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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

FOMC・NZ中銀・日銀 政策金利、英米 GDP、豪 CPI、独IFOなど

更新日:2015年10月26日

10月26日(月)−10月30日(金)

今週の予想:
ドル円=118-123、ユーロドル=1.09-1.14、ユーロ円=131-136

全体

先週はECB追加緩和示唆、中国追加緩和があった。今週は五中全会、FOMC、日銀、NZ中銀がどうでるかに注目したい

米国=「FOMCと3Q・GDP」

29日(木)の3Q・GDPの前の28(水)にFOMCがある。NY連銀ダドリー総裁が「世界経済への懸念などを理由に、利上げを検討するのは時期尚早だ」と発言する中で、ECBの追加量的緩和示唆、中国の追加緩和があっただけに、利上げはそれらの流れに水を差すことになろう。
9月の市場予想を大きく下回った雇用者数があっただけに、もう1回(10月雇用統計)を待つのが無難であろう。先週は複数の住宅関連指標が強く、失業保険申請件数も改善しているので若干利上げムードも高まっているかもしれない。
また米財務省は10月27日に予定していた2年債入札を取り止めている。政府債務が法定上限に近づくなか、決済日を迎える11月2日までに借り入れが法的に認められない恐れがあるためである。ゴタゴタしている時に政策変更はしないほうがいい。

ユーロ=「ドラギ総裁の追加緩和策示唆で下落、欧州PMIは改善」

ドラギ総裁はECB理事会後の会見で以下のようにハト派的発言を行いユーロの下落を誘った。

  • QEは2016年9月まで継続し、必要ならそれ以降も実施
  • 金融刺激の度合いについて12月に再検証
  • 成長やインフレ見通しに下振れリスクがみられる
  • あらゆる手段を利用して措置を講じることが可能

ユーロドルは売られたが、週末の欧州各国の10月製造業やサービス業のPMIは改善した。今週は金融政策に一番重要な雇用と消費者物価の発表がある。ボリンジャーバンドの上限上抜きから、下限下抜きへ一気に下落したので深追いは注意したい。前向きな話では、欧州委員会が、「ユーロ圏財務省」などの設立を通じ、ユーロ加盟国の予算案や各国経済の競争力強化策の監督方法を改善することを提案したことがある。ユーロ圏は前に進んでいる。

英ポンド=
「今週GDP発表、カーニー総裁週末の発言、対中外交活発、EU離脱論は」

カーニー英中銀総裁は週末に、利上げは確定しているものではないが、家計は借り入れコストの上昇に備えるべきとの考えを示した。
今週は3Q・GDP速報値の発表がある。一旦インフレの低下で下火になった利上げ観測が最近は堅調な雇用、賃金の上昇で少し出てきている。GDPも金利に影響する重要指標である。習中国国家主席の訪英で鉄道や原発など数多くのビジネス契約が結ばれた。習主席はEU離脱にくぎを刺した。カーニー中銀総裁もEUに加盟していることを前向きに評価する一方、EUはユーロ圏以外の国々を公平に扱うべきだと述べた。総裁は「全体として、EU加盟国であったことで英国経済の開放性が増し、ダイナミズムが生み出される一方で、イングランド銀行にとっては金融安定性の面で幾分の困難も生じている」と発言。ただ、「これまでのところはこうした困難に対処できている」と述べた。移民問題については、労働力の自由な移動で労働力不足が和らぎ、成長を押し上げる可能性があるとした。ただ10月に世論調査ではEU加盟継続に投票すると答えた回答者の割合は全体の52%で、6月に記録した過去最高の61%から急低下している。

人民元=「今日から五中全会、週末に追加金融緩和表明」

週末に李克強首相は、7%という今年の成長率目標は絶対的に達成しなければならないというものではないとの考えを示した。
先週末、中国は追加金融緩和を行った。さらに今週は次期5カ年計画を示す五中全会が開催される期待で上海株も回復している。9月貿易収支での大幅輸入減少での景気後退感を払拭しようとしている。注目の3Q・GDPは前年比6.9%となった。予想を若干上回った。9月小売売上は予想を上回ったが鉱工業生産は予想を下回った。9月CPIは予想を下回り1.6%となり、追加緩和とつながった。外交は積極的であり、習主席の訪米、訪英と続き、経済外交の役目も果たした。南アフリカにも500億ドルの投資を行う。IMFは人民元のSDR構成通貨入りに肯定的である。人民元も批判されたレベルからはやや元高で推移している。今週は五中全会の他に工業利益の発表がある。

