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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

米 雇用統計、短観、黒田総裁、イエレン議長、
ドラギ総裁、カーニー総裁、半期末取引、G20エネルギー相会議

更新日:2015年9月28日

9月28日(月)−10月2日(金)

今週の予想:
ドル円=117-122、ユーロドル=1.10-1.15、ユーロ円=133-138

全体=「G20では市場落ち着かず」

G20やFOMCでは世界全体の景気減速を配慮したと思われるが、まだ結果は出ていない。今月はここまで世界の株価が全面安、ドル高円高が進んでいる。新興国・資源国への打撃は続いている。世界全体的に事態を改善しなければいけないほど世界経済は悪化していない、危機でもないと世界の当局はとらえているのだろう。ということは、それぞれの国はまだ弱含みする余地があるかもしれない。週末のG20エネルギー相会議も注目したい。

米国=「世界の株価低迷でも利上げ示唆を始めた米国」

9月17日のFOMCでは「インフレは目標を下回る水準が続いている、インフレは今後数ヶ月も極めて低い水準に、インフレは今年、非常に低いとみている」として利上げを見送った。ただ一段の労働市場の改善・インフレの戻りが確認されれば、利上げ開始が適切と付言していた。また世界経済動向にも配慮したと思われる。しかしFOMC終了後はイエレン議長始め年内の利上げを主張するFRB理事、地区連銀総裁が多く、ドルは先週全面高となった。

イエレン議長は

  • 利上げを長く待ち過ぎることはインフレや過度なレバレッジのリスクになる
  • 金利上昇は年内が適切な見通し
  • 戦略は緩やかなペースでの引き締め
  • 経済は完全雇用からかけ離れていない
  • 最初のFF金利引き上げは年内と予想
  • 自分を含めFOMCの大半のメンバーが15年利上げ予想

と会見で述べた。

世界の株式市場は米国利上げ予測に対して不透明感が後退したとして先週金曜日は上昇した。ただ年間では米国のみならず欧州も中国も主要株価はマイナス圏にある(唯一プラス圏は日経だけ)。FRBの責務は物価と雇用の安定で株価安定ではないが株価がマイナス圏で利上げに向かうのには疑問がある。
今週の米国の注目はイエレン議長あいさつと雇用統計。FOMC議事録やベージュブックでも強いドルでの景気減速の部分に言及している。このまま利上げに向かってドル高推移が続けば利上げが内外から批判されることもあろう。リーマンショック以降利上げして、まもなく利下げに追い込まれた、豪、NZ、カナダなどと同じ運命をたどるのではないだろうか。

ユーロ=「追加量的緩和に慎重、今週はCPI」

ECB理事会でドラギ総裁がマイナス・インフレを示唆ことで下落場面もあったが、先週はドラギ総裁やECB理事らが現在実施している資産買い入れ策の拡大の是非を検証するには一段の時間が必要、との考えを示したことでユーロは買い戻された。ECBは行動の用意はあるとしながらも、新興国の経済成長の鈍化、ユーロ高、商品価格の下落により、ユーロ圏のインフレ見通しが想定軌道から逸脱するかどうかを分析するには一段の証拠が必要とした。
今週はドラギ総裁の講演や消費者物価指数に注目したい。ギリシャ総選挙は直前の予想通り、チプラス首相率いるSYRIZAが勝利しユーロ相場には大きな影響は与えていない。また経済的に強いスペインのカタルーニャ州の独立の是非を争点とする州議会選挙では独立派が勝利しそうだ。今後の政府と州の応酬に注目したい。
ただ何が起ころうと、ユーロ圏は膨大な貿易黒字を抱えているので大幅下落はないだろう。ムードにのってはいけない。

