FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 野村雅道の今週注目!の経済指標

マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

TPP、G20、IMF・世銀総会、RBA、日銀・英中銀政策金利、FOMC・ECB議事録

更新日:2015年10月5日

10月5日(月)−10月9日(金)

今週の予想:
ドル円=117-122、ユーロドル=1.10-1.15、ユーロ円=132-137

全体

甘利経済再生担当大臣は、TPPについて「大筋合意を発表する共同記者会見を開く準備が整ってきていると考えている」と述べた。為替の影響では海外からの農産物の輸入が増える一方、日本からは自動車輸出が増えるとみられるが全体的には関税が削減され域内の物価が低下すると思われる。インフレ2%を目指す日銀にとってはハードルとなりそうだが、消費者のメリットは増大していくだろう。

さて9月始めG20が開催されたばかりだが、今週またG20が開催される。またIMF・世銀総会もある。9月G20では米国に海外景気減速を考慮するよう示唆したが、米国内経済も雇用統計悪化で万全ではなくなってきた。それにしてもG7よりG20が重視されるのは中国やロシアの意向も聞かないと成り立っていかない世界経済になってきたということなのだろう。米国の地位低下である。

米国=「データ次第としていたFRBだが雇用のデータが悪化。今週G20・IMF総会でも議論か。データ次第としていた」

米国9月雇用統計での非農業部門雇用者数の伸びは予想を下回り、賃金は伸び悩んだ。雇用者数の伸びは7月分も下方修正された。また8月製造業受注は、前月比1.7%減で、予想の1.2%減を上回る落ち込みとなった。民間設備投資の先行指標となるコア資本財(資本財から国防関連と航空機を除く)の受注は0.8%減。速報値の0.2%減から下方修正となった。1回だけの弱い指標に対しては、利上げ派は長期的トレンドは変わっていないと主張するだろう。あと2回ほど数字をみなければならない。ブルームバーグによれば、先物市場は10月28日のFOMCでの利上げ決定の確率18%、12月16日については49%を織り込んでいる。
FRBはこれまでも低インフレは認めていたが、雇用は力強いとしていた。それが覆れば利上げは先送りされよう。米10年国債利回りは2%を切っている。海外経済を配慮して前回は利上げを見送ったFOMCだが、国内まで怪しくなるかもしれない。
米金融当局はインフレが加速するとの予想を維持しているが、国債市場ではインフレ期待の大幅低下が示唆されている。5年債と同年限インフレ連動債の利回り格差は1ポイントを下回った。いわゆるブレークイーブンレートはここ6年で最低。株価や商品相場の下落を背景に、インフレ見通しは低下している。
独政府は、ペルーで開催されるIMF年次総会で、米利上げ実施の適切な時期をめぐる討議が行われると想定している。米利上げ見通しが、ドル建て債を抱える新興国などで不透明感や懸念をあおっていると指摘した。

ユーロ=
「ECB議事要旨あり。追加量的緩和に慎重だが、9月はマイナス・インフレ」

ユーロ圏9月CPIは前年比で-0.1%となった。ECB理事会でドラギ総裁がマイナス・インフレを示唆した通りとなった。しかしドラギ総裁やECB理事らが現在実施している資産買い入れ策の拡大の是非を検証するには一段の時間が必要との考えを示していたので大きな下げとはならなかった。特にタカ派のバイトマン独連銀総裁は、欧州経済は原油安により恩恵を受けるため、ECBは追加的な刺激策を導入する必要はないとの考えを示した。
早計な行動を起こさず、安定的な路線を維持することを提案したいと加えた。ギリシャがチプラス首相率いるSYRIZAが勝利しとこと、9月製造業PMIも改善したこともユーロを支えている。経済指標は強くはないが、米国利上げ観測が後退してきたこと、膨大な貿易黒字があることで、追加緩和策が強まっても、日々のボリンジャーバンドを大きく下抜くこともないだろう。

