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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

考えてみればやっと欧米共に“自己破産”を免れた状態で、
これから更生の道のりは遠い

更新日:2011年8月4日

豪ドルここまでのレビュー

先週から今週にかけて(7/28-8/4)のレンジ: 
AUDUSD 1.0650-1.1076 AUDYEN 82.09-86.16

この1週間の豪ドルドルの動きは“高値圏から大幅に下げ”、豪ドル円は“下げて上げる”だった。この1週間も米国債務上限問題、欧州債務問題、RBA理事会などの材料を得て、振幅の大きなボラタイルな相場であった。

一言で言えば先週のギリシャ第二次支援決定に続き、米国債務問題も取り敢えずクリアしたものの市場のリスク回避色が根強く、米ドル安が相変わらず進行しているということか。
結果だけを見れば今週に入り、一時ドル円は史上安値に迫る76.29へ下落し、ドルスイスは0.7610の史上安値を、またNZドルドルは0.8844の史上高値を、豪ドルドルも1.10後半の史上高値圏に迫るなど、ドル全面安地合が進行した。ただ米国債務上限法案成立を受けてさすがに大幅なドルショートの調整が入り、同時にRBA理事会での金利据え置きや、根強い欧州債務問題からユーロ反落ときて、昨日はスイス中銀の更なる金融緩和策(SF Liborレートターゲットの限りなくゼロへの引き下げ)と本日の日銀円売り介入を受けて、さすがのドル安にも少々歯止めがかかりつつある。

豪ドルドルも先週は予想より高い第二四半期CPIの発表から8月利上げ観測が高まり、加えてドル全面安地合を受けて1.10台後半の上値テストが続いたが、今週になって米債務上限問題解決の見通しが強まる中、一部利上げ観測のあったRBA理事会での金利据え置きを受けて豪ドル買いポジションの巻き戻しが活発化し、豪ドルドルは火曜日には1.10近辺から1.07台前半まで久々に大幅下落した。豪ドルドルは昨日発表された弱い6月小売売上高で更に1.06台後半まで続落し、その後1.07台後半に反発するが、本日の日銀円売り介入の及ぼすドル高効果で再び1.07台を割り込むなど軟調な展開となっている。

また豪ドル円も月曜には米債務上限法案可決の雲行きを背景に一旦86円台まで上昇したが、その後のドル円急反落を受けて83円台に反落するなど乱高下。昨日はドル円と豪ドルドル双方の下落を受けて一時3月以来の安値82円前半まで下落したが、本日は日銀の円売り介入を受けて84円台後半へ急反発している。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ :
AUDUSD 1.0400-1.0800  AUDYEN 82.00-86.00

向う半年の予想レンジ : 
AUDUSD 0.93-1.13  AUDYEN 78.00-98.00

足元のセンチメント―上値達成感からベアセンチメントへ
足元の予想―この1週間のレンジ1.06-1.10台中心で暫く行きそうだが、リスクは下限ブレーク。押し目買いがサポートするかが焦点

今週もボラタイルな動きが続く。一言で言えば市場のリスク回避色が根強く、米ドル安が相変わらず進行しているということだが、そこに昨日から“同病相憐れむ”のスイスと日本が前後して“スイス中銀の金融緩和”、“日銀単独円売り介入”とやり出したものだから相場は一層ややこしくなってきた。まあしかし利益相反する国も交じるG7協調介入よりは、今後この手の“被害者同盟的介入”のほうが逆に市場を怖気づかせるのかもしれない。窮鼠猫をかむというか、誰もが加害者意識を多少なりとも持っているからだ。

豪ドルは、まあ予想たがわず大幅に下落した。ドル全面安プラス豪ドル高要因のダブルパンチが一気に訪れ、一気に去って行きつつある訳で、これまた出来過ぎたストーリーであった。しかし面白いのは昨日のSNBによる金融緩和措置ではスイス売り/ユーロ買い戻しが出回ってユーロドル上昇となり、豪ドルも連れ高。逆に本日の日銀円売り介入ではドル全面高となってユーロドルや豪ドルドルまで下落すると言う、全く正反対の現象が起きていること。まあクロス円はどちらの場合も“円安傾向”ではあるが。

しかし、ギリシャ危機に米国債務上限問題。いずれも大方の予想のように、最終的にはなんとか滑り込みセーフの状態ではあるが、他の専門家の方々の分析を見てもまだまだ今後多難であろう。個人に当てはめれば何とか友人や身内の援助で自己破産を免れただけ。これから本人は生活を立て直し、しかも莫大な借金を返済していかなければならない。途中で自暴自棄になって投げださなければいいが、、、

