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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

月末、米GDP・雇用・FOMC、日銀総裁、外貨投信、企業決算など

更新日:2014年7月28日

7月28(月)−8月1日(金)

今週の予想:ドル円99-104、ユーロ/ドル1.32-1.37、ユーロ円134-139

今朝のシドニー市場では殆ど動意がなかったが、東京市場がオープンするにつれ、日経の下落を想定してか、若干円買いが出ている。リスク回避の円買いであるが、後述の南アランド相場見通しにも書いたとおり、「ウクライナ、中東緊張」のリスク回避で、今月は南アランドが買われている見方もある。ウクライナ、中東から距離的に離れているということと、FRBのQE3縮小やゼロ金利解除と並行して南アも利上げが見込まれるからである。

さて今週は米国GDP、FOMC、雇用統計を軸に展開する。2Q・GDPは寒波の影響を受けて前期比年率で-2.9%であった1Qから予想は+3.0%、FOMCでは最近の米株の伸び悩みはあっても米国景気は大きな落ち込みはないので、FOMCでの債券買い入れ額は予定通り350億ドルから250億ドルに減額されるだろう。注目はイエレン議長の会見だが、前回の議会証言から情勢も変わっていないことから「インフレ率はなお当局の目標を下回っていることから、金融緩和を推し進める必要がある」、「労働市場の改善が予想より速いペースで続いた場合は、利上げは現在想定しているよりも早期に、そして速いペースで行われる公算が大きい」とするだろう。低水準の労働参加率や賃金の伸び悩みにも言及するだろう。 ただユーロ圏よりもしっかりとした歩みを見せているだけに織り込み期間はドル高で推移するものと見られる。

今週は米国2、5、7年債の入札があるが、ウクライナ、中東リスク回避で買われれば、年初来続くQE3縮小でも金利低下となる。これと貿易赤字があり米ドルは年初の予想通り強いわけではない。

欧州は、マイナス金利導入やTLTROの資金が南欧債へ回る観測、弱い景気指標、低インフレで金利が低下し、またドラギ総裁もユーロ相場が物価に関して重要だと発言したことから、ユーロは年初来、通貨番付で最下位となっている。とは言っても、対ドルで2%、対円で5%程度の下落は大きくはない。膨大な貿易黒字がユーロ売り圧力を相殺している。
ユーロの為替については、ドラギ総裁を始め、仏、イタリア勢はユーロ安を望んでいるが、独連銀筋は、為替に頼る経済に否定的、為替相場を目標にしないと発言している。今週は雇用や消費者物価の発表がある。

英国は利上げ観測で買われていたものの、カーニー総裁の時期に関して不透明な発言や労働賃金が上昇しないことで、上昇を鈍らせていたが先週発表の2Q・GDPはリーマンショック前を越える大きさとなり、再び買いが入ってくるだろう。対ドルでボリンジャーバンド下限割れ、対円でもボリバン下限近くなので打診買いをしても良いころかと思っている。今週は中銀四半期インフレ報告がある。

中国は2Q・GDPや製造業PMIの改善、資金吸収オペの停止、不動産購入規制緩和などで景気減速から立ち直っている。大経済団体を引き連れての国家主席や首相の訪欧や訪中南米も景気を活気づかせるだろう。今週は製造業PMIの発表がある。

今週の決算では欧州の主要銀行と米企業決算がある。ウクライナや中東の緊張は大きく世界経済に影響を与えないものの、長引きそうだ。

豪ドルは、RBA総裁の強い豪ドル高懸念で96円から94円まで下落したが、2Q・CPIがインフレターゲット上限の前年比3%となり、若干だが出ていた利下げ観測を後退させ96円に一時戻った。ただ、まだ鉱山業のピークを過ぎ他産業へのシフトが出来ていないので雇用不安は残り、小売売上も悪化している。貿易収支も鉄鉱石価格の下落で悪化している。景気減速傾向から回復の兆しのある中国経済が豪に好影響を与えるかどうか。住宅建設は改善している。今後は工場撤退宣言をしたトヨタ、GM、フォードなどの雇用はどうなるか、また緊縮財政を表明したアボット政権が代替の景気対策を打ち出せるかどうか。炭素税の廃止はその一環か。チャート的には7月18日-22日の上昇ラインを下抜き、弱含むか。

