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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

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政策金利(米、日、英、スイス、トルコ)、G20、米:予算教書、連邦債務上限引上期限、スティグリッツ教授訪日、中:全人代閉幕、オランダ総選挙、英:EU離脱通告か、NZ:GDP、豪:雇用統計

更新日:2017年3月13日

3月13日(月)−3月17日(金)

今週の予想:
ドル円=111-116、ユーロドル=1.04-1.09、ユーロ円=120-125

今週はFOMCをはじめ、日本、英国、スイス、トルコなどの政策金利決定、豪の雇用統計やNZのGDPの発表がある重要週である。
米国は予算教書の公表、連邦債務上限引上期限問題があり、トランプ新政権のインフラ投資1兆ドルがその中でどう取り上げられるか。また、英国はいよいよEU離脱の正式通告が迫っている。欧米の混乱をよそに中国はマイペースで全人代を終える。米国が保護貿易、中国が自由貿易を標榜するとは時代も変わったものだ。時代が変わったといえば、サウジ国王が来日し日本に脱石油計画への協力を求める。日本の経済政策は米国の大学教授のお墨付きを得ようとしがちだが、今週はコロンビア大のスティグリッツ教授が経済諮問会議で意見を述べる。欧州は反EU派が第一党になる可能性が強いオランダ総選挙がある。そして週末のG20財務相・中銀総裁会議にはトランプ政権が初参加する。米国は貿易不均衡の是正と他国の通貨安を警告したいところだ。それがどう声明に反映されるかがポイントである。週末にはトルコの大統領権限強化に絡む問題で、人権の面から反対するオランダが、同国内にいるトルコ国民への選挙キャンペーンに来訪しようとしたトルコ外相の入国を拒否した。政治、経済と材料盛りだくさんの週となる。

米ドル
「G20、FOMC、イエレン議長会見、連邦債務上限引上期限問題、予算教書、CPI」

米ドルは強いというが、通貨番付では今年はここまで7位である。貿易赤字の国が通貨番付の上位になることは少ない。2005年のようなHIA(本国投資法)という特殊要因でドルが強かったことはある。また資本の流れでのドル買いは長期的には続かず、どこかで逆の動きとなる。資本は買ったら後に売る。買い切り、売り切りの輸出入業者とは異なり、長期的には相場に影響を与えない。
さてムニューシン米財務長官はG20財務相・中央銀行総裁会議で、貿易で優位に立つため自国通貨安を誘導しようとする国を米国は容認しない、とのメッセージを打ち出す方針だ。近年のG20声明の柱は金融政策を使って通貨安を図ることはしないと表明しているが、米国は中国やドイツなどがまさにそれを行っていると主張しており、新たな局面を迎えることになりそうだ。ムニューシン長官は米国の貿易赤字について、他の主要国が世界需要を支える上で責任を果たしていないことを示していると述べ、それが不均衡な世界経済成長をもたらしていると言明する。今週は既に織り込み済みの米国利上げよりG20が重要だろう。
その他、連邦債務上限引上期限問題や予算教書もある。既に大きく打ち上げられたインフラ投資などが、制限のある債務のなかでスムーズに法案として成立するかどうか。またFOMCでは利上げ以外にドル相場が影響を与える景気の下振れに言及するかにも注目したい。イエレン議長は既に「FRBにドルの価値について目標はないが注意は払っている。ドルの価値は米経済に重大な影響を与える」と発言している。
1月のFOMCでは「一段のドル高からの下振れリスクある」と表記されている。今週は2月消費者物価指数(CPI)の発表がある。
またトランプ政権誕生後で引き続き起きているトラブル(新入国禁止令、司法省検事一斉解雇問題、選挙戦中のロシア大使との交流問題、フリン氏のトルコ企業からの資金供与問題など)による小波乱も頭に入れておきたい。