ただ安心したのはオバマ大統領の法案成立後の声明「分相応の生活の第一歩」と言う言葉だ。これが仮に「これで米国は第二の世界金融危機(第一も米国発ですが)を未然に防いだ!God bless you!」とでも言われた日にはどうしようかと思っていた。
ただこれでアメリカは着実に世界の表舞台から去っていく。
世界の警察から下り(現在も豪軍はアフガンで任務中であり、毎年何人もの犠牲者が出ている)、宇宙開発から下り、そしてまさにハードカレンシーからと次々と重荷を捨てていくのであろう。もちろん米国の購買力があったから世界経済がここまで発展したことは否定できないが、暫くは分相応にやっていただくしかないだろう。

さて豪ドル、先週のQ2CPI発表後は8月利上げ説がにわかに高まったが、RBA理事会接近と共に金利据え置き予想がにわかに高まったのは、さすがにインフレ率だけがすべてではないと言う市場の声であり、「変人スティーブンスさん、勘弁してよ?」と念じていたが、彼も良識ある決断を行い一安心であった。これでおそらく世界経済が急回復でもしない限り、次の利上げのチャンスは早くてもQ3CPIが発表される10/26の次の理事会である11月理事会となろう。年後半に向けて欧米債務問題が徐々に下火になっていくのか?あるいは更に悪化するのか?予断を許さないが、日々の事象を検分して行く以外にないであろう。

またOZ NOWで述べたように金利水準は既にニュートラルゾーン4.50-5.75%に入っており、RBAは利上げを急ぐ地合ではないと思われる。
昨日も弱い6月小売売上高の発表を受けて豪ドルドルは一時1.06台後半まで、豪ドル円も82円台半ばまで最近の安値を付け、その後戻したが、本日は日銀介入を受けて豪ドルドルは再び1.06台半ばに反落し、逆に豪ドル円は84円台後半に上昇している。
“コツコツドスン”の豪ドルであるが軸足の“コツコツ”は1.00-1.10中心、そして次の新たな“ドスン”で1.00割れという見方は変わらず。しかし現在下がったと言っても豪ドルドル1.06台、豪ドル円84円台である。“平和指数”として依然高いレートであり、世の中平和なのであろう。

今週主要通貨に対して史上安値を更新した米ドルであるが、債務上限問題の可決でドル暴落シナリオ第一幕は不発に終わった。今後緊縮財政下での景気回復そして出口戦略へ向かえるのかがポイントであろう。“本音のドル安志向”をどこまで封じ込めるか?(たとえば本国投資法第二弾の実施など)、やはり舵を握るのは諸外国の介入ではなく米国自身であることは間違いなし。

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にはなる。

 

ポイント

今回
index

前回
index

ファンダメンタルズ

良くない―6月小売売上高-0.1%(予想+0.4%、前回-0.6%)
まあまあ―6月貿易収支+2.05bio
(予想+2.2bio、前回+2.69bio)

-2

+3

市場センチメント
(リスク値)

NYダウは昨日9営業日ぶりに小反発、VIX恐怖指数は-1.41の23.38。依然不透明感強い

+1

-3

市場ポジション

シカゴIMMは先週大幅豪ドルロング、短期筋のポジションはややショート増える

+2

-3

商品相場

原油92ドル台に反落し、金はリスク回避から1664台の最高値圏、CRBはこの1週間で344→337

-3

-2

金利(当局)

8月RBA金利据え置き、「豪ドル高の景気押し下げ効果 (dampening effect) に言及」。利上げは早くて11月か?WESTPACは2012年年末までに1%の利下げを予想

-3

+2

需給

M&Aがらみ豪ドル買い需要、鉱山資源輸出増

+3

+3

テクニカル

豪ドルドルはボリンジャバンドを上抜けしたが、バンド下限に向けて急落。8/1の「波高い線」で転換か??RSIは豪ドルドル40%、豪ドル円49%。

-2

-2

米ドル強弱

ドルインデックスはこの1週間で74.10→74.51とやや上昇

-1

0

中国関連

中国景気スローダウン懸念。本日上海総合指数は若干上昇して始まっている

-2

+3

その他

炭素税不評、資源新税見直し論、与党支持率低下(ギラード支持率30%割る)、豪ドル高弊害論、資源/非資源産業格差。6月RBAは市場で1.3bioのネット豪ドル売り

-2

-2

総合index(現状)

依然売りバイアス

-9

-7

※チャートはクリックで拡大できます

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

RBAウオッチャー

1990年以降のRBAオペレーション

期間

長さ

上げ/
下げ

金利変化
(%)

回数

remarks

1990.1-
1993.7

3yrs6ms

17.5→
4.75(12.25)

14

リセッション

1994.8-
1995.2

4ms

4.75→
7.50(2.75)

3

14

1996.7-
1998.12

2yrs5ms

7.50→
4.75(2.75)

5

アジア危機

1999.11-
2000.8

9ms

4.75→
6.25(1.5)

5

オリンピック需要

2001.2-
2001.12

11ms

6.25→
4.25(2.0)

6

オリンピック後不況

2002.5-
2008.3

5yrs10ms

4.25→
7.25(3.0)

12

景気拡大期

2008.9-
2009.4

8ms

7.25→
3.00(4.25)

6

リーマンショック

2009.10-
2010.11

1yr1mth

3.00→
4.75(1.75)

7

アフターリーマン
依然引き上げサイクル?

