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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

新年度円買い需要、日銀緩和は?週末にG-20

更新日:2014年4月7日

4月7日(月)−4月11日(金)

今週の予想:ドル円100-105、ユーロドル1.34-1.39、ユーロ円139-144

シドニー午前6時では、先週末に円買いが進んだNY終値とほぼ同レベルで推移している。月曜なので仲値の外貨需要がやや多いが、日経平均がNY株下げを受けて下落すればリスク回避の円買いに転じるだろう。
週末の報道としては4月の消費者物価が消費税率の引き上げ分を差し引いても大幅に上がる可能性が出ている。増税を機に、材料の値上がり分なども価格に上乗せする動きが続いているためだ。生鮮食品を除く物価上昇率は4月に前年比で3%台半ばとの見方がある(日経新聞)。
また日豪EPAでは豪が中小型の乗用車の輸入関税(5%)を来年の協定発効後すぐに撤廃。日本も輸入牛肉の関税率を現行の38.5%から20%台に引き下げる方向の見通しとなっている。
今週は週末はG-20、世銀・IMF総会等の大きなイベントがある。ウクライナ問題が議論されるだろうが、既にIMFはウクライナへの融資を決定している。ロシアへの経済制裁なども、米露電話会議があり、外相会議が始まっているだけに、さらに強まることはない。G-20ではいつものように為替については「為替レートは市場において決定されるべきこと、我々は為替レートを目標にはしないことを再確認する」が基本となる。ただ前回のG-20で「今後5年間で、我々全体のGDPを現行の政策により達成される水準よりも2%以上引き上げることを目指す」としたが、それ以降具体的な動きはないようだ。

米国は先週末にIT株の下落でナスダックが年初来マイナス圏へ落ち込んだ。今週はアルコアや米銀の決算がある。経済指標がマチマチであり、株価も力強くない。QE3縮小といっても、米金利は年初来低下している。貿易赤字が拡大してきたことも、ドルが強くならない理由だろう。FOMC議事録の公表がある。

欧州は独紙フランクフルター・アルゲマイネがECBの債券購入モデルは最大1兆ユーロと報道したことでユーロが売られている。ECBドラギ総裁は「どのような量的緩和がより効果的かとの問いをめぐっては、今後数週間検討を続けていく」としている。景気低迷と高失業率でマイナス金利も議論されているようだ。為替については「為替を念頭に政策を講じているわけではない。物価安定の中期的な評価において為替は重要性が増している」とした。ユーロドルがより堅調になれば、デフレ抑止の為にユーロ高懸念を発しそうだ。ただ膨大な貿易黒字が一方的なユーロ下げを抑止するだろう。英国は今週政策金利決定があるが、政策金利、量的緩和の金額ともに現状維持となろう。


豪はアボット首相が来日している。焦点は牛肉関税率の引き下げである。 経済指標も好転してきたので年内利下げ観測は後退し逆に利上げ観測が出てきている。懸念の雇用は2月は大幅改善したが、3月も維持できるかどうか。ただまだ豪ドル高懸念は、中銀は有している。
NZドルは、昨年は弱含んでいた豪ドルの対価として売られたり、IMFがNZドルは5%から15%過大評価されているとの報告をしたこと、乳製