英ポンド=「英中銀内部で利上げ派と利下げ派が同居」

金利の見通しは、利上げか据え置きか、あるいは利下げか据え置きかに分かれるものである。為替ならば上昇と下落の二つの見通し出ることはよくあるが金利で利上げと利下げ予想が並ぶことはない。ただ英中銀では現在、両方の見通しが立っている。既に利上げに賛成しているマカファーティー委員の他にフォーブス委員、ウィール委員が賃金の上昇に基づき利上げを予想しているが、ホールデン委員は成長とCPIに大きなダウンサイドリスクがあり、英国の利上げは急を要するものではない。インフレ率を目標水準に戻す次の方策として、金融政策の引き締めよりも、緩和が必要となる可能性があるとしている。ブロードベント委員は、インフレ率が中銀の目標とする水準に戻るためには、労働コストが一段と速く上昇する必要があるとしている。今週のカーニー中銀総裁の講演にも注目したい。

人民元=「米中首脳会談。経済面では協調をアピール」 

米中首脳会談では経済が焦点ではなかったようだが、習中国国家主席は米国とのさらなる経済協調に大きな可能性がある、人民元のSDR採用に対する米国の支持に感謝、中国は為替レートの改革を続ける、元が長期的に下落する理由はないと発言した。また経済団体を引き連れて、ボーイング300機や大豆1,300万トンを購入するなど協調をクロ−ズアップした。米国側も、マイクロソフト、アマゾン、アップル、IBM、フェイスブック、インテル、クアルコムなどのITオールスターの代表で主席を迎えた。経済面での両国の協調は進んでいくだろう。人民元は介入観測もあり若干元高で推移している。

豪ドル=
「首相交代影響せず。RBA総裁は豪ドルが適切なレベルと主張。外部要因が重しとなっている。」

豪首相の交代劇は市場には影響がなかったようだ。保守党の支持率は上昇している。国内指標は総じて弱いが、雇用だけは強く豪ドルの支えとなっている。ただ中国景気の減速と米年内利上げ観測が豪ドルの売り材料となっている。資源国だけに同じオセアニアのNZよりも外部要因に影響を受けやすいようだ。雇用統計以外の2Q・GDP、設備投資、7月小売売上は弱かった。ただスティーブンス総裁は豪ドルが適切なレベルにあるとし、押し下げのための口先介入は行わないようだ。豪ドル安がビジネスサービスや観光業の競争力押し上げに寄与しているとして、豪経済は鉱業投資の減少に適応しつつあるようだとの認識を示し、金利据え置きが続くことを示唆した。

NZドル=「4か月連続下落から抜け出せるか」

国内要因よりも海外要因が上昇の妨げとなっている。国内では2Q・GDPが弱く、CPIもインフレーションターゲット以下であり、中銀は政策金利を2.75%へ引き下げた。ただキー首相はNZドルが予想より速く下げたと発言しこれ以上の下げに警戒感を滲ませ、下落が続いていた乳製品価格も下げ止まり、乳製品大手のフォンテラの収益が回復し、NZドルの支えとなっている。
豪ほどではないが、中国景気減速の影響がNZドルの頭を押さえている。利上げを見送ったFOMCだが、イエレン議長の年内利上げ示唆はドル高NZドル安を後押しする。
NZ政府・中銀にとってはこれ以上のNZドル下げは不要のようだが、インフレが低下している以上、放置しても問題なしとしているのだろう。

南アランド=「低成長で政策金利据え置き。VW問題の影響あり」

詳細は後述致します。

トルコリラ=「39円台で小動き続く、CDSは高水準」

39円台での小動きが3週続いている。依然、悪材料は消えない。悪材料とは 政局不安、クルド人テロ組織(PKK)への爆撃とテロの応酬、ISへの攻撃、インフレ懸念と低成長のジレンマである。
政策金利は予想通りに7.5%に据え置かれた。FRBが金利据え置きを決定するなか、トルコ中銀も据え置きを決定したとも見られる。
ただトルコのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムが3年半ぶり高水準となる311ベーシスポイントに上昇した。
エルドアン大統領は10月訪日する予定。来週は政策金利決定、据え置きか。11月1日に総選挙が控えている。