英ポンド=「利上げ派と利下げ派が同居の英中銀」

米利上げ観測も強まったり後退したりする中、英中銀も当初の利上げ観測から利下げ観測まで出始め年初来高値の195円から大きく下落している。
利上げに賛成しているマカファーテ委員の他にフォーブス委員、ウィール委員が賃金の上昇に基づき利上げを予想しているが、ホールデン委員は成長とCPIに大きなダウンサイドリスクがあり、英国の利上げは急を要するものではない。インフレ率を目標水準に戻す次の方策として、金融政策の引き締めよりも、緩和が必要となる可能性があるとしている。
ただ2Qには1人当たりの富を計る指数が危機前に付けた水準を上回り、労働者の報酬が8年ぶりのハイペースで増えている。英政府統計局の2Q・GDP統計によれば、1人当たりGDPは2008年前半に付けた水準を0.6%上回った。確定値は前期比0.7%増で、改定値から変わらず。純貿易が成長への追い風となった。従業員の報酬は前年同期比4.7%増と、2007年以来の大きな伸び。インフレ率は歴史的に低い水準にあることから、実質可処分所得は四半期ベースで3年ぶりの大幅増となった。英経済は前期比ベースで10期連続拡大し、力強さを増している。2Q・GDPはこれまでのピークを5.9%上回る規模となっている。利上げを妨げる要因はインフレの落ち着きである。

人民元=「PMIはさらに悪化せず。首相は7%成長を目指す」

10月1日から7日まで中国市場は休場だが、10月1日には3つのPMIが発表された。いずれも景気判断の分かれ目の50を切っているがさらに悪化することは避けることができた。

  • 製造業PMI 前 49.7 予49.7 結果49.8
  • 非製造業PMI 前53.4 結果53.4
  • 財新製造業PMI・確報 前47.0 予47.0 結果47.2

海外の調査機関はいずれも中国の成長見通しを下方修正しているが、当然のことながら、李首相は減速傾向が鮮明になっている中国経済について、アップダウンがありながらも、よい方向に進み、合理的な範囲での運営が続いているという現状認識を示した。そして、GDPが10兆ドルの世界第2の経済大国の中国にとって、年7%程度の成長を保つことは容易ではないとしながらも、積極的な内需拡大と構造調整を続け、発展の質を上げ、各種リスクの防止とコントロールを効果的に行わなければならないと述べ、今後も年7%程度の経済成長率の維持を目指す方針を改めて示した。

ただ8工業部門企業利益は、前年同月比8.8%減少し、2011年の調査開始以来、最大の落ち込みとなった。

豪ドル= 「政策金利は据え置きか。首相交代影響せず。RBA総裁は豪ドルは適切なレベル。外部要因が重し」

RBAは現状の為替や金利に満足している。ただ外部要因(中国減速、米利上げ観測など)が豪ドルの重しとなっている。先週の米雇用統計悪化での利上観測後退で豪ドルはやや底堅さを示している。今週の政策金利決定は据え置きと見られている。新首相で経済政策への期待が高まり支持率は上昇している。2QGDP、設備投資、7月小売売上は悪化したが、8月雇用統計は改善した。中国が輸出相手国として首位だが、中国人観光客の消費もGDPの6%を占め中国に大きく依存する経済になっている。先週の中国政府版製造業PMIが改善したことは豪ドルを支えた。住宅関連指標は強いが2Q・CPIの基調インフレが落ち着いていることなどからも政策金利は据え置きとなろう。スティーブンスRBA総裁は最近の豪ドル安を評価している。

NZドル=「7月に続き8月も介入、TPPの行方は」

詳細後述致します

南アランド=「消費者信頼感が改善、米利上げ観測後退で漸く下げ止まる」

3Q消費者信頼感が改善し、米雇用統計悪化で利上げ観測が後退したことで先週は小幅上昇した。ただ成長見通しは南ア中銀もムーディーズも下方修正し今年は2%成長に達しない見込みである。財政赤字削減策は講じられているのでこれ以上の格下げは今のところないだろう。外部要因では重い。中国景気減速、グレンコアの債務問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想される。VWでの米国排ガス問題で、プラチナ価格が下落している。アルセロールミタルも人員削減や工場閉鎖を計画している。インフレ懸念を有する南ア中銀も経済の低成長で9月は据え置きとした。米国利上げ観測の後退が継続するかどうかに注目したい。