ユーロ
「ECB出口戦略か、ただ原油価格が下落し始めている」

ECB当局者の一部が理事会で資産買い入れ終了前の利上げを主張していたようだ。ユーロ圏のインフレ率には加速の兆しが出ているが、景気見通しはなお不透明で、仏独など主要国で相次ぐ選挙もリスクだ。そのためECBは市場を最終的な出口に向けて誘導する一方、経済の下支えを時期尚早に取り除かないような舵取りをしている。ドラギ総裁はまずは資産買い入れを停止、その後にしか利上げは検討しないとの考えを再確認している。ただ市場は、来年の利上げを完全に織り込んできた。一部ではそれ以前の可能性も見込んでいる。
ECBの声明からは「利用可能なあらゆる措置を利用」との文言が削除されたが、ドラギ総裁は「緊急性がもはや存在しない」と説明したこともユーロ買いにつながった。
さてドイツのショイブレ財務相は同国が不当な優位性を基に貿易黒字を膨らませているとの米国の批判に反論し、不正操作ではなく製品競争力の結果だと主張した。
G20財務相・中央銀行総裁会議では米国のムニューシン財務長官とも相まみえるショイブレ財務相は7日、ドイツの経常黒字が増加している理由について喜んで議論すると述べた。米国はドイツが「甚だしく過小評価された通貨」で不当な優位性を得ていると批判する。米国家通商会議(NTC)のナバロ委員長は、「米国の貿易赤字削減方法について、ドイツと率直な議論を交わすことが有用だ」としている。G20は重要だ。

英ポンド
「EUへ正式離脱通告か。景気は強いが賃金伸びず、政策金利は据え置きか」

英政府は、来月から始まる2017年度の予算案を発表し、EUからの離脱を控え、国際競争力を高めるため、自動運転やロボット技術など、新たな産業の育成や成長に向けた基盤整備に重点的に予算を配分する方針を示した。また2020年までに法人税率を今の20%から17%へと引き下げる方針を改めて示した。17年の成長率予想は2.0%と、昨年11月時点の1.4%から大幅に上方修正された。英中銀の今後1年間のインフレ率予想の平均は2.9%に上昇。11月調査の2.8%から小幅に上昇した。ただ、英国では今年、賃金の伸びがインフレ率に追い付かず、家計を圧迫しそうとの予想が多い。インフレ率は上昇するが、賃金の伸びは2.4%にとどまる見通し。名目賃金がインフレ率ほど速く伸びるとは考えておらず、実質賃金の伸びはかなり抑えられるだろう。国民投票後の個人消費の強さに息切れの兆候が強まっているようだ。
今週の政策金利決定は現状維持の見込み。インフレ率が目標の2%を上回っているにもかかわらず、政治の不透明感が高まっている時に金融政策を引き締めることは考えにくいとされている。
今週中にも正式なEU離脱手続きに踏み切るメイ首相に、EUから改めて厳しい現実が突きつけられた。ブルームバーグが確認したEU内部文書によると、EU加盟国の首脳は英国との離脱交渉で統一戦線を組み、離脱で得るものより失うものを多くさせようと決意を固めている。国内でも離脱交渉には議会の承認が必要であり、離脱協議の最終合意案を拒否する一段の権限を議会に認めている。合意案を欧州議会で審議する前に英議会が承認することを求められ時間もかかる。さらにはスコットランド独立問題もあり、経済以上に政局は困難が立ちはだかっている。

人民元
「欧米の混乱をよそにマイペース。G20前に米国への貿易黒字半減、人民元高は偶然か?2月貿易収支は輸入急増、2月消費者物価指数は低下、G20で米国と相まみえる」