 

【今週の注目経済指標】

9/28
(月)

(香港)休場(中秋節)
(米)個人所得、個人支出、PCEデフレーター、中古住宅販売成約

9/29
(火)

(独)消費者物価指数・速報
(米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数

9/30
(水)

(NZ)住宅建設許可件数
(豪)住宅建設許可件数
(日)鉱工業生産・速報、外国為替平衡操作
(仏)生産者物価指数
(独)雇用統計
(英)経常収支、GDP・確報値
(ユーロ圏)失業率、消費者物価指数・速報
(南ア)貿易収支
(加)GDP
(米)ADP全国雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数

10/1
(木)

(日)日銀短観
(中)非製造業PMI 、財新製造業PMI・確報
(ユーロ圏)製造業PMI(確報)
(英)製造業PMI
(米)新規失業保険申請件数、ISM製造業景況指数、建設支出(前月比)

10/2
(金)

(豪)小売売上
(日)失業率、有効求人倍率
(英)建設業PMI
(ユーロ圏)生産者物価指数
(米)非農業部門雇用者、失業率、製造業受注

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、山本議員発言、格下げで円安も日銀の姿勢や需給でやや円高へ戻す
山本自民党議員の追加緩和策発言と黒田日銀総裁のインフレは2%へ向かっている発言で上下したドル円はイエレン議長の年内利上げ発言と米2Q・GDP上方修正で小幅高となった

---先週の予想は以下の通り---

G20で通貨安競争の回避の空気が少し流れる中、先週は自民党山本衆議院議員が、日銀が経済・物価情勢の見通し(展望リポート)を策定する10月30日の金融政策決定会合で追加緩和策を打ち出すのが「いいタイミングだ」と発言したこと、S&Pが日本の国債格付けを中国、韓国よりも格下のA+に引き下げたことで121円台に強含むこともあったが、黒田日銀総裁が「穏やかな日本の景気回復やインフレが2%へ向かっている」と発言したこと、FOMCが利上げを見送ったことで119円台となる場面もあった。8月貿易収支では前年同月比で赤字が40%縮小した。今年は貿易赤字が大幅減少しているものの、まだ赤字であり積極的な円買い要因ではない。
今日は5連休前でドル需要が午前中はタイトであろうが、午後以降はFOMCの利上げ見送りや、利上げ見送りでも上伸しなかった世界の株価を見ながらのやや円高推移となろう。 

(テクニカル)「8月24日-9月15日の上昇ラインがサポートできるか」
8月24日のレンジを上にも下にも抜けない状況が続く。バンド内に戻してボリバン中位。5日線は下向く。8月24日-9月4日の上昇ラインは下抜く。8月24日-9月15日の上昇ラインがサポートできるか微妙。8月12日-19日の下降ラインが上値抵抗。
週足は先週4週間ぶりに反転上昇したが今週はここまで弱い。7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン一時下限を下抜いた。長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。
8月17日週-31日週の下降ラインを上抜け。今週も下げたがそのラインで止まった。8月10日週-17日週の下降ラインが上値抵抗。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【豪ドル円】 予想レンジ:83-88、雇用統計改善、首相交代。FOMCでは伸びず
イエレン議長の年内利上げ発言や中国財新製造業悪化と中国株の下げで下落した

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*8月雇用統計は改善した
*首相が交代した(過去8年で5回目)
*ロウRBA副総裁は豪ドルの下落が経済を支えるとした
*RBA議事録も豪ドルの下落が経済を支えるとした
*中国人観光客の消費はGDPの6%
*2Q・GDP、設備投資、7月小売売上は悪化
*8月後半は中国など外部要因で為替、株共に大幅下落した
*2Q・CPIの基調インフレが落ち着いている
*住宅関連指標は強い
*スティーブンス総裁は最近の豪ドル安を評価し豪ドルは一旦下げ止まる

(トピックス)

