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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

IMF・世銀・G-20、日銀・RBA・BOE政策金利、FOMC議事録、
日 国際収支、豪 雇用

更新日:2014年10月6日

10月6日(月)−10月10日(金)

今週の予想:ドル円107-112、ユーロドル1.23-1.28、ユーロ円135-140

週末でも不確実な要素は出てくる。行政長官選挙をめぐる民主派のデモは続いている。イスラム国関連では豪、ベルギー、オランダなども空爆へ参加する。ブラジル大統領選挙は開票中。NZでは総選挙の最終結果で与党国民党が単独過半数に1議席足りないことが判明した(但し連立を組んで実質過半数を維持する見込み)。原油価格はサウジアラビアの減産の兆候が見られずに下落している。中国軍機が尖閣へ接近している。10%への消費増税についての議論が盛んとなっている、などである。

新聞の見出しでは「急激な円安」との報道が多いが、先週は、ほぼ円高であった。円は対ドルだけで弱かったが、他の通貨に対しては円高推移した(詳しくは後述)。

さてG-20の「5年で2%の成長押し上げる目標」とは逆に世界的に景気見通しを下方修正する国が殆どだ。その中で米国だけが好調だ。雇用統計でもイエレン議長の心配する労働の質は万全ではないが、非農業部門の雇用者数は予想を大きく上回り、失業率は2008年7月以来の5%台に低下した。次回FOMCで「相当な期間」のゼロ金利維持の文言が削除される可能性が出てきている。今週はFOMC議事録の公表があるが複数の地区連銀総裁が来年前半の利上げを示唆しているだろう。

ユーロは先週のECB会合後、ドラギ総裁が会見で
「為替レートは成長に重要だが政策目標ではない、経済見通しへのリスクは下向き、数カ月は低インフレが継続する見通しだが、2015年、2016年には上昇する、必要ならば追加措置を講じることで全会一致、利下げをさらに行うことはできない、ギリシャとキプロスのカバードボンド、ABSは条件付きで購入する」と発言した。具体的な資産購入額公表を市場は知りたかったが、かなわなかった。ユーロ圏の小売売上は予想を上回ったが、ドラギ総裁が言うようにまだ全体的には弱い指標が多く、米国景気指標の良さに押され下落した。今週は独の鉱工業生産や国際収支の発表がある。

英国はカーニー総裁の利上げ示唆があり、前回会合でも利上げ賛成が2名いたので、金利変更はなくとも、資産買入枠(3750億ポンド)が減額される可能性はある。利上げ反対派では、ブロードベント英中銀副総裁が「英国はまだ利上げに対する準備が出来ていない」、フォーブス英中銀委員が「著しいインフレ圧力を見せていない」と発言している。

中国は10月7日まで国慶節休暇である。香港の民主派デモの影響が再開の8日に出て上海株が下落すると、資源国通貨の下落にも繋がる。また周人民銀行総裁辞任観測もありいい材料はないが、上海株価指数の上昇率は主要国で今年はトップに立っている。今後の政策期待や、香港・上海株の相互乗り入れが近々開始されることが株価上昇の要因だ。

今週は週末にIMF・世銀総会、G-20会合がある。G-20は9月下旬に開催されたばかりなので、景気見通し下方修正を避けるということが繰り返されようが、目新しいトピックはないだろう。

資源国通貨の豪ドル、NZドル、南アランドは先週円高推移した。円が対ドルで売られる以上に資源国通貨が売られたからだ。中国景気減速もあり工業資源、農産物価格が下落、さらには米ドル高で通貨が下落している。

豪は今週は政策金利決定と雇用統計の重要イベントがある。8月雇用統計はサプライズ的な改善を示したが、抽出サンプルの変更によるテクニカルなものとの見方が多く、豪ドル上昇に繋がらなかった。NZと同じく通貨高懸念はあるが、9月で対ドルで約700ポイント下落しているのでRBAも少しは満足しているだろう。インフレは落ちついてきているが、2Qの数字はまだインフレターゲットの上限の3%であったので、政策金利は据え置きとなるだろう。鉱山業は弱いが、住宅投資は過熱している。RBA声明では「金融緩和継続、長期的には豪ドルは高い水準にある、鉱山業不振」などが取り上げられるだろう。政府の緊縮財政も家計を圧迫している。また政府は2014年成長見通しを引き下げている。 ただ豪ドル円は秋の円の売り需要もあるので下げ止まっていくだろう。