NZドルは、政策金利据え置き決定後に中銀総裁が豪RBA総裁同様に強いNZドル高懸念を表明し下落、7月24日には6月12日の上窓開けに対照的な下窓を開けて下落した。首位を保っていた年間通貨番付は豪ドルに抜かれ2位に転落した。
2Q・CPIは予想をわずかに下回ったことで今後の利上げペースは緩慢になることが予想される。主要輸出品の乳製品価格が大きく下落していることが当局のNZドル高懸念に繋がっているが、量的には中国の大量輸入があり、貿易黒字を8か月連続で維持している。次の政策金利決定は9月11日で時間があるので経済指標と中国動向を精査していくしかない。

南アランドは、インフレ懸念と成長減速のジレンマがある中で苦渋の0.25%利上げを選んだ。通常の政策金利の変化は0.5%単位であったが、2000年以来の小さい0.25%幅となった。世銀、IMFは成長見通しを引き下げ、相次いで格下げされている中で株価指数は史上最高値を更新した。ただ5か月に渡った白金鉱山ストが終結すると、すぐに7月1日より金属労組がストに入っている。マーカス中銀総裁は景気減速もリセッション入りは否定している。中銀は介入はしないが政府とともに南アランド安にする警戒感は表明している。それが功を奏してか、7月は南アランドが主要9通貨で一番強くなっている。

【今週の注目経済指標】

7/28
(月)

(米)中古住宅販売契約

7/29
(火)

(日)失業率、商業販売統計速報
(南ア)失業率
(米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数

7/30
(水)

(NZ)住宅建設許可
(日)鉱工業生産・速報、貿易統計
(独)消費者物価指数
(米)ADP全国雇用者数、GDP・速報値、FOMC

7/31
(木)

(豪)住宅建設許可
(日)外国為替平衡操作
(香港)小売売上
(仏)生産者物価指数
(独)雇用統計
(ユーロ圏)失業率、消費者物価指数
(南ア)生産者物価指数、貿易収支
(加)GDP
(米)新規失業保険申請件数、シカゴ購買部協会景気指数、米企業人員削減数(チャレンジャー社)、四半期雇用コスト指数

8/1
(金)

(豪)生産者物価指数
(中)製造業PMI、HSBC製造業PMI改定値
(ユーロ圏)製造業PMI確報値
(英)製造業PMI
(米)非農業部門雇用者数、失業率、個人所得、個人支出、PCEコア・デフレータ、ミシガン大学消費者信頼感指数確報、ISM製造業景況指数、建設支出

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:99-104、いよいよ月末週、月末の輸出 VS 外貨投信
米景気指標の改善、日本の貿易赤字の拡大で上昇、ただ週末はNYダウの下落で上げ幅を若干縮小した。

---先週の予想は以下の通り---

月末週である。需給的には今朝は3連休明けの外貨需要が多くなる。ただ月末なので輸出にドル売りも後場にかけ増加する。7月は個人の夏のボーナスを狙って証券会社が外貨投信の販売促進を行う。
夏だから、上半期だから仕方がないのか、円高と株安が継続している。政府日銀がいくら「物価は順調に上昇している、景気は回復している」と言おうと、円高・株安が続けば回復の実感はない。結局消費増税だけ残ると可処分所得は減少する。さらに10%への消費増税が控えている。需給的に円安になりやすい秋以降に抜本的な対策を打ち出さないと、景気減速が始まるだろう。ただ財政出動よりお金がかからない円安への誘導が一番効率的である。最近の日銀名古屋支店長の「円安はこれ以上不要である」との発言や、原発再稼働への動きは円安基調から外れるものである。日本国民は20年以上、円高・デフレ不況に慣れっこであるので不満は出てこないだろうが、アジアでの競争力は確実に落ちていくだろう。