(豪RBA議事録ポイント)
・経済・金融情勢を基に政策スタンスを決めていく
・豪ドル安は成長を支援すると予想するという
・米利上げなら市場に大きな影響及ぼす可能性
・世界の成長見通しへの下振れリスクが増した

(首相交代)
与党・自由党で党所属の議員による党首選挙が急きょ行われ、アボット首相が44票、首相のライバルで通信相を務めていたターンブル氏が54票を獲得し、ターンブル氏が新しい党首に選ばれた。豪では与党の党首が議会での選挙を行わず首相に就任する慣例があるため、ターンブル氏が新しい首相に就任することになる。
アボット首相を巡っては、不法移民やテロへの対策などで評価されてきた一方、政権運営が独裁的だという指摘が相次ぎ、ことしに入ってから同性婚を認める法案の審議で賛成を求める党内の声に反して法案に反対するよう党議拘束をかけたことなどが批判されていた。アボット首相はおととし9月の議会選挙で政権交代を果たして首相についたが2年間で退任することとなる。

(豪もNZも投資銀行家が首相、市場は発言期待)
豪タ−ンブル新首相は元ゴールドマンサックス。NZキー首相はメリルリンチ出身。キー首相はたびたび為替に言及。昨年8月に0.85の時に0.65まで下落と発言しその通りとなった。ただ最近は下げが速いとも発言。ターンブル首相も市場をにぎわすか。

(求人広告は雇用統計の重要な手がかり)
以下は前回の投稿記事。豪の求人広告は雇用統計の参考となる。
「8月の週平均求人広告数(新聞・インターネット広告)は、前月比1.0%増の14万75100件。7月は0.5%減少。前年比では8.7%増。5月のピーク(同14.1%増)から鈍化が続いた。媒体別では、インターネットでの求人広告数が前月比1.0%増加。新聞媒体は前月比0.8%増だった。雇用統計は10日に発表。」

(8月雇用統計詳細、雇用者数が増加)
就業者数は前月比1万7,400人の増加で、予想5,000人増を大幅に上回る伸びとなった。増加分の内訳は、フルタイム就業者数が1万1,500人、パートタイム就業者が5,900人だった。
失業率は6.2%となり、13年ぶり高水準だった7月の6.3%から小幅に低下。
労働参加率は65%と前月の65.1%から低下し、予想と一致した。

(RBAロウ副総裁発言)
ロウRBA副総裁は、豪ドルの下落、柔軟な労働市場、記録的な低金利が国内経済を支える要因となっているとの認識を示した。2QGDPは前期比0.2%増に減速したが、副総裁は「2Qの指標は、経済が過去数年と同じペースで引き続き拡大していることを示している」と指摘。
「最近の他の指標も、大半は国内経済の緩やかな拡大と矛盾しない内容だ。引き続き、非鉱業部門の設備投資が上向いておらず、回復を確信できるデータをまだ待っている状態だ」と指摘。経済には「かなりの調整能力がある」と述べた。
豪ドルについては「かなり調整した。下落は景気低迷期の支援要因となっている」と述べた。
中国経済については「目覚ましい高成長に慣れていたが、私たちは(中国経済の)若干の鈍化に慣れる必要がある」と指摘。ただ、中国経済とのつながりを強めるメリットはあるとの見方を示した。
中国政府の株安への対応については、今後の経済改革のペースなど、政策全体の方向性への関心が一部で高まっているとし、「動向を注視する必要がある」と述べた。

