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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

政策金利週間、豪週間、中国PMI、最後に米国雇用統計

更新日:2014年9月1日

9月1日(月)−9月5日(金)

今週の予想:ドル円101-106、ユーロドル1.29-1.34、ユーロ円134-139

いろいろ大丈夫か、というニュースが多い。プーチン大統領は8月31日、親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の衝突が続くウクライナ東部に「国家機構」を設けることを検討する必要があるという考えを表明した。親ロシア派が拠点としているドネツク、ルガンスク両州に、事実上の独立国に近い地位を与えるべきだという考えとみられる。EUは制裁強化、NATOは首脳会議を開催する。ガザ地区では停戦となったが、イラク、シリア、パキスタンなどは紛争が終わりそうもない。香港では民主派排除の直接選挙が導入されるようで、民主派の抗議デモが続くと見られる。身近な国でも火種がある。また南アの国の中にあるレソト国ではクーデターが起こり首相が南アに亡命した。日本は若干自民党内で摩擦が出始めている。景気が減速すれば挙党一致体制も揺らぐかもしれない。また感染者が10人以上に膨らんだ代々木公園発のデング熱も心配である。

さて今週は政策金利週間、豪週間であり、その他、中国の二つの製造業PMIの発表があり最後に米国雇用統計と充実した週である。

ドル円については大きく見れば月足が1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインに接している。105円にのれば上抜くこととなろう。また年足では2002年- 2007年の下降ラインに近付いており、これは107.50あたりで上抜くこととなる。かなり重要なポイントに近付いている。もちろんウクライナなどの地政学的リスクはあるが、それは長期的には関係がなく、やはり、これらの下降ラインを上抜き上昇ラインとなるのは日本の貿易赤字が続くかどうかである。80円から100円の円安でも輸出が数量的に伸びないというが金額的には伸びている。数量が伸びないとしたら、まだ円安が足りないのであろう。日本の輸出のライバルは中国であり東アジアの低コストである。

今週は以下のように6中銀が政策金利を決定する。

@ 豪=成長減速、雇用不安あるもインフレが落ち着いていることから現状維持、豪ドル高懸念は表明しよう

(スティーブンスRBA総裁の最近の発言)

  • 豪ドル急落のリスクは過小評価されている
  • なぜ米ドル高が進まないのか多くの人が驚いている
  • 適切と判断すれば介入も排除しない
  • 介入の場合でも事前に警告することはない
  • 豪ドルは成長の均衡にそれほど貢献していない
  • 為替介入は現在の水準で効果があるとは思えない
  • 豪ドルがもっと高かった時期には介入を検討した
  • 生産性が改善している証拠がいくつか見られる、労働市場の指標は改善したようだ
  • 失業率が低下するまでにはまだしばらくかかる
  • 今後1年の実質GDP伸び率は2%から3%程度となる見込み
  • 金利の安定を維持することに価値がある、中銀として最近利上げを考えたことは一切ない

Aカナダ=2Q・GDPは予想を上回ったが、まだ利上げに向かうほどの成長への確信はなく現状維持(1%)だろう

(最近の指標より)

  • カナダ2QGDPはほぼ3年ぶりの高い成長率となった。輸出をはじめ幅広い分野で伸びが見られた。
  • 前期比年率3.1%増。予想の2.7%増を上回った、輸出は17.8%増。自動車や農産物などが伸びた。家計支出は3.8%増加。
  • 金利決定の予想は弱い企業投資、不透明な輸出見通し、低インフレリスクを要因に、来年3Qまでは政策金利を現行の1%に据え置く可能性が大きいと、これまでされてきたが、2Q・GDPの好結果で見通しの上方修正があるだろう。

B日本=緩和の現状維持(政府・日銀と民間との景気認識の差があるが、そのところは質問があるだろう)

(黒田日銀総裁の最近の発言)

  • 日本経済の基本的な強さは良好
  • 企業については、収益が好調であることから、今年の投資計画は非常に堅調で、投資は増加している。内需は底堅い
  • 名目賃金は成長しつつある
  • 景気が回復しつつあり、現行の政策によってインフレ率が上昇していくとの予想を変更するつもりはない
  • 今後数カ月の間に輸出が持ち直し始める予想

C英=今回は現状維持だろうが、利上げへ向けての動きが出ている、スコットランド独立問題は

(直近のBOE議事録)

