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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

米雇用悪化の反応は今夜から。FOMCドル高懸念と新年度の円買い需要、日豪英の政策金利、FOMC議事録、LMCI、中国CPIなど

更新日:2015年4月6日

4月6日(月)−4月10日(金)

今週の予想:
ドル円=116-121、ユーロドル=1.07-1.12、ユーロ円=128-133

全体

米雇用悪化の反応は為替ではあったが、米株式市場は休場であったので、反応は今夜からである。要人の発言にも注目したい。景気減速で利上げ観測後退か、ドル高が景気減速の要因か、などについて発言があれば反応するでしょう。今日は一応ゴトビでドル買い需要はあるが、欧州は休場なので欧州市場での仲値決済はない。

3月18日のFOMC以降のドル高警戒発言以降、ドルが下落している。対円や対ユーロで3週間連続下落している。オバマ大統領やルー財務長官もドル高を懸念しているわけではないが、ドル相場への発言が増えているのは、やはりドル高を気にしだしているのではないだろうか。安倍首相は「われわれの政策は円を安くすることを目的としているのではない」としている。
ちょうど季節の変わり目であり、日本の需給も「円高円安も彼岸まで」と私が言うように、新年度以降は夏までは輸入主導から輸出主導に変わり、ドル売りが出やすくなる季節となる。既に本コラムでは長期ポジションを年末から年初に円売りを解消するとしていたので問題はないだろう。円売りに戻すのは今夏かあるいは来年以降となる。 

米ドル

米雇用統計が悪化した。また米主要企業500社の2015年1Q決算は、予想では前年同期比2.8%の減益である。減益となれば金融危機後の09年3Q以来となる。原油安でエネルギー関連企業が苦戦、ドル高が輸出企業に逆風となる。米株も弱く、米金利も低下している。その中で多くのFRB地区連銀総裁達が利上げを正当化する発言を繰り返すのは株安を加速させるだろう。また当局のドル高懸念や、懸念せずともルー財務長官やオバマ大統領がドル相場に言及することはドル高抑制の兆しであろう。1998年も同じようであり、最初は懸念発言、140円台で実弾ドル売り介入することとなり110円までドルは2カ月で急落したことがある。FOMC議事録の中味にも注目したい。指標としてはISM非製造業景況指数や労働市場情勢指数(LMCI)などがある。

ユーロ

対ドルで3週間連続上昇している。9か月連続でユーロが下落してきたが、今月はユーロ高スタートとなっている。景気指標の小さな改善が続いている。ECBの量的緩和策はまだまだ続くのだが、指標改善こそ救いの神だ。ギリシャ問題は今週4月9日に資金が枯渇することとなっている。ギリシャの改革案に合意して新規融資が出るかどうか。あるいは先延ばしなどの代替案が出るかどうか。需給的にはユーロ売りポジションが出来ており、米国指標悪化もあり現在は買い戻されている途中である。

英ポンド

今週の政策金利も据え置きとなるだろう。BOEは来年まで利上げを先送りして、景気回復が着実に根を下ろすとともに物価が上向く事態を待つ、との予想が増えている。インフレ低下とポンド高でBOEの慎重姿勢が強まっている。予想物価上昇率の下振れリスクが完全に沈静化するまで利上げは延期されよう。
また下院選挙は5月7日に開催される。「二大政党制」の代名詞だった保守、労働両党の支持率が、意識の多様化を背景に低下する中、新興政党や地域政党も巻き込んだ激しい選挙戦が展開されている。争点の一つがEUとの関係だ。EU域内であれば原則居住は自由なため、東欧から移民が急増。そのため、英国民にはEUへの不信感が強い。EU離脱を主張する英国独立党が躍進している。キャメロン首相は「選挙で勝利した場合、17年末までにEU離脱の是非を問う国民投票を行う」と約束。労働党は「国民投票を実施すれば、投資熱を冷ます」などと批判している。

