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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

「決断の晩秋、FRB、日銀、ECB、BOE、中国」
(今週は中国GDP・財新PMI、日銀支店長会議、政策金利(ECB、トルコ、カナダ)、日 貿易統計、RBA議事録、南アCPIなど)

更新日:2015年10月19日

10月19日(月)−10月23日(金)

今週の予想:
ドル円=117-122、ユーロドル=1.11-1.16、ユーロ円=133-138

全体

FRBやBOE(英中銀)は利上げか現状維持か、日銀、ECBに追加緩和はあるか。中国は緩和・景気対策はあるか。決断が迫られる晩秋である。

今朝は先週ユーロ下落の引き金となった追加量的緩和を示唆したオーストリア中銀ノボトニー総裁がポーランドの新聞で「量的緩和議論は時期尚早」と異なった意見を述べている。本日は日銀支店長会議、中国GDPからスタートする。

米国=「ベージュブックではドル高懸念を表明、景気指標はマチマチ」

米9月雇用統計が弱含んでから、ISM製造業、小売売上、鉱工業生産などが弱く利上げ観測は後退していたが、先週はコアCPIの上昇や新規失業保険申請者数の減少、ミシガン大消費者信頼感指数の改善があり長期金利が上昇する場面もあった。マチマチではまだFRBが決断することはできないだろう。またベージュブックではドル高が製造業や観光業に打撃を与えているとされた。実際、J&Jやウオルマートの決算はドル高で悪化した。米利上げ観測後退や中国株の上昇で新興国、資源国の通貨や株が落ち着いてきている。この流れに水を差せばまた米国はG20で批判されることになりかねない。10月FOMCでは利上げせず今しばらく指標を点検することになろう。今週は住宅中心の指標が多く発表される。また引き続き米主要企業の決算がある。

ユーロ=「CPI低下とオーストリア中銀総裁の追加加緩和策示唆で小緩む」

ドラギ総裁や独連銀などからの資産買い入れ策の拡大に慎重な発言が出て先々週はユーロが上昇したが、先週はノボトニー・オーストリア中銀総裁がユーロ圏の物価上昇率はエネルギー価格を除いても目標を下回っていると指摘し、物価を押し上げるための新たな取り組みが必要、複数の追加的な手段が必要なのは極めて明白だ、追加措置には、需要刺激策に加えて構造改革が含まれるべきと主張した(ただ今朝は追加量的緩和の議論は時期尚早と発言した報道があった)ことでユーロが売られた。ECBの資産買い入れ措置にも関わらず、ユーロ圏のインフレ率は9月にマイナス圏に陥った。今週はECB理事会が開催される。量的緩和の期限を現在の2016年9月から延長するかどうか、債券買い入れ額を現在の月額600億ユーロから拡大するかどうかなどが焦点となる。
先週はZEW景況感指数が弱かったが、今週は製造業・サービス業のPMIが発表される。

英ポンド=「利上げ観測は残る」

9月CPIは、前年比・前月比とも0.1%低下とマイナス圏となり、前年比については1960年3月以来の低水準だった4月と同じとなった。インフレ率が低水準にとどまっていることで、中銀には利上げまでに時間を置くことが求められるとみられる。ポンドは一旦売られたが、その後発表された失業率の改善と賃金の上昇があり、また米利上げ観測後退の流れもあり、週後半は反発した。またフォーブス英中銀金融政策委員は、中国やその他の新興国の景気減速により英利上げが阻まれることはないとし、英金利は「割合早い時期に」引き上げられるとの見方を示したこともポンドを押し上げた。今週はPPIや小売売上の発表とカーニー英中銀総裁の講演がある。

