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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

EU首脳会議2回、米中戦略経済対話、独IFO、欧PMI、日銀議事要旨 米 GDP確報、個人所得、トルコ政策金利

更新日:2015年6月22日

6月22日(月)−6月26日(金)

今週の予想:
ドル円=119-124、ユーロドル=1.11-1.16、ユーロ円=137-142

今朝はBBCなどでギリシャが債務問題妥結の前に新提案を行ったとの報道があり、シドニーではユーロ買いやリスク選好の円売りが出た(ドル円では123円のせ)が、やはり本日と25日のEU首脳会議待ちということもあり、東京勢が参入してからはNY終値近くへ戻している。

全体=「貿易赤字とGPIF、ギリシャとユーロ相場」

日本の貿易赤字は縮小している。それをGPIFの円売りでどう相殺するか。日銀、政府、自民党で円安懸念の声が出ることがある。GPIFの円売りは政府の意思で調整できるものであるので、円安の度合いを加減できる。3月のFOMC声明をきっかけにドル安が対ユーロで始まったが、それが円に波及するか大事な夏である。ギリシャも大詰めであるが、不透明な展開が続いてもユーロが強くなっていることは印象的だ。

米ドル=「FOMCは利上げを急がず、ドル相場にも言及」

FOMCで労働市場が幾分引き締まっていると言及したのは、利上げが近づいていると示唆したように見えるが、利上げ幅の見通しを下方修正している。声明は思ったほどタカ派的でなく、最新の経済見通しで成長率と金利水準の予想を引き下げたことを受け、国債利回りが発表前よりおおむね低下した。15年末時点の適正金利水準は引き続き0.625%近辺に集約されているが、メンバーのうち7人が年内の利上げは1回限り、もしくは年内は行わないことを支持。3月では3人であった。経済見通しでは、2016年末、および17年末時点の適正金利水準は、前回3月の見通しよりも低くなっている。
5月の雇用統計が予想以上に好調だったことで、市場では9月にも利上げに踏み切るとの観測が台頭していたが、それがやや後退する声明の内容であった。
FOMCはドル相場については「ドルは純輸出にマイナスの影響をもたらした、この一年でドルは著しく上昇した、ドル高は経済見通しに影響する一要因」としてドル高に警戒感を示している。

どこの国でも金融政策は経済指標次第であるが、米国もまだ一様に強い数字が出ているわけでもない。また利上げ観測が強まると株価がすぐに下落するような脆い部分もある。先週の鉱工業生産は弱く、CPI予想を下回った。経済指標次第という確信のない便利な言葉を使わざるを得ないのである。
今週の米国は1Q・GDP確報値、耐久財受注、住宅指標、個人所得などを軸に展開する。

ユーロ=
「ギリシャ問題は、ユーロドルが月足14年7月-12月の下降ラインを上抜けるかどうか?」

ギリシャ問題の不透明さは続くもユーロドルは底堅い。欧州各国の金利も大きくは動いていない。主役のギリシャ債券市場でさえもパニック状態にはなっていない。本日22日はギリシャ支援協議の打開に向けユーロ圏首脳が臨時に会談を行う。25日にも首脳会議が行われる。IMFの支払期限が迫っているがECBはギリシャの銀行に融資を続けている。ギリシャはギリシャで首相がロシアを訪問し、ロシアパイプラインのギリシャ敷設に同意し経済援助なども議論したと見られている。
ユーロ圏経済は ECB月報で経済回復は続くが、潜在成長率が上向く見込みはなお低いとの見方を示した。将来性についての見通しがさえないことが、欧州株に影響している可能性があると指摘した。欧州株はECBによる量的緩和発表後には急伸したが、その後は低迷している。
独IFO経済研究所は、記録的に低い失業率と堅調な民間消費により、今年の経済成長率見通しを1.9%とし、前回12月予想の1.5%から上方修正した。2016年については1.8%とした。IFOは「国内経済は現在、強い上振れ状態だ。民間消費が引き続き上振れの核となっており、労働市場の状況改善により家計の所得見通しは良好」と述べている。今年の成長率について、政府の見通しは1.8%、独連銀の見通しは1.7%。IFOによると、今年と来年は就業者数が引き続き増加し、調達コストが低いため企業は投資を拡大する見込みとしている。