今年は通貨番付5位とまずまずの位置にいる。先週後半は大手国有銀行がドル売りをした観測があった。2日連続陰線で週を終えた。G20前に元を高くすることはこれまでにもあった。また米国は中国の膨大な貿易黒字を批判しているが、2月の中国貿易収支は予想外の91.5億ドルの赤字となった。対米黒字は104億ドルと、前月に比べ半減した。1月の対米黒字は214億ドルとなっていた。16年2月の145億ドルと比べても縮小。全体では輸入が前年同月比4割増と大きく伸び、2014年2月以来3年ぶりに赤字に転じた。偶然かもしれないが、G20での米国との交渉には有利な材料となる。
2月消費者物価指数(CPI)は前年比0.8%上昇。予想の1.7%を下回り、2015年1月以来の低い伸びとなった。貿易収支での輸入の伸びは資源国通貨の支援材料となったが、CPIの低い伸びが相殺した。
今週は2月鉱工業生産や小売売上高の発表がある。全人代は15日で閉幕。やはり焦点は貿易不均衡に不満を持つトランプ政権がG20で中国とどう交渉し、声明に取り上げるかだろう。

豪ドル
「州議会選挙で与党敗退、今週は雇用統計」

西オーストラリア州で11日、州議会選挙(上院36議席、下院59議席)が行われ、野党の労働党が8年ぶりに政権を奪回した。資源ブームの終息で失業率が悪化する中、労働党は雇用の回復を公約に掲げて支持を広げた。地方選での野党の勝利は、連邦政府のターンブル首相に打撃となる。世論調査によると、ターンブル氏が率いる保守連合政権(自由党と国民党)の支持率は、野党・労働党の支持率を下回って推移している。 さて、政策金利は予想通り、過去最低の1.5%に据え置かれた。据え置きは8カ月連続。RBAロウ総裁は、コモディティー価格の上昇と世界経済の回復を背景に、豪経済に対する楽観的な見方を維持した。豪経済が鉱業投資ブームからの移行を図る中、2016年の成長率は2.4%とまずまずであったと述べた。さらに輸出は底堅く増加し、非鉱業の設備投資はここ1年間で増加した。企業と消費者の信頼感はおおむね平均水準もしくは平均を上回る水準だ。消費の伸びは年末にかけてより底堅く推移した、と指摘した。
総裁はまた、過去最低水準の1.5%で推移している基調インフレ率が徐々に上向くとの、中銀の見通しを確認。総合インフレ率は年内に2%を超える見通しで、基調インフレの伸びはそれよりもやや緩やかになる見込みだ、とした。
ただ3月に入ってからは、資源価格は下落。中国の輸入の伸び(豪の輸出)はあったが、豪ドルは対ドルで弱含み推移している。今週の注目は雇用統計である。

NZドル
「6週連続陰線。今週はGDP、来週は政策金利決定」

軟調推移続く。NZ中銀の通貨高牽制、失業率の悪化、乳製品価格の下落などで6週連続陰線。ただNZ売り介入は1月までは実施されていない。またIMFはNZの家計債務の大きさについて警告した。不動産価格が急落すれば、個人、銀行ともに苦境に陥ることを示唆した。次の焦点は今週16日の4QGDPと来週23日の政策金利決定となる。1月貿易収支は赤字となった。小売売上、信頼感指数は弱かった。4Q失業率は悪化。ただ労働参加率は過去最高となった。物価では4QはCPIもPPIも上昇しているので利下げはないだろう。財政赤字は税収増で縮小傾向にある。S&PはAA格付を維持(ムーディーズはAaa)。観光業が活況を呈し、GDPへの貢献度では乳製品輸出を上回るようになった。中銀としては思う通りに通貨が下落して満足しているが、主要輸出品の乳製品価格下落は予想外の悪材料だ。ただ通貨下落で株価はこじっかりしている。