トルコリラ=「悪材料多いが、米利上げ観測後退で上昇」

国内の悪材料は依然変わらず。政局不安のまま総選挙へ向かうか、インフレ懸念、ISへの空爆と報復テロ(ロシアもIS空爆に参加するも攻撃対象がISではなく反シリア政府だとされ米国と確執)、PKK空爆と報復テロなどがある。
ただ先週末は米雇用統計悪化で米利上げ観測が後退し40円台へのせた。今週は9月消費者物価の発表がある。予想は前年比+7.7%である。

 

【今週の注目経済指標】

10/5
(月)

上海休場(国慶節)
(トルコ)消費者物価
(伊)PMIサービス業 
(英)PMIサービス業 
(ユーロ圏)小売売上 
(米)ISM非製造業景況指数 労働市場情勢指数 

10/6
(火)

(中)上海休場(国慶節)
(豪)貿易収支 豪RBA政策金利 
(スイス)消費者物価  
(米)貿易収支 

10/7
(水)

(日)日銀金融政策決定会合 景気動向指数・速報値 
(中)上海休場(国慶節)
(独)鉱工業生産 
(英)鉱工業生産 

10/8
(木)

G20財務相・中央銀行総裁会議
(日)機械受注 経常収支 貿易収支 貿易統計
(スイス)失業率 
(独)貿易収支 経常収支 
(英)BOE政策金利 
(ユーロ圏)ECB理事会議事要旨 
(加)住宅着工件数  
(米)新規失業保険申請  FOMC議事録(9月16・17日分)

10/9
(金)

IMF・世銀総会、国際通貨金融委員会 
(英)貿易収支 
(加)雇用統計

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、2012年、13年、14年は全面円安の良き年であったが、今年は違う
日銀短観悪化や米雇用統計悪化でリスク回避の円買いが出る。ただ米利上げ観測後退による米株価上昇で下げ幅は縮小した。

---先週の予想は以下の通り---

今年の円はここまでで年間通貨番付3位である。円より強いスイスやドルとの差は小さいが、円より弱い資源通貨、新興国通貨との差が大きく、今年は円高の年だろう。輸出企業への影響も今後出てくるだろう。2012年、13年、14年とほぼ全面円安であった(2013年の対南アランドだけ円高)。それが日経平均の上昇に寄与した。個別では差異はあろうが日本全体では潤ってきたことは間違いない。それをアベノミクスのおかげととるか、原発の停止による貿易赤字の円安のおかげととるかは今後の貿易収支、為替相場、株式相場の行方を見なければならないが、数年で答えが出るだろう。

日本経済は別に大きく落ち込んでいないが、円高の影響もあるのだろうか少し停滞気味のところも出ている。政府の月例経済報告でも判断を下方修正した。10月発表の日銀短観では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業・製造業で平均プラス13と3四半期ぶりに悪化するとの予測になっている。円安・株高の流れが止まり、今後は消費税負担増加だけが残ることとなればさらに景況感は悪化するだろう。だからこそのGDP目標600兆円なのだろうか。ここまでの景気回復は借金ではなく円安によってもたらされたところが大きいが、円相場が横ばいあるいは円高で景気を維持、回復させることは、以前の自民党借金経済政策のように難しいだろう。ただこれ以上の円安は海外からの批判も大きくなるだろうし、原発を再稼働するので貿易赤字は縮小していき円高方向へ推移する可能性が大きい。GPIFなどの公的機関の外貨投資を続ければある程度円安を維持できるが限界がある。偶然の貿易赤字化で潤った経験を生かすためにも輸入をある程度増加していくしかないだろう。それが出来なければリスク回避型の円高デフレとなろう。もっとも借金ばかり増えてデフレになれば財政も耐えられず、最終的には崩壊型の円安になる可能性はある(10年以上経ってから?)。
足元に戻れば、今週は黒田日銀総裁あいさつ、貿易統計の発表などがある。