  • 政策金利は7対2で据え置きを決定、資産購入枠は9対0で据え置きを決定
  • マカファーティ委員とウィール委員は25BPの利上げに投票、二人の委員は経済成長が利上げを正当化していると述べた、大多数はCPIの見通しは利上げを正当化していないと主張

(カーニーBOE総裁の最近の発言)

  • 実質賃金が持続的に上がっていくと確信しなければならないが、利上げは実際にそうなることを待つ必要はない

Dユーロ圏=ややCPIが落ち着いてきたので現状維持だろう。総裁が為替相場に再び言及するか

(ドラギECB総裁の最近の発言)

  • 6月の刺激策が需要を促進すると確信
  • ECBはこれまで以上に政策スタンスを調整する用意がある
  • 為替レートは総需要とインフレを支援すべき動きをすでに見せている
  • かい離が見込まれる欧米の金融政策の方向性が為替レートのトレンドを持続するだろう
  • ABSプログラムの準備は迅速に前進しており、一段の信用緩和に貢献するだろう」
  • ウクライナ危機は経済にネガティブな影響を及ぼす
  • ECBは責務の範囲内であらゆる手段を使う
  • ECBはインフレ期待の変化を認識している

Eブラジル=リッセションに陥るもインフレ懸念で現状維持か

(最近の指標より)

  • ブラジル2Q・GDPは前期比0.6%減。2四半期連続でマイナス成長となり、ブラジル経済は景気後退局面に入った。10月に迫る大統領選の行方を見極めようと民間企業の間では投資を先送りする雰囲気も強く、経済停滞は長引きそうだ。輸入品の流入に押される製造業、低調な投資が経済低迷の要因。サッカーW杯で工場の稼働が止まり、鉱工業生産は6月に6.9%減少した。物価上昇率が高止まりする中で中銀は利下げには動けない状況。

【今週の注目経済指標】

9/1
(月)

(日)法人企業統計調査
(中)政府版製造業PMI、HSBC製造業PMI改定値
(独)GDP改定値
(スイス)SVME購買部協会景気指数
(英)製造業PMI

9/2
(火)

(豪)住宅建設許可件数、経常収支、RBA政策金利
(日)マネタリーベース、毎日勤労統計
(スイス)GDP
(英)建設業PMI
(ユーロ圏)生産者物価指数
(米)建設支出、ISM製造業景況指数

9/3
(水)

(豪)GDP
(英)サービス部門PMI
(ユーロ圏)小売売上
(米)製造業新規受注、地区連銀経済報告(ベージュブック)
(加)政策金利
(その他)ブラジル政策金利

9/4
(木)

(豪)小売売上、貿易収支
(日)日銀金融政策決定会合
(独)製造業新規受注
(ユーロ圏)ECB政策金利
(英)政策金利
(米)チャレンジャー人員削減数、ADP雇用統計、貿易収支、新規失業保険申請件数、非農業部門労働生産性・改定値、ISM非製造業景況指数
(加)貿易収支

9/5
(金)

(日)貿易統計、景気先行指数、金融経済月報
(ユーロ圏)GDP改定値
(独)鉱工業生産
(仏)消費者信頼感指数
(加)新規雇用者数、失業率、労働生産性指数、Ivey購買部協会指数
(米)失業率、非農業部門雇用者数

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:101-106、貿易赤字で真夏の円高も消滅。ただ今週は後場の月末の輸出の売りに注意
月末の輸出のドル売りやウクライナ情勢緊迫で円が103円半ばまで売られるも、週末の米指標改善で買い戻され104円台を回復した(但し週足は小幅陰線に終わる)。

---先週の予想は以下の通り---

円は例年通り上半期は輸出先行の時期なので円高推移しているが、貿易赤字国となったこともあり、その円の上げ幅はいつになく小さい。また2008年以来の7月、8月連続陽線になりそうだ。需給的に円安になりやすい晩秋に繋がっていくだろう。2Q・GDPが1Q比‐6.8%となり消費の大きな落ち込みが見られている。日銀は想定内というが、8%消費増税に加えて便乗値上げも多い。賃上げが追いつかない物価高である。公共事業などで追い込みをしているが、10%への増税を国民に納得させるには追加金融緩和や景気刺激策が必要だろう。現状の小幅だが株安円高では消費者の財布の紐は緩まない。