7月に入ってからはドル円の需給では損切りの売りが圧倒的多かったが、先週末では、それが少し減少している。また若干であるが損切り買いも出てきている。7月のドル円はここまで寄り引き同時である。円高はドル円よりもクロス円で起きている。クロス円はここまですべて陰線(除く南アランド)となっている。マイナス金利を導入、TLTROの執行観測、ポルトガルの銀行の信用不安、ウクライナでのマレーシア民間機撃墜事件、イスラエルのガザ地区侵攻などが、ユーロを押し下げ、他の通貨も押し下げられている。NZのCPIの落ち着き、執拗な豪RBAの豪ドル高懸念、南アストの長期化なども影響している。ただ7月が円高になりやすいのは例年通りである。

(テクニカル)
ボリバン下限を下抜いたり、下限に接すれば反発する。上限にいくことは最近は少ないが、上限に接すれば反落している。7月10日も下限抜きから10日-11日の上昇ラインが出来ていたが、17日に撃墜事件で一気に下抜き、ボリバン下限へ、先週金曜はそこから小反発。5日線は上向く。17日-18日、16日-17日、7日-16日、3日-4日の下降ラインが上に並んでいるが、17日-18日のラインは上抜いている。5月21日-7月11日の上昇ラインがサポート。
週足は陰陽繰り返してきていたが、先週もかろうじて陽線で、その陰陽ルールを守った。少し長い週足では13年8月5日-10月7日週の上昇ラインと14年1月6日週-3月31日週の下降ラインとの三角持ち合いとなっている。月足も2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

【豪ドル円】 予想レンジ:93-98、今週はRBA総裁講演、2Q・CPIあり
2Q・CPIがインフレターゲット上限に達したことから、利下げ観測が後退し上昇。ただ週末はウクライナ緊張によるユーロ/ドルの下げを受けて上げ幅を縮めた。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
わずかだが利下げ観測がある
雇用の悪化、小売売上が悪化
CPIはインフレターゲット上限に近づいている
RBAスティーブンス総裁が強く豪ドル高を懸念
貿易収支は悪化
住宅建設は改善
中国経済指標は改善
RBAは年内は政策金利を据え置くだろう
中国向け鉄鉱石価格を値下げ
雇用者数の増加は4カ月連続とならなかった
ケントRBA総裁補は失業率はまだ高い状態が続くと発言
インフレ懸念(TDインフレ指数)が少し出てきた
1Q・GDPは小幅改善
RBAデベル総裁補の資本流入減少発言あり
大手企業の人員削減は続く トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
財政赤字は増加で目標を達成できず
格付けはAAAを確認(S&Pとフィッチ)

(海外要因)
ウクライナでのマレーシア機の撃墜やイスラエルのガザ侵攻などの報道があったが時間が経つにつれ具体的に何が起きているかわかってきて為替相場も落ち着いてきた。リスク回避の円買いが進んでいたが、世界経済の根幹を揺るがすものでもない。ただ7月は過去5年連続でドル円は陰線であり、実需の円買いが出る時期であるので、ドル円、クロス円の上昇は秋を待ちたい。
米国景気は、指標はマチマチながらも企業決算は概ね良好である。賃金上昇にはまだ繋がらないが、雇用は改善しつつあり、QE3縮小は想定通り進むだろう。ゼロ金利解除の時期も具体的に示唆する地区連銀総裁も出てきている
欧州は相変わらず景気指標が弱い。マイナス金利導入の効果を確かめた上で、さらなる量的緩和に入っていくだろう。英国は利上げ期待で上昇してきたが、やはり英国でも賃金の上昇ならず、利上げ期待が後退しポンドが下げている。ウクライナ、イラク、パレスチナ問題があり、7月円買い需給と絡んで資源国通貨も弱含んでいる。中国のGDPはほぼ予想通り、今週はHSBC製造業PMIの発表がある。

(トピックス)

