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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

シドニーからはじめまして!

更新日:2011年4月7日

はじめに

G’Day Mate!(グダイ マイト!)皆様はじめまして、シドニーの津田 穣(みのる、こちらでの通称Joe)と申します。本日より、このセントラル短資FXさんのマーケットビューに寄稿させていただくことになり、大変光栄であると同時に非常に身の引き締まる思いが致します。

まず最初に今回の東日本大震災で被害に遭われた地域の皆様にお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

さて、私の本コーナーにおきましては、毎週基本的に豪ドル相場のレビューと足元の動きを予想すると共に、豪州のホットな時事ネタなどもお伝えできればと思っています。ただ本日は初回でもありますし、変則的に簡単な自己紹介と私の持っている“豪ドル所感”などお伝えしたいと思います。

早いもので最初の勤め先である東京銀行バーレーン支店のディーリングルームに、右も左もわからないままのド素人でブチ込まれて血尿を流していた(ちょっとおおげさ?)ジュニアディーラー時代から数えて、為替を始めて30年近くが過ぎました。そういえばあのころバーレーンはのどかかつ平和な国で、人々は国王(アミール)を敬愛し、かつ潤沢なオイルマネーでバーレーン市場は賑わっていました…。ただ、一方では王族のシングルナンバーのベンツが我が物顔に走りまくり(ナンバーの数字が若いほど高貴なお方、国王のベンツのナンバーは確か“1”でした)、王族と一夜をともにした美女の家の前に翌日ベンツがプレゼントされていた、などという浮いた話もありましたが、その辺に今回の民衆運動の萌芽が既にあったのでしょうか?

話は逸れましたが、その後私は昔東京銀行のロンドン支店時代に友人であった、第一勧業銀行(DKB)のディーラー氏が、DKBシドニー支店のディーリングルームのトレジャラーであった関係から、彼のツテで1995年12月にシドニーに参りました。時あたかも初夏で、あたり一面は薄紫のジャカランダの花(日本の桜のようなものでもっと紫色が濃い)が咲き乱れ、クリスマスは豪華クルーズでパーティー!!!「なんという極楽に来たものであろうか?」と思ったものです。

しかし幸せは長くは続かず(よくありがち)、来豪6ヶ月ほどでDKBシドニー支店はインターバンクの為替トレーディングをやめてしまいました(拠点集中という本店決断でシドニーのみならず周辺拠点のディーリングルームのインターバンクはどこもクローズ)。ほとんどのディーリングルームの人間は即日首になり(当時ロイターなどでも報道されていました)、インターバンクディーラーで日本から来たばかりだった私は「カスタマーチーフとして残って欲しい」とのことで、豪州に居座ることになったわけです。でも“人間万事塞翁が馬”、その後為替顧客取引を通じて多くのことを学べましたし、マーケットレポートも1996年6月〜2007年7月に退職するまでほぼ一日も欠かさず作成して顧客に送信できたことにより、シドニー市場のことがより深く理解できたように思います。

その間小中学生で連れてきた二人の娘はこちらで教育を終えて、現在回帰現象で(?)二人とも東京で働いています。こちらで日本のテレビドラマなどよく観ていて“日本のOLにあこがれているから”だそうですわ。ちょっと理解できません。

まあ今現在はかみさんと猫のデージー(もう12、3才?)を娘代わりにして(でも人間の年齢だと我々より年上?)暮らしています。

豪ドル所感

なんでも昨年の日本における外貨預金残高は5兆円相当に上り、その中でも豪ドル預金が一番人気だとか。また日本の為替証拠金取引の預かり金残高は1兆円を越え、取引通貨でもやはり豪ドルがらみが多いそうですね?

シドニー在住としては何故だか非常にうれしい気分になります。振り返ってみれば私が豪州に来た1995年には阪神淡路大震災が年初にあり、ドル円は当時の史上安値79.75をつけた年でした。その年末に私は来豪したわけですが、日銀介入で年末にはドル円も100円台を回復。豪ドルは74セント台、75円台でした。

それから今日まで、多くの出来事がありました。1997年に始まるアジア通貨危機、1998年ロングタームキャピタルマネージメントの破綻、2000年シドニーオリンピックとその後の豪州不況と米国ITブームに乗り遅れた豪州オールドエコノミー、2001年September 11、2002年から2008年までの比較的順調な世界経済の拡大期、そして2008年世界金融危機とその後今日までの復興過程…。この15年余りの間に豪ドルも下は2001年4月の0.4775から上は昨日の(!!)1.0449まで、なんと5600ポイント以上、また豪ドル円も上は2007年10月の107.88円から下は2008年10月の55.20円まで5200ポイント以上動いているんですね。

私は常々豪ドルには二つの顔があると思っています。それは@米ドルの受け皿としての顔 A豪ドル特有の資源通貨、高金利通貨としての顔です。当たり前のことですが米ドルが強ければ豪ドルは弱く、逆もまた真。つまり米ドルの受け皿という観点からすれば、歴史的な米ドル減価傾向にあって基本的には豪ドルは対米ドルでは堅調地合が基本であると言えます。一方Aの資源通貨、高金利通貨という側面には常に投資家選好の動きが付きまとうわけで、“市場のリスク許容度”の増減が常に連動している点は忘れてはいけません。そしてリスクの所在に敏感な昨今の市場にあっては、むしろAの特性が強調されがちです。その意味では豪ドルは“シカゴのVIX恐怖指数”の逆の“平和指数”であると言えます。つまり朝起きて豪ドルが強ければ世の中平和であり、一方豪ドルが急落していれば何か有事が起きていると思って間違いはありません。