英ポンド=
「利上げ観測、雇用改善、ユーロからの避難でポンド円は10週連続陽線」

ポンド円は10週連続陽線である。英中銀金融政策委員会のマカファーティー委員は、賃金の伸びや全般的な経済情勢次第としたうえで、英中銀が早ければ年内に利上げを実施する可能性があるとの見解を示した。委員は「金融市場は引き続き、来年5,6月までに利上げが実施される公算は小さいと確信し、エコノミストは2,3月の利上げを想定している」と指摘。「これら予想されている時期も、年内の利上げの可能性も、経済指標次第だ」と語った。
失業率も改善している。ILOベースでみた2-4月の失業率は5.5%で予想と一致した。2008年以来の低水準を維持した。2-4月の平均週間賃金上昇率は前年比2.7%となり、1-3月の2.3%を上回り、予想の2.1%も上回った。ほぼ4年ぶりの大幅な上昇率である。

英中銀が公表した6月の金融政策委員会の議事録によると、政策金利0.5%の据え置きは、9委員の全会一致で決定した。ただ前回と同様2委員が「微妙なバランス」での決定との見方を示した。委員らからは、他国での利上げが始まれば英国も影響を受ける可能性があるが、英国の金利動向は国内インフレ次第との指摘があった。世界的な経済成長への逆風は和らぎ始め、一部の諸国では金融政策の正常化が始まる可能性が高いと委員は指摘している。12カ月後のインフレ率見通しは中央値で2.2%。2月調査では1.9%。今後2年では2.3%となり、前回の2.1%から上昇。今後5年では2.8%で変わらずとなっている。

人民元=
「株価大幅下落、規制緩和、財政出動、金融緩和で上昇した株が、金融引き締め、信用取引規制強化、IPO需給悪化で下落」

先週は株価の好材料より悪材料(金融引き締め、信用取引規制強化、IPO需給悪化)が重視され、一時は年初来60%高まで上昇した株が 先週末には38%高まで上昇幅を縮小した。人民元は対ドル、対円で弱含んだ。 上海A株のMSC入り観測、人民元のSDR採用は中国が目指す国際化であるが株価の材料としては貢献できなかった。SHIBOR金利はジリ高推移している。5月小売売上や工業生産はほぼ予想通りに収まったが全体的に指標に力強さはない。5月貿易収支は輸出入とも減少、CPI,PPIは依然低下を続けている。李首相は人民元安を望まない旨の発言を行った。
ワシントンで6月23日から2日間行われる第7回米中戦略・経済対話では南シナ海での領有権問題や北朝鮮の核問題、サイバー問題などが主要議題となるとの見通し。

豪ドル=「GDP、雇用改善と安いNZドルの対価で買われ、底堅い」

雇用、GDPは改善しているが、小売、貿易収支は悪化、1Q設備投資は悪化した。史上最低金利の2%に下げてから豪ドルは底堅くなっているがRBAはさらなる利下げ、豪ドル安を示唆している。また予算案は好感されたがアボット政権は予算案で支持率は上昇している。RBAはまだ景気に悲観的な 見方をしている。インフレ見通しも下方修正している。成長は平均を下回り、豪ドルは高いとの認識がある。利下げの懸念は住宅投資が過熱することである。RBAの認識。大手企業の人員削減は続く。トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明している。

NZドル=
「利下げで下窓を開けGDP悪化でさらに下げても、中銀は通貨高懸念」

1Q・GDPは予想、前期比ともに下回ったが乳製品価格の下落が影響しているようだ。ただ小売・不動産投資は強い。6月11日の政策金利決定では意外な利下げとなりNZドルは急落した。中銀はさらなる利下げやNZドルの下落を示唆している。キー首相もNZドル高懸念を示唆している。中銀はオークランドの不動産投資過熱より低インフレ抑制を選んだ。中銀はNZドルを下落させ輸出業者の収益向上を目指している。NZドルはユーロにも抜かれ今年の通貨番付最下位となっている。NZ経済研究所の2017年の成長率予想は3%。1QはCPI、PPIの低下、失業率の悪化と弱い数字が多い。住宅投資過熱の抑制は金融政策以外のもので行われる。来年度の財政は黒字化を目標とする。