南アランド
「GDP悪化で通貨首位から2位へ落ちる。今週は小売売上高」

先々週は通貨番付首位に立つも、先週は豪ドルに抜かれ2位へ。南アランド、豪ドルともに先週下落もGDP悪化で下落幅では南アランドが大きくなった。16年4QGDPは予想より悪化し、マイナス成長となった。鉱業、製造業が落ち込んだ。また4QGDP不冴えで格下げ懸念が高まった。2月企業信頼感、2月PMIはともに悪化している。今年は昨年に続き資源高だが、3月に入ってドル高もあって資源価格が軒並み下げているのは不安要因である。16年は6年ぶりの貿易黒字となったが、17年1月は貿易赤字となった。南ア経済に影響を与える中国のGDPや貿易収支も改善しているが、2017年の経済成長率見通しは1.3%程度。格下げ阻止のために富裕層の増税策が打ち出され、財政赤字削減を狙う。今週は1月小売売上高の発表がある。政治では年末にANCの党首選があり、今のところ副大統領のラマフォーサ氏とズマ大統領の元妻でアフリカ連合委員長を務めたドラミニ・ズマ氏が有力党首候補である。

トルコリラ
「オランダやEUとの対立激化、今週は政策金利」

今週は政策金利決定と失業率発表というイベントがあるのだが、外が騒々しくなってきた。トルコで来月、憲法改正の賛否を問う国民投票が行われるのを前に、在外有権者が多く住むヨーロッパ各国で、トルコの閣僚らが賛成を呼びかける集会の開催が拒否されるケースが相次ぎ、トルコと各国のあつれきが深まることも懸念されている。トルコでは、与党・公正発展党が議会に提出した、首相ポストを廃止し、大統領に権限を集中させる憲法改正案が可決され、来月16日、その賛否を問う国民投票が行われる。これを前に、与党は11日、在外有権者の多いオランダに外相を派遣して、憲法改正への賛成を呼びかける集会を開こうとしたが、オランダ政府は、治安上の理由からこれを認めず、外相の入国を拒否した。エルドアン大統領は、言論の自由を制限したナチスを引き合いに出して激しく非難するなど、反発を強めている。
トルコにおける2016年7月15日クーデタ未遂事件以降、エルドアン大統領および公正発展党が国家非常事態宣言下でクーデタ未遂に関与した人物を徹底的に排除する動きを強め、死刑の復活も辞さないという発言が、EU首脳部のトルコに対する対応を硬化させた。トルコとEUは、中東からヨーロッパへ渡る難民や移民の流入を抑える対策で協力しているが、国民投票をきっかけにあつれきが深まり、対策に影響が出ることも懸念されている。
経済に戻るが、世界の他の国と同様、消費者物価が上昇。2月は10%を超えた。政策金利の引き上げも予想されている。一方、雇用状況は悪化。今週の12月失業率は11月の12.1%から悪化して12.5%となる見込みである。政府によるリラ買い奨励策があり、リラ売りは収まってきているが、内外ともに再び不安な状況となってきている。

【今週の注目経済指標】

3/13
(月)

(日)機械受注、第3次産業活動指数

3/14
(火)

(豪)NAB企業景況感指数
(中)鉱工業生産、小売売上高
(ユーロ圏)鉱工業生産、ZEW景況感調査
(独)ZEW景況感調査
(米)卸売物価指数(PPI)

3/15
(水)

(日)鉱工業生産・確報値
(NZ)経常収支
(中)全人代終了
(トルコ)失業率
(ユーロ圏)オランダ総選挙
(英)失業率(ILO方式)、雇用統計、EU離脱を通告か
(南ア)小売売上高
(米)消費者物価指数(CPI)、小売売上高、NY連銀製造業景気指数、企業在庫、NAHB住宅市場指数、FOMC、対米証券投資、連邦債務上限引上期限

3/16
(木)

(日)日銀金融政策決定会合(3/15-16) (NZ)GDP
(豪)雇用統計
(スイス)政策金利
(ユーロ圏)消費者物価指数(HICP)・確報値
(トルコ)政策金利
(英)BOE政策金利、BOE議事録
(加)対カナダ証券投資額
(米)住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数、予算教書

