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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

米債務上限問題あり、米金利上昇の影響は? 日 GDP・二次速報 景気予測調査、中 CPI、小売 工業生産 NZ金利 豪 雇用 ミシガン

更新日:2015年3月9日

3月9日(月)−3月13日(金)

今週の予想:
ドル円=118-123、ユーロドル=1.06-1.10、ユーロ円=128-133

週末に2月中国貿易収支が発表された。予想を大きく上回る黒字となったが、輸入が大きく減少しているのが気がかりである。4か月連続で輸入が前年同月比減少。国内需要が弱まっているのだろうか。
中国 2月貿易収支 前+600.3億USD 予+58.5億USD 結果+606.2億ドル
 輸出48.3%増 予想は14.0%増 春節前の輸出前倒しが大幅増に繋がった
 輸入20.5%減 予想は10.0%減

またNYダウ銘柄にアップルが採用され、AT&Tが外された。NYダウが米国経済を必ずしも表していないとも言われるが、変動の激しい大型株のアップル採用でボラティリティが高まれば為替にも影響してくるだろう。

全体

2月に続き、3月も例年通りドル高で始まった。ただドル円の上昇は例年通りだが、クロス円の3月は円高スタートとなった。年初からも円相場は主要9通貨では3位と全体では円高推移している。テレビなどはドル円でしか相場を見ないので世の中は円安ということになっているが、日本の貿易や資本取引は半分がドル以外で行われているので、13年、14年ほどの円安での景気浮揚効果はなくなっていくだろう。
通貨レースでは1月急騰したスイスが依然首位だが、利上げ観測のある米ドルと日本円が激しくスイスを追っている。低成長、低インフレのユーロや、資源国通貨が弱い。ポンドはユーロの相対通貨として、将来の利上げ観測で健闘している。

米ドル

雇用統計の改善で上昇。ゼロ金利解除観測も強まり、ドルが上昇、他の通貨がついていけない。ただ金利上昇で株価が大きく下落するなど意外とデリケートな面も見せている。これが一時的なものでなく、持続性のあるもならドル相場にも影響してくるだろう。
ゼロ金利解除については、地区連銀総裁の多くが6月から9月に実施する意見となっている。「時期尚早な利上げは景気回復を損ないかねない。あまりに多くの米国民が、なお失業状態にあり、賃金の伸びも依然低迷している」と自重していたイエレン議長がどうでるかにも注目したい。実際2月雇用統計での平均時給上昇は0.1%にとどまった。今夜は労働市場情勢指数(LMCI)がある。
また3月16日には米政府債務が上限に達する。米国政府債務上限問題で、ルー財務長官は3月6日、米議会下院の共和党トップ、ベイナー議長らに「16日に債務が上限に達し、特別な措置を取らざるを得なくなる」と上限引き上げを訴えた。16日からは新たな借金ができなくなり、政府が持つ基金のお金を活用するなどの特別な措置でやりくりする必要がある。その特別措置でも10〜11月ごろにデフォルトになるおそれがあるとしている。

ユーロ

ECBは3月9日から欧州国債買い入れを開始する。既に市場は織り込んでいて利回りは大きく低下してきている。ドラギECB総裁は2015年インフレ率は平均0%、17年インフレ率は平均1.8%と予想している。2015年のGDP伸び率は1.5%(12月時点1.0%)、16年GDPは1.9%(12月時点1.5%)とした。ギリシャについては今すぐギリシャ債を購入することはできないが、条件が満たされればギリシャの適格担保特例措置を再開する用意がある。少しは明るくなっている気もするが、やはり米国の数字には勝てず、ユーロが対ドルで売られてきている。今週はユーロ圏鉱工業生産の発表がある。今朝メルケル独首相が来日した。ロシア、ウクライナ、ギリシャ問題も一服しているからこその来日であろう。

英ポンド

依然ポンドはユーロ圏の混乱で対価として買われる傾向が続いている。また直近の話ではないが、英中銀の次の金融政策変更は利上げであると、カーニー総裁や政策委員が示唆している。懸念は5月の総選挙とそれに続く「EU離脱への国民投票」の議論が高まってくることになるだろう。