南アランド=「インフレ懸念あり、週足下降ライン上抜くか」

5月CPIは予想を小幅上回り、5月小売売上は予想を大きく上回った。電力料金値上観測もあり、さらにインフレが上昇する懸念があり中銀は利上げを示唆している。電力不足のエスコム社の格下げがあったが6月に予定されていたS&Pやフィッチの格付けは現状維持となった。財務相が今後は財政赤字が縮小するとしていること(15年度財政赤字目標は2.5%で14年の3.9%から改善)が評価された。
IMF・世銀は15年成長見通しを下方修正、1QGDP、失業率、HSBC製造業PMIは悪化している。将来のいい話としてはアフリカ大陸自由貿易圏の設立が計画されていること。今年の南ア産出の鉱産物資源の価格は白金、パラジウムは下落、金・銀は小幅上昇である。また南アにおいて原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない。2012年からはアベノミクスでドル円は円安推移しているが、南アランドは10円を中心に極めて安定推移している。ドルランドもドル円同様に上昇したということである。

トルコリラ=「下窓を開けてからは意外と平穏な相場」

6月7日の総選挙で政権与党が過半数を獲得できず、トルコリラ円47円から44円台まで下落したが、先週は45円を中心に落ち着き週足は陽線となった。
政局では連立の枠組みは決まらず再選挙観測もあり不安定、シリア国境付近でのISISとの紛争も不安要因であるが、経済指標が改善しリラを支えた。1QGDP、3月失業率は前回、予想より改善、1Q経常赤字は予想より拡大したが、前年同期比では縮小した。また日本から高利回りを求める買いもリラ相場を支えているだろう。かつて南アランドやNZドルでも同じように日本からの買いが殺到し、中銀から声明で警戒されたことがあった。ただトルコは現在高インフレで悩んでいるので通貨上昇は望んでおり、トルコ中銀から日本の投資を警戒することはまだないだろう。そのトルコ中銀は今週政策金利を決定する。7.5%で据え置きの予想であるが、インフレ懸念は強い。

 

【今週の注目経済指標】

6/22
(月)

(中)上海休場(端午節)
(香港)消費者物価指数
(ユーロ圏)消費者信頼感
(米)中古住宅販売件数

6/23
(火)

(中)HSBC製造業PMI
(独)PMI製造業、PMIサービス業
(ユーロ圏)PMI製造業、PMIサービス業
(トルコ)トルコ中銀政策金利
(米)耐久財受注、住宅価格指数、新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数

6/24
(水)

(日)日銀金融政策決定会合議事要旨(5月21・22日分)
(仏)GDP・確報値
(独)IFO景況指数
(米)GDP・確報値、エネルギー省石油在庫統計

6/25
(木)

(南ア)生産者物価指数
(香港)貿易収支
(米)個人所得、個人支出、PCEデフレーター、新規失業保険申請件数

6/26
(金)

(日)失業率、消費者物価指数
(NZ)貿易収支
(米)ミシガン大消費者信頼感指数・確報値

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:121-126、GDP・設備投資見通し改善、日銀据え置きか、貿易統計
日本の貿易赤字は5月までで約5兆円縮小している。円安警戒論は政治家からも出始めている。日銀政府ともに景気回復を強調しているので追加利下げの見込みはない。FOMCでのドル高言及もドル円の下げに影響した。

---先週の予想は以下の通り---

第1四半期GDP・二次速報や法人企業景気予測調査の設備投資が改善した。今週の日銀政策決定会合でも、黒田総裁は追加緩和観測の可能性を否定するだろう。日本の国債金利も欧米の金利上昇の影響を受けて小幅上昇している。貿易赤字が縮小(今年は4月までは6390億円の黒字)しているが対ドルで円安が続いているので黒田円安けん制発言となったのだろう。ドル円上昇の要因はまさしくGPIFのドル買いだが、既に申し上げているように、昨年来の外貨買いのペースを落とす発言が年金改革に加わった伊藤隆敏教授より出ている。今週は5月貿易統計の発表がある。予想は2454億円の赤字だが、前年同月は9090億円の赤字であったので激減していることは間違いない。FXの需給状況でも若干円買いが増えているようだ。