人民元=「GDP、小売、鉱工業生産、財新PMIあり、主席訪英、上海株上昇」

上海株は連騰を続け、今年の上昇率は日経を追い抜いた。9月CPI低下で利下げ、預金準備率引き下げ、量的緩和の観測などによるものだ。また10月26日から開催される党中央委員会第5回全体会議(5中全会)で経済対策が打ち出されるのではないかという観測も株価を支えた。5中全会では2016年の経済成長率も議論されるとみられる。悪い材料としては9月貿易収支で輸出入ともに減少したことである。特に輸入は大幅減少となり、世界の多くの国が中国を輸出先の上位としているだけあって、世界経済の減速にもつながる見方も強い。世界の調査機関が中国の成長見通しを下方修正するなか、李首相が経済は妥当な範囲にとどまっていると発言している。今週はGDP、小売売上、鉱工業生産、財新PMIの発表がある。習国家主席は、9月の訪米に続き訪英する。

豪ドル=「米利上げ観測後退で買われるも、中国貿易収支での輸入減少、雇用統計悪化で下落」

中国上海株の上昇、米利上げ観測後退という外部要因での買いが出たが、先週はNZドル円や南アランド円は陽線となったが、豪ドル円は陰線に終わった。中国の9月貿易収支で輸入が大幅減少したことで、中国を最大輸出先としている豪ドルが売られた。また9月雇用統計も悪化したことも売り要因となった。次期RBA総裁候補のロウ副総裁は、必要なら利下げ余地があるが、一段の利下げによる景気刺激効果はこれまでに比べて弱いとの見解を示した。また国内経済は漸進的な回復基調にあり、失業率は安定している。リセッションのリスクについては、現時点で可能性は低いとしたが、将来のある時点における景気下振れの可能性は排除しなかった。シドニーやメルボルンでは住宅の供給拡大で価格上昇が鈍化しているとしたが、価格が急落する恐れはないとの見方を示した。

NZドル=「3Q・CPIは予想を上回るもまだインタゲ下限以下、29日政策金利決定」

3Q・CPIは予想を上回るもまだインタゲ下限以下である。中銀総裁は利下げ示唆も、住宅価格上昇のインフレも懸念している。NZ中銀が7月、8月とNZドル買い米ドル介入をしていること、乳製品価格の上昇もありNZドルは堅調に推移している。10月は6か月ぶりにNZドルは上昇している。6か月ぶりの月足陽線となるか。もちろん外部要因(米利上げ観測後退、上海株の堅調)もNZドルを押し上げた。ただ国内の指標は強くない。2QのGDP、失業率小売売上、製造業PMIは冴えなかった。ただ増加する移民の需要で民間消費は伸びている。今年度の財政は黒字となった。10月29日に政策金利決定会合が開催される。

南アランド=「引き続き外部要因でランド高、今週はCPIと小売売上」

詳細は後述致します。 

トルコリラ=「トルコリラ、国内不安も外部要因でリラ押し上げ」

米利上げ観測後退と中国株の上昇という外部要因で上昇している。実際資金は新興国にも流入しているようだ。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチによると、米利上げがずれ込むと予想する投資家が新興国の株式と債券ファンドに投資し、3カ月ぶりに資金流入超になったことが分かった。グローバル株式ファンドは4週間ぶりの純流入となった。売られすぎとなっていたジャンク債が買い戻され、「弱いドル」サイクルの先触れだとした。
ただトルコの国内要因はまだ不安である。ISやPKK(クルド人テロ組織)への空爆とその報復が続く。11月1日の選挙で過半数獲得を目指す第一党のAKPであるが世論調査ではAKPの支持率は42.5%。6月総選挙時の得票率40.9%からは上昇したが、11月1日の総選挙で単独過半数は獲得できない見込みである。

トルコ政府は今年の経済成長率予測を4%から3%に下方修正した。来年の経済成長率予測も5%から4%に下方修正した。今年のインフレ率予測は6.3%から7.6%に上方修正した。来年のインフレ率予測も5%から6.5%に上方修正した。景気減速とインフレ上昇という苦しい状況が続く。
今週は政策金利の決定がある。予想は7.5%で据え置きである。

 

【今週の注目経済指標】

10/19
(月)

(日)日銀支店長会議、日銀地域経済報告(さくらレポート)
(香港)失業率
(中)小売売上、鉱工業生産、GDP、固定資産投資
(米)NAHB住宅市場指数
(加)カナダ総選挙

10/20
(火)