「利下げ観測もある中で今週CPI発表」
スティーブンス総裁は鉱業投資の鈍化を補う内需拡大を目指しているが、通貨高がその努力を妨げている。6月の失業率が約11年ぶりの高水準となったほか、5月の小売売上高が減少し、貿易赤字も拡大したことを受けて、市場は金融政策の追加緩和を織り込む方向に動いている。
しかし2Q・CPIの予想はインフレターゲットの3.0%で住宅価格の高騰でインフレ懸念もある

(RBA議事録)
政府が支出を削減し、豪経済が鉱業投資主導から転換する過程で、一定期間の金利安定が続くとの見通しをあらためて示した。
低金利が需要を支える機能を果たしている。メンバーは予想される鉱業投資の大幅減少と緊縮財政計画の影響をどの程度相殺できるか判断するのは困難との見解で一致した
特に主要商品の価格下落を考えれば、為替レートは歴史的な基準から見て高止まりしており、そうでない場合と比べて均衡の取れた経済成長の実現に役立つ支援をそれほど提供していない
最も賢明なコースは一定期間の金利安定である可能性が高い
向こう1年程度の経済成長について、「ややトレンドを下回る」とした。
(金利スワップ指数によれば、トレーダーは向こう1年間に0.11ポイントの利下げを織り込んでいる)

「炭素税廃止を可決」
豪上院は7月17日、温室効果ガスの排出削減を目的とする「炭素税」の廃止法案を賛成多数で可決した。炭素税は前政権与党の労働党が2012年7月に導入し、主要な排出削減策だったが、産業界などが反発し、アボット首相が撤廃を公約していた。
豪は1人当たりの排出量が世界トップレベル。削減の代替策の行方は不透明で、対策後退が国際的な批判を招く可能性がある。

「アボット首相がG-20へ提言」
アボット首相はG-20が今年2月に合意した成長率目標について、目標達成には各国のさらなる努力が必要だとの見方を示した。
2月のG-20財務相・中央銀行総裁会議では、今後5年で現行の政策で予想される総国内総生産を2%ポイント以上押し上げることが目標に設定された。
アボット首相は各国が目標達成に向けた対策を強化しなければ、目標の半分も達成されない可能性があると訴えた。豪はG-20の議長国で、11月には首脳会議がブリスベーンで開催される

(テクニカル)
7月はRBAスティーブンス総裁の強い豪ドル高けん制で下げている。7月10日にはボリバン下限を下抜いたが、やはり行きすぎで反発、7月10日-14日の上昇ラインが出来ていた。それがマレーシア機撃墜で再び下落、先週金曜は、その事件が解明されるのに従って反発している。7月2日-10日の下降ラインを上抜けるかどうか。ボリバンは7月18日に再び下限下抜きから反発。雲の上にも一時出たがまた雲中へ。5日線下向き。
週足は5月19日週-26日週の上昇ラインを下抜いたまま。この上昇ラインは上値抵抗ともなろう。6月30日週-7月7日週の下降ラインは上抜いた。月足は2月-3月の上昇ラインがあったが下抜いた。年足は2009年-12年の上昇ラインが生きている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:99-104、6年ぶり月足は陽線となるか、貿易赤字が影響、日銀黒田総裁講演

日本は月末となる。5年連続7月の月足は陰線であったが、今年はここまで小幅だが陽線となっている。貿易赤字が7月の季節需給の習性まで覆すことが出来るかどうかは注目している。また7月月末の日は過去5年連続で日足も陰線である。31日には投信が多く設定されているが、個人のお金が回ってくれば、久々に円安となることが出来るだろう。日本人に本当に可処分所得が増加しているかどうかを試す日となる。

黒田日銀総裁を始め石田、木内両日銀審議委員の講演があるが、これまで同様の「物価は順調に上昇している、景気は回復している」と言うだろうが、円高・株安が続き回復の勢いはない。消費増税の負担はある。また全国財務局長会議も予定されている。