(テクニカル)「9月24日の下ヒゲを9月25日の上ヒゲで返す」
120円を中心に横ばい推移。9月24日は下ヒゲを出し、翌25日は上ヒゲを出し高値からは下落している。6円近いレンジとなった8月24日からの上昇ライン(8月24日-9月18日)、下降ライン(8月24日-9月10日)に挟まれている。8月12日-19日の下降ラインは上抜いた。8月24日-9月4日の上昇ラインは下抜いている。一目の雲の下だが雲に迫っている。狭いボリバンの中位。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン下限を一時下抜いたが、長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインに近づいてきた。
8月17日週-31日週の下降ラインを上抜け。今週も下げたがそのラインで止まった。8月10日週-17日週の下降ラインが上値抵抗。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【南アランド円】 予想レンジ:83-88、8.0-9.0、低成長で政策金利据え置き。VW問題の影響あり
3Q消費者信頼感が改善したこと、米雇用統計悪化で米利上げ観測が後退し小幅上昇した

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*インフレ懸念を有する南ア中銀も経済の低成長で9月は据え置きとした
*中銀は成長率見通しを2.0%から1.5%へ下方修正した
*VWでの米国排ガス問題は、南アのプラチナ産業に影を落とすだろう
*2Q・GDPマイナス成長で年間成長率も下方修正
*鉱山業の不振は続く
*格下げ懸念あり
*米国が南アで米国施設を狙ったテロの可能性を指摘
*ランド安を防ぐほど外貨準備が潤沢ではない
*8月企業信頼感指数が悪化
*アルセロールミタルは人員削減や工場閉鎖を計画
*ネネ経済相も失望の発言ばかり
*8月CPIは4.6%へ低下
*アフリカ大陸自由貿易圏の設立が計画されている
*公務員ストの恐れはある
*炭素税導入を計画(豪は失敗して廃止)
*エスコム社の格下げがあった
*中国との通貨スワップを締結
*原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない

(トピックス)

(政策金利)
南ア中銀は9月23日の金融政策委員会で、政策金利のレポレートを6.0%に据え置いた。ホニャホ中銀総裁は「成長が急減速する一方、インフレは加速しており、金融政策が直面するジレンマをさらに深刻にしている」と指摘した。
中銀は7月、インフレに対応するため、政策金利を0.25%引き上げている。
総裁は今回の政策金利据え置き決定は全会一致だったとしながらも「委員会は動向を引き続き注視し、インフレ見通しへのリスクが著しく悪化すれば、躊躇せず適切に行動する」と強調した。

(成長見通し)
中銀は2015年の経済成長率見通しを従来の2.0%から1.5%に引き下げた。
南アフリカ経済は、コモディティ価格の急落や失業率高止まり、新興国資産の幅広い売りなどを背景に今年に入って急失速し、2Q成長率はマイナス1.3%となった。
通貨ランドの対ドル相場は年初来で約20%下落。政策金利据え置きの発表後には一段安となった。

(VWとプラチナ価格)
独自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験をめぐる不正問題は、6年ぶりの安値近辺で推移しているプラチナ価格にさらなる打撃を与える可能性がある。
フォルクスワーゲンの米国での排ガス試験をめぐる不正問題は、排ガス抑制という面から見たディーゼルエンジンの魅力を損なうリスクがある。プラチナ需要のうち、ディーゼルエンジン向けを中心とした自動車の排ガス浄化装置用は44%を占めるため、今回の問題はプラチナにとって悪い要因となる可能性がある。
消費者がディーゼル車の購入を減らしてパラジウムがより多く利用されるガソリン車に移行すれば、プラチナ需要は「大幅に」減少すると予想する。経済成長鈍化に伴い需要が減少する一方、昨年の南アでの鉱山スト終了後、供給が増えているため、プラチナ価格は過去1年間に約30%下落している。
プラチナに対する市場心理は既にかなりネガティブでディーゼル車市場の見通しに対する懸念が広がっており、それはフォルクスワーゲン問題により悪化しつつあるとの見方もある。

(南アはブラジルの後を追っている)
ブラジル景気は低迷し、政府債務は増大し、通貨レアルは下落している。南アはそのブラジルの後を追っているとする南ア現地紙があった。表を添付したい。