(豪)RBA議事録
(スイス)貿易収支
(独)生産者物価指数
(米)住宅着工、建設許可数 

10/21
(水)

(日)貿易統計
(トルコ)中銀政策金利
(南ア)消費者物価、小売売上
(加)中銀政策金利

10/22
(木)

(香港)消費者物価
(英)小売売上
(ユーロ圏)ECB理事会、消費者信頼感・速報
(加)小売売上
(米)新規失業保険申請件数、住宅価格、中古住宅販売

10/23
(金)

(中)財新製造業PMI・速報
(仏)PMI製造業・速報、PMIサービス業・速報
(独)PMI製造業・速報、PMIサービス業・速報
(ユーロ圏)PMI製造業・速報 PMIサービス業・速報
(加)消費者物価

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、黒田総裁は追加緩和に慎重、米利上げ観測後退の円買いと、リスク選好の円売りで引き合う
黒田総裁が物価は2%を目指していると発言し、追加緩和策の示唆がなかったこと、中国の輸入減少で下落するも、米CPIコア指数の上昇や米ミシガン景況感指数の改善で下げ幅はやや縮小した。

---先週の予想は以下の通り---

2Q・GDPはマイナス成長、3Qも一部でマイナス成長になるのではないかという意見が出ている。短観もやや悪化した。9月景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIは47.5と前月比1.8ポイント低下、2カ月連続の低下となった。しかし黒田総裁は追加緩和策の姿勢は見せていない。総裁は多くの先進国は2%の物価目標をもっているが、それに及んでいないことは事実、その要因は原油をはじめとした一次産品価格の下落によるものと説明。一次産品価格の下落には需要と供給の両面が影響しているとし、いずれにせよ、日銀ももちろん現在のQQEを2%の物価安定目標をめざし、それが安定的に持続するようになるまで継続することに尽きるとした。成長率が下がったときの処方箋は、当然需要を支えるような政策をさまざま考えないといけない。ただメーンシナリオはIMFの見通しにある通り、来年にかけて成長が加速する姿で今の時点で何かあわててしないといけない、ということではないと加えた。

一方いい数字も出ている。2014年度の法人申告所得は前年より9.7%増えて計58.4兆円となり、バブル期を上回って過去最高となった。8月の毎月勤労統計調査によると、物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比0.2%増で2か月連続のプラスとなった。日経平均は米FRB追加利上げ観測が後退してからは戻している。それほど深刻な経済状況にはなっていないというのが日銀の認識であろう。
需給面では貿易赤字が縮小しているがまだ黒字ではない。ただ12年-14年ほどの全面円安ではなくなってきた。今年の上半期はリスク回避の円買い資源国(新興国)通貨売りがあったが米国が世界に配慮すれば利上げ観測は後退し、リスク回避に転じ円売り資源通貨買いも入ろう。全体ではドル安となるのでドル円はリスク選好の円売りと相殺し合って小動きになるかもしれない。

(テクニカル)「狭いボリバン、雲に絡む。8月24日の呪縛続く」
120円を中心に横ばい推移が1か月半続く。8月24日のレンジを抜けない。いつまでも続くわけではないが120円以下だと下ヒゲを出すことが多い。
あまり上にも行かないが120.50以上で上ヒゲが出る。一目の雲の下限に絡んでいるが上に行かない。10月2日の下ヒゲで持ち上げた。ボリバンは極めて狭い。5日線上向く。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインを上抜いた。サポートはボリバン下限。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【豪ドル円】 予想レンジ:86-91、今週は雇用統計、内外要因で豪ドル堅調
中国貿易収支での輸入の大幅減少や豪雇用統計が予想を下回り下落するも、米CPIコア指数の上昇や米ミシガン景況感指数の改善で下げ幅はやや縮小した。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*政策金利は予想通り据え置かれた
*豪の成長は長期平均を若干下回っている
*TDインフレ指数上昇、求人広告、新車販売は増加
*RBAは現状の為替や金利に満足している。外部要因(中国減速、米利上げ観測など)が 豪ドルを押し下げていたが米国雇用悪化で豪ドルが上昇
*新首相で経済政策への期待が高まり支持率は上昇
*8月雇用統計は改善した
*中国人観光客の消費はGDPの6%
*2Q・GDP、設備投資、7月小売売上は悪化
*8月後半は中国など外部要因で為替、株共に大幅下落した
*2Q・CPIの基調インフレが落ち着いている
*住宅関連指標は強い
*スティーブンス総裁は最近の豪ドル安を評価し豪ドルは一旦下げ止まる