3/17
(金)

(日)資金循環統計速報
(NZ)企業景況感(PMI)
(ユーロ圏)貿易収支、建設支出
(加)製造業出荷
(米)鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者態度指数・速報値
(その他)G20(独バーデンバーデン)

 

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:ドル円=111-116、2月上中旬貿易統計に注目したい、個人消費の低迷は円高要因
強まるFOMCでの利上げ観測、ADP雇用者数の増加で115.50まで上昇も、実際に米雇用統計は「非常に強いもの」ではなく、平均時給も予想を下回った。週末の利食いのドル売りも出て、114円後半へ下落。ただ週単位では上昇した。

---先週の予想は以下の通り---

3月は決算月。企業、銀行は必要最小限の為替取引に抑え、東京市場は静かになる。リパトリの円買いという声も聞くが、実務上、既に2月で多くは出ているだろう。3月分は、3月31日の仲値で大方は取引されることとなり、月中はそれほどでない。
今週は国際収支、貿易統計、GDP・2次速報値、景気ウォッチャー調査、法人企業景気予測調査と重要指標が続くが、その中でも2月上中旬貿易統計に注目したい。2月上旬は前年比で輸出が35.8%増加、輸入が12.4%減少して前年の7,290億円の赤字から一気に1,939億円の黒字となった。これが2月中旬も続けば、再び円買い圧力となる。
1月の家計調査によると、全世帯の消費支出は27万9,249円となり、前年に比べて実質で1.2%減少した。減少は11か月連続。前年比0.4%減が予想されていたが、結果はこれを下回った。
消費の減少に最も影響したのは食料で、外食や魚介類などの支出が減った。魚介類ではイカやカニ、野菜はキャベツやハクサイの減少が目立つ。次いで、自動車購入や自動車部品など、交通・通信・保健医療も減少している。減少は11か月連続となるが、やはりマイナス金利では利息収入は減るし、将来の不安もあり、より貯蓄を増加させていなければならないという心理が働いているのだろう。国内消費が不冴えなら、製造業者は輸出ドライブをかけざるをえなくなり円高要因となってしまう。
円は年初来通貨番付で3位という円高の順位を維持している。例年見られるように4月以降は輸出の円買いが先行しやすい。その発射台がどのレベルになるかも興味深い。

(テクニカル)
「2月15日の長い上ヒゲで下げ、2月28日の長い下ヒゲで上昇もボリバン上限で反落」

日足は、2月15日の長い上ヒゲ効果でボリバン下限へ。2月28日は長い下ヒゲを出し、2月15日-22日の下降ラインを上抜けて上昇、3月2日、3日はボリバン上限で跳ね返される。2月28日-3月1日の上昇ラインは下抜ける。ボリバン上限が上値抵抗。5日線上向き。
週足は、7週連続陽線を達成せず。その後は4週連続陰線も含め弱い。1月2日週-2月13日週の下降ラインは上抜けた。サポートは16年11月7日週-17年2月6日週の上昇ラインであったが下抜けた。16年9月26日週-11月7日週の上昇ラインがサポート。上値抵抗は15年6月1日週-15年11月30日週の下降ライン。
月足は、10月からの3か月連続陽線は崩れる。16年11月-12月の上昇ラインは下抜く。16年6月-11月、12年9月-16年6月の上昇ラインがサポート。15年8月-15年12月の下降ラインが上値抵抗。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインを下抜けている。
年足は、2012年-13年の上昇ラインに沿い2015年まで4年連続陽線。13年-14年の上昇ラインを15年中は下抜かなかったが、16年は下抜いて始まり、そのままかい離し下落。12年-13年の上昇ラインも下抜く。2016年は終盤にきて下ヒゲが大きく伸びたが、5年連続陽線は達成できなかった。17年は陰線スタート。