NZは週末に先の総選挙の最終結果が出た。速報では与党国民党は単独過半数を獲得していたが、最終結果では1議席減らし、単独過半数はならず。ただ連立の枠組みが出来ているので影響は大きくないだろう。
先週はNZ中銀が8月のNZ売り介入実績を公表して下落した。一時戻したが米ドルの上昇で再び下げている。実弾介入や強い通貨高懸念は主要輸出品目の乳製品価格の大幅下落によるものだ。インフレが落ちついている限り、通貨高懸念の表明は続くだろう。ただ住宅ブームはまだ続いている。キー首相は対ドルで0.65NZドルを目途としている。景気はやや減速しているが、4%台の長期金利と財政の良好さが海外の資金を引き付けるのだろう。国内要因では下げ止まりつつあるが、米国景気がさらに強まればNZドルも下落、NZドル円ではドル円も上昇するので、大きくは動かないだろう。

南アランドは景気減速、雇用悪化でも株価がしっかりしていたが、このところの資源価格の下落、欧州景気の悪化で、ついに株価指数が5万を割り、南アランドもやや下落している。金利はインフレ懸念が強く、若干上昇している。マーカス総裁の退任も一時売り要因となった。アフリカン・バンクの破たんもあり、4大銀行の格下げがあった。世銀、IMF、南ア中銀は成長見通しを引き下げている。 景気減速と高いインフレのジレンマがあるが、7%前後の長期金利で海外からの資金流入は続いている。

【今週の注目経済指標】

10/6
(月)

(豪) シドニー休場(レイバーデー)
(独)製造業受注

10/7
(火)

(豪)RBA政策金利
(日)日銀金融政策決定会合、景気動向指数・速報値
(独)鉱工業生産
(英)鉱工業生産
(スイス)消費者物価指数、小売売上

10/8
(水)

(日)経常収支、貿易収支、貿易統計、企業倒産、日銀経済月報、景気ウオッチャー調査
  (中)サービス部門PMI
(スイス)失業率
(加)住宅着工件数
(米)FOMC議事録(9月16・17日分)

10/9
(木)

(豪)雇用統計
(日)機械受注
(独)貿易収支、経常収支
(英)BOE政策金利
(米)新規失業保険申請件数
(その他)G-20

10/10
(金)

(その他)IMF・世銀総会、G-20
(日)日銀議事要旨、第3次産業活動指数、消費動向調査
(英)貿易収支
(加)雇用統計

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:106-111、期末の円買い VS 外貨投信、短観景況感は前回より小幅落ち込むか
110円に乗せた達成感、一部の政治家、企業から円安懸念が出て108円台へ下落も、先週末の米雇用統計の改善で再び109円台へ戻した。 週を通じては小幅上昇となった。

---先週の予想は以下の通り---

昨年は円全面安で円は最弱通貨であったが、今年は最近では円は何故か急激な円安と報道されているが、弱くもなければ強くもない。(以下の表を参照) 

やはり中間期末の円買い要因も働いている。先週はドル円やポンド円は若干上昇し円売りとなったが、他の6通貨に対しては円高推移した。ただ先週金曜日は外貨投信の円売りも出て、さらに9月30日(火)も外貨投信の払い込みが多く、期末の円買いを相殺するだろう。外貨投信の円売りのピークは前回詳細を申し上げたように9月30日となる。それが終われば日銀短観であるが、事前に発表された3Q・法人企業景気予測の景況感が2Qより小幅マイナスとなっていたように、景況判断は小幅低下しよう。そうなると、国会でもアベノミクス批判や10%消費増税へ反対議論が巻き起こるだろう。現在、道路工事を中心とした公共事業で景気回復を目指している政府だが、さらなる対策をとってくるだろう。公明党の主張する軽減税を導入するかもしれない。GPIF改革のほかに、個人の可処分所得を増やすような政策が出れば、株や為替にも資金が流入するだろう。やらなければ逆の動きとなる。秋が深まってくるが、輸入の円売り活発となる季節である。晩秋、初冬から新年度までは今年も円売りの季節だろう。

(テクニカル)
中間期末、下旬週でも週足は小幅ながらも陽線となった。98年の8月-2007年6月の月足下降ライン、また年足の2002年-2007年の下降ラインいずれも今月上抜いているからだろう。前回申し上げた通り、先々金曜はボリバン上限で上ヒゲが出たので少し弱含んだが、9月19日-22日の下降ラインを上抜くや、底堅くなり109円台で越週となった。依然9月8日-17日、8月29日-9月5日、8月8日-18日の上昇ラインがサポート。 ボリバン上限(現在110.36)までやや余地がある。やや下げる場面もあったが、5日線は下向かず。
週足は8月25日週の長い下ヒゲを起点に4連続陽線となった。ボリバン上限を大きく超えている。9月1日週-9月8日週の上昇ラインがサポート。月足は長い下降ライン1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインを上抜いた。直近では今年 2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は冒頭に述べた通り2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿っている。

【南アランド円】 予想レンジ:9.2-10.2、米ドル高、中国減速、資源安に揺れる
中国景気減速、資源価格下落、南ア株価指数含み推移で、南アランド円も下落した。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
米ドル高、中国減速、資源安に揺れる
株価指数は5万ポイントを割り込む
依然景気減速とインフレ高騰に悩む
政策金利は据え置かれた
8月CPIは6.4%と高止まりしている
7月小売売上は改善
ロシアの協力で原発8基を建設予定
マーカス中銀総裁は11月で任期を終えることを表明した
経常収支赤字が拡大
2Q・GDPはリセッションは免れたが予想は下回った
エボラ熱の予防策を講じている
南アのアフリカン・バンクが破たん
4大銀行の格下げがあった
世銀、IMF、南ア中銀は成長見通しを引き下げ
世界中低金利の中で低下しているとはいえ南アの6%台は魅力があるようだ
今年は海外から債券市場への資金流入が増加しランドを支えている
2Q失業率はさらに悪化した
ネネ財務相が経済の低迷と公的債務の負荷の増大を強調
相次いで国債が格下げされている
ズマ大統領が経済立て直しの演説を行った
停電リスクあり、電源インフラが不足している

(国内要因)
8月PPI
(前月比)
前+0.5% 予想+0.5% 結果+0.0%
(前年比)
 前+8.0% 予想+7.7% 結果+7.2%
今週は8月貿易収支が発表される

(海外要因)
日本は中間期末の円買い要因も働いているようで、ドル円やポンド円は若干上昇し円売りとなったが、他の6通貨に対して先週は円高推移した。ただ9月30日は外貨投信の払い込みが多く、期末の円買いを相殺するだろう。
全体的には全面ドル高が進んでいる。主要9通貨では豪ドルを抜いて首位にたった。ルー財務長官の「強いドル」支持発言、米2Q・GDPが上方修正されたことがドルを後押ししている。今週は9月米雇用統計の非農業部門雇用者数が21.5万人と強い数字が予想されている。
欧州は、5月のドラギ総裁の「低インフレ抑制のために何でもやる」発言以来、ユーロドルが1.39台から1.26台へ大きく下落している。ただユーロ円は142円から138円と小幅の下落に留まっている。今週はECB政策決定会合がある。ドラギ総裁がこれ以上利下げが出来ないので「非伝統的金融政策」とるかどうかがカギだろう。
英国はユーロが売られているので対価としても買われ、さらにカーニー総裁の利上げ発言でも上昇した。
さて世界経済の浮沈、特に資源国経済の浮沈を握る中国だが、景気減速の兆候が多く、内外ともに14年、15年の成長率見通しを引き下げている。また政府は抜本的な景気対策は打たずに構造改革を重視し、金融緩和も従来の主張通り穏便なので景気の急回復は期待できない。

(トピックス)

「資源価格下落」
南アの主要輸出品であるパラジウム、プラチナを含め、金、銀価格も下げている。

「南ア株価指数下落」
7月から史上最高値を更新し5万2000台にのせていたが、9月に入り続落、先週末終値は5万を割り込み、49690となった。

「マーカス総裁後任は?」
マーカス中銀総裁は11月に任期5年を終えて退任する。続投しない理由の一つに政府が金融政策に協力的でなかったことも挙げられている。後任選びが注目されているが2人の副総裁や財務省から、あるいはマーカス総裁のように外部から招へいされるか現在選任中である。いずれにせよ景気減速・インフレ高騰でのかじ取りは難しい。

「ロシアと原子力建設協力」
ロシアと南ア両政府は9月22日、原子力分野での戦略的パートナーシップ協定に署名した。南ア政府の声明によると、ロシア系企業が南アで最大8基(計960万キロワット)の原発を建設することを可能にする協定だという。
南アのエネルギー相は声明で「ロシアとの協力によって、2030年までに原子力で960万キロワットを出力するというわれわれの計画が実現するだろう」と述べた。
南アは1980年代に運転を開始した2基の原発を保有している。政府は電力不足の解消や石炭への依存度を減らすため、大規模原発を新規に建設する計画を明らかにし、ロシアのほかにも日本や中国、欧米の企業が受注に関心を示していた。