人民元

上海総合指数の急騰は今週も続き、年初来の上昇率は19%を越え首位の独DAXの22%上昇に近付いてきた。景気は想定通り減速しているが立て続けに大型プロジェクト、財政支出を打ち出している。AIIBやその他の中国主導の国際機関の設立や人民元のSDR構成通貨への格上げ、自由貿易区の拡大と積極策もとられ、追加金融緩和期待もでている。年初来弱含んでいた人民元も介入を通じて強含んできている。

豪ドル

詳細は後述致します。

NZドル

対ドル、対円で弱いが対豪ドルで史上最高値をつけている。NZ景気自体は底堅い。ただ年初から下げ止まっていた乳製品価格が最近2回のオークションで下落し、これはNZドルの売り要因となろう。FOMCでのドル高けん制は、NZドルを少し回復させている。また中国各種PMI改善はNZドルの下支えとなっている。住宅投資、個人消費、移民増、旅行者増により景気の底堅さが続き、4Q・GDPも改善した。
インフレがターゲット以下で推移しているが、住宅価格の過熱は続き、思いきって利下げ出来ない。NZ中銀が再び不動産規制を強化しようとしている。NZ中銀総裁は「現状の対ドル相場に満足している」と発言しているが、イングリッシュ財務相はNZドル高懸念を示唆した。
4Q失業率は悪化するも、内容は改善し、国内景気自体には大きな懸念はない。

南アランド

年初来通貨番付でスイス、円、米ドルに続き4位と健闘している。原油輸入国であるので資源国でありながら、カナダほどの売り要因とはなっていない。昨年で賃金ストが一旦終了したので、その分の生産の戻しはある。政策金利は予想通り据え置かれた。CPIは低下しているがコアはまだ5.8%あるからだ。2015年GDP成長率は2.2%の見通し。南アランドはインフレリスクに支えられている。
インフラ整備はまだ不十分で電力大手のエスコム社が格下げされている。
4Q・GDPは前回、予想ともに上回ったが政府の2015年の成長見通しは下方修正された。中銀のインフレ見通しも下方修正されている。

【今週の注目経済指標】

4/6
(月)

(日)景気動向指数
(加)Ivey購買部協会指数
(米)ISM非製造業景況指数、労働市場情勢指数(LMCI)

4/7
(火)

(豪)小売売上、RBA政策金利
(日)外貨準備
(ユーロ圏)サービス業PMI確報、生産者物価指数 
(英)サービス業PMI
(米)JOLT労働調査

4/8
(水)

(日)国際収支、貿易統計、日銀政策決定会合、 景気ウオッチャー調査
(独)製造業受注
(スイス)消費者物価指数
(ユーロ圏)小売売上高
(米)FOMC議事録

4/9
(木)

(日)金融経済月報
(独)鉱工業生産、貿易収支、経常収支
(英)貿易収支、BOE政策金利
(米)新規失業保険申請件数
(加)新築住宅価格指数、住宅建設許可

4/10
(金)

(中)生産者物価指数、消費者物価指数
(スイス)失業率
(英)鉱工業生産
(加)住宅着工、失業率、雇用者数
(米)輸入物価指数

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:116-121、新年度からは輸出もドルを売りだす。ドル買いは公的資金と外貨投信
119円後半で小動きが続いていたが、米雇用統計悪化で118円台後半へ下落した。

---先週の予想は以下の通り---

今週は3月31日の年度末決算という特殊要因の売買がある。相場の大きな流れとは関係ないが、決算日の仲値決定時には大玉が飛び交いボラティリティーが一時的に高まるかもしれない。翌4月1日は日銀短観がある。既に同内容の調査である財務省の法人企業景気予測調査では前回より景況感が悪化している。ところが短観の事前予想は前回より改善するとなっている。微妙なところだが、良ければ日銀の追加緩和期待が遠のき円買いが出てくるだろう。悪くとも、現在の株価の流れではリスク回避の動きの円高になる可能性も高い。4月に入れば、輸出業者も新年度でドル売りを加速し始める。例年5月には円高となることが多いのも、その需給効果が出てくるからであろう。