(テクニカル)「8連騰の後、FOMCで利上げ見送り後は皮肉にも下落」
8連騰の後、FOMCで利上げ見送り後は皮肉にも下落した。9月7日-8日の上昇ラインがサポートだが今日はそのラインに下げて接している。まだ急落した8月24日の高値・安値は抜かない。一旦上抜いたが8月18日-20日の下降ラインが上値抵抗で残る。ボリバン内に戻り中位あたり。5日線上向き。まだ一目の雲の下。
週足は7月27日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いて下落。週のボリバン下限を下抜いた。8月24日週は長い下ヒゲを出す。8月17日週-24日週の下降ラインを上抜く。ただ今週はここまで上ヒゲ。
月足は5月、6月と上ヒゲを出し、7月の下落につながった。4月-5月上昇ラインは下抜いている。ボリバン下限へ到達した後、6月-7月の下降ラインに近づいてきたところへ8月24日の下落でボリバン下限を下抜いた。9月も売りスタートであったが8月安値からは下ヒゲで戻している。
年足は2009年-12年の上昇ラインを下抜いている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 117-122、2012年、13年、14年は全面円安の良き年であったが、今年は違う

今年の円はここまでで年間通貨番付3位である。円より強いスイスやドルとの差は小さいが、円より弱い資源通貨、新興国通貨との差が大きく、今年は円高の年だろう。輸出企業への影響も今後出てくるだろう。2012年、13年、14年とほぼ全面円安であった(2013年の対南アランドだけ円高)。それが日経平均の上昇に寄与した。個別では差異はあろうが日本全体では潤ってきたことは間違いない。それをアベノミクスのおかげととるか、原発の停止による貿易赤字の円安のおかげととるかは今後の貿易収支、為替相場、株式相場の行方を見なければならないが、数年で答えが出るだろう。

日本経済は別に大きく落ち込んでいないが、円高の影響もあるのだろうか少し停滞気味のところも出ている。政府の月例経済報告でも判断を下方修正した。10月発表の日銀短観では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業・製造業で平均プラス13と3四半期ぶりに悪化するとの予測になっている。円安・株高の流れが止まり、今後は消費税負担増加だけが残ることとなればさらに景況感は悪化するだろう。だからこそのGDP目標600兆円なのだろうか。ここまでの景気回復は借金ではなく円安によってもたらされたところが大きいが、円相場が横ばいあるいは円高で景気を維持、回復させることは、以前の自民党借金経済政策のように難しいだろう。ただこれ以上の円安は海外からの批判も大きくなるだろうし、原発を再稼働するので貿易赤字は縮小していき円高方向へ推移する可能性が大きい。GPIFなどの公的機関の外貨投資を続ければある程度円安を維持できるが限界がある。偶然の貿易赤字化で潤った経験を生かすためにも輸入をある程度増加していくしかないだろう。それが出来なければリスク回避型の円高デフレとなろう。もっとも借金ばかり増えてデフレになれば財政も耐えられず、最終的には崩壊型の円安になる可能性はある(10年以上経ってから?)。
足元に戻れば、今週は黒田日銀総裁あいさつ、貿易統計の発表などがある。

(テクニカル)「9月24日の下ヒゲを9月25日の上ヒゲで返す」
120円を中心に横ばい推移。9月24日は下ヒゲを出し、翌25日は上ヒゲを出し高値からは下落している。6円近いレンジとなった8月24日からの上昇ライン(8月24日-9月18日)、下降ライン(8月24日-9月10日)に挟まれている。8月12日-19日の下降ラインは上抜いた。8月24日-9月4日の上昇ラインは下抜いている。一目の雲の下だが雲に迫っている。狭いボリバンの中位。
週足は7月6日週-8月3日週の上昇ラインを下抜いてボリバン下限を一時下抜いたが、長い下ヒゲでバンド内へは戻ってきた。8月10日週-17日週の下降ラインに近づいてきた。
8月17日週-31日週の下降ラインを上抜け。今週も下げたがそのラインで止まった。8月10日週-17日週の下降ラインが上値抵抗。 
月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
年足は陰転したと思ったらまた陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