(テクニカル)
(5月14日-5月18日の上昇ラインがサポートできるか)
5月半ばのボリバン下位より一気に上限へ上昇した。ボリバン上限からは反落。6月4日-5日、5月27日-6月4日、5月18日-5月26日の各上昇ラインを下抜いた。5月14日-18日の上昇ラインがサポート。それを下抜けば4月30日-5月14日の上昇ラインやボリバン下限がサポートとなる。5日線下向く。6月8日-10日の下降ライン、6月5日-8日の下降ラインが上値抵抗。 
週足は週のボリバンの上限を上抜いて上昇した後、5月18日週-25日週の上昇ラインを下抜いた。1月12日週-4月27日週の上昇ラインがサポート。
月足は3月-4月の下降ラインを上抜きボリバン上限へ。今月は陰線スタート。14年8月-10月の上昇ラインを維持。 
年足は陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜きそうで抜かなかった。ただまだ要注意。

【南アランド円】 予想レンジ:9.4-10.4、利上げ観測で株安・ランド安続くもユーロ高で下げ止まる、今週CPI・小売売上
先週は、ポンドに次いで強い通貨となった。CPIや小売り売上が予想を上回り 中銀総裁が利上げを示唆したことによるもの。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*今週はCPI、小売売上の発表
*財務相は今後は財政赤字が縮小するとの見通しを公表
 (*15年度財政赤字目標は2.5%で14年の3.9%から改善)
*中銀はコアインフレの上昇で利下げを否定、利上げを示唆している
*アフリカ大陸自由貿易圏の設立が計画されている
*GDP、失業率、HSBC製造業PMIは悪化している
*電力不足は続いている
*公務員ストの恐れはある
*IMF・世銀共に2015年の成長見通しを下方修正
*炭素税導入を計画(豪は失敗して廃止)
*6月はS&Pとフィッチが南ア格付けの見直しを行うがムーディーズは現状 維持を表明
*エスコム社の格下げがあった
*外国人排斥運動は続くが、排斥運動に反対する呼び掛けも起きている
*中国との通貨スワップを締結
*原油は輸入国であり、原油下落の悪影響はない

(トピックス)

「ネネ財務相の財政赤字縮小見通し」
ネネ財務相は2015年の経済成長率見通し2%は「実現可能」な数字であり、電力不足がなければ2.5-3.0%に達するはずだとの見方を示した。
財務相は、財政収支赤字の対国内総生産(GDP)比率は2014/15年度の3.9%から17/18年度には2.5%に縮小する方向に向かっているとも指摘した。「2015年の成長率下振れを考慮に入れても、現在の政府借り入れ水準は管理可能だと政府は考えている。ただ、財政の持続性を確保するためには財政赤字が中期的に縮小する必要がある」と説明した。

「今週CPIと小売売上」
今週は今後の金融政策に影響を与える、CPIと小売売上の発表がある。中銀総裁は前回述べた通り、コアインフレの強さで利上げも示唆している。

「炭素税を導入する計画」
南ア財務省は、来年から炭素税を導入する計画である旨発表した。本計画は、予てより財務省側より発表されていたものの、ビジネス界からは経済活動に負担を課すもとして延期を求める声が出ていた。財務省副次官は、今後2 ヶ月以内に関連法案を作成し、パブリック・コメントにかけるとした。

「アフリカ自由貿易圏設立へ」
エジプトやケニア、南アフリカなどアフリカ26カ国の首脳らは6月10日、エジプトのシャルムエルシェイクで会合を開き、関税自由化などをうたう「自由貿易地域(FTA)」を設立することで合意した。カイロから南アのケープタウンにかけ、アフリカ大陸を縦貫する巨大な共通市場が誕生する期待が高まりそうだ。
26カ国の人口は計6億3200万人。国内総生産(GDP)は総額1兆3000億ドル(約160兆円)と、アフリカ全体のGDPの6割弱に達する。 FTA発効には合意国の4分の3以上の批准が必要。欧州メディアによると、2017年までの発効を目指す。