資本面では月末、月初と数多くの外貨投信の払い込みがある。個人がさらに投信を買う余裕があるかどうかをチェックできる。
また最近続いている機関投資家の外債・外株投資絡みの円売りにも気をつけたい。毎日夕刻ごろから活発化することが多い。米株が下落傾向にあるなか機械的に買い続けることには疑問が残る。我々の大事な年金である。損失が出た時の責任の取り方はどうでもいいが、ヘッジ方法などは想定してもらいたい。年金運用のパフォーマンスが悪化して、再び消費増税となるのは避けたい。

(今週の外貨投信払い込み予定)

3/30(月)

DIAMアセットマネジメント 米国リート・オープン、三菱UFJ投信 アセアン真成長株式ファンド、三菱UFJ投信 好配当海外株ファンド、新光投信 スマート・アロケーション

3/31(火)

パインブリッジ・インベストメンツ PB 米国優先REIT パインブリッジ・インベストメンツ PB・G金融機関ハイブリッド証券   ニッセイAM 外国株式インデックス、 新光投信 みずほラップファンド  大和投信 りそな米国優先リート証券ファンド 大和投信 外貨建てニッポン社債 三菱UFJ投信 グローバル金融機関ハイブリッド、国際投信 先進国高利回り社債 大和住銀投信投資顧問 ワールド優先証券ファンド

4/1(水)

野村AM 新興国株ファンズ  世界好配当株投信、外国株インデックス、新興国債券ファンズ、 G・アセット・モデル、G・ボンド・アクティブ、世界REITインデックス、 外国債券インデックス、ブルーベイ・TR、 スマートプレミアム、米国国債部分ラダー、 ハイ・イールド ボンド オープンA、世界REITファンド、豪州債券ファンド、外国債券アクティブ

4/2(木)

JPモルガンAM 北米高配当株プライム

4/3(金)

パインブリッジ・インベストメンツ 先進国金融機関ハイブリッド証券

(テクニカル)
陰線が増えてきている。3月26日は長い下ヒゲとなったが、3月23日-24日の下降ラインを上抜けなかった。3月10日-17日の下降ラインも上値抵抗。ボリバン下限下抜きからは反発している。5日線下向き。3月18日-20日の上昇ライン、1月16日-2月6日の上昇ラインを下抜いた。週足は2月2日週-23日週の上昇ラインを下抜いた。3月16日週-23日週の下降ラインが出来るかどうか。月足は11月-12月、10月-11月の上昇ラインを下抜いている。14年8月-9月の上昇ライン、14年10月-15年2月の上昇ラインがサポート。14年12月-15年2月の下降ラインを上抜いていたが、今月は上ヒゲが長くなってきた。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜くのではないか。

【NZドル円】 予想レンジ:87-92、FOMCのドル高懸念で上昇も、中国PMI悪化や米株下落によるリスク回避の流れで下落。国内要因はまずまずである
米ドル高でNZドルが下落、一時88円台をつけたが、米雇用統計悪化でドル安NZドル高となり90円台を回復(対豪ドルでは、豪利下げ思惑で史上最高値をつけた)。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
*年初来対ドルで下落していたNZドルはFOMCでのドル高けん制で戻す場面もある
*ただ米株下落や中国指標の悪化では売られている
*2月貿易収支は予想の黒字を下回った
*住宅投資、個人消費、移民増、旅行者増により景気の底堅さが続く
*4Q・GDPも改善
*NZ株価指数は過去最高値をつけた
*対豪ドルでパリティーに近付いてきた
*日本とのTPP交渉は進展していない
*ミルク汚染問題があったが、環境テロと思われる。実害はない
*NZ中銀が再び不動産規制を強化しようとしている
*中銀総裁発言でNZドルは反発(現状の対ドル相場に満足している)
*1Qインフレ期待は前回より低下
*4Q小売売売上は予想を上回った
*4Q失業率は悪化するも、内容は改善
*14年8月はNZ売り介入を行ったが9月は商業ベースの小額にとどまった

(2月貿易収支は予想の黒字を下回る)
2月貿易収支は5,000万NZドルの黒字。ただ黒字額は、予想の3億5,000万NZドルを大きく下回り、発表直後NZドルは売られた。
輸出は前月比6.7%増。輸入も6.7%増。2月末までの1年間の貿易収支は21億8,000万NZドルの赤字。赤字額としては2009年8月以来の大きさとなった。予想は18億2,000万NZドルの赤字だった。赤字拡大の一因は大型民間航空機の輸入で、これを除いた赤字額は8億7,600万NZドル。