「外相発言、中国景気や鉄道建設」
南ア・マシャバネ外相が、「中国の高速鉄道技術に対する印象は深い。高品質で信頼でき、経済的な中国の高速鉄道が南アに進出することを歓迎する」と述べた。
また、中国経済の成長速度が鈍化したとされる問題では、「一部からは中国経済が減速したと指摘されているが、それは間違い。中国経済は減速していない。今は静かに再調整を進めているだけ。数字だけで転換中の中国経済のすべてを説明することはできない。中国経済は今、輸出を集中的に刺激するモデルから内需促進型に転換している」と語った。
中国の反腐敗問題については、「中国指導者の腐敗取り締まりは国にとって有益なこと。成功には政府指導者だけでなく国民の支持も必要だ」との考えを示した。

(テクニカル)
9月10日からの8連続陽線は途切れた。
9月15日-17日、9月15日-19日の上昇ラインを下抜く。9月19日-22日週の下降ラインが上値抵抗。狭いボリバンの上限から下限へ下落。5日線下向き。長い8月8日-9月15日の上昇ラインを下抜いた。
週足では8月4日週の長い下ヒゲで4週連続上昇したが、その後は横ばい。8月4日週-11日週の上昇ラインは維持できず。9月1日週-8日週の下降ラインを上抜いている。月足は2月-3月の上昇ラインを下抜き、3か月連続陰線もその後は横ばい。5月-6月の下降ラインを上抜いている。7月、8月陽線。ただ、今僅かに陰線に転じる。年足は06年-08年の下降ラインを上抜いている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:107-112、日銀政策決定会合、今年は急激な円安ではない。秋の円売り実需

去年は全面円安であったが、今年はここまで円は主要9通貨で4位である。報道はさておき、事実は円安が進んでいないことが、昨年ほどの景気の良さが感じられないこととなっている。日経平均がまだ年初からマイナス圏であることも景気回復の実感がないところ。個人、機関投資家は米ドル以上に他国通貨に投資しており、そこで円安が進んでいないことも、昨年ほど可処分所得が増加して、お金が回転しているわけではないことが停滞感を生ませている。

日本が対外純資産国である以上、円安が日本全体の利益となるので、大企業に留まりやすい利益を下請け企業などに回す調整が必要だろう。物価にしても、世界的に下げている中で、日本の物価が円安・消費増税を含めても上がり過ぎているようだ。公共料金の引き上げや便乗値上げが含まれているのだろうが、景気が弱くなれば自然に値下げ競争も今後出てくるだろう。

私はアベノミクスで円安になっているのではなく、貿易赤字の定着がその要因であると思っているが、選挙対策上アベノミクスを攻撃せざるを得ない民主党は国会で円安を批判した。元の「円高、デフレ、株安、不況」を望んでいるかのようであった。引き続き円安傾向を格差を調整しながら進めていくことが日本の回復に役立つと思うが、政争で円高にしても、再び不況に舞い戻り、またやはり円安が好ましいという結論は目に見えている。ただ日本はまっすぐに行かずに、紆余曲折が好きなので、行ったり来たりはするかもしれない。ただ貿易赤字時代に円高を定着させることは出来ない。

貿易黒字時代でも、200円を割りだした1986年から円高阻止のために介入、金融緩和、内需拡大策などいろいろと対策がとられていたが、結局、円高が反転せず、円安が定着し始めたのは、貿易赤字が定着してからだ。

今週の日本は日銀政策決定会合がある。先週の国会で黒田総裁は「経済実態と合った形で円安になっていった場合、経済全体としてはおそらくプラスだろう」、「円安は製造業、特に大企業には非常に大きなプラスになるのに対して、非製造業は一部輸入品のコストが入ってくるので、マイナスにきく」、「消費者物価については2年程度を目途に、できるだけ早期に2%の物価安定目標を実現する、今年度後半にかけて、物価上昇率が少しずつ加速していく」と発言したことから政策は現状の緩和を維持するだろう。円売り需要が目立つ秋も深まっており、円安傾向はドル円では不変だろう。

(テクニカル)
米国失業率の改善で上昇したのだが、実は10月3日の東京での始値は10月1日-2日の下降ラインを上抜いていたのでチャートに素直な動きとなった。早速、10月2日-3日の上昇ラインを引きたい。8月8日-15日の上昇ラインもサポート。5日線は上向いた。まだ109円台でのもみ合い、団子天井の可能性もないわけではない。ボリバン上限は9月3日では110.47。
週足では9月8日週-15日週の上昇ラインを下抜き、この上昇ラインは上値抵抗となる。先週は下ヒゲを残した。月足は9月の陽線でボリバン上限を越えてそのまま。月足は長い下降ライン1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインを上抜いた。直近では今年 2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿っている。

【NZドル円】 予想レンジ:83-88、8月介入実績公表で下落、先週は後半は落ち着く

(ポイント)
総選挙の最終結果では与党国民党は当初より1議席減で単独過半数はならず。連立の枠組みは出来ている
9月25日はNZ中銀総裁の介入示唆
9月29日は既に実施済みの8月介入を公表
住宅ブームはまだ続いている
企業景況感指数は低下
乳製品が再び下落
8月貿易収支は予想より赤字が縮小、8月までの1年間で貿易黒字となった
2Q・GDPはまずまず、農業の落ち込みをサービス業が補った
政策金利は据え置かれた 年内は据え置き予想が強い
雇用統計では失業率は改善したが、雇用者数の伸びは予想を下回った
2Q・CPIは予想をわずかに下回ったことが、政策金利決定後の声明にも表れ、今後の利上げペースは緩慢になることが予想される
震災復興と移民増も景気回復の要因

(国内要因)
・9月NBNZ企業信頼感 
 前回24.4 結果13.4
・8月住宅建設許可(前月比)
 前回+0.1% 予想 0.0% 結果 0.0%

(海外要因)
香港での民主派デモ、米国でのエボラ熱感染確認、依然さえない欧州の指標、資源価格の続落などがある。日本では中間期末の円買い要因があったが、外貨投信の円売りが勝った。 全体的には全面ドル高が進んでいる。主要9通貨では首位にたった。金融政策への憶測はいろいろあるが、やはり経済指標で強いものが多いことが効いている。
ECBドラギ総裁が民間部門の証券を購入する計画について購入規模を詳細に示さなかったため、為替は反応がなかったが、欧州株価は下落した。 英国は来週政策金利決定、カーニー総裁の利上げ発言があったが、他の委員から利上げに前向きではない発言も出ている。
世界経済の浮沈、特に資源国経済の浮沈を握る中国だが、景気減速の兆候が多く、内外ともに14年、15年の成長率見通しを引き下げている。また政府は抜本的な景気対策は打たずに構造改革を重視し、金融緩和も従来の主張通り穏便なので景気の急回復は期待できない。 28日(日)に発表された8月工業利益は前年比-0.6%と冴えなかった。
またIMFは世界経済の減速、特に欧州経済の減速について憂慮する発言を行ったが、週末のG-20で議論されるか。

(早速8月の介入実績を公表し下落)
NZ中銀は8月に5.21億NZドル売り介入を実施を9月29日に公表した。
これまでの介入実績は以下の通り
@2007年6月から7月 対ドルで0.76から0.8あたり(この時は日本からに円キャリーでのNZドル買いを懸念、NZドル円は90円あたり)
 20億NZドル程度
A2012年12月 0,81-0.84(NZドル円は70円あたり) 約2億NZドル
B2013年4月 0.83-0.86(NZドル円は(77円から86円) 2億NZドル超

(首相などのNZドルについての発言)
キー首相=現行水準より大幅にNZドル安となる1NZドル=0.65米ドルが適正水準だ
イングリッシュ財務相=通貨高による景気への悪影響が最近の軟化により和らいでいる、輸出業者の多くが困難に直面したNZドル高という逆風は、その強さを弱めつつある。NZドルが引き続き下落することは、中央銀行にとって喜ばしい

(NZ中銀年次報告書)
NZ中銀総裁の見解では「通貨の水準は持続不能」、「為替レートは逆風」という文言が記載されている。

(雇用は良い兆しだが問題も)
多くの経営者が雇用の増加を計画している。また海外からNZへ職を求め戻ってくる人も多い。ただ問題なのは、企業が技術職、専門職の雇用を望んでいるのに対し、応募者にはその条件に満たない方も多いということである

(テクニカル)
9月25日の中銀総裁の介入示唆、29日の8月介入実績の公表で2段下げとなった。
漸くボリバン下限下抜きからバンド内へ戻し落ち着いてきた。9月25日-29日の両イベントに絡む下降ラインを上抜いた。9月29日-10月2日の上昇ラインが支持。上値抵抗は9月22日-25日の下降ライン。5日線はまだ下向き。一目の雲の下。
週足では8月4日週-11日週の上昇ラインが崩れ、ボリバン下位、さらに下限下抜きへ。ただ先週は長い下ヒゲを残した。
月足は12年6月-9月なだらかな上昇ラインを下に切った。12年6月-13年9月の上昇ラインも維持できない。4月-5月の下降ラインは上抜け。4月から85-90円の狭いレンジで推移している。年足はほぼ寄り引き同時。

(再び下落した乳製品価格)
今年は以下のように主要輸出品の乳製品価格が2月から45%下落しているので中銀はNZドルの下落を望んでいる。

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