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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

全体 CPI(英米中NZ)、欧ZEW、中 貿易、英豪 雇用 ベージュブック、米企業決算など

更新日:2015年10月13日

10月12日(月)−10月16日(金)

今週の予想:
ドル円=117-122、ユーロドル=1.11-1.16、ユーロ円=134-139

全体

リスク選好の流れが続く。米雇用統計悪化で米利上げ観測が後退し世界中の株価が上昇している。中国は金融緩和、量的緩和観測、5中全会への政策期待、SDR構成通貨となる期待で上海株が上昇した。今年は夏までは先進国の通貨が強く、資源国・新興国通貨が弱かったが、ここでそのトレンドが転換する可能性も出てきた。G20でも米利上げへ慎重姿勢への期待、中国への政策期待などがあり、今それに沿った動きとなっている。世界は意外と協調している。

米国=「利上げ観測後退で米国も世界もリスク選好となるのも良し」

フィッシャーFRB副議長は「米利上げが差し迫る中、世界経済に悪影響をもたらすことがないよう、最善を尽くしている。FRBは金利や市場における不必要なボラティリティを引き起こすことは望んでいないし、まして世界の他の国々に打撃を与えたくもない。他国の中銀に配慮しており、各国中銀を助けていくことにわれわれは最善を尽くしている。われわれができることはそこまでだ」と発言した。米雇用統計の悪化がありFRB利上げ観測が後退している。9月ISM非製造業景況指数や労働市場情勢指数も弱かった。1回だけの弱い数字では平均すると雇用状況は改善の軌道に乗っているので利上げを行うとする米地区連銀総裁も多いので、もう少し様子見となるだろう。

また年末の話題であるが全米小売業協会は、米国の年末商戦期となる11〜12月期の小売売上高(自動車・ガソリン・外食を除く)が前年同期比3.7%増になるとの予測を発表した。伸び率は2014年の4.1%から0.4ポイント縮小する。雇用や賃金の伸び悩みなどが、米小売業者のかき入れ時に影響するとみられる。年末商戦の小売売上高は年間の売上高の2割弱を占める。一方、年末商戦のネット通販の売上高予測は最大1,050億ドル、前年比の伸び率にして6-8%を見込んでいるようだ。
今週は米国企業の決算が本格化する。

ユーロ=
「米利上げ観測後退とECBの追加緩和に慎重な姿勢で上昇」

ドラギ総裁はユーロ圏に反発の兆しが見られるとした。ユーロ圏小売売上や景況感指数が強かったこと、ギリシャの経済指標も改善してきたことがある。ドラギ総裁らECB理事は資産買い入れ策の拡大に慎重な発言をしている。特に独連銀などは追加刺激策不要としている。OECDの8月景気先行指数では、米・中・日などが低下したがユーロ圏は横ばいを保っている。手放しで喜べる状態ではないが、景気指標も下げ止まりから少し改善するようになってきた。対円での今年の高値の144.92と安値の126.09の半値の135.50よりやや上にある。そのレベルはユーロ発足以来の平均あたりでユーロ圏当局にとっても居心地の良いレベルにあるだろう。今週はZEW景況感調査、鉱工業生産、貿易収支などの発表がある。

英ポンド=「米利上げ観測後退で上昇、3Q・GDPは鈍化の見込み」

英中銀の利上げ観測が後退してから195円から180円へ下落していたが、先週は米雇用統計悪化で米利上げ観測が後退し184円まで戻している。ただ国内要因が改善したわけではない。英国立経済社会研究所(NIESR)は3QのGDPが前期比0.5%増となり、2Qの0.7%増から伸びが鈍化するとの予想を発表した。従ってオズボーン財務相は国内のインフラ投資を促進するようだ。政府は2020年までに50億ポンドを投資する。党首交代した労働党がインフラと住宅投資の不足を訴えていることへの対抗でもある。現在英中銀では利上げ、利下げで議論が分かれている。賃金の上昇はあるものの、インフレは史上最低水準に収まっているからだ。今週はCPI、PPI、雇用統計の発表がある。