(日・NZ首脳会談)
安倍首相とNZキー首相は3月24日の首脳会談で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の妥結に向けて連携する方針を確認した。ただ、NZが関税協議で原則自由化にこだわるのに対し、日本は重要農産品5分野の関税保護を求める国会決議もあり、両国の溝は深い。このままでは早期妥結を阻む障壁となりかねないのが実情だ。
キー首相の来日にはTPP交渉を担当するグローサー貿易相も同行し、甘利明TPP担当相と会談した。
日本側には交渉が時間切れとなる懸念が強まる中で、原則論に固執するNZへのいらだちがある。日本はNZが輸出を増やしたい乳製品で無関税か低関税の輸入枠を新設したり、拡大したりすることで同国の理解を得たい考え。だが、NZは強硬姿勢を崩そうとせず、協議は平行線をたどっている。 TPP交渉では、日本にとって米国との関税協議が最大の懸案だが、NZに加え、カナダとの関税協議も遅れている。カナダは総選挙を控え国内の反発を招く交渉に後ろ向きな姿勢が目立つ。

(甘利・グローサー会談進展せず)
甘利TPP担当相は3月25日、グローサー貿易相と会談。TPP交渉全体の早期妥結に向け、日本とNZの2国間の事務レベル交渉を加速させることで一致したが、NZが輸出を増やしたい乳製品の関税の取り扱いをめぐり、意見の隔たりが大きいことも浮き彫りになった。
会談後、甘利氏は「ほかの国との交渉よりNZが極めて遅れていると申し上げた」と強調。「事務折衝も今後1度か2度のつもりでやらなければ、交渉はまとまらないと申し上げた」とも述べた。

(グローサー貿易相が米国の為替制裁条項導入に反対)
グローサー貿易相は、米議員らが環太平洋連携協定(TPP)に為替操作への制裁条項の導入を求めていることに関し、「現実的ではない」と批判した。
グローサー貿易相は、現在のドル高が常に続くわけではないと指摘。「ルールは一方通行ではなく、米国に使われる可能性もある」と語り、制裁条項は米国に跳ね返ると警告した。また、TPPを「今日の解決策ではなく、今後20年のための策」と述べ、目先の損得でルールを定めるべきではないとの考えをにじませた。
米自動車業界などでは輸出の妨げとなるドル高に不満が拡大。与野党から為替制裁条項の導入を求める声が出ており、TPP交渉の早期妥結に重要な大統領貿易促進権限(TPA)法案の調整が遅れている。 

(移民、訪問者の増加続く、経済に好影響)
強い経済力に伴い、NZはますます多くの外国人を魅了している。最大グループはインドから学生ビザで入国する人たちで、2月の総数では4,800人となっている。年間ベースでは、NZへの到着数は、NZを出発数よりも5万5,100多く、この7カ月間連続して最高記録を示している。
移民者として到着する人の数もウナギ登りで、11万2,500人以上。逆にNZから海外に出てゆく人の数は、5万7,500人と2003年11月以来最低数となっている。エコノミストによると、移民数のピークがいつになるかを見極めるのは困難という。
先月は中国の春節であったこともあり、前年の同時期と比較すると、ニュージーランドへの来訪者は14パーセント増となった。
年間では記録的な291万人の来訪があった。最大グループは中国からの旅行者、その次はオーストラリア、アメリカ合衆国と続く。

(テクニカル)
4Q・GDP改善で上昇していたが、3月23日にボリバン上限に達して反落している。3月20日-23日の上昇ライン、3月18日-20日の上昇ラインを下抜いた。3月11日-18日週の上昇ライン、2月3日-3月11日の上昇ラインがサポート。3月25日-26日の下降ラインに沿う。5日線下向き。ボリバンでは中位より若干上にある。
週足は3月2日週-9日日週の下降ラインを上抜いたが3月9日週-16日週の上昇ラインまで下落している。月足は12年6月-9月なだらかな上昇ライン、12年6月-13年9月の上昇ラインは下抜いている。14年10月-11月の上昇ラインも下抜いているが2月は陽線。1月-2月の下降ラインを3月は上抜いている。年足は陰線スタートで13年-14年の上昇ラインを下抜いている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:116-121、米雇用悪化の反応は今夜から、日銀緩和期待はでてくる