日々のトレードでいえば、先週後半もそうであったが、月末に入ったので、月末の輸出が出やすい。それは後場に出ることが多いので、前場は仲値決定でドル円が上昇しても、欧州時間は輸出の売りが散発して一時的に小緩むことがある。

(生活は低下している)
前回消費税8%は便乗値上げもあり実質13.7%、10%になれば実質15.8%の消費者負担になると書いたが、それが数字にも表れてきている。内閣府が行った「国民生活に関する世論調査」によると、去年と比べて生活が向上したと感じるかどうか尋ねたところ、「向上している」が6%、「低下している」が20.9%、「同じようなもの」が72.9%。「向上している」と答えた人は、去年の調査より1ポイント余り増えた一方、「低下している」と答えた人も、去年の調査より4ポイント余り増え、6年ぶりに前の年を上回った。内閣府は「国民の景気回復への実感は高まってきているが、4月の消費税率の引き上げに伴って消費行動が慎重になり、負担感も高まったのではないか」としている。

(テクニカル)
8月8日の長い下ヒゲ相場も8月15日に波高し線が出て一服したが、19日には波高し線の高値102.70を上抜け、7月30日-8月1日の下降ラインを上抜いた。20日の大陽線でボリバン上限を上抜けて上昇速度を緩めているが104.19をつけている。19日-20日、8日-15日などかなり急な上昇ラインがサポート。緩やかな上昇ラインは7月18日-8月8日のライン。5日線上向き、一目の雲のはるか上。
週足は7月28日週-8月4日週の下降ラインを上抜け大陽線となっている。週のボリバンの上限も大きく上抜いている。7月21日週-8月4日週の上昇ラインや8月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。月足は2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。またちょっと長いが98年8月と07年6月の下降ラインを上抜けようとトライしている。104.50あたりがポイント。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

【NZドル円】 予想レンジ:85−90、選挙前経済・財政見通しは下方修正、9月11日の政策金利は据え置きか
貿易収支の赤字拡大、弱い住宅建設許可で売られるも豪ドルの堅調さを受け上昇し、週を通じてはほぼ変わらずとなった。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
選挙前経済・財政見通しではGDP成長率の下方修正や財政黒字見通しの縮小があった
9月11日に政策金利決定
9月20日に総選挙
通貨番付では2位
乳製品価格の下落が続いている
ただ成長率や財政状況は他国に比べれば良好
下窓を開けてからの下げは一服、反発し始めている
NZ中銀同様キー首相も通貨高懸念を有している
雇用統計では失業率は改善したが、雇用者数の伸びは予想を下回った
2Q・CPIは予想をわずかに下回ったことが、政策金利決定後の声明にも表れ、今後の利上げペースは緩慢になることが予想される
2QGDPは1Qからやや減速すると見られている
NZ経済研究所の企業景況感調査も2Qは低下
雇用もまだ安定しているとは言えない
フィッチは格付け見通しを引き上げた
IMFはNZドルが5%から15%過大評価されているとした
貿易収支の黒字が続く、中国への乳製品輸出増によるもの
震災復興と移民増も景気回復の要因

(国内要因)
2014年2QPPIは、前期比0.5%低下した。乳製品の国際相場低迷を反映し、酪農家出荷価格が11%下落したことが響いた。電力料金低下を受け、電力・ガス費も8.4%下落した。PPIは前年同期比では2.5%上昇した。

(海外要因)
ウクライナはまだ小競り合いはあるが、欧州とロシアの停戦へ向けた動きは続いている。イラクやガザ地区での紛争は長期的に続くも世界の経済への影響は小さい。エボラ熱がさらに拡大することのほうが悪影響をもたらすこととなろう。
カンザスシティー連銀主催経済シンポジウムではイエレン議長が「賃金はインフレの上昇の影響を受けることなく上昇する余地がある」と発言し、若干だがハト派から脱却したと受け取られた。米国経済指標の改善は続いている。
日本は2QGDPでの消費の不冴えで今年度のGDP成長率見通しが下方修正されている。よほど景気対策に力を入れないと、10%消費増税は円滑に事が運ばないだろう。
欧州は依然景気低迷とインフレ低下が続く。2Q・GDPもゼロ成長となり金利が低下している。ただ膨大な貿易黒字があり、需給的にはユーロの買いも出てきている。英国は中銀総裁の賃金上昇が見られないという発言から利上げ観測が後退していたがBOE議事録では利上げ賛成も2人でたこともありポンドが戻している。
中国は2Q・GDPや製造業PMIの改善、7月貿易収支は輸出に大幅増加で黒字が拡大したが小売、工業生産は予想を下回り先週発表されたHSBC製造業PMIも悪化した。堅調であった上海株価指数も上げ一服となっている