豪ドル=「11月3日政策金利は、今月は5か月ぶり月足陽線となるか」

今週は重要指標の3Q・CPIが発表される。月末週、豪ドル円が5か月ぶりの月足陽線となるか。RBAは前回政策決定会合での議事録で経済活動が低迷する資源部門以外にリバランスする兆しが確認される中、政策金利を過去最低水準に据え置くことが適切と判断したことを明らかにした。3Qの経済成長率が前期比で加速したと予想。今年行った利下げが引き続き個人消費や住宅建設を支援する一方、豪ドル安がサービス輸出を後押ししているとの見解を示した。労働市場については、予想以上に改善し、雇用の先行指標は今後数カ月の失業率が横ばいで推移、あるいは若干低下することを示唆している、とした。主要リスクとして、住宅価格と商業用不動産を指摘。高騰していたシドニーの不動産価格の伸びはようやく落ち着き始めた兆しを確認しつつも、それが続くと確信するのは時期尚早、とした。
11月3日のRBA政策金利決定では据え置きが予想されている。豪ドルに大きく影響する中国経済では3Q・GDPが前年比6.9%とまずは予想より若干強い数字となったこと、先週末に金融緩和を行ったことは豪ドルへの支援材料となろう。

NZドル=
「米利上げ観測後退に中国株上昇にECB緩和策で上昇、29日政策金利決定」

詳細は後述致します

南アランド=「学生スト終了、成長率見通し下方修正、インフレ懸念、電力不足、外国からの投資渇望」

豪ドルやNZドルは先週も世界的なリスク選好の流れで上昇したが、南アランドは下落した。政府は成長見通しを下方修正した。低成長で税収が伸びないので学費値上げを打ち出したが、学生の反発を買い、デモや暴動と拡大、機動隊はガス弾で対抗した。週末にはズマ大統領と学生との話し合いで値上は中止となった。ただ財政問題が解決したわけでなくさらに窮乏する。電力不足や干ばつの影響も下方修正の一因である。政府は海外からの投資を望んでいる。中国はそれに対応したのか、工業化促進の為、500億ドルの投資を約束した。ここまでのランド安の輸出効果は中国景気減速での輸出減速や鉱産物価格の下落で相殺されている。グレンコアの債務問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想される。VWでの米国排ガス問題で、プラチナ価格が下落している。 

トルコリラ=「政策金利据え置き、11月1日総選挙」

米利上げ観測後退、上海株上昇という外部要因で上昇してきたが、ECBまでが追加緩和観測を打ち出したので、ユーロ相場に連れ安いリラは先週末は上げ渋った。
さてトルコ中銀は先週、政策金利を据え置いた。11月1日に総選挙を控えているほか、FRBの今後の動きを見極めようとしたとみられる。8カ月連続での据え置きとなる。中銀は声明で、「インフレ期待のほか、プライシング動向などインフレに影響を及ぼす要因を踏まえ、引き締め的な金融政策を維持する」と表明。これまでは「インフレ見通しに大きな改善」が見られるまで「慎重な」政策を維持するとしていた。中銀は今回の声明で、外国為替相場の変動により主要指標の改善が遅れているとの見解も示した。為替相場を重視してきている。
(選挙は日本での在外投票でもトルコ人とクルド人の騒乱が起きたように予断を許さない)

 

【今週の注目経済指標】

10/26
(月)

NZ休場(レイバーデー)
(独)IFO景況指数 
(米)新築住宅販売件数

10/27
(火)

(日)企業向けサービス価格指数 
(NZ)貿易収支
(中)工業企業利益
(香港)貿易収支 
(英) GDP・速報値 
(南ア)失業率 
(米)耐久財受注 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 消費者信頼感指数 リッチモンド連銀製造業指数