「ジンバブエ」
ジンバブエ中央銀行は5000億%のインフレの後、2009年に流通停止したジンバブエ・ドルを廃貨し、回収プロセスに入ると発表した。
中央銀行は銀行預金について、17.5京(京は1兆の1万倍)ジンバブエ・ドルを上限に、5米ドル(約620円)を支払う。
.ジンバブエでは2000年に白人の農地を黒人に分配する土地接収法を施行した影響で、輸出が急減。その後陥ったリセッションは10年近く続いた。政府統計によると、経済規模は2000年の半分程度に縮小した。
同国では現在、米ドルと南アフリカ・ランドなど複数の通貨が使用されている。

(テクニカル)
(日足ボリバン下限でもみ合い。週足「陽の陽はらみ」で下落。年足は荒れる南アランドにしては静か)
5月21日-22日の下降ラインを上抜くも、5月21日の高値10.30を上抜けず反落。5月13日-29日、5月7日-12日、4月23日-5月7日の上昇ラインを下抜く。5日線下向き。ボリバン上限から反落し下限へ達しもみ合う。
週足は5週連続陽線も5月25日週は伸び悩み、5月18日週の高値を上抜くことはできず下落。「陽の陽はらみ」。
5月18日週-25日週、4月27日週-5月11日週の上昇ラインを下抜く。14年12月1日週-15年2月23日週の下降ラインは上抜いているが、そのラインを再び下抜く。
月足膠着。12月-2月の下降ラインを上抜いた。14年2月-10月の上昇ラインがサポート。
年足は06年-08年の下降ラインを上抜いているがその後の伸びが無く横ばい推移している。荒れる南アランドにしては静か。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:119-124、景気回復順調、貿易赤字縮 VS GPIFの外国投資

麻生財務相は「経済の好循環が確実に生まれつつある」とし、黒田日銀総裁は「企業部門で前向きの投資スタンスが維持されている、景気は穏やかな回復を続けている、量的・質的金融緩和は所期の効果を発揮している、物価の基調は着実に高まり、物価2%達成は2016年度前半ごろ」としていることから追加金融緩和へ向かうことはあり得ない。日銀短観と同内容の法人企業景気予測調査では自社の景況は冴えないとしながらも、世の中の景況感は改善しているとしている。ちょっと妙である。ただ設備投資は改善している。
為替相場では3月FOMCでドル高に言及して以来、米ドルは対ユーロで下げているが、対円では上昇している。そういうこともあり黒田日銀総裁がさらなる円安への警戒感を発したのだろう。ただ当局の発言だけで相場が動くのは一時的でやはり実需が伴わないといけない。
今年の貿易需給では5月までで約1.6兆円の赤字、昨年同月まででは6.8兆円の赤字である。5.2兆円の円買いが減少している。ただGPIF・ゆうちょ・かんぽ、民間生保が外債や外株を同金額(5.2兆円)以上買っていれば貿易赤字縮小分は相殺することとなり、円安が続く要因となっている。
GPIFの1-3月の運用状況がわかれば、より推測しやすくなる。GPIFの運用は政府がその外国投資分のペースをコントロールできるので、円安が想定以上過ぎれば、そのペースを調整できる。ただ資産配分の見直しの目標が決まっているので終わりはある。テクニカルでは後述するようにドル円は節目の上昇ラインを下抜いている。

(テクニカル=前回触れた5月14日-5月18日の上昇ライン崩れる)
前回触れた5月14日-18日の上昇ラインが崩れた。6月17日の上ヒゲが効いて先週末は連続陰線。6月17日-18日の下降ラインに沿う。その上の抵抗線 は6月8日-17日の下降ライン。サポートは4月30日-5月14日の上昇ライン。5日線は下向き。ボリバン下限は122.0あたり。
週足は週のボリバンの上限を上抜いて上昇した後、5月18日週-25日週の上昇ラインを下抜いて連続陰線。1月12日週-4月27日週の上昇ラインがサポート。
月足は3月-4月の下降ラインを上抜きボリバン上限へ。今月は陰線スタート。14年8月-10月の上昇ラインは維持している。 
年足は陽転。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜きそうで抜かなかった。ただまだ要注意。