【豪ドル円】 予想レンジ:84-89、GDP改善も伸び悩んだ、政策金利は据え置きか、経常収支は初の黒字見通し
政策金利は予想通り据え置かれた。小売売上高は予想通り。対ドルでは円も同様に売られたので週を通じては大きく動かず。豪ドルドルは米利上げ観測が強まり下落。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*通貨番付は南アランドに抜かれ2位に
*4QGDPは予想通り改善した
*今週の政策金利は据え置きの見通し
*1Q経常収支は1975年以来初めて黒字に転じる可能性がある
*1月新築住宅販売は減少
*2月新車販売は減少
*設備投資、賃金はまだ弱い。企業利益は好調
*1月雇用統計はフルタイム雇用減少
*ロウRBA総裁は今後の経済見通しには楽観的
*原油以外の資源価格が上昇し豪ドルを支えている
*首相支持率は低下継続。有力議員の与党離脱あるか
*RBA声明、RBA四半期報告、RBA議事録ともに成長、インフレの安定を強調
*RBAは豪ドル高に神経質
*S&Pは格下げを示唆している
*デフレの要因は賃金の伸び悩みと小売業の競争激化による価格下落
*リバランスの動きはあるが、サービス産業が資源産業の落ち込みを十分吸収しているわけでもない
*15か年インフラ計画を発表
*人口2,400万人に到達

(今週は政策金利)
3月7日の理事会で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートをほぼ確実に過去最低の1.5%に据え置く見通しだ。
ロウ総裁は2月、既に歴史的低水準にある政策金利をさらに引き下げても経済に恩恵はほとんどないとし、財政政策を通じた景気刺激が必要だとの認識を示した。
エコノミスト67人全員が据え置きを予想した。大半のエコノミストが年内は据え置きを見込んでいるが、12人は12月までに少なくとも1回の利下げ、4人は1回の利上げがあると見ている。

(4QGDP改善)
2016年4QGDPは前期比1.1%増加し、予想の0.7%増を大幅に上回った。資源輸出が増加したほか、消費者や政府が支出を拡大したことも寄与した。3Qの0.5%減からプラスに転じた。豪はこれで、102四半期連続でリセッション(景気後退)を経験していないことになる。
4QのGDPは前年比では2.4%増加し、こちらも予想の1.9%増を上回った。総固定資本形成は前期比2.6%増、最終消費支出は前期比0.7%増だった。消費支出の回復が大きなサプライズだったという見方が多い。

(貿易収支、経常収支)
1月の貿易収支は13億豪ドルの黒字で、12月の33億豪ドルから黒字幅が縮小した。市場は38億豪ドルへの拡大を予想していた。悪天候などから資源輸出が減少した一方で、輸入が大幅に増えた。ただ、コモディティー価格が引き続き堅調なことから、1Qの経常収支は黒字転換する可能性がある。
輸出は前月比3%減少。金の落ち込みが大きく、鉄鉱石と石炭も悪天候や中国の春節の影響から大幅に減少した。中国向け輸出は前月比24%減の77億豪ドル。前年同月比では55%増えた。
一方、輸入は4%増と予想を上回った。家電製品が29%急増するなど、消費財がけん引した。
1Qの経常収支については、堅調なコモディティー価格を背景に、1975年以来初めて黒字に転じる可能性がある。コモディティー価格は15年終盤に付けた直近の安値を引き続き45%程度上回っているため、当面はある程度の貿易黒字を維持できる見込み。

(新築住宅販売件数)
1月の豪新築住宅販売件数は前月比2.2%減少し、12月の0.2%増から減少に転じた。一戸建て住宅の販売は1.5%減、マンションなど集合住宅販売は4.3%減少した。今年は弱めのスタートとなったが、先行きはなお強いとの見方がある。