10/28
(水)

(日)商業動態統計速報 
(豪)消費者物価  FOMC政策金利 

10/29
(木)

RBNZオフィシャル・キャッシュレート 
(日)鉱工業生産・速報  
イスタンブール休場(共和国宣言記念日) 
(独)雇用統計 
(南ア)生産者物価指数
(米)GDP・速報値 新規失業保険申請件数 
(独)消費者物価指数・速報 
(米)中古住宅販売成約 

10/30
(金)

日銀金融政策決定会合 経済・物価情勢の展望(展望リポート、日銀)
(日)全国消費者物価指数 失業率 有効求人倍率 家計調査 自動車生産・輸出実績 住宅着工 外国為替平衡操作 
(NZ)住宅建設許可
(豪)生産者物価指数
(仏)生産者物価指数
(ユーロ圏)失業率 消費者物価指数・速報 
(南ア)貿易収支 
(加)GDP 
(米)個人所得個人支出 PCEデフレーター  シカゴ購買部協会景気指数 ミシガン大消費者信頼感指数・確報値

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド

【ドル円】 予想レンジ:117-122、7-9月期のGDP予想も下方修正、今週は日銀支店長会議、貿易統計
ECBドラギ総裁の追加緩和示唆でリスク選好の流れとなり119円台から121円台へ上昇

---先週の予想は以下の通り---

マイナスとなった4-6月期のGDPに続き、7-9月期のGDP予想も下方修正されている。日本経済研究センターの7-9月期のGDPの予測平均は実質で前期比年率0.55%増となり、9月発表の前回予測(1.67%増)から下方修正された。個人消費や輸出の不振に加え、設備投資でも厳しい見方が広がっており、今後さらに引き下げられる可能性もある。主要項目では、個人消費が前期比0.41%増、設備投資が0.69%増、輸出が0.62%増を見込んでいる。いずれも前回予測から下方修正され、0%台の小幅なプラスにとどまった。これに伴い、2015年度の実質GDP予測も引き下げられた。前回は前年度比1.11%増を見込んでいたが、0.97%増に下方修正された。政府の経済見通しは1.5%増だが、景気の停滞を受けて徐々に達成が難しくなっている。
従って10月末の金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まっているが、日銀黒田総裁は、原油安の影響でマイナスとなっている物価に関し「生鮮食品とエネルギーを除くベースでみると、1%を上回る水準まで上昇している」と指摘し、「物価の基調は着実に改善している」とデフレ脱却に自信を見せている。「上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う」と述べるにとどめている。米利上げ観測後退や上海株の上昇で日経平均も戻しているが、政府・日銀も対応が遅れれば再びリスク回避の株安・円高への流れも残る。今週は日銀支店長会議、日銀地域経済報告(さくらレポート) 、貿易統計に注目したい。

(テクニカル)「下ヒゲで反発ボリバン内へ戻す」
8月24日のレンジを抜けない。8月24日-10月2日の上昇ラインを下抜いて下落するも、10月5日は下ヒゲを残し、16日の上昇となった。8月24日-10月2日の上昇ラインは今後も上値抵抗となろう。10月15日-16日の上昇ラインに沿えるか。10月13日-14日の下降ラインを上抜く。5日線下向き。ボリバン下限下抜きからバンド内へ戻している。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。先週もボリバン下限まで下落するも下ヒゲを残した。8月31日週-9月14日週の上昇ラインを下抜いた。9月21日週-10月5日週の下降ラインを上抜くかどうか。
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転、陽転を繰り返しほぼ寄り引き同時。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【南アランド】 予想レンジ:8.6-9.6、引き続き外部要因でランド高、今週はCPIと小売売上
外部要因の米利上げ観測後退、中国株式市場上昇に加え、ECB追加観測期待もあり買われるも、原油価格下落で他の資源価格も連れ安、国内での学生デモ(授業料引き上げ反対)も過激になり売りが強まり下落。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*引き続き、内部要因の改善はないが、米利上げ観測後退、中国株式市場上昇、原油高などで南アランドが上昇している
*ABインベブのSABミラー買収で南アランドが買われた(後述)
*財政赤字削減努力は続いている
*ランド安の輸出効果は中国景気減速での輸出減速や鉱産物価格の下落で相殺されている
*9月景況感指数は悪化
*中銀総裁が景気後退はないと発言、ランド安は物価上昇要因
*3Q消費者信頼感が改善
*成長見通しは今年も来年も2%に達しない(ムーディーズ)
*グレンコアの債務問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想される
*VWでの米国排ガス問題で、プラチナ価格が下落
*インフレ懸念を有する南ア中銀も経済の低成長で9月は据え置きとした
*中銀は成長率見通しを2.0%から1.5%へ下方修正した
*2Q・GDPマイナス成長で年間成長率も下方修正
*米国が南アで米国施設を狙ったテロの可能性を指摘
*ランド安を防ぐほど外貨準備が潤沢ではない
*中国との通貨スワップを締結
*原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない

「トピックス」

(買収案件効果)
アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)がSABミラー 買収で原則合意したとのニュースが、引き続き南アランドを支援している。SABミラーはヨハネスブルク市場にも上場しており、今回の取引が最終的に成立すれば、南ア経済に最大70億ランドの資金流入が見込まれるとされている。

(ムーディーズの財政の見方)
ムーディーズは、歳入増加と支出抑制により2014/15年の南ア経済一般政府赤字は GDP の3.4%まで減少したと述べた。また、弱い経済見通しにおいて、継続的な支出抑制が今後の財政状況の安定化の鍵になるだろうと述べた。当初から予算に計上されていた3年間の公共サービス協定の7%の賃金上昇の結果、南ア政府は今年の支出を上限内に押さえるために、別の支出を見直し、削減することを約束したとムーディーズは述べた。

(国庫庁の財政の見方)
南ア国庫庁は議会の常設財政委員会への報告で、弱い経済成長、公的部門の賃金、国営企業への財政支援の3つが財政の見通しにとって最大の懸念要因だと指摘した。
南アは債務が増える一方で成長が鈍って債務返済コストが増加の一途をたどっており、格付けが投資適格級以下の水準に引き下げられるリスクが高まっていると指摘。「低成長環境下での債務増大は持続不可能だ」とした。
また国庫庁は、2015/16年度末までに外貨建て債を10-15億ドル発行する計画だったが、新たに資金調達しなくても債務返済に十分な資金を保有しているとした。
国庫長官は「必ずしも特定のタイミングで起債するよう圧力を受けているわけではない」と説明。流動性を高めるため、ときに応じてスクーク(イスラム債)の発行を増やす公算が大きいとした。

(ランド安と輸出)
南アフリカは通貨ランドの対ドル相場が年初来で15%近く下げているが、輸出業者への恩恵は限定的なものにとどまっている。電力不足や労働争議、コモディティ取引での中国への過度の依存などが足かせになっているためだ。南アは内需が弱まり、輸出セクターが成長の主要なけん引役に浮上。純輸出は2QにGDPへの寄与度が6.1%ポイントと最大だった。
ただ、上半期の輸出の前年比が高い伸びとなったのは、昨年に賃上げストにより主要な鉱業や製造業で生産停止が長引き、輸出が不振だったのが主因。南アにとって貿易の20%を占める中国の成長は減速しており、3Qには輸出の伸びが鈍ると見込まれている。
唯一の例外は自動車輸出で、貿易省のデータによると年初来で前年比約34%増えた。自動車の国内販売は同時期に4%減った。他のセクターは苦闘している。歳入庁のまとめによると、8月の貿易赤字は99億5,000万ランドと1月以来で最大を記録。鉱物資源の輸出は20%落ち込んだ。
年初来の中国向け輸出は既に4%近く減少している。
輸出業者は原油安による追い風が吹いているにもかかわらず、操業コストの上昇や電力不足、ストをちらつかせる労働者の強硬な賃上げ要求などに悩まされており、9月の企業景況感指数は過去22年間で最低の水準に落ち込んだ。
鉱業はとりわけ貴金属セクターを中心に規模縮小を迫られており、輸出には大きな下振れリスクがある。南アのプラチナ生産は現行価格では半分程度が採算割れの状態でこれは鉱物資源輸出を圧迫し、原油安の効果をある程度そぐだろうと見られている。