「トピックス」

(予想通り政策金利は据え置きとなった)
政策金利は2%に据え置かれた。3Qの豪ドル相場は主要通貨の中で最も下げが大きくなり、商品安と主要貿易相手国である中国経済の見通し悪化による影響を和らげた。
RBAは2月と5月に利下げを実施した。声明の内容は前回とほぼ変わらず。
豪中銀のスティーブンス総裁は声明で、「中国や東アジアの最近の状況は一段とやや減速している」と繰り返した上で、「豪ドル相場は主要商品価格の大幅下落に合わせて調整している」との認識をあらためて表明した。「成長率はしばらく長期平均を若干下回っているが、この1年にわたり雇用の伸びはやや加速し、失業率は安定してきている」と説明。「全般的に豪経済には今後もしばらくある程度の余剰生産能力が残り、国内のインフレ圧力は抑制される公算が大きい」と述べた。

(貿易赤字拡大、8月貿易収支詳細)
8月の貿易収支はで30億9,500万豪ドルの赤字となった。予想は24億豪ドルの赤字。赤字は17カ月連続。 前月は27億9,200万豪ドルの赤字。 8月の輸出額は前月比横ばいの265億900万豪ドル。モノ輸出の内訳をみると、鉄鉱石を中心とする金属鉱石・鉱物が0.7%減、原料炭を含む石炭が7.4%増、その他鉱物燃料が9.8%増、食肉が2.0%増、穀物が5.9%減。非貨幣金は13億7,400万豪ドルで18.7%減少した。
国別の輸出先は、中国70億900万豪ドル、日本35億1,900万豪ドル、韓国15億6,600万豪ドルで、日中韓が全体の55%を占めた。
輸入額は1%増の296億400万豪ドル。うち乗用車などの非産業用輸送機械は18億5,000万豪ドル(前月は18億6,700万豪ドル)だった。
国別の輸入先は、中国50億9,500万豪ドル、米国23億3,400万豪ドル、日本17億3,200万豪ドルの順となった

(RBA経済調査責任者の発言)
RBA経済調査責任者ジョン・サイモン氏は8日、世界経済の低成長を踏まえると、低金利は「完全に適切」との考えを示した。また、現在の低金利環境が豪経済を不安定にするとの懸念は行き過ぎている可能性が高いと指摘。
「将来的に経済的な問題が起こることは間違いない。しかし、過去に何度もあったように、問題は予想外の方向からやってくるものだ」とし、「先を見据え、将来のリセッション(景気後退)あるいは危機の種を事前に発見するよう努めることが重要だ」と述べた。

(今週は雇用統計)
今週は雇用統計の発表がある。景気が減速し、鉱山業の生産縮小があっても意外と雇用は底堅い状況が続いている。鉱山業からサービス業へのシフトが順調に進んでいるのだろうか。前回お伝えした通り、事前に発表された求人広告は増加している。

(テクニカル)「日足9連続陽線、一気にボリバン下限から上限へ」
9連続陽線。9月17日-25日の下降ラインを上抜いて上昇。ボリバン下位から上位へ。5日線上向き。一目の雲の中に入り上限に絡んでいる。ボリバン上限にも絡んでいる。9月24日、29日、10月2日の下ヒゲが効いた。10月2日-5日の上昇ラインは下抜いてそのラインが上値抵抗となっている。10月5日-10月82日の上昇ラインがサポート。
週足は8月24日週の長い下ヒゲでゆっくりと戻し、24日上値の89.12に近づいてきた。9月7日週-14日週の上昇ラインを下抜いて下落。ただ9月14日週-21日週の下降ラインは上抜いた。9月21日週、28日週の下ヒゲは効いている。ボリバン下限から反発。
月足は5月、6月と上ヒゲを出し、7月、8月、9月の下落につながった。4月-5月上昇ラインは下抜いている。ボリバン下限へ到達した後、6月-7月の下降ラインに近づいてきたところへ8月24日の下落でボリバン下限を下抜いた。9月も陰線で4か月連続陰線。ただ10月は8月-9月の下降ラインを上回っている。
年足は2009年-12年の上昇ラインを下抜いている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、7-9月期のGDP予想も下方修正、今週は日銀支店長会議、貿易統計