世界経済は2008年の世界金融危機で壊滅的な打撃を受け、2009年は各国が金融財政両面で強力に国内経済をサポートしたお陰で立ち直りの兆しが見られ、2010.年は更に回復に向けた動きが見られた一方、数々のリスク要因が浮き彫りになりました。つまり金融危機時における財政拡大も大きな一因である欧州財政危機、エジプト革命からリビアに飛び火し更に拡大が懸念される中東不安、それに今年に入ってからは日本の大震災と放射能汚染問題です。しかしこのようなリスク要因を孕みつつも世界経済は前進しています。

現在の豪ドル堅調地合の背景は複合要因によると思われます。それは米ドルの軟調であり、豪ドル独自の金利格差・景気格差であり、商品相場の上昇であり、そしてこれらの要因を選好した投資家需要でしょう。ただもう一つ忘れてならないのは資源価格の高騰から資源関連の輸出額自体が増大し、実需の豪ドル買い需要(鉱山資源はほぼ100%が米ドル建であり、豪州輸出業者の決済のための豪ドル買い需要が発生)が大幅に増加しているという点です。

たとえば豪州の2大輸出資源は石炭と鉄鉱石ですが、豪州在住の本邦資源会社(多くは商社、鉄鋼会社、電力会社など)は年度計画により年末年始に為替エクスポージャーの約半分をカバーします。これが、豪ドルが年末年始に堅調となる一つの理由であると考えられます。私が邦銀シドニー支店に在籍していた時も、顧客のオーダーで年末それも大晦日に豪ドルを200-300mio買ったことがありました。年末の薄いマーケットでオーダーを執行するのに非常に苦労しました。

また更にこの先物カバーとは別に鉱山関係のスポット決済玉の豪ドル買いがほぼ毎日出るわけです。たとえば石炭の主な生産地は東海岸ですので、シドニータイムの昼の12時-1時頃には私のいた銀行でも毎日5mio、10mioという顧客の豪ドル買いが出ました。また鉄鉱石や天然ガス・海底油田は主に西オーストラリア州で採掘されますので、シドニーから4時間ほど時差のあるPerth の昼時間には、やはりそれらの資源のスポット決済の豪ドル買い需用が出るという感じです。

それでは今後の豪ドル相場を見る上でのキーワードは何か?先ほど“豪ドルには二つの顔がある”と申しましたが、まず @に関して言えば“米国の出口戦略”がキーワードでしょう。つまり米国のゼロ金利終了が豪ドルの天井となるように思います。 Aに関して言えば、現在の豪ドル高の主因は円キャリートレードの部分的復活です。この円キャリートレードは2002年から2008年まで豪ドル円を55円台から107円台まで押し上げた張本人であり、また2008年秋のリーマンショック時に、その強烈な巻き戻しが入って、豪ドル円が100円台から55円までつるべ落としに下落したことは記憶に新しいところです。

したがってリスク許容度から考えれば、今後も豪ドルは平時にじり高推移、有事にとドスンと落ちるパターンを踏襲するものと思われます。結論として@Aから考えられるのは、足元堅調地合いが続くが、米国の出口戦略が豪ドルの動向を大きく左右する。また今後とリスク要因がクローズアップされる場合には、積み上がった豪ドルロングポジションの取り崩し、雪崩現象が起きる可能性があるという感じでしょうか。

豪州経済

最後に最近の豪州経済について一言。豪州経済は金融危機後の2009年も先進国中唯一マイナス成長を逃れ、昨年も3.3%、今年の予想値も3.6%とトレンド成長率=3.25%を上回る、先進国中一番高い成長率を維持しています。しかしその中身は必ずしも磐石ではなく、“まだら模様”が散見されます。それは一言で言えば“強い外需に軟調な内需”と表現できるでしょうか。今週のRBA理事会後の声明でもRBAは「豪州の交易条件は1950年代以来の高水準で民間の設備投資は上向きだが、家計部門は引き続き警戒的であり、雇用の伸びは穏やか」と表現しています。まさにまとめるとこのRBAの声明文となるのですが、懸念要因はやはり小売売上高の低迷と住宅部門のバブルバーストの危険性です。先週発表された2月の小売売上高は前月比+0.5%(予想+0.3%、前月+0.4%)と数字上はかなり堅調なものです。しかしその内容は昨年から今年1月にクイーンズランド州とビクトリア州を襲った洪水のダメージによる新規家財道具の購入が両州で急増したこと、及び洪水の影響から食料品価格が急騰したこととガソリン価格の上昇が小売売上げを押し上げたという皮肉な結果となっています。事実高級デパートなどは閑古鳥が鳴いています。

また住宅部門は2月の住宅建設許可件数は前月比-7.4%(予想+4.0%、前月-15.9%)、今週発表された2月の住宅融資残高は前月比-5.6%(予想-2.0%、前月-6.3%)といずれも不冴えです。年初からの天候不順が原因といわれますが、豪州住宅バブルバーストの観測があることも事実です。私の知り合いのエリート投資銀行マンによりますと、「昔はグッドボーナスが出て皆2-3mioの高級投資物件を物色していたが、リーマンショック以来様変わりで、そのような高額物件には誰も見向きもしない」そうです。景気格差上優位にあると市場から思われている豪州経済ですが、今後クロスウオッチの要ありでしょう。

※チャートはクリックで拡大できます

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