過去5年をみても4月、5月にドル円は上昇し難い。年度後半(10月-3月)とは違った流れとなっている。例年と異なるのは、年金、郵貯などが日本国債を売ってその資金で外債や外株を購入していることだ。ただそれが年初から続いているとしても、ここまでドルの上がりやすい1-3月でも大きなインパクトはなかった。毎日相場を見ていると夕刻にそれらしき動きが出るが、トレンドとならない。長期間続くわけでもなく、どこかで打ち止めとなるだろう。それより年金がいつも同じレベルでドル円を買うような芸のないことをしていいのかと思う。私ならそんなポジションの取り方はしない。年金は他人のポジションではないので気になる。

日銀は政策決定会合を開催する。原油安などによる物価下落について、「一時的な現象」との見方を維持しており、早期の追加金融緩和には慎重な姿勢を変えてない。米国の流れで株安が進む中で日銀が何もやらないと、ドル円が会合をきっかけに売られる場面も出てくるだろう。ただ日銀が追加緩和政策をとっても、上半期は影響しないのは、黒田バズーカ第一段が4月に出てドルが上がったのは1カ月だけで その夏には円高となった。バズーカ第二段は晩秋に出たので円売り需要と相まって急激に円安が進んだのである。

(テクニカル)
年足で再び陰線となった。3月26日-30日の上昇ラインを下抜いている。3月10日-17日の下降ラインが上値抵抗。1月16日-3月26日がサポート。ボリバン下限が近い。新年度の円高で雲の中、下へ突入するか。雲の下に落ちれば2014年の7月以来だが、もちろんそれも新年度の円買いが影響した。機械的に買い続ける年金軍団がドルを買い支えることが出来るのか、我々の年金だけに大事に扱って欲しい。5日線は先週金曜で下向く。ボリバン下限。週足は3連続陰線となった。「円高円安も彼岸まで」という例年の実需の需給を表している。月足は11月-12月、10月-11月の上昇ラインを下抜いている。14年8月-9月の上昇ラインがサポート。14年10月-15年2月の上昇ラインは下抜いた。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜くのではないか。

【豪ドル円】 予想レンジ:87-92、利下げ予想は市場は織り込むも、エコノミストは現状維持予想

(ポイント)
*政策金利引き下げは市場では織り込まれている
*エコノミストは据え置きが多い
*リオ・ティントは鉄鉱石下落の中、増産に踏み切る
*NZドルは豪ドルとパリティーに近い
*FOMCで米ドル高に警戒感が出て 豪ドルを持ち上げたが、再びRBA利下げ観測が強まり豪ドルは下げている
*中国の株価は上昇しているが景気指標は弱い
*政府RBAともに2014年成長見通しを引き下げ
*RBAは豪ドル高を依然懸念
*企業景況感指数は弱い
*利下げは住宅バブルを生む懸念がある
*大手企業の人員削減は続く トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
*財政赤字は増加で黒字目標を達成できず
*格付けはAAAを確認(S&Pとフィッチ)

(トピックス)

「政策金利見通し」
今年は、2月に予想を裏切って利下げ、3月は予想を裏切って据え置きとなった。さて今回は、市場はさらに利下げ確率を高めて75%となっている。ただエコノミストの予想は、それほど利下げに傾いておらず、27人のうち7人だけが利下げを予想している(ブルームバーグ調べ)。