(テクニカル)「ボリバン下位での推移続く」
日足は9月8日-10日の上昇ラインを下抜く。9月24日は長い下ヒゲで戻すも、25日は上ヒゲを出した。9月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。5日線下向き。
週足は連続陽線となり、9月7日週-14日週の上昇ラインが出来たのもつかのま、先週はボリバン下限を下抜く陰線となった。
8月10日週-17日週、6月22日週-7月13日週の下降ラインが上値抵抗。8月17日週-24日週の下降ラインは上抜いた。
月足は3か月連続陰線。今月もここまで陰線。14年2月-10月の上昇ライン、15年3月-4月の上昇ラインは下抜いた。14年12月-15年5月、15年6月-7月、7月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限下抜きのまま。
年足は06年-08年の下降ラインを上抜いているがその後の伸びが無く横ばい推移している。ただ今月は2012年10月の安値8.67を下抜いている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、黒田包囲網、日銀金融政策決定会合 黒田日銀総裁会見あり

黒田日銀総裁はインフレが2%へ向かっているとしてこれ以上の追加緩和策を打ち出さないことを示唆している。現在でも十分な緩和策をとっていると思う。しかし、市場や政府筋はそれでは満足しないようである。自民党議員や元日銀副総裁、竹中平蔵教授は追加緩和策を想定している。4-6月期に続き7-9月期もマイナス成長の予測が出てきたからである。ただ、貿易赤字が大幅縮小していくなかで、追加緩和策を行っても効果があるか疑問である。2012年から14年は貿易赤字の拡大で全面円安となったことで輸出業者、個人を含めての投資家が潤った。まだ少額ながら貿易赤字であるが、そこをGPIFなどの外貨投資で対ドルだけではわずかに円安を維持している。他の通貨に対しては円高、特にユーロや資源国通貨には大幅円高なので、製造業には今後悪影響が出てくるだろう。緩和をしても一時的な円安株高があるだけだ。為替の需給までは変えることはできない。少額ながら貿易赤字が続き、GPIFの円売りもあり急激な円高はないが、過去3年続いたような全面円安もない。今週は日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁会見がある。また9月上中旬の貿易統計も注目したい。

(テクニカル)「1か月以上続く雲の下相場、8月24日レンジ内取引、120円中心相場、ボリバンますます狭く」
120円を中心に横ばい推移が1か月半続く。8月24日のレンジを抜けない。いつまでも続くわけではないが120円以下だと下ヒゲを出すことが多い。
あまり上にも行かないが120.50以上では上ヒゲが出る。先週金曜はボリバン下限を下抜き、長い下ヒゲを出している。一目の雲の下の相場は1か月半続く。ボリバンは極めて狭い。需給的(貿易・資本)にも拮抗している。5日線下向き。
 週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインに近づいてきた。8月17日週-31日週の下降ラインを上抜け。サポートはボリバン下限。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【NZドル円】 予想レンジ:75-80、7月に続き8月も介入、TPPの行方は

(ポイント)
*キー首相はNZドルは予想より速く下げたと発言
*7月に続き8月もNZ中銀はNZドル買い介入を行った
*政府中銀にとってNZドルは適切なレベルまで下落しているという認識があるのだろう
*乳製品価格は下げ止まる
*乳製品大手のフォンテラの収益は回復
*中国景気減速と米国利上げ観測がNZドルに豪ドルほどではないが重し
*2Q・GDPは予想を下回った
*8月求人広告は前期比マイナス
*政策金利は0.25%引き下げられた、追加緩和観測も残る
*2Q失業率は1Qより1ポイント悪化
*2Q小売売上冴えず
*2Q製造業PMIも冴えず
*2Q・CPIが弱く、乳製品価格の続落があった
*2Q・交易条件改善
*復興需要のあった建設業も伸び悩んでいる
*移民の需要で民間消費は伸びている
*来年度の財政は黒字化を目標とする
(8月もNZ中銀がNZドル買い介入)