人民元

中国李首相は政府活動報告にて、経済成長率目標7%前後、消費者物価指数は3%前後、積極的な財政政策と穏健な金融政策を堅持、反腐敗の強い勢力を保ち腐敗を厳しく調査・処罰、大陸とマカオ・香港の交流・協力を各分野で強化を取り上げた。今週CPIの発表があるが1%前後の予想である。CPI目標が3%なら、さらなる追加金融緩和が必要なので、人民元を売る動きも出ている。また今週は、小売、工業生産の発表がある。2月貿易収支は1月に続き巨額の黒字となったが、輸入減少が景気減速によるものなら心配である。

豪ドル

政策金利決定では金利据え置きとなり、やや豪ドルが買われたが、景気指標が改善しているものではなく、前回利下げしたばかりであったので様子見となったのであろう。4Q設備投資が予想を下回ったことや雇用統計の悪化、インフレも低下し個人消費も強くはないと利下げの材料はまだ多い。ロウRBA副総裁は世界的な低金利環境で、豪ドルが望ましい水準よりも高水準となっているものの、この数年のどの時期よりも適切な水準にかなり近づいている。必要であれば豪には一段の利下げ余地がある。国内外の低金利は不動産の高騰や株価上昇につながっており、注視する必要があると発言している。今週は雇用統計の発表がある。

NZドル

後に詳述

南アランド

先週は大きく下落した。フィッチは、南アフリカのBBB格付けについて、「見通しはネガティブで、格下げリスクが高い。経済成長が低迷するなか公的および対外債務比率の拡大につながる財政と経常収支の相当な双子の赤字を抱えていることが主要な懸念だ」と述べたことも南アの売りを加速した。南ア中銀ミネレ副総裁は「想定される物価上昇率の経路がより落ち着いたものになったため、中銀は金利正常化作業の手をいったん休めるだけの余裕がある程度生まれている」と語り、当面は政策金利を据え置く意向を示している。
中銀は昨年11月の会合で2015年と16年のコア物価上昇率見通しをそれぞれ5.5%と5.1%に引き下げている。

【今週の注目経済指標】

3/9
(月)

(日)GDP二次速報、国際収支、企業倒産
(独)国際収支
(ユーロ圏)ECB国債買入れ開始
(米)労働市場情勢指数(LMCI)
(加)住宅着工件数

3/10
(火)

(中)消費者物価指数、生産者物価指数
(スイス)失業率

3/11
(水)

(日)機械受注、企業物価指数
(中)小売売上、鉱工業生産、固定資産投資
(英)鉱工業生産

3/12
(木)

(NZ)政策金利
(豪)雇用統計
(日)法人企業景気予測調査、第3次活動指数、消費動向調査
(仏)消費者物価指数
(英)貿易収支
(ユーロ圏)鉱工業生産
(米)小売売上、新規失業保険申請件数

3/13
(金)

(加)雇用統計
(米)生産者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数・速報

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:117-122、公的資金の買い続く、輸出のドル売りは期末で減少
日本の機関投資家のドル買い、米雇用統計改善で一時121円台へのせ、120円台後半で越週した。

---先週の予想は以下の通り---

上述したように、また前回の表で示したように3月のドル円は底堅い。3月は多くの日本の企業が決算を迎える。大きく収益をブレさせたくないので必要以外の為替取引を手控えるようになる。リパトリの円買いというが、ヘッジしたい会社は2月に出ているので3月のヘッジ金額は少ない。輸出は新年度4月にならないと取引を活発化させない。実需の輸入と公的機関のドル買いが中心となろう。

(GPIF資産構成見直しはいつ終わるか)
GPIFの2014年12月末の資産内容が公表された。2014年9月末から比べると、計画通り、国債の保有が減少し、日本株、外国債券、外国株の保有が増加している。目標へ向かって進んでいる。目標まで日本株は今年いっぱいかかりそうだが、外債や外株は今年半ばあたりで達成されるのではないだろうか(表参照)。