(テクニカル)「雲中に入りボリバン上限」
日足はボリバン下限から上昇、一目の雲で一旦小反落するも、10月12日-13日の下降ラインを上抜き上昇。10月14日-15日の上昇ラインに沿う。一目の雲の中。ボリバン上限近く、5日線上向く。
週足は8月17日週-9月14日週の下降ラインを上抜き、9月28日週-10月5日週の上昇ラインに沿う。7月20日週-8月10日週の下降ライン、6月22日週-7月20日週の下降ラインが上値抵抗。
月足は4か月連続陰線後、今月は陽線スタート。8月-9月の下降ラインは上抜いた。7月-8月、6月-7月の下降ラインが上値抵抗。
ボリバン内に漸く戻った。
年足は06年-08年の下降ラインを上抜いているがその後の伸びが無く横ばい推移している。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:118-123、物価上昇は難しく日銀も苦境に陥るが為替相場はクロス円中心に大きく円高にふれないないだろう

今年利上げ観測のある米英はインフレの低下が利上げを躊躇させている。利下げや量的緩和に踏み切っているユーロ圏、豪、NZなどはインフレ低下が利下げの根拠となっている。日本だけが足踏みできるのだろうか。今回は麻生財務相が、「原油価格が低下するなかで、2%の物価目標を金融でやれる範囲は限られる。
物価が上がらない原因はカネがないのではなく、需要がないことだ。黒田日銀総裁もそこを考え、需要が出るためには、たとえば、企業の内部留保が賃金などに回ることによって働いている人の可処分所得が増え、消費が増えることを期待していると思う。今すぐさらに金融緩和という状況ではない」と述べていた。消費増税だけでの物価高は消費を弱め逆に物価を下げるかもしれない。また高関税での高いモノの値段もTPPで下がるだろう。物価上昇はかなり難しいのではないか。だからと言って何もやらないことは強欲な市場を納得させることはできないだろう。またリスク運用重視となった年金や公的機関、また民間の運用成績も悪化させることとなればさらに消費マインドが悪くなるだろう。政府も漸くディーラーの苦しみもわかってくるだろう。いずれ、追加緩和や減税の道を歩むこととなるだろうが、減税には格下げがつきまとう。

ただ季節的に貿易面では円売りが出やすいので、下半期は上半期よりは円高(特にドル以外の通貨に対して)が進むことはないだろう。ECBの追加緩和期待や中国の追加緩和も世界全体をリスク選好の流れにするだろう。米国の利上げにしても、議事録で世界の経済にいつになく言及しているように慎重な姿勢をとっていくだろう。為替相場からは、悪くはない日本経済運営ができるだろう。この季節が政策を出すチャンスである。為替相場は十分調整したと発言しているRBAやNZ中銀もクロス円相場を回復させよう。

(テクニカル)「一気にボリバン下限から上限へ、7連騰」
10月15日の下ヒゲを起点に7連騰でボリバン上限越え。ただまだ8月24日のレンジの上限の122.01を抜けない。
8月24日-10月2日の上昇ラインを下抜いて下落も10月15日は下ヒゲを残し、16日の上昇となった。8月24日-10月2日の上昇ラインは先週上抜き返した。10月15日-16日の上昇ラインは一旦下抜いたがまた上昇しそのラインに迫りつつある。10月13日-14日の下降ラインを上抜く。5日線上向き。ボリバン下限下抜きから上限上抜きへ速い展開。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へ戻ってきた。10月12日週もボリバン下限まで下落するも下ヒゲを残し先週はやや長い陽線。8月31日週-9月14日週の上昇ラインを下抜いた。9月21日週-10月5日週の下降ラインは上抜いた。
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは 維持しているが近づいてきている。
年足は陰転、陽転を繰り返している。現在は短い陽線。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜 かなかった。まだ要注意。