先週始め時点での予想では、市場の利下げ織り込みは66%であった。利下げの要因は以下の通り。
『にわかにRBAの利下げ見通しが強まってきている。市場では4月7日の利下げを66%織り込んでいる。FOMCでのドル高けん制発言で一旦戻したが、RBA利下げ見通しが強まり下げ始めている。鉄鉱石価格が下落し始めたこと、成長見通しが下方修正されていること、企業信頼感指数が弱いことが背景にある。中国景気減速で豪からの輸出の減少も想定される。もちろんインフレの低下もあるが、このあたりは原油価格の下落が一時的かどうかを判断するのが難しいだろう。雇用がそれほど悪化していないことは前回据え置きとなった理由の一つであるが、それを上回る利下げ要因も増えてきている。鉱業部門主導の成長からの移行は容易ではないということだろう。
前回のRBA議事録では「平均を下回る成長ペースとなっている経済を支援するため追加利下げが必要となる可能性がある。成長とインフレをめぐる現在の見通しに基づき、金融政策の一段の緩和が適切となる可能性が生じるかもしれない」となっている。唯一の懸念は利下げが住宅価格高騰に繋がることだろう。』

「2月貿易収支」
2月の貿易収支は、12億5600万豪ドルの赤字となった。予想(13億豪ドルの赤字)に近かった。赤字は11カ月連続。前月は10億0300万豪ドルの赤字だった。
2月の輸出額は前月比1%増の278億7400万豪ドル。モノ輸出の内訳を見ると、鉄鉱石を中心とする金属鉱石・鉱物が3.6%減、原料炭を含む石炭が2.9%増、その他鉱物燃料が3.1%増、食肉が0.1%増、穀物が22%増。非貨幣金は13億8600万豪ドルで7.6%増加した。
輸出先は国別で、中国65億6,100万豪ドル、日本35億7,100万豪ドル、韓国14億900万豪ドルで、日中韓が全体の55%を占めた。
輸入額は2%増の291億2,900万豪ドル。うち乗用車などの非産業用輸送機械は16億7,500万豪ドル(前月は16億8,000万豪ドル)だった。
輸入先は国別で、中国51億200万豪ドル、米国19億5,600万豪ドル、日本15億5,300万豪ドルの順となった。

「鉄鉱石価格下落でも増産計画?」
リオ・ティントの鉄鉱石部門は、豪における鉄鉱石の供給能力増強について、「今年央には年間3億6千万トン体制への引き上げが完了する。フル生産に引き上げた後は、ボトルネック解消などを通じて、3億6千万トンを上回る供給体制を整えたい」と語り、能力増強を確実に実行していくとの方針を示した。
海上貿易における鉄鉱石の需給は、中国の鉄鋼生産の増加ペース鈍化や、大手サプライヤーによる能力増強などを背景に緩和状態が続き、スポット価格も1トン当たり50ドル前後(本船渡し価格)で低迷している。
こうした環境下での拡張、増産についてリオ・ティントは「3億6千万トン体制への引き上げは中長期の需要見通しに基づき実行している。中国の成長ペースは確かに鈍化しているが、2030年には粗鋼生産10億トンに達するとみている。また中国以外のアジア地域でも今後需要が拡大していく」として、拡張は中長期的に見て株主や顧客の利益につながると強調した。
価格低迷下でも増産が可能な理由については「我々は世界でトップクラスの低コストサプライヤー。現在、鉄鉱山における現金ベースの生産コストは1トン17ドル。生産効率をさらに高めることで、生産コストをさらに引き下げていく」と述べた。増産による固定費負担の軽減、豪ドル安も増産を可能にしていると説明した。

(テクニカル)
弱い。対NZドルでは史上最安値を更新中。3月30日は窓開けで下落してオープン。7連続陰線の後、先週金曜は短い陽線も上ヒゲが長い。3月20日-23日の上昇ライン、やや長い2月3日-3月19日の上昇ラインを下抜けた。3月25日-26日の下降ラインに沿っていたが上抜けることが出来るか。一目の雲の下。ボリバン下限、5日線下向き。週足は11月24日週-12月8日週の下降ラインを上抜いた。ただ3月16日-23日週の上昇ラインが維持できず下抜いている。月足は1月-2月、12月-1月の下降ラインを上抜くも再び、12月-1月の下降ライン内に戻る弱さがある。11月-12月の各下降ラインが上値抵抗。2月-3月の上昇ラインを下抜く。
年足は2009年-12年の上昇ラインを下抜く。

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