(テクニカル)
例年の円安になりやすい2月の需給、GPIF、JP、KKRの円売りが効いて底堅い2月となった。上値はボリバン上限と12月8日-2月11日の下降ラインが抵抗、下値は2月6日-20日の上昇ライン、1月16日-2月6日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。ボリバン上位。2月24日の上ヒゲから立ち直った。週足は12月8日週-1月5日週の下降ラインを上抜いた。2月2日週-16日週の上昇ラインに沿う。月足は6連続陽線であったが、1月は陰線で終わった。2月は再び陽線。11月-12月、10月-11月の上昇ラインを下抜いている。8月-9月の上昇ラインがサポート。12月-1月の下降ラインが上値抵抗だが3月は上抜けるか。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜くか。

【南アランド円】 予想レンジ:9.70-10.70、経済は健全化、弱点は電力不足
米雇用改善や格下げ示唆で下落した。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
4Q・GDPは前回、予想ともに上回った
しかし政府の2015年の成長見通しは下方修正された
中銀のインフレ見通しも下方修正されている
1月CPIは低下、12月小売売上は改善と内容が良い
4Q・失業率は改善
最近の問題は電力不足、計画停電もあるだろう
株価は底堅い
南アは原油の輸入国であるであり原油安は経済にメリット
南ア産出の鉱産物価格は大きくは下がっていない

(トピックス)

「概況」
強い予想の4Q・GDPは予想をも上回った。CPIに続き、PPIも低下傾向にあり、経済は健全に歩んでいる。ただ財務省は2015年の経済成長見通しを下方修正している。暫くは重要指標がない。CPIを経て3月26日の政策金利決定が次の焦点である。CPIはインタゲの中間点を下回った。さらに下限に近付けば利下げの予想も出てくるだろう。

「4Q・GDPは前期、予想ともに上回る」
2014年の4Q・GDP成長率は前期比年率4.1%増となった。3Qは2.1%増に改定された。予想は3.8%増であった。通年のGDP伸び率は1.5%と、リセッションに陥った2009年以来の低成長となった。 2015年のGDP民間の予想は2.3%増が見込まれている。

「政府の成長見通しは」
南アフリカ財務省は、向こう2年の経済成長率見通しを下方修正した。電力不足を理由に挙げた。
ネネ財務相はケープタウンでの予算方針演説で、2015年成長率見通しを2%とし従来の2.5%から引き下げ、16年は従来の2.8%から2.4%に下方修正したことを明らかにした。電力供給状態がさらに悪化した場合、15年成長率が1%まで減速することもあり得るとの見方を財務省は示した。

「中銀のインフレ見通しは」
南ア中銀は前回の政策金利決定会合では今年内の利上げ及び利下げの可能性は少ない旨を暗示した。中銀は、2015年内のインフレは3%から6%の目標バンド内に留まると予想し、2015年平均インフレ数値を前回の5.4%から3.8%へと下方修正した。また、2016年平均インフレは前回の予想値5.5%から5.4%へと引き下げた。ハニャホ中銀総裁は、南ア国内の成長見通しは未だ厳しい状況である、南アの計画停電の影響と世界経済見通しの悪化が、石油価格の下落によって生み出される南ア経済へのプラス効果を相殺する見込みであると述べた。

「ズマ大統領施政方針演説」
ズマ大統領は2月12日、国会で施政方針演説を行った。経済成長を促進して景気浮揚に努めることや、教育に力を入れる姿勢を示した。深刻化している電力不足問題については最優先で取り組むと強調した。

「成長を停滞させる電力不足」
南アフリカでは、発電施設の老朽化によって発電能力が低下し、企業の生産活動や経済全体が大きな打撃を受けている。計画停電も行われており、これが今後数年にわたって続くと予想している。
南アフリカ統計局のデータによると、南アの電力需要の95%を供給する国営電力会社エスコムでは、2014年1〜11月の発電量が前年同期に比べ1.4%減少した。
エスコムは2014年11月、燃料となる石炭の貯蔵施設が大雨で水浸しになる事態に見舞われ、全国規模の計画停電を実施した。12月には停電がさらに拡大し、同国経済の中心地、ヨハネスブルクにも波及した。
エスコムは、こうした状況が最低でも3月まで続くと見込んでいる。しかしアナリストらの間には、2年後に新たな発電施設が稼働するまで、この状況は変化しないとの考えもある。南アの14年の経済成長率は1.4%の見込み。15年は回復するとみられているが、電力不足の影響が経済成長の足かせとなり、2.5%にとどまると予想されている。エスコムは新たな発電所の建設を2月に延期。着工はこれまでに何度も延期されており、これが電力不足をさらに深刻化させている。建設が予定されているのは石炭火力発電所3施設で、現在の発電容量4,000万キロワットに1,700万キロワット上乗せする計画となっている。また南ア政府は、500億ドルを投じて原子炉8基を新たに建設し、発電容量を960万ワット増やす計画も発表している。