(7月上旬貿易統計の発表は7月30日)
今週は7月30日に7月上旬貿易統計が発表される。財務省は毎月上旬、上中旬の貿易統計を発表しているが、あまり世間では認知されていない。貿易収支の傾向が為替相場に大きく影響するので注視したい。また、比較対象として前月比を取り上げている予想も多いが、貿易は季節的な要因が多いので、やはり比較するものは前年同期比であろう。ちなみに2013年7月上旬は5904億円の貿易赤字、輸出が+17.4%、輸入が+25.6%で、赤字が59.2%拡大していた(前年同期比)。

(長期的な話=原発再稼働なら円高デフレ不況へ逆戻り)
ここ2年の景気回復は円安の影響にほかならない。製造業の手取りの増加、対外純資産増加での可処分所得増加、株高に繋がった。
不幸な東日本大震災を起因とするエネルギー需要の増加で貿易赤字となり円安を生み出した。意図した政策でない円安でもたらされた景気回復を大事にするにはもう二度と円高デフレに戻さないことだろう。原発再稼働の是非はともかく、国内需要が乏しく、国内高コスト体質の日本は、円相場の安定から円安方向へのコントロールを維持しないといけない。TPPなどを含めバランスよく輸入できる貿易体制にしないと、元に戻ってしまう。

(テクニカル)
ボリバン下限から順調に反発し、ボリバン上限に近づいてきている。7月18日-23日の上昇ラインから急な7月24日-25日の上昇ラインができているがここは急なので下抜けも気をつけたい。7月7日-16日の一度上抜いた下降ラインもサポートとなろう。6月4日-7月3日の下降ラインは完全に上抜けていない。雲の下限近くまで上昇。5日線上向き。
週足は陰陽繰り返してきていたが、先週で久々の連続陽線となり強さを示した。少し長い週足では13年8月5日-10月7日週の上昇ラインと14年1月6日週-3月31日週の下降ラインとの三角持ち合いとなっている。月足も2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

【南アランド円】 予想レンジ:9.2-10.2、1月以来の0.25%の小幅な利上げが評価され買われている

(ポイント)
政策金利は0.25%引き上げられ5.75%となった
0.25%の小幅の引き上げはインフレ懸念と成長減速のジレンマによるもの
ただ投資家からは今回の小幅な引き上げが評価されている(後述)
世銀、IMF、南ア中銀は成長見通しを引き下げ
相次いで格下げされている
株価指数は史上最高値を更新
パラジウム価格の上昇も息が長い
白金鉱山スト終結し、7月1日より金属労組がストに入った。ただ金属労組は現在
 賃金引き上げ幅について譲歩が行われている
ズマ大統領が経済立て直しの演説を行った
マーカス中銀総裁は景気減速もリセッション入りは否定
1Q・GDPは弱い予想をさらに下回った
ANCが政権を維持したことをムーディーズは評価した
1Q経常赤字は、昨年4Qより改善
停電リスクあり、電源インフラが不足している

(国内要因)
6月CPIは5月と同じく6.6%となった。今週は2Q失業率、6月生産者物価指数、貿易収支の発表がある

(海外要因)
米国雇用保険の改善や企業決算も大層は改善しており、米国景気回復が進み、若干ゼロ金利解除の思惑が強まった。金利は上昇した。今週はGDP、FOMCと雇用統計の発表がある。
ウクライナでのマレーシア機の撃墜も詳細が少しずつわかるようになってユーロも落ち着いてきた。ユーロ圏の各種PMIは改善。独IFO指数は悪化した。
日本は円高になりやすい7月だが(過去5年連続で7月のドル円月足は陰線)、小動きとなっている。101.30以上で今月を終えれば6年ぶりの月足陽線となる。貿易赤字は原発再稼働の話も出てきたが、まだ拡大中で円売り要因となっている。
中国は2QGDPや6月HSBC製造業PMIが改善し、最大輸出先としている、豪やNZには好影響を与えるだろう。
豪、NZともに中銀は強い自国通貨高懸念がある。これに景気指標の悪化が加わると下落する。ただ両通貨は今年の通貨番付の1.2位でしっかりしている。