(選挙前経済・財政見通し)
イングリッシュ財務相は、今後4年の財政黒字見通しを下方修正した。一段の景気鈍化が見込まれる中での税収減が背景。
2015年6月までの1年間の財政黒字見通しは2億9700万NZドル。5月の予算案公表時点での見通しである3億7200万NZドルから下方修正された。その後の財政黒字見通しも下方修正。今年は純債務が若干膨らんでピークを付ける見通し。
建設の伸び、移民、交易条件が景気の押し上げ材料となるものの、コモディティ価格が下落し、高金利環境が経済活動に影響し始めることで成長は鈍化する見通し。
3年に1度の総選挙の前に、「PREFU」と呼ばれる最新の経済・財政見通しを示すことが、法律により定められている。
財務相は、同国の財政収支は赤字が6年続いたあと、黒字に戻った事実を指摘。黒字化を危機にさらすことはしないと強調したほか、支出を拡大しすぎて金利に圧力がかかる事態も避けるとの方針を示した。財務相は「財布の紐を大幅に緩める余裕はない」と主張。「黒字を維持し、純債務を削減することが、第1の責務だ」と述べた。
また「成長のけん引役の一部が予算案公表時の想定を若干上回る見通しだが、その他はやや弱まった」と指摘した。景気全般の見通しは引き続き堅調だが、選挙戦で一部政党が示す増税や支出拡大の方針が阻害要因になるとの見方を示した。
2015年3月までの1年間のGDP伸び率見通しは、予算案の4%から若干下方修正され3.8%となった。その後の期間の見通しは、予算案とほぼ同水準に据え置かれた。
NZのGDPは、14年3月までの1年間は3.8%増加。コモディティ価格高などを背景に6年ぶりの高成長を記録した。

(乳製品価格) 
GDT(世界乳製品価格)は2年来の安値をつけている。NZ輸出の主要品目だけに下落は悪影響。それゆえにNZドルは安くしたいところ。

(選挙前世論調査)
与党国民党の支持率は少し下落しているが政権維持は可能だろう。(NZヘラルド紙)

(テクニカル)
2週連続陽線となったが、引き続き7月24日に開けた下窓の下で推移している。8月8日のボリバン下限下抜きからは反発。8月8日の長い下ヒゲから、8月5日-8日の下降ラインを上抜き、上昇。8月13日-14日の上昇ラインは下抜き、8月8日-13日の上昇ラインが支持。5日線は上向く。ボリバン上限近くで小反落。窓の下限の87.60.雲の下限が上値抵抗。
週足は、6月2日週-9日週の上昇ライン、5月26日週-6月2日週の上昇ラインも下抜いたが7月14日週-21日週の下降ライン、7月14日週-8月4日週の下降ラインを上抜いた。月足は12年6月-9月なだらかな上昇ラインを下に切った。12年6月-13年9月の上昇ラインも維持できない。4月-5月の下降ラインは上抜け。年足は一旦陰線となったが、また陽線に復活。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:101-106、日本の消費落ち込みをどう回復するか、秋の為替

さて秋である、そろそろ輸出の円買いより、輸入の円売りが活発になる時期である。ただ今年のドル円は2008年以来の7月、8月連続陽線となった。例年の真夏の円買いを崩したのはやはり貿易赤字であろう。地政学リスクでのリスク回避する円買いも瞬間的に出るが、現状の日本に資金を移すことがリスク回避とは思えない。というか21世紀の為替は下記の表のように円安傾向である。日本の金融ビッグバンや中国の市場参入からクロス円中心に円売りが始まり、貿易赤字への転換でドル円も円高傾向から反転している。

日本の第2四半期GDPは大きく落ち込んだ。政府、日銀は想定内というが民間調査機関は今年の成長率見通しを下方修正している。消費増税10%を達成するために政府は公共事業で追い込みをかけてくるだろう。ただそれでは消費が伸びないままに10%となり、8%増税よりも悲惨な結果となり、リスク選好の円売りから、リスク回避の円安へ完全に方向転換するだろう。