【NZドル円】 予想レンジ:82-87、利下げで下窓の後GDPも悪化、乳製品も下落続く

(ポイント)
*1Q・GDPは予想、前期比ともに下回った
*乳製品価格の下落が影響している
*小売・不動産投資は強い
*6月11日の政策金利決定では意外な利下げとなりNZドルは急落した
*1Q経常収支はエネルギー輸入減少で黒字となった
*中銀はさらなる利下げやNZドルの下落を示唆している
*中銀はオークランドの不動産投資過熱より低インフレ抑制を選んだ
*中銀はNZドルを下落させ輸出業者の収益向上を目指している
*NZドルはユーロに抜かれ今年の通貨番付最下位となっている
*NZ経済研究所の2017年の成長率予想は3%
*1QはCPI、PPIの低下、失業率の悪化と弱い数字が多い。一方小売売上は堅調、また住宅投資は過熱気味だ。
*住宅投資過熱の抑制は金融政策以外のもので行われる
*1Q雇用統計では賃金が伸び悩んだ、失業率は予想を下回った
*対豪ドルとのパリティは、豪の政策金利据え置きや雇用統計改善でやや遠のく
*来年度の財政は黒字化を目標とする
*キー首相もNZドル高懸念を示唆
*乳製品価格は再び下落し始めた
*14年8月はNZ売り介入を行ったが9月は商業ベースの小額にとどまった

(1Q・GDP予想・前回下回る)
2015年1Q・GDPは、前期比0.2%増となった。鉱業や乳業が低調で、予想の0.6%増を大幅に下回った。GDPが前期比で小幅な伸びにとどまった背景について「石油とガスが主因。国際価格の下落を受けて、生産や開発が低調だった」と説明した。鉱業部門は前期比7.8%下落した。農業も2.3%下落。干ばつや乳製品価格低下を反映し、牛乳生産量が落ち込んだ。
一方、小売り・住宅は2.4%増。旧正月期を中心にした中国からの訪問者数増加が寄与した。

(経常収支)
1Q経常収支は、実質 ベースで、6億6,000万NZドルの黒字だった。原油価格の下落や、観光客の支出増を背景に、四半期としては1年ぶりの経常黒字計上となった。 2014年4Qの経常収支は31億7,000万NZドルの赤字だった。
3月31日までの1年間の経常収支は86億NZドルの赤字。赤字額は、対国内総生産(GDP)比率で3.6%となり、2013年1Q以来の高い水準に達した。
年間の経常収支が悪化したのは、乳製品の価格下落に伴い輸出収入が急減したため。
一方で、海外からの観光客による支出が過去最高になった。

(イングリッシュNZ財務相)
われわれは為替レートが一段と軟化する期間が必要と発言。

(通貨番付で最下位)
今年はギリシャ問題で弱いと言われてきたユーロにも抜かれ、主要9通貨番付で最下位となっている。

(AIIBに参加表明)
2015年6月16日、NZがアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を表明したと報じた。
今後5年間で約8700万ドルを出資する計画で、15日にAIIB参加を発表したジョン・キー首相は「AIIBによるアジアのインフラ市場への投資は地域の経済成長に有利。NZの経済発展にも恩恵をもたらす」と抱負を述べた。

(テクニカル=下窓開けてもまだ弱い)
予想外の利下げ、GDP悪化で下窓を開けてからも下落続く。6月11日-12日の下降ラインに沿っていたがさらに下げて一時ボリバン下限を下抜いている。5日線下向き。今年の安値(2月3日)の84.04に近い。長いサポートであった14年10月16日-15年2月3日の上昇ラインも下抜いている。
週足は2月2日週-4月13日週の上昇ラインを下抜いた。4月27日週の上ヒゲの下押し効果があった。週の雲の下に下落。4月27日週-5月25日週の下降ラインに沿っている。ボリバン下限下抜き。
月足は1月-2月の下降ラインを上抜いたが、2月-4月の上昇ラインを下抜き4月-5月の下降ラインに沿っている。12年6月-15年2月の長い上昇ラインも下抜いた。
年足は陰線。13年-14年の上昇ラインを下抜いている。12年-13年の上昇ライン下抜き。その下のサポートは09年-12年の上昇ライン。

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