人民元=「政策期待で上海株好調、今週は貿易収支、CPI、PPI」

国慶節明けの上海株は上昇した。金融緩和、量的緩和期待、5中全会への政策期待、SDR構成通貨となる期待が出てきた。今週は貿易収支、CPI、PPIの発表がある。輸出入が伸びるかどうかがカギだろう。通常、中国の金融政策の変更は市場終了後や休日に行われることが多い。
さて中国商務省によると、国慶節の連休(1-7日)中の小売売上高の伸びは前年比で鈍化。期間中の小売店やケータリングサービスの売り上げは1兆8000億元と、前年比11%増となり、前年同期の12.1%を下回る伸びとなった。
中国の成長率見通しは調査機関によって差が出始めている。政府のものはより高く、海外民間調査機関は厳しい所がある。2016年は6%後半から5%後半でばらついている。
人民元については切り下げが批判されたが、世界の通貨の中では今年の人民元は強いほうである。また切り下げ後はドル人民元が下落(人民元高)している。中国も国際世論を米FRB同様に配慮し行動しているようだ。

豪ドル=「8連騰、今週は9月雇用統計の発表」

詳細は後述致します

NZドル=「9連騰で鍋底完成。ただまだ8月24日の高値抜けず」

日足は9連騰で鍋底チャートの完成ともいえるが、まだ8月24日の1日のレンジを抜けていない。おそるべき8月24日陰線のレンジである。
米国利上げ観測後退や中国株の上昇という外部要因の他に、乳製品オークションで価格が4回連続上昇したこと、NZにとっては不満足な内容であったがTPPで大筋合意が見られたこと、キー首相の0.65台への下落は速いという発言やNZドル買い介入もNZドルを支えたのだろう。9月商品価格も上昇した。ただ2Q・GDPは予想を下回ったこと、3Q企業信頼感が悪化したこと、8月求人広告は前期比マイナス、2Q失業率は1Qより1ポイント悪化、2Q小売売上冴えず、2Q製造業PMIも冴えなかったことや2Q・CPIが弱いことなどで、まだ利下げ観測は残っている。今週の3Q・CPIは今後の金融政策を占う上で重要な指標となる。

南アランド=「ランド、資源価格、株価が上昇」

米利上げ観測後退、中国株式市場上昇、原油高などで南アランドが上昇した。南ア産出の資源価格や南ア株も上昇した。南ア株は年初来7%超の上昇で先進国を上回る。ただ国内要因は決して強くはなく、IMFのみならず、格付け機関、南ア中銀も2015年成長率見通しを下方修正している。
9月景況感指数は悪化した。グレンコアの債務問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想され、VWでの米国排ガス問題で、プラチナ需要が減退する。
南ア中銀総裁はそれでも景気後退の可能性はないと発言した。ただランド安は物価上昇要因としたので、一層のランド安には歯止めをかけるだろう。米利上げ観測後退や中国株の上昇で年初来のランドの下げは少し取り戻している。一つ良い材料は3Q消費者信頼感が改善したことだ。S&Pは格下げを示唆しているがムーディーズは財政赤字削減策が講じられているのですぐに格下げがあるわけではないとしている。外部要因で戻しているうちに、内部要因も改善してくるかどうか。

トルコリラ=「政府、S&Pが成長見通し下方修正、インフ見通し上方修正、
週末に自爆テロがあった」

週末にアンカラで起きた自爆テロだが、それほど大きな下落とはなっていない。米利下げ観測後退によるリスク選好の流れでのトルコリラ買いも出ているからだ。

トルコ政府は以下の見通しを公表した

  • 今年の経済成長率予測は4%から3%に下方修正
  • 来年の経済成長率予測は5%から4%に下方修正
  • 今年のインフレ率予測は6.3%から7.6%に上方修正
  • 来年のインフレ率予測は5%から6.5%に上方修正