【NZドル円】 予想レンジ:79-84、米利上げ観測後退に中国株上昇にECB緩和策で上昇、29日政策金利決定

(ポイント)
*米利上げ観測後退に中国株上昇にECB緩和策で上昇
*29日政策金利決定会合は据え置きか
*財政は黒字化した(今年度)
*首相に続き、財務相もNZドルは十分調整したと発言
*フォンテラの乳製品価格オークションは4回連続上昇の後、今週は下落
*3Q・CPIは予想を上回るもまだインタゲ下限以下
*中銀総裁は利下げ示唆も、住宅価格上昇のインフレも懸念
*移民増加で失業率を高めている
*10月は6か月ぶりにNZドルは上昇している。6か月ぶりの月足陽線となるか
*10月29日は次回政策金利決定会合
*日足は10連騰で一旦終わるもまだ底堅い
*TPP大筋合意はNZにとって満足すべきものではなかったが今後の改善に期待
*キー首相の0.65台への下落は速いという発言が介入につながったのだろう
*9月商品価格は上昇
*7月に続き8月もNZ中銀はNZドル買い介入を行った
*2Q・GDPは予想を下回った
*8月求人広告は前期比マイナス
*2Q失業率は1Qより1ポイント悪化
*2Q小売売上冴えず
*2Q製造業PMIも冴えず
*2Q・CPIが弱く、乳製品価格の続落があった
*2Q・交易条件改善
*復興需要のあった建設業も伸び悩んでいる
*移民の需要で民間消費は伸びている

(外部要因新たに加わる)
米利上げ観測後退、中国株回復に欧州ECB追加緩和示唆が加わり、資源国通貨、新興国通貨を押し上げている。今週のFOMCがより一層注目される。

(10月29日政策金利決定)
ウィーラー中銀総裁は景気指標で利下げの可能性を示唆したが、今回は2.75%で据え置きの予想が多い。直近の3Q・CPIが若干予想を上回ったことがある。新規住宅や賃貸住宅などの費用が上がり、住宅関連価格が1.2%上昇したことが主因である。2QのGDPや雇用が弱かっただけに微妙なところであるが、為替もかなり下がっているとの首相発言もあり今回は様子見となるだろう。

(イングリッシュ財務相発言)
・住宅供給を増やすには時間がかかる
・格付け最上級を取り戻そうとしている。財政は黒字化した
・金融緩和の余地はある
・(首相同様に)NZドルはかなり調整してきた

(フォンテラ入札下落)
今週乳業大手フォンテラが行った入札で、乳製品の国際価格を示すGDT価格指数は3.1%下落した。前回まで4回連続で価格が上昇していた。

(フォンテラ格下げ)
乳製品価格下落で収益力が落ちてきたフォンテラに対しフィッチがAA‐からAへ格下げした。

(移民)
NZの消費を支える移民は増加している。
9月は5550人のネット流入、8月の5470人から増加

(テクニカル)「8月24日の大レンジ上抜け」
日足は10連騰で終わり小さく下押ししたがその後は堅調である。10月20日の上ヒゲで下げるも10月20日―21日の下降ラインを上抜いて上昇、拡大するボリバン上限へ向かっている。
9月29日―10月22日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。8月24日の1日の大きなレンジも上抜いた。
週足は6週連続陽線。今週も陽線で終わるだろう。 8月24日週-9月14日週の下降ラインを上抜け続伸中。4月27日週-6月8日週の下降ラインも上抜け。14年12月29日週-15年4月20日週の下降ラインが上値抵抗。
月足は5か月連続陰線から今月は抜け出せそうだ。9月の陰線は8月の安値を下抜けなかったことも支援した。ボリバン下限下抜きから漸く下限まで戻ってきている。5月-6月の下降ラインを上抜けた。
年足は大陰線。13年-14年の上昇ラインを下抜いている。12年-13年の上昇ラインも下抜き。その下のサポートは09年-12年の上昇ライン。ただ漸く下ヒゲが出始めた。

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