NZ中銀は7月に続き、8月もNZドルの買い介入を行っている。NZキー首相はNZドルの下落スピードが予想よりも速いとして牽制した。キー首相は昨年8月のNZドル売り介入(対ドル0.85レベル)に際してNZドルは対ドルで0.65まで下落すると示唆したが、1年後に0.65まで達すると、「予想よりも到達が速い」とけん制していた。
 昨年NZドル売り介入と利上げ、今年はNZドル買い介入と利上げとチグハグなようであるが、2007年にも利上げしつつNZドル売り介入を行っていた。NZドルのレベルは0.65で適切だとしているのだろう。ただ中国景気減速や米利上げで資源価格が下落するという外部要因でNZドルもまだ弱含みする場面もある。
日本の介入と比べると表からもわかるように金額は極めて小さい。介入は象徴的なものとなっている。中銀が介入していることを公表しないと市場は見過ごしてしまうかもしれない。

(TPP交渉)
TPPで大詰めの交渉が行われる中、酪農大国NZのキー首相が、日本に対して乳製品の大幅な輸入拡大を求めた。「日本の農業は生産性が低い。(乳製品の輸入拡大は)日本にとって難しい選択だろうが長期的な利益につながるはずだ」と発言した。TPPの閣僚会合で焦点となっている乳製品をめぐる交渉について「まだ課題が残っている」と不満を示した上で、日本に対して大幅な市場開放を求めた。さらに、キー首相はハワイで行われた前回会合で、NZが「過大な要求」をしたことが交渉決裂の要因と指摘されたことについて、「我々にとって最高の結果を望んだだけで謝罪する考えは全くない」と強気の姿勢を示した。
NZにとって乳製品は、全輸出額の3割を占める重要品目で、国内の酪農家を守りたい日本との間で輸出入枠をめぐるぎりぎりの交渉が続いている。

(住宅価格問題)
NZ中銀のスペンサー副総裁が、住宅価格の急騰が昨年末辺り以来ひどくなり、特にオークランドでは不動産の不足から2002年と比較して価格が3倍にも跳ね上がったことを例にあげ、不動産の需要と供給のアンバランスが国の金融と経済を不安定にすると警告した。
それを受け、キー首相は、オークランド地域の住宅価格の急騰ぶりに関して事実を認め、政府としては特に初めて家を購入する人々の為の対策を最優先として取り組みたいとし、キャピタルゲイン課税の導入意思は無いことを表明した。
イングリッシュ財務相は住宅が供給過多となり下落するには8年かかるとみている。

(商品価格指数は前月比5.5%上昇し、6カ月ぶりに上昇に転じる)
ANZ9月商品価格指数は前月比5.5%上昇し、6カ月ぶりに上昇に転じた。乳製品とアルミニウム価格の上昇が要因。8月は前月比5.2%低下していた。ただ前年同月比では18.2%低下。8月は23.5%低下していた。
主要輸出品目である乳製品の価格は15.1%上昇。

(テクニカル)「続8月24日のレンジの中での推移1か月もやや底堅いか。鍋底になれるか」
8月24日の1日のレンジでの中での推移が1か月半続いている。 72.63まで下落しその後はボリバン内に戻しているが小動きが続く。小動きなのでボリバンも狭くなり先週後半は一旦上限に達した。8月24日-9月9日の下降ラインは上抜いた。8月24日-9月23日の上昇ラインがサポート。9月21日-22日の下降ラインを上抜いて9月23日-24日の上昇ラインに沿っている。5日線上向き。一目の雲の下。鍋底になれるか。
週足は4週連続陽線。下ヒゲも出ており、底堅くなってきた。8月24日週は長い下ヒゲでボリバン内へ戻す。8月24日週-9月7日週の上昇ラインを下抜け、8月24日週-9月14日週の下降ラインを上抜けたどっちつかずの位置にいるが、4週連続陽線で上放れるか。
月足は5か月連続陰線。ただ9月はわずかに陰線。で8月の安値を下抜けなかった。ボリバン下限下抜きから漸く下限まで戻ってきている。5月-6月の下降ラインを上抜けるかどうか。
年足は大陰線。13年-14年の上昇ラインを下抜いている。12年-13年の上昇ラインも下抜き。その下のサポートは09年-12年の上昇ライン。

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)