上表は1990年以降のRBAによる利上げ・利下げサイクルをまとめたものである。カバーされていない期間は当然のことながら“金利据え置き”が継続したことになる。この過去のRBAパフォーマンスを見て、今後の金融政策の行方を占うことは不可能であるが、なんとなくイメージが湧いてくる。つまり1990-1993年の長期不況や2002-2008年の長期景気拡大期という例外を別とすればサイクルの長さはさほど長くはない。(金利変更回数も一桁)また2008-2009年のリーマンショックがらみの金融緩和はやはり短期間のわりにドラスティックで事の重大さが見てとれる。

2000年以降であろうか、当地のディーラーの間ではRBAの金利ターゲット(歴史的中庸レベル)が存在し5.00-6.25%程度と言う暗黙の了解があったものだ。ただリーマンショックで全てがひっくり返り、史上最低レベルのキャッシュレート3.0%まで利下げが断行された。だが2009年3月から早くも世界の株価が底離れし始めると、RBAの言動がにわかにタカ派的になり始める。そして2009年10、11、12月に他国に先駆け3カ月連続利上げが行われたが当時は先進国中豪州のみがリセッション入りを免れ、しかも財政刺激効果もあって、雇用改善・景気回復の兆しが見え始めた時期であった。また2010年も3、4、5月と再び3カ月連続利上げを行ったが、欧州懸念はあったものの、交易条件の大幅改善(中国の成長加速)がスティーブンス総裁の気持ちを駆り立てた。RBAとしてはまさに「緊急避難的な超低金利政策」を一刻も早く解除したくて、居ても立ってもいられないと言う状況が当時の声明文などから見てとれる。

話は長くなったが、個人的には2010年5月に4.50%に引き上げた時点で、緊急避難措置は終わり、RBAのニュートラルゾーンに戻ったと考える。つまり米国のゼロ金利政策や世界的な低金利環境の中、従来の“歴史的中庸レベル”が5.00-6.25%から現在4.50-5.75%程度に下方シフトしていると思われる。したがって昨年11月の7回目の利上げはその前6回と全く意を異にし、新たな引き締めの開始であった。前月に発表された2010年Q3CPIが低い数字にも拘わらず利上げを行ったスティーブンス総裁の行動はサプライズであったが(利上げ予想は20%)、同総裁は時々市場を驚かせることが好きらしい。

ただ今回の7回の利上げについても、よくよく前後のRBA声明を吟味すると、経済分析とは別に金融政策そのものに対する意外と正直なバイアスを披露していることが分かる。
据え置きが続きそうな時には:

  • 暫く金利を据え置くのが妥当
  • 現在の金融政策は適正

とハッキリ言っている。また近々の利上げを匂わす文言としては:

  • 借り入れコストは平均以下になっている
  • 今回の利上げは平均的な水準への更なるステップになる

また昨年11月の利上げの前月(10月)の声明では:

  • あるポイントで金利引き上げが必要となる
  • インフレターゲットを守るために利上げが必要になるであろう

とハッキリ述べているのだ。
これはFRBやECBの文言でも同じであるがやはりどこかにキーワードがあるものだ。その意味では最近繰り返される「現在の金融政策は適正」が消えないうちは利上げないのであろう。早くて10/26のQ3CPIを見た後の11月の理事会(丁度最後の利上げからまる1年)ということか。ただ、私見のようにニュートラルゾーン(4.50%-5.75%)に既に入っている金利水準であるから、RBAとしてはより慎重にデータをアップデートして今後の舵を切るのであろう。

最後に先日報告したWESTPACチーフエコノミストBill Evansであるが、新説をぶちあげた人間の宿命であるが注目度が高い。強いCPIが出る前の利下げ予想であっただけに、今回の金利据え置きで俄然絶好調のようである。
彼によると、今回RBAが据え置きとした理由は:

  • 豪ドル高の懸念
  • 信用残高の急激な伸び悩み
  • 住宅価格の下落

「これらの要因はRBAの予想を超えるもの」とまで言っている。
一方、今回利上げ予想を出していたANZ、CITI、RBSなどはまるで生彩がないが、読み違えの主な理由のコンセンサスは「RBAの世界経済(債務問題)に対する懸念が国内インフレ懸念を上回ったことによる」と述べている。

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