(テクニカル)
先週も勢いよく上昇するも、2月26日にカブセ的陰線が出て翌27日に下落した。ただ週足は短い陽線で終わった。前回もボリバンを何度も上下しているとしたが、2月26日にボリバン上限を越えたら反落した。現在はボリバン中位。5日線は上向き。
2月24日-25日の上昇ラインを下抜くも2月12日-20日の上昇ラインでサポートされた。上値は2月26日-27日の下降ラインが抵抗。
週足は10月13日週-12月15日週の上昇ラインで止まり、一旦下抜けて再浮上もまたそのラインに絡んでくる。上値抵抗は12月1日週-2月2日週の下降ライン。下値は2月9日-16日週の上昇ラインがサポート。月足は10月-11月の上昇ラインを下抜いたが12月-1月の下降ラインを上抜いた。14年2月-10月の上昇ラインがサポート。年足は06年-08年の下降ラインを上抜き、14年はわずかに陽線となった。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:118-123、米金利上昇でドル買い、機関投資家のドル買いも。クロス円の円高がドル円上昇を少し抑制

日々、夕刻の円売りが出ているようだ。国策に沿ったGPIF、JP、生保などの欧米株、欧米債購入に絡む円売りが続いているのだろう。外貨投信の円売りより、やはり最近は国内投信の設定が目立ち日本株の上昇に繋がり、リスク選好の円売りともなっている。
国策の資産構成変更目標達成までこの資本の円売りは続くだろう。5月、6月あたりまでか。

今週は4Q・GDPの二次速報の発表がある。ここ最近のGDPでは二次速報が大きく下方修正されたことがあったが、今回は前期比+0.5%と速報と変わらない予想となっている。また日銀短観と同内容の調査である法人企業景気予測調査の発表も注目したい。
貿易需給では先週の2月上中旬貿易統計では輸出が伸びず、輸入が大きく伸びて貿易赤字拡大と、昨年10月から続いていた貿易赤字縮小の流れが止まったものとなっている。原油安が続いているが、このような数字が出ていることはさらにチェックしたい。

引き続き3月なので必要最小限の実需の取引中心となり東京市場では動きにくい。3月決算には関係のない欧米勢は通常通りの取引なので夕方から夜、急に動き出すことには油断せずについていきたい。

(テクニカル)
3月も例年通りのドル高でスタート。ボリバン上限と12月8日-2月11日の下降ライン。ボリバン上限を越えた部分は先週金曜で縮小した。2月26日-3月5日の上昇ライン、2月20日-26日の上昇ラインがサポート。1月16日-2月6日の上昇ラインがやや長めのサポート。5日線上向き。週足も強い。12月8日週-2月9日週の下降ラインを上抜く。2月2日-23日週の上昇ラインに沿う。月足は6連続陽線であったが、1月は陰線で終わった。2月は再び陽線。11月-12月、10月-11月の上昇ラインを下抜いている。8月-9月の上昇ラインがサポート。12月-1月の下降ラインが上値抵抗だが3月は上抜いてスタート。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ラインは下抜くと思っていたが、年初来では陽転となり持ち越しとなった。