またS&Pは2015年成長率を3.0%から3.1%へ引き上げが2016年は3.2%から2.8%へ引き下げた。2015年前半は民間設備投資が増加し予想以上の強い成長となった。しかし後半は内憂外患で強い成長は続かない。国内では連立政権が樹立されず11月に総選挙となり経済政策の停滞が見られる。
インフレ懸念があるので大統領・政府の圧力はあっても金融は引き締まり2016年に政策金利は8.5%へ上昇するとみられる。

 

【今週の注目経済指標】

10/12
(月)

(日)東京休場(体育の日)
(加)トロント休場(サンクスギビングデー)
(米)NY休場(コロンブスデー米債券・為替市場が休場)

10/13
(火)

(日)日銀金融政策決定会合議事要旨(9月14・15日分)、消費動向調査
(中)貿易収支
(英)消費者物価、生産者物価
(独)ZEW景況感調査
(ユーロ圏)ZEW景況感調査 

10/14
(水)

(日)企業物価指数
(中)消費者物価、生産者物価
(仏)消費者物価
(英)雇用統計
(ユーロ圏)鉱工業生産
(米)小売売上、生産者物価、地区連銀経済報告(ベージュブック)

10/15
(木)

(日)第3次産業活動指数
(豪)雇用統計
(トルコ)失業率
(米)消費者物価、新規失業保険申請件数、NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数

10/16
(金)

(NZ)消費者物価
(ユーロ圏)貿易収支
(米)鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値、対米証券投資

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、黒田包囲網、日銀金融政策決定会合 黒田日銀総裁会見あり
米雇用統計でのドル売り円買いと、米利上げ観測後退でのリスク選好の円売りで膠着。

---先週の予想は以下の通り---

黒田日銀総裁はインフレが2%へ向かっているとしてこれ以上の追加緩和策を打ち出さないことを示唆している。現在でも十分な緩和策をとっていると思う。しかし、市場や政府筋はそれでは満足しないようである。自民党議員や元日銀副総裁、竹中平蔵教授は追加緩和策を想定している。4-6月期に続き7-9月期もマイナス成長の予測が出てきたからである。ただ、貿易赤字が大幅縮小していくなかで、追加緩和策を行っても効果があるか疑問である。2012年から14年は貿易赤字の拡大で全面円安となったことで輸出業者、個人を含めての投資家が潤った。まだ少額ながら貿易赤字であるが、そこをGPIFなどの外貨投資で対ドルだけではわずかに円安を維持している。他の通貨に対しては円高、特にユーロや資源国通貨には大幅円高なので、製造業には今後悪影響が出てくるだろう。緩和をしても一時的な円安株高があるだけだ。為替の需給までは変えることはできない。少額ながら貿易赤字が続き、GPIFの円売りもあり急激な円高はないが、過去3年続いたような全面円安もない。今週は日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁会見がある。また9月上中旬の貿易統計も注目したい。

(テクニカル)「1か月以上続く雲の下相場、8月24日レンジ内取引、120円中心相場、ボリバンますます狭く」
120円を中心に横ばい推移が1か月半続く。8月24日のレンジを抜けない。いつまでも続くわけではないが120円以下だと下ヒゲを出すことが多い。
あまり上にも行かないが120.50以上では上ヒゲが出る。先週金曜はボリバン下限を下抜き、長い下ヒゲを出している。一目の雲の下の相場は1か月半続く。ボリバンは極めて狭い。需給的(貿易・資本)にも拮抗している。5日線下向き。
 週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインに近づいてきた。8月17日週-31日週の下降ラインを上抜け。サポートはボリバン下限。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【NZドル円】 予想レンジ:75-80、7月に続き8月も介入、TPPの行方は
米利上げ観測後退でのリスク選好の流れで協調推移した。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*キー首相はNZドルは予想より速く下げたと発言
*7月に続き8月もNZ中銀はNZドル買い介入を行った
*政府中銀にとってNZドルは適切なレベルまで下落しているという認識があるのだろう
*乳製品価格は下げ止まる
*乳製品大手のフォンテラの収益は回復
*中国景気減速と米国利上げ観測がNZドルに豪ドルほどではないが重し
*2Q・GDPは予想を下回った
*8月求人広告は前期比マイナス
*政策金利は0.25%引き下げられた、追加緩和観測も残る
*2Q失業率は1Qより1ポイント悪化
*2Q小売売上冴えず
*2Q製造業PMIも冴えず
*2Q・CPIが弱く、乳製品価格の続落があった
*2Q・交易条件改善
*復興需要のあった建設業も伸び悩んでいる
*移民の需要で民間消費は伸びている
*来年度の財政は黒字化を目標とする
(8月もNZ中銀がNZドル買い介入)

