.1bio、前回-10.4bio)

-2

+2

市場センチメント
(リスク値)

NYダウは+275の11,414ドルに大幅反発、VIX恐怖指は-3.62の33.38。欧州懸念あるがやや一服感。

+1

+4

市場ポジション

シカゴIMMのロングはまた増え出す。短期筋のポジションはほぼニュートラルに

-1

-1

商品相場

原油89ドルで強含み。金は昨日1921ドルの史上高値から1795ドルまで利益確定で下落し現在1831ドル。CRBは+4.59の339.81

+2

+3

金利(当局)

9月据え置き。世界景気の不透明感強く、暫く据え置きか。ただし当局はインフレ懸念を依然持っている。市場は向こう1年間で125ポイントの利下げを織り込み。

-1

-1

需給

M&Aがらみ豪ドル買い需要、鉱山資源輸出増

+3

+3

テクニカル

今週上げ相場の調整を見たが、昨日底入れした可能性。ただし本日下げれば昨日の陽線が「バケ線」となり、再度陰線を連ねる可能性もある。ボリンジャバンドの中間にあり、RSIも50%近辺で次への方向性を模索

-2

-3

米ドル強弱

ドルインデックスは75.41で前日からやや下落だが強い

-1

+1

中国関連

中国景気スローダウン懸念、インフレ懸念、言論統制。人民元切り上げ観測。本日上海総合指数はほとんど動きなし

-2

-2

その他

炭素税不評、資源新税見直し論、与党支持率低下(ギラード支持率30%割る)、豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差、労働党議員のスキャンダル(ナイトクラブ支払いを労働党クレジットカードで)

-2

-2

総合index(現状)

やや売りバイアス

-5

-7

※チャートはクリックで拡大できます

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

ロシアの豪ドル買い

昔(20数年位前?)は “モスコウ”といえば為替市場のビッグネームで、旧ソ連の首都であるが、ソ連の銀行(中銀も含む)の総称でもあり、為替市場で暴れまわっていたものだ。「鉱山(資源)が盛んな国の国民は“賭け事”が好きである」と何かの本に書いてあった。いわゆる山師であろうか?言われてみれば豪州の主要都市には公設の巨大なカジノがあり、どの州でも貴重な税収源。またパブには必ずポッキーマシン(パチスロのようなもの)が並んでおり、基本的にOZは賭け事大好きである。またロンドンのカジノではよくアラブ人が大枚をはたいて勝負していたし、更にはゴールドラッシュでGo Westのアメリカ人も賭け事好きが多いという。したがってロシア人も基本的に相場物が好きなのであろうが、最近の金高騰の背景にはロシアや中国など豊富な外貨準備保有国の金リザーブ投資があるとのことである。

そのような外貨準備分散の一環としてThe Central Bank of Russia(ロシア中銀)が豪ドル買いに興味を示しているようだ。 そもそも投資通貨として豪ドルが買われる理由は中国経済の発展があり、資源ブームがあり、安定的な豪州のトリプルAソブリンレーティングがあり、比較的高金利通貨であることは皆が知っていること。

特にリーマンショック後、主要国の中銀やwealth fundは通貨の分散投資に積極的であるが、今年の6月にロシア中銀もその世界第三位(中国、日本の次)の外貨準備(USD 541.8bio)の1%を豪州アセットに当てる旨発表している。つまり50億豪ドル相当を米ドルやユーロなどの伝統的な通貨から豪ドル建アセットに分散させた訳であるが、今までのところ目立った豪ドル買いの兆候はなく、市場は今後のロシア中銀の動きを注視している。 主に新興国の中銀は自国通貨を切り下げて輸出競争力を高めるために、歴史的に何十億ドルもの米ドルを外貨準備に積み上げてきた。しかし長年続く米国のゼロ金利政策や巨額の米国財政赤字を懸念して通貨分散を図らざるを得なくなっている。アジアの各国中銀は今年を通して積極的に豪ドルアセットを増やしていたし、南米や欧州各国の中銀も積極的な豪ドルbuyerであった。

今年の6月時点のIMF調べによると、2009年以来世界の中銀は2500億米ドル相当の外貨準備を米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなどの伝統通貨から非伝統通貨にシフトさせたと言う。IMFによると豪ドルはその非伝統通貨の中でも最も人気通貨とのことである。やはり豪ドルが現在世界第5位の取引通貨であり流動性に富んでいることも重要な準備通貨としての要素である。

BIS調査によると2010年の一日当たりの豪ドル平均取引高は80億米ドル相当であり、取引量はその後も増加しているとのこと。

さて、中銀が豪ドル投資をする場合、通常は豪州国債や政府債を購入することになるが、豪州債券市場の規模に比較して彼ら中銀の購入量は巨額であり、債券相場動向に大きな影響を与えることになる。市場参加者によると「イールドをキャッシュレート(4.75%)以下に押し下げる主要原因は中銀による豪州債券投資である」とのことで、中銀は豪州債券イールドに大きな影響を持つ。

先週金曜日に10億豪ドルのCommonwealth Government Treasury Bondの入札(満期July 2017)があったが30億ドルのbidがあったとのこと。

この中銀の通貨分散は一旦方向性が決まると通常長期間にわたるものである。 豪ドル下落時に押し目買いが強いのは誰しも認めるところであるが、背後には“中銀の買い”があることは間違いないようだ。

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