(トピックス)

「6月CPI」
6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、5月と同じ前年同月比6.6%で、南ア中銀のインフレターゲットを3カ月連続で大きく上回った。予想は6.7%。
中銀は7月17日、政策金利を0.25%引き上げて5.75%とした。その際、物価上昇圧力を最大の理由に挙げ、インフレ率が目標上限の6%を上回る限り利上げを続ける方針を明らかにした。 利上げ継続は停滞する経済にとって一段の下押し圧力となる可能性がある。中銀は今年の国内総生産(GDP)成長率を、昨年の低調な1.9%をも下回る1.7%と予想する。

「南アランドが落ち着いている理由」
3月以降、南ア国債の金利は安定からやや低下気味である。南ア中銀がインフレと闘いながら、景気の腰を折らない金融政策を行使していると投資家が評価しているからだ。7月17日は今年1月以来の利上げとなったが、引き上げ幅は0.25%と小さかった。インフレは上昇している。その原因はランド安、賃金の上昇、食品価格の上昇がある。インフレがターゲットを越えているにもかかわらず、またその上げ幅が0.25%という小さなものに終わったことは、中銀がプラチナ鉱山ストでの景気減速に配慮していたからだ。
マーカス中銀総裁は2014年のインフレは6.6%でピークを打ち、平均では6.3%、2015年は5.7%と見ている。成長率は2014年の見通しを2.1%から1.7%へ引き下げた。2015年は2.9%に見込み。ただこれは現在行使中の金属労組のストは考慮していない。

6月以降ではマレーシア、エジプト、ウクライナ、ニュージーランドとともに南アは利上げを行った国の一つである。トルコ、メキシコ、コロンビア、チリなどは利下げを行った。今後の利上げ観測もあり、南アの資産はFRBのQE3縮小やゼロ金利解除に対抗できると投資家は捉えている。

7月はここまでネットで海外から5.15億ドルの資金が南ア国債市場に流入している。年間では18億ドルの流入である。新興国市場で南アは中東やウクライナから遠く、リスク回避国として買われている一面もある。ランド買いトルコリラ売り、ランド買いロシアルーブル売りが出ている。

「金属労組賃スト状況」
20万人を越える6金属労働組合は、今月初めから続いているストライキの終結に向け、賃上げ要求幅の引き下げを経営者側に提示した。労組の代表者らが明らかにした。労組側はこれまで12-15%の賃上げを要求していた。ストを受けて自動車部品の供給に障害が生じており、フォードなどの自動車メーカーは国内工場で一部生産停止に追い込まれている。 6労組は経営者側と協議し、等級に応じた年間8%または10%の賃上げを含む3年契約を提案した。金属労組はこれまで、経営者側が示した今年10%、来年9.5%、それ以降9.0%という賃上げ案を拒否していた。

「サムスン電子」
サムスン電子が年内の稼働を目標に南アフリカ共和国にテレビ工場を建設中である。
サムスン電子は年末までに南アフリカの貿易港ダーバン近隣にテレビの生産工場を設立する予定だ。
投資規模は30億から40億ランドと伝えられている。

(テクニカル)
6月24日から長らく続いた下降ライン、6月24日-26日の下降ラインは上抜いたことがようやく実り、上昇している。なべ底での推移から上抜けした。
5月26日-6月24日の下降ラインも上抜いた。ボリバン上限に達した。5日線は上向き。ただ先週金曜は木曜の高値を抜けず、陽線であったが、伸び悩み。7月18日-23日の上昇ラインを下抜ければ注意したい。5月26日-6月24日の下降ラインもサポートとなる。
週足では6月16日週-23日週の上昇ラインを下抜き、5月26日週-6月9日週の下降ラインで留まる。6月23日週-30日週の下降ラインは上抜く。7月14日週-21日週の上昇ラインができている。月足は2月-3月の上昇ラインを下抜き、3か月連続陰線、今月は陽転。5月-6月の下降ラインを上抜いている。年足は06年-08年の下降ラインを上抜いている。

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