(20世紀の円相場と21世紀の円相場)
変動相場開始以来、20世紀の為替は全面円高であった。ただ21世紀になってからは違う。現在は全面円安だが、2000年以降は、金融ビッグバンで個人の資金が高利回りの海外へ流出し始めクロス円から上昇し始めた。中国の市場参入で日本の製造業は拠点を中国やアジアに移し始めたこと日本の貿易黒字を減少させた。2011年以降、貿易収支が赤字に転じたことによりドル円も上昇を始めた。リスク回避の円高と言う言葉も貿易収支が赤字なら一時的なものに終わるだろう。

(テクニカル)
月足が1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインに接している。105円にのれば上抜くこととなろう。また年足では2002年-2007年の下降ラインに近付いており、これは107.50あたりで上抜くこととなる。かなり重要なポイントに近付いている。もちろんウクライナなどの地政学的リスクはあるが、それは長期的には関係がなく、やはり、これらの下降ラインを上抜き上昇ラインとなるのは日本の貿易赤字が続くかどうかである。80円から100円の円安でも輸出が数量的に伸びないというが金額的には伸びている。数量が伸びないとしたら、まだ円安が足りないのであろう。日本の輸出のライバルは中国であり東アジアの低コストである。

【豪ドル円】 予想レンジ:95-100、豪ドル週間、政策金利、GDP、RBA総裁講演

(ポイント)
今週が勝負、政策金利、GDP、RBA総裁講演
雇用悪化など悪材料もあるが、銀行収益改善や企業信頼感、消費者信頼感指数改善で豪ドル、株価は上昇
鉄鉱石価格は下落が続く
政府は2014年成長見通しを引き下げ
2014年インフレ見通しは炭素税の廃止で見通しを引き下げた
ただ雇用への繋がりがなく、雇用は低迷している
通貨番付の首位
CPIはインフレターゲットの上限に達しているが今後の見通しは低下傾向である
RBAスティーブンス総裁が、強く豪ドル高を懸念
中国経済指標はマチマチへ
RBAは年内は政策金利を据え置くだろう
ケントRBA総裁補は失業率はまだ高い状態が続くと発言
RBAデベル総裁補の資本流入減少発言あり
大手企業の人員削減は続く。トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
財政赤字は増加で目標を達成できず
格付けはAAAを確認(S&Pとフィッチ)

(国内要因)
今週は経常収支、住宅建設許可、政策金利、GDP、貿易収支、小売売上の発表がある。3日(水)にはスティーブンスRBA総裁の講演がある。

(海外要因)
ウクライナでのロシアとの攻防は続く。世界の株価下落、金利低下に影響している。
大戦争にならないが、長期になりそうで、小出しの制裁合戦が続く。イラクやシリア問題も長期化。ガザ地区は停戦へ。エボラ熱の拡大を危惧していたが、日本でも発症した。
米英はどちらも利上げ観測が出ている。ただ米長期金利は低下継続、ドルも強いわけではない。景気指標はやや強いものが続く。来週は米雇用統計。賃金関連指標もみたい。
今週は豪、加、日本、英、ECB、カナダ、ブラジルが政策金利を決定する。豪は据え置き予想だが、依然として鉱山業の不振があり、またカンタス航空の赤字決算もあり、雇用は弱く、良い材料がない。RBAは豪ドル高懸念を繰り返すだろう。2Q・GDPも発表される。
ECBは昨日の独CPIが下げ止まったことで来週の緩和期待が後退している。英BOEは再び利上げ観測が出ている。日本は民間機関の成長予測は下方修正しているが、政府・日銀は2Qの景気減速が持ち直すと見ており、日銀は政策を現状維持とするだろう。
中国は今週のHSBC製造業PMIが悪化した。今週は政府版製造業PMIの発表がある。

(トピックス)