マイナスとなった4-6月期のGDPに続き、7-9月期のGDP予想も下方修正されている。日本経済研究センターの7-9月期のGDPの予測平均は実質で前期比年率0.55%増となり、9月発表の前回予測(1.67%増)から下方修正された。個人消費や輸出の不振に加え、設備投資でも厳しい見方が広がっており、今後さらに引き下げられる可能性もある。主要項目では、個人消費が前期比0.41%増、設備投資が0.69%増、輸出が0.62%増を見込んでいる。いずれも前回予測から下方修正され、0%台の小幅なプラスにとどまった。これに伴い、2015年度の実質GDP予測も引き下げられた。前回は前年度比1.11%増を見込んでいたが、0.97%増に下方修正された。政府の経済見通しは1.5%増だが、景気の停滞を受けて徐々に達成が難しくなっている。
従って10月末の金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まっているが、日銀黒田総裁は、原油安の影響でマイナスとなっている物価に関し「生鮮食品とエネルギーを除くベースでみると、1%を上回る水準まで上昇している」と指摘し、「物価の基調は着実に改善している」とデフレ脱却に自信を見せている。「上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う」と述べるにとどめている。米利上げ観測後退や上海株の上昇で日経平均も戻しているが、政府・日銀も対応が遅れれば再びリスク回避の株安・円高への流れも残る。今週は日銀支店長会議、日銀地域経済報告(さくらレポート) 、貿易統計に注目したい。

(テクニカル)「下ヒゲで反発ボリバン内へ戻す」
8月24日のレンジを抜けない。8月24日-10月2日の上昇ラインを下抜いて下落するも、10月5日は下ヒゲを残し、16日の上昇となった。8月24日-10月2日の上昇ラインは今後も上値抵抗となろう。10月15日-16日の上昇ラインに沿えるか。10月13日-14日の下降ラインを上抜く。5日線下向き。ボリバン下限下抜きからバンド内へ戻している。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。先週もボリバン下限まで下落するも下ヒゲを残した。8月31日週-9月14日週の上昇ラインを下抜いた。9月21日週-10月5日週の下降ラインを上抜くかどうか。
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転、陽転を繰り返しほぼ寄り引き同時。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【南アランド】 予想レンジ:8.6-9.6、引き続き外部要因でランド高、今週はCPIと小売売上

(ポイント)
*引き続き、内部要因の改善はないが、米利上げ観測後退、中国株式市場上昇、原油高などで南アランドが上昇している
*ABインベブのSABミラー買収で南アランドが買われた(後述)
*財政赤字削減努力は続いている
*ランド安の輸出効果は中国景気減速での輸出減速や鉱産物価格の下落で相殺されている
*9月景況感指数は悪化
*中銀総裁が景気後退はないと発言、ランド安は物価上昇要因
*3Q消費者信頼感が改善
*成長見通しは今年も来年も2%に達しない(ムーディーズ)
*グレンコアの債務問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想される
*VWでの米国排ガス問題で、プラチナ価格が下落
*インフレ懸念を有する南ア中銀も経済の低成長で9月は据え置きとした
*中銀は成長率見通しを2.0%から1.5%へ下方修正した
*2Q・GDPマイナス成長で年間成長率も下方修正
*米国が南アで米国施設を狙ったテロの可能性を指摘
*ランド安を防ぐほど外貨準備が潤沢ではない
*中国との通貨スワップを締結
*原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない

「トピックス」

(買収案件効果)
アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)がSABミラー 買収で原則合意したとのニュースが、引き続き南アランドを支援している。SABミラーはヨハネスブルク市場にも上場しており、今回の取引が最終的に成立すれば、南ア経済に最大70億ランドの資金流入が見込まれるとされている。

(ムーディーズの財政の見方)
ムーディーズは、歳入増加と支出抑制により2014/15年の南ア経済一般政府赤字は GDP の3.4%まで減少したと述べた。また、弱い経済見通しにおいて、継続的な支出抑制が今後の財政状況の安定化の鍵になるだろうと述べた。当初から予算に計上されていた3年間の公共サービス協定の7%の賃金上昇の結果、南ア政府は今年の支出を上限内に押さえるために、別の支出を見直し、削減することを約束したとムーディーズは述べた。

(国庫庁の財政の見方)
南ア国庫庁は議会の常設財政委員会への報告で、弱い経済成長、公的部門の賃金、国営企業への財政支援の3つが財政の見通しにとって最大の懸念要因だと指摘した。
南アは債務が増える一方で成長が鈍って債務返済コストが増加の一途をたどっており、格付けが投資適格級以下の水準に引き下げられるリスクが高まっていると指摘。「低成長環境下での債務増大は持続不可能だ」とした。
また国庫庁は、2015/16年度末までに外貨建て債を10-15億ドル発行する計画だったが、新たに資金調達しなくても債務返済に十分な資金を保有しているとした。
国庫長官は「必ずしも特定のタイミングで起債するよう圧力を受けているわけではない」と説明。流動性を高めるため、ときに応じてスクーク(イスラム債)の発行を増やす公算が大きいとした。

(ランド安と輸出)
南アフリカは通貨ランドの対ドル相場が年初来で15%近く下げているが、輸出業者への恩恵は限定的なものにとどまっている。電力不足や労働争議、コモディティ取引での中国への過度の依存などが足かせになっているためだ。南アは内需が弱まり、輸出セクターが成長の主要なけん引役に浮上。純輸出は2QにGDPへの寄与度が6.1%ポイントと最大だった。
ただ、上半期の輸出の前年比が高い伸びとなったのは、昨年に賃上げストにより主要な鉱業や製造業で生産停止が長引き、輸出が不振だったのが主因。南アにとって貿易の20%を占める中国の成長は減速しており、3Qには輸出の伸びが鈍ると見込まれている。
唯一の例外は自動車輸出で、貿易省のデータによると年初来で前年比約34%増えた。自動車の国内販売は同時期に4%減った。他のセクターは苦闘している。歳入庁のまとめによると、8月の貿易赤字は99億5,000万ランドと1月以来で最大を記録。鉱物資源の輸出は20%落ち込んだ。
年初来の中国向け輸出は既に4%近く減少している。
輸出業者は原油安による追い風が吹いているにもかかわらず、操業コストの上昇や電力不足、ストをちらつかせる労働者の強硬な賃上げ要求などに悩まされており、9月の企業景況感指数は過去22年間で最低の水準に落ち込んだ。
鉱業はとりわけ貴金属セクターを中心に規模縮小を迫られており、輸出には大きな下振れリスクがある。南アのプラチナ生産は現行価格では半分程度が採算割れの状態でこれは鉱物資源輸出を圧迫し、原油安の効果をある程度そぐだろうと見られている。

(テクニカル)「雲中に入りボリバン上限」
日足はボリバン下限から上昇、一目の雲で一旦小反落するも、10月12日-13日の下降ラインを上抜き上昇。10月14日-15日の上昇ラインに沿う。一目の雲の中。ボリバン上限近く、5日線上向く。
週足は8月17日週-9月14日週の下降ラインを上抜き、9月28日週-10月5日週の上昇ラインに沿う。7月20日週-8月10日週の下降ライン、6月22日週-7月20日週の下降ラインが上値抵抗。
月足は4か月連続陰線後、今月は陽線スタート。8月-9月の下降ラインは上抜いた。7月-8月、6月-7月の下降ラインが上値抵抗。
ボリバン内に漸く戻った。
年足は06年-08年の下降ラインを上抜いているがその後の伸びが無く横ばい推移している。

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