【南アランド円】 予想レンジ:8.0-9.0、低成長で政策金利据え置き。VW問題の影響あり

(ポイント)
*インフレ懸念を有する南ア中銀も経済の低成長で9月は据え置きとした
*中銀は成長率見通しを2.0%から1.5%へ下方修正した
*VWでの米国排ガス問題は、南アのプラチナ産業に影を落とすだろう
*2Q・GDPマイナス成長で年間成長率も下方修正
*鉱山業の不振は続く
*格下げ懸念あり
*米国が南アで米国施設を狙ったテロの可能性を指摘
*ランド安を防ぐほど外貨準備が潤沢ではない
*8月企業信頼感指数が悪化
*アルセロールミタルは人員削減や工場閉鎖を計画
*ネネ経済相も失望の発言ばかり
*8月CPIは4.6%へ低下
*アフリカ大陸自由貿易圏の設立が計画されている
*公務員ストの恐れはある
*炭素税導入を計画(豪は失敗して廃止)
*エスコム社の格下げがあった
*中国との通貨スワップを締結
*原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない

(トピックス)

(政策金利)
南ア中銀は9月23日の金融政策委員会で、政策金利のレポレートを6.0%に据え置いた。ホニャホ中銀総裁は「成長が急減速する一方、インフレは加速しており、金融政策が直面するジレンマをさらに深刻にしている」と指摘した。
中銀は7月、インフレに対応するため、政策金利を0.25%引き上げている。
総裁は今回の政策金利据え置き決定は全会一致だったとしながらも「委員会は動向を引き続き注視し、インフレ見通しへのリスクが著しく悪化すれば、躊躇せず適切に行動する」と強調した。

(成長見通し)
中銀は2015年の経済成長率見通しを従来の2.0%から1.5%に引き下げた。
南アフリカ経済は、コモディティ価格の急落や失業率高止まり、新興国資産の幅広い売りなどを背景に今年に入って急失速し、2Q成長率はマイナス1.3%となった。
通貨ランドの対ドル相場は年初来で約20%下落。政策金利据え置きの発表後には一段安となった。

(VWとプラチナ価格)
独自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験をめぐる不正問題は、6年ぶりの安値近辺で推移しているプラチナ価格にさらなる打撃を与える可能性がある。
フォルクスワーゲンの米国での排ガス試験をめぐる不正問題は、排ガス抑制という面から見たディーゼルエンジンの魅力を損なうリスクがある。プラチナ需要のうち、ディーゼルエンジン向けを中心とした自動車の排ガス浄化装置用は44%を占めるため、今回の問題はプラチナにとって悪い要因となる可能性がある。
消費者がディーゼル車の購入を減らしてパラジウムがより多く利用されるガソリン車に移行すれば、プラチナ需要は「大幅に」減少すると予想する。経済成長鈍化に伴い需要が減少する一方、昨年の南アでの鉱山スト終了後、供給が増えているため、プラチナ価格は過去1年間に約30%下落している。
プラチナに対する市場心理は既にかなりネガティブでディーゼル車市場の見通しに対する懸念が広がっており、それはフォルクスワーゲン問題により悪化しつつあるとの見方もある。

(南アはブラジルの後を追っている)
ブラジル景気は低迷し、政府債務は増大し、通貨レアルは下落している。南アはそのブラジルの後を追っているとする南ア現地紙があった。表を添付したい。

(テクニカル)「ボリバン下位での推移続く」
日足は9月8日-10日の上昇ラインを下抜く。9月24日は長い下ヒゲで戻すも、25日は上ヒゲを出した。9月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。5日線下向き。
週足は連続陽線となり、9月7日週-14日週の上昇ラインが出来たのもつかのま、先週はボリバン下限を下抜く陰線となった。
8月10日週-17日週、6月22日週-7月13日週の下降ラインが上値抵抗。8月17日週-24日週の下降ラインは上抜いた。
月足は3か月連続陰線。今月もここまで陰線。14年2月-10月の上昇ライン、15年3月-4月の上昇ラインは下抜いた。14年12月-15年5月、15年6月-7月、7月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限下抜きのまま。
年足は06年-08年の下降ラインを上抜いているがその後の伸びが無く横ばい推移している。ただ今月は2012年10月の安値8.67を下抜いている。

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