(テクニカル)
「先週末は長い下ヒゲ」

日足は、2月28日-3月1日の上昇ラインを下抜く。ただ先週金曜は長い下ヒゲを残す。2月7日-28日の上昇ラインがサポート。2月16日-3月2日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。ボリバン中位。
週足は、12月26日週からの5週連続陽線後に陰線出すも、3週連続長い下ヒゲで2月13日週は一時88円台。ただ上ヒゲを残し反落。11月28日週-12月26日週の上昇ラインがサポート。
月足は、16年6月は大きくボリバン下限を下抜いた。長い下ヒゲを残したこともありそれ以降は強い。サポートは16年6月-11月、08年10月-16年6月の上昇ライン。15年6月-12月の下降ラインを上抜く。15年5月-6月の下降ラインが上値抵抗。
年足は、2009年-12年の上昇ラインを下抜いている。8年-9年の上昇ラインがサポート。14年-15年の下降ラインが上値抵抗。16年は陰線だが下ヒゲが大きく伸びた。今年は陽線スタート。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:111-116、G20次第

今週はコロンビア大のスティグリッツ教授が経済諮問会議で意見を述べる。日本の経済政策は米国大学教授のお墨付きがほしいようだ。日本には短期的にはそれほど大きな問題はない。株価は小幅高、ドル円は年初来では円高だが、市場ではそれほど問題視していないレベルで推移している。マイナス金利での消費減退、地銀中心の収益減少も大きな問題にしていない。日銀の政策決定会合でもその流れで現実とは違った楽観的な見通しとなろう。需給面では1月は例年通りの貿易赤字となったが、2月は中旬までで貿易黒字に転換している。輸出が16.1%伸びて、輸入が4.6%減少。昨年と同じ傾向となっている。消費が盛り上がらなければ輸入も伸びず、貿易黒字が続く。
やはり焦点は週末のドイツでのG20である。トランプ政権初めてのG20財務相・中央銀行総裁会議である。トランプ大統領が目指すところは、米国の貿易赤字削減、貿易黒字化である。それを為替政策でやろうしている。1985年のプラザ合意以降でドル円は240円から70円台へ下落したが、貿易不均衡は是正されなかった。ただ為替をドル安にする目標は達成された。需給による素直で自然な形なので達成されたのだろう。
日本と同じく膨大な黒字を計上するドイツや中国との交渉で、どのようなG20文言ができるのか。プラザ合意では声明にも「ドル売り介入」が挿入されたが、今回は米国の味方となる国はいない。プラザ合意では日本が賛成、他のドイツ、英国、フランスなども渋々了承したが、今回はそうはいかない。ただ、G20が揉めれば、米国の輸入制限や関税増税という世界の混乱要因となり、リスク回避の円買いとなるだろう。

(テクニカル)
「ボリバン上限を上抜いて反落。3月8日-9日の上昇ラインを下抜く」

日足は、3月3日-6日の下降ラインを上抜いて上昇。ボリバン上限上抜いた後は陰線。3月8日-9日の上昇ラインを下抜く。2月28日-3月8日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。ボリバン上位。一目均衡表の雲の中。
週足は、7週連続陽線を達成せず、その後は4週連続陰線も含め弱かったが、1月2日週-2月13日週の下降ラインは上抜けた。2月27日週-3月6日週、16年11月7日週-17年2月27日週、16年9月26日週-11月7日週の上昇ラインがサポート。上値抵抗は15年6月1日週-15年11月30日週の下降ライン。
月足は、10月からの3か月連続陽線は崩れる。16年11月-12月の上昇ラインは下抜く。16年6月-11月、12年9月-16年6月の上昇ラインがサポート。15年8月-15年12月の下降ラインが上値抵抗。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインを下抜けている。
年足は、2012年-13年の上昇ラインに沿い2015年まで4年連続陽線。13年-14年の上昇ラインを15年中は下抜かなかったが、16年は下抜いて始まりそのままかい離し下落。12年-13年の上昇ラインも下抜く。2016年は終盤にきて下ヒゲが大きく伸びたが、5年連続陽線は達成できなかった。17年は陰線スタート。