【NZドル円】 予想レンジ:86-91、政策金利は据え置きか、住宅投資過熱には対応するか

(ポイント)
NZ中銀が再び不動産規制を強化しようとしている
今週は政策金利決定。据え置きか、住宅投資過熱が心配
3月19日に4Q・GDPの発表
乳製品価格は今年に入って上昇している
1Qインフレ期待は前回より低下
最新のNZ中銀の声明では昨年の利上げ示唆から、利上げも利下げにも柔軟な対応をするに変更
4Q小売売上は予想を上回った
4Q失業率は悪化するも、内容は改善
移民増加で住宅が不足している
個人消費は堅調
NZ中銀はNZドル高懸念を有する
交易条件が低下
14年8月はNZ売り介入を行ったが9月は商業ベースの小額にとどまった

(概況)
先週は大きく下落した。NZ中銀が再び不動産規制を強化しようとしており、それが海外からの投資も規制するとなると観測され売られた。景気指標は個人消費、住宅投資も強い。雇用も改善している。乳製品価格も下げ止まっている。ただどの国もそうであるようにインフレが低下しているので、利上げする必要はないだろう。今週の政策金利決定も据え置きとなるだろう。最新のNZ中銀の声明では昨年の利上げ示唆から、利上げも利下げにも柔軟な対応をするに変更されている。3月19日には4Q・GDPの発表がある。

(不動産投資規制強化か)
NZ中銀は、住宅用不動産投資家向け融資の不良債権化に備えるため、市中銀行に資本の積み増しを義務付けることを検討している。
中銀で健全性監督部門の責任者を務めるトビー・ファインズ氏は「世界の例をみると、住宅市場が急速に悪化している期間におけるデフォルト(債務不履行)率と損失率は、実際に居住する所有者向け融資よりも投資家向け融資のほうが高くなる傾向にある」と指摘。具体的な内容を詰めるため、1カ月間にわたって意見を受け付けるとした。

(政府の成長見通し)
NZ経済は内需の拡大に後押しされ、成長ペースを維持している。2014年度(2014年4月〜2015年3月)の実質GDP成長率は3.5%と、前年度実績と比べて0.3ポイント伸びる見通し。2015年度は3.4%と、前年度とほぼ横ばいの見込み。
2014年4QのGDP成長率は3月19日に発表される。3Qは前期比+1.0%、前年比+2.9%成長

(3月12日は政策金利決定)
3月12日の政策金利決定では引き続き「現状維持」となるだろう。住宅、個人消費を中心に力強く、雇用も改善している。最大の輸出商品である乳製品価格も持ち直している。
ただインフレがターゲット下限の1%を下回っており、当面のインフレ懸念はない。上述したように住宅価格高騰懸念はある。最新のNZ中銀の声明では昨年の利上げ示唆から、利上げも利下げにも柔軟な対応をするに変更している。また下落しているが、通貨高懸念はインフレが落ち着いていることもあり残すだろう。

(住宅の平均価格が初めて50万NZドル以上となる)
住宅の平均価格が、この度初めて50万ドル以上となった。
Realestate.co.nz による最新のデータでは、2月の国内での提示価格は51万1,000ドルで、1月の48万9,000ドルから上昇した。
カンタベリーとオークランドが、依然として価格上昇を引っ張っている。オークランドでの平均提示価格は76万4,000ドルで、1年前と比較すると8万7,000ドルも高くなっている。オークランドの市場に大きく影響されている。オークランドとクライストチャーチも強い動きを見せている。このトレンドは、もうしばらく続くであろうとされている。

(今年になって持ち直す乳製品価格)

(テクニカル)
先週、不動産規制の話がでてNZドルは下落した。2月3日-24日の上昇ライン、2月24日-25日の上昇ラインを下抜いた。ボリバン上限から反落。ボリバン中位を下回った。下限へ向かうか。上値抵抗は3月4日-5日の下降ライン、同じく3月5日-6日の下降ライン。長いのは12月29日-1月9日の下降ラインが上値抵抗。5日線は下向く。週足は4週連続陽線であったが、2月2日週-23日週の上昇ラインを下抜いた。既に上抜かれた1月5日週-12日週の下降ラインがサポートとなろう。月足は12年6月-9月のなだらかな上昇ライン、12年6月-13年9月の上昇ラインは下抜いている。14年10月-11月の上昇ラインも下抜いているが2月は陽線。今月は陰線スタート。年足は陰線スタートで13年-14年の上昇ラインを下抜いている。

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