「直前のGDP予想に陰りも」
9月3日に発表される2Q・GDPは、3年ぶりのマイナス成長となる恐れがある。天候要因と政府が14/15年度予算案の厳しさを訴えてきたことが響き、消費が落ち込んだことが主な理由だ。
アボット政権は国民に対して予算案に長期的な歳出削減と増税を盛り込んだことを納得してもらおうと、債務に絡む「緊急事態」を解決するために痛みを負担しなければならないと警告を続けたことから、消費者心理が打撃を受け、消費減少をもたらした。2Qの小売売上高は0.2%減。実質ベースのマイナスは過去4年で2度目とまれな事態で、小売りセクターが同国経済の17%を占めている点からすると良くない材料だ。
雇用数でも小売りセクターはヘルスケアに次ぐ規模であり、全体の10%。7月の失業率が12年ぶりの高水準である6.4%に上がったのは、小売りセクターの不振が原因になった可能性もある。
いずれにしてもあらゆる材料が、2QGDPが1Qの1.1%増から著しく減速したことを示唆している。
NABは「われわれは0.4%増と予想しているものの、その達成は困難でリスクは下振れ方向にある。マイナス成長になる可能性があるのは間違いない。予算案が人々の心理と消費に悪影響を与えたことは承知している」と述べた上で、唯一の明るい要因は3Qがずっと好調な滑り出しとなり、全面的な景気後退入りは避けられるはずだという点だと指摘した。 豪は1991年以降、マイナス成長が2四半期続く景気後退には陥っていない。

「設備投資は増加」
2Q民間企業の新規設備投資は前期比1.1%増加。14/15年度の設備投資計画は1,452億豪ドルで、前回の1,371億豪ドルから上方修正された。豪経済が「資源ブーム」終息の影響を克服する兆候が示された。予想は、新規設備投資が前期比0.3%減、14/15年度設備投資計画が1,420億豪ドル前後だった。
2Qは建造物への投資が前期比2.0%増と1Qのマイナスから急回復。一方、機械設備への投資は前期比0.9%減少した。
14/15年度設備投資計画では、資源以外の業種で設備投資が活発化する兆しがみられた。公益事業、運輸、小売り、金融などを含む「その他産業」の計画は前年比12%超の増加だった。
住宅建設の回復はすでに確認されている。資源以外の分野の設備投資の回復は疑問視されていたが、今回の統計は明るい展望を示している。
2Q・GDPは、既に発表されている各種経済指標から、前期比1.1%増だった1Qから減速したと予想している。

「鉄鉱石価格下落」
90ドルを割り込み、ここ2年の安値をつけている。鉱山ブームが過ぎ去って今は中国からの輸入が頼みである。主要輸出品価格が下落したのでRBAも通貨安で相殺したいところだが、今年は通貨番付の首位を走っている。

「直近のRBA議事録」
理事会メンバーは、さまざまな方向に作用している要因を考慮すると、成長見通しに多大な不透明感が生じることは避けられない
・金融政策は適切と判断しており、金利に安定期間を設けることが最も賢明な道
・鉱業投資が今後一段と鈍化する
・財政健全化の動きと、依然として高水準にある豪ドルが、経済成長をさらに抑制する
・低金利が住宅市場の回復を後押しし、消費を支援している
・総合的に見て、GDP伸び率は4-6月期、より緩やかなペースに減速したと見られる。成長率は2014/15年にはトレンドを下回って推移し、その後は持ち直すと予想している
・労働市場に「顕著な」余剰があると指摘した。失業率については、持続的に低下するまでにはまだ時間がかかる、としている

「カンタス航空赤字」
カンタス航空が8月28日発表した、今年6月までの1年間の決算は、国内線でLCC=格安航空会社のヴァージン・オーストラリアとの競争が激化したことや燃料費の高騰などにより収益が大きく悪化した。保有する機材の資産評価を見直し、古い機材の価値を大きく目減りさせたことから、最終損益は28億豪ドルと過去最大の赤字となった。カンタス航空は、今年は再建策に基づいて全従業員の15%に当たる5,000人の削減を進めている。

(テクニカル)
スティーブンスRBA総裁は嫌がるが、通貨番付1位でチャートも力強い。8月は陰線は6本だけ。ボリバン上限に沿い上昇。上限上抜くと少し戻す。上昇ラインは8月21日-26日、12日-13日など。5日線上向き、雲のはるか上。週足は6月30日週-7月7日週の下降ラインは上抜いた。その下降ラインは下落のサポートとなった。8月4日週-11日週の上昇ラインに沿う。週のボリバンの下限下抜きからは戻し上限越え。月足は2月-3月の上昇ラインがあったが下抜きまたそのラインへチャレンジしている。年足は2009年-12年の上昇ラインがあり下抜きそうであったがやや戻している。

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