NZ中銀は7月に続き、8月もNZドルの買い介入を行っている。NZキー首相はNZドルの下落スピードが予想よりも速いとして牽制した。キー首相は昨年8月のNZドル売り介入(対ドル0.85レベル)に際してNZドルは対ドルで0.65まで下落すると示唆したが、1年後に0.65まで達すると、「予想よりも到達が速い」とけん制していた。
 昨年NZドル売り介入と利上げ、今年はNZドル買い介入と利上げとチグハグなようであるが、2007年にも利上げしつつNZドル売り介入を行っていた。NZドルのレベルは0.65で適切だとしているのだろう。ただ中国景気減速や米利上げで資源価格が下落するという外部要因でNZドルもまだ弱含みする場面もある。
日本の介入と比べると表からもわかるように金額は極めて小さい。介入は象徴的なものとなっている。中銀が介入していることを公表しないと市場は見過ごしてしまうかもしれない。

(TPP交渉)
TPPで大詰めの交渉が行われる中、酪農大国NZのキー首相が、日本に対して乳製品の大幅な輸入拡大を求めた。「日本の農業は生産性が低い。(乳製品の輸入拡大は)日本にとって難しい選択だろうが長期的な利益につながるはずだ」と発言した。TPPの閣僚会合で焦点となっている乳製品をめぐる交渉について「まだ課題が残っている」と不満を示した上で、日本に対して大幅な市場開放を求めた。さらに、キー首相はハワイで行われた前回会合で、NZが「過大な要求」をしたことが交渉決裂の要因と指摘されたことについて、「我々にとって最高の結果を望んだだけで謝罪する考えは全くない」と強気の姿勢を示した。
NZにとって乳製品は、全輸出額の3割を占める重要品目で、国内の酪農家を守りたい日本との間で輸出入枠をめぐるぎりぎりの交渉が続いている。

(住宅価格問題)
NZ中銀のスペンサー副総裁が、住宅価格の急騰が昨年末辺り以来ひどくなり、特にオークランドでは不動産の不足から2002年と比較して価格が3倍にも跳ね上がったことを例にあげ、不動産の需要と供給のアンバランスが国の金融と経済を不安定にすると警告した。
それを受け、キー首相は、オークランド地域の住宅価格の急騰ぶりに関して事実を認め、政府としては特に初めて家を購入する人々の為の対策を最優先として取り組みたいとし、キャピタルゲイン課税の導入意思は無いことを表明した。
イングリッシュ財務相は住宅が供給過多となり下落するには8年かかるとみている。

(商品価格指数は前月比5.5%上昇し、6カ月ぶりに上昇に転じる)
ANZ9月商品価格指数は前月比5.5%上昇し、6カ月ぶりに上昇に転じた。乳製品とアルミニウム価格の上昇が要因。8月は前月比5.2%低下していた。ただ前年同月比では18.2%低下。8月は23.5%低下していた。
主要輸出品目である乳製品の価格は15.1%上昇。