【南アランド円】 予想レンジ:8.2-9.2、4QGDPは予想下回る、今週は小売売上

(ポイント)
*先々週は通貨番付首位に立ったが、先週は2位の豪ドルに抜かれた
*16年4QGDPは予想より悪化しマイナス成長となった
*4QGDP不冴えで格下げ懸念が高まった
*今週は1月小売売上高の発表あり
*2月企業信頼感は悪化
*2月PMIは低下も依然50を超えている
*16年は6年ぶりの貿易黒字となったが17年1月は貿易赤字となった
*1月CPIに続き、PPIも鈍化
*富裕層の増税策が打ち出され財政赤字削減を狙う
*2017年の経済成長率見通しは1.3%
*観光業が好調
*ズマ大統領への不信は大きくなっている
*次期大統領候補の一人はズマ大統領の元妻である
*今年も資源価格が強いが、政局不安が南アランド上昇にブレーキをかけている
*南ア経済に影響を与える中国のGDP、貿易収支も改善した
*今年は12月に与党ANCの党首選がある

(トピックス)

(4QGDP)
2016年4Qは前期比年率0.3%減少し、3Q改定値の0.4%増からマイナスに転じた。前年同期比では0.7%増となった。3Qも0.7%増だった。予想は、前期比0.5%増、前年同期比0.6%増。2016年の成長率は0.3%で、2015年の1.3%から減速した。4Qは鉱業の生産が11.5%、製造業が3.1%、それぞれ減少したことがマイナス成長の主因となった。

(格下げ懸念残る)
マイナス成長により税収が圧迫されており、南アの格付はジャンク級に引き下げられるリスクが出てきた。S&Pとフィッチの格付はジャンク級の1段階上で、ムーディーズは2段階上となっている。資源価格の上昇で6年ぶりの貿易黒字を達成したが、今後の景気拡大のけん引役が何かに迷うところだ。財政再建は今後も難しいかもしれない。
S&Pは既に南ア経済が不況やドルベースで資産を減らすようなことがあれば、ソブリン格付の格下げの可能性を再度警告した。一方で、南アのエコノミスト達は、経済は緩やかに回復するだろうと予測し、6月の格下げの可能性は五分五分であるとの見方を示した。

(3月資源価格下落)
*年初来では南アが豊富に産出する金、銀、白金、パラジウムなどの価格は上昇しているが、3月はここまでマイナス圏となっている

(2月企業信頼感指数)
南アフリカ商工会議所(SACCI)の2月企業信頼感指数は95.5で、1月の97.7から低下した。貿易量の減少や小売り販売が不振だった。輸出入数量の顕著な減少、新車販売や小売売上高の減少が悪影響を及ぼした。一方、インフレ鈍化、コモディティー価格上昇、通貨ランドの小幅上昇は指数を支援した。

(テクニカル)
「2月28日-3月1日の上昇ラインを下抜くも、3月8日-9日の下降ラインを上抜き、切り返す」

日足は、2月28日-3月1日の上昇ラインを下抜くも、3月8日-9日の下降ラインを上抜き、切り返す。ボリバン中位。5日線下向き。2月8日-3月10日の上昇ラインがサポート。3月7日-10日、2月16日-3月7日の下降ラインが上値抵抗。
週足は、先週は5週ぶりに陰線。2月6日週-27日週、16年6月20日週-11月7日週の上昇ラインがサポート。上値抵抗は14年12月1日週-15年5月18日週の下降ラインであったが上抜いた。
月足は、16年6月-9月の上昇ラインがサポートで小刻みに上昇。ボリバン下限から上限に迫っている。
年足は、2008年-2011年の下降ラインを上抜いた。16年は最強通貨で陽線。06年-15年の下降ラインが上値抵抗だが近い。今年も陽転。

 

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