(テクニカル)「続8月24日のレンジの中での推移1か月もやや底堅いか。鍋底になれるか」
8月24日の1日のレンジでの中での推移が1か月半続いている。 72.63まで下落しその後はボリバン内に戻しているが小動きが続く。小動きなのでボリバンも狭くなり先週後半は一旦上限に達した。8月24日-9月9日の下降ラインは上抜いた。8月24日-9月23日の上昇ラインがサポート。9月21日-22日の下降ラインを上抜いて9月23日-24日の上昇ラインに沿っている。5日線上向き。一目の雲の下。鍋底になれるか。
週足は4週連続陽線。下ヒゲも出ており、底堅くなってきた。8月24日週は長い下ヒゲでボリバン内へ戻す。8月24日週-9月7日週の上昇ラインを下抜け、8月24日週-9月14日週の下降ラインを上抜けたどっちつかずの位置にいるが、4週連続陽線で上放れるか。
月足は5か月連続陰線。ただ9月はわずかに陰線。で8月の安値を下抜けなかった。ボリバン下限下抜きから漸く下限まで戻ってきている。5月-6月の下降ラインを上抜けるかどうか。
年足は大陰線。13年-14年の上昇ラインを下抜いている。12年-13年の上昇ラインも下抜き。その下のサポートは09年-12年の上昇ライン。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、黒田総裁は追加緩和に慎重、米利上げ観測後退の円買いと、リスク選好の円売りで引き合う

2Q・GDPはマイナス成長、3Qも一部でマイナス成長になるのではないかという意見が出ている。短観もやや悪化した。9月景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIは47.5と前月比1.8ポイント低下、2カ月連続の低下となった。しかし黒田総裁は追加緩和策の姿勢は見せていない。総裁は多くの先進国は2%の物価目標をもっているが、それに及んでいないことは事実、その要因は原油をはじめとした一次産品価格の下落によるものと説明。一次産品価格の下落には需要と供給の両面が影響しているとし、いずれにせよ、日銀ももちろん現在のQQEを2%の物価安定目標をめざし、それが安定的に持続するようになるまで継続することに尽きるとした。成長率が下がったときの処方箋は、当然需要を支えるような政策をさまざま考えないといけない。ただメーンシナリオはIMFの見通しにある通り、来年にかけて成長が加速する姿で今の時点で何かあわててしないといけない、ということではないと加えた。

一方いい数字も出ている。2014年度の法人申告所得は前年より9.7%増えて計58.4兆円となり、バブル期を上回って過去最高となった。8月の毎月勤労統計調査によると、物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比0.2%増で2か月連続のプラスとなった。日経平均は米FRB追加利上げ観測が後退してからは戻している。それほど深刻な経済状況にはなっていないというのが日銀の認識であろう。
需給面では貿易赤字が縮小しているがまだ黒字ではない。ただ12年-14年ほどの全面円安ではなくなってきた。今年の上半期はリスク回避の円買い資源国(新興国)通貨売りがあったが米国が世界に配慮すれば利上げ観測は後退し、リスク回避に転じ円売り資源通貨買いも入ろう。全体ではドル安となるのでドル円はリスク選好の円売りと相殺し合って小動きになるかもしれない。

(テクニカル)「狭いボリバン、雲に絡む。8月24日の呪縛続く」
120円を中心に横ばい推移が1か月半続く。8月24日のレンジを抜けない。いつまでも続くわけではないが120円以下だと下ヒゲを出すことが多い。
あまり上にも行かないが120.50以上で上ヒゲが出る。一目の雲の下限に絡んでいるが上に行かない。10月2日の下ヒゲで持ち上げた。ボリバンは極めて狭い。5日線上向く。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインを上抜いた。サポートはボリバン下限。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【豪ドル円】 予想レンジ:86-91、今週は雇用統計、内外要因で豪ドル堅調

(ポイント)
*政策金利は予想通り据え置かれた
*豪の成長は長期平均を若干下回っている
*TDインフレ指数上昇、求人広告、新車販売は増加
*RBAは現状の為替や金利に満足している。外部要因(中国減速、米利上げ観測など)が 豪ドルを押し下げていたが米国雇用悪化で豪ドルが上昇
*新首相で経済政策への期待が高まり支持率は上昇
*8月雇用統計は改善した
*中国人観光客の消費はGDPの6%
*2Q・GDP、設備投資、7月小売売上は悪化
*8月後半は中国など外部要因で為替、株共に大幅下落した
*2Q・CPIの基調インフレが落ち着いている
*住宅関連指標は強い
*スティーブンス総裁は最近の豪ドル安を評価し豪ドルは一旦下げ止まる

「トピックス」

(予想通り政策金利は据え置きとなった)
政策金利は2%に据え置かれた。3Qの豪ドル相場は主要通貨の中で最も下げが大きくなり、商品安と主要貿易相手国である中国経済の見通し悪化による影響を和らげた。
RBAは2月と5月に利下げを実施した。声明の内容は前回とほぼ変わらず。
豪中銀のスティーブンス総裁は声明で、「中国や東アジアの最近の状況は一段とやや減速している」と繰り返した上で、「豪ドル相場は主要商品価格の大幅下落に合わせて調整している」との認識をあらためて表明した。「成長率はしばらく長期平均を若干下回っているが、この1年にわたり雇用の伸びはやや加速し、失業率は安定してきている」と説明。「全般的に豪経済には今後もしばらくある程度の余剰生産能力が残り、国内のインフレ圧力は抑制される公算が大きい」と述べた。

(貿易赤字拡大、8月貿易収支詳細)
8月の貿易収支はで30億9,500万豪ドルの赤字となった。予想は24億豪ドルの赤字。赤字は17カ月連続。 前月は27億9,200万豪ドルの赤字。 8月の輸出額は前月比横ばいの265億900万豪ドル。モノ輸出の内訳をみると、鉄鉱石を中心とする金属鉱石・鉱物が0.7%減、原料炭を含む石炭が7.4%増、その他鉱物燃料が9.8%増、食肉が2.0%増、穀物が5.9%減。非貨幣金は13億7,400万豪ドルで18.7%減少した。
国別の輸出先は、中国70億900万豪ドル、日本35億1,900万豪ドル、韓国15億6,600万豪ドルで、日中韓が全体の55%を占めた。
輸入額は1%増の296億400万豪ドル。うち乗用車などの非産業用輸送機械は18億5,000万豪ドル(前月は18億6,700万豪ドル)だった。
国別の輸入先は、中国50億9,500万豪ドル、米国23億3,400万豪ドル、日本17億3,200万豪ドルの順となった

(RBA経済調査責任者の発言)
RBA経済調査責任者ジョン・サイモン氏は8日、世界経済の低成長を踏まえると、低金利は「完全に適切」との考えを示した。また、現在の低金利環境が豪経済を不安定にするとの懸念は行き過ぎている可能性が高いと指摘。
「将来的に経済的な問題が起こることは間違いない。しかし、過去に何度もあったように、問題は予想外の方向からやってくるものだ」とし、「先を見据え、将来のリセッション(景気後退)あるいは危機の種を事前に発見するよう努めることが重要だ」と述べた。

(今週は雇用統計)
今週は雇用統計の発表がある。景気が減速し、鉱山業の生産縮小があっても意外と雇用は底堅い状況が続いている。鉱山業からサービス業へのシフトが順調に進んでいるのだろうか。前回お伝えした通り、事前に発表された求人広告は増加している。

(テクニカル)「日足9連続陽線、一気にボリバン下限から上限へ」
9連続陽線。9月17日-25日の下降ラインを上抜いて上昇。ボリバン下位から上位へ。5日線上向き。一目の雲の中に入り上限に絡んでいる。ボリバン上限にも絡んでいる。9月24日、29日、10月2日の下ヒゲが効いた。10月2日-5日の上昇ラインは下抜いてそのラインが上値抵抗となっている。10月5日-10月82日の上昇ラインがサポート。
週足は8月24日週の長い下ヒゲでゆっくりと戻し、24日上値の89.12に近づいてきた。9月7日週-14日週の上昇ラインを下抜いて下落。ただ9月14日週-21日週の下降ラインは上抜いた。9月21日週、28日週の下ヒゲは効いている。ボリバン下限から反発。
月足は5月、6月と上ヒゲを出し、7月、8月、9月の下落につながった。4月-5月上昇ラインは下抜いている。ボリバン下限へ到達した後、6月-7月の下降ラインに近づいてきたところへ8月24日の下落でボリバン下限を下抜いた。9月も陰線で4か月連続陰線。ただ10月は8月-9月の下降ラインを上回っている。
年足は2009年-12年の上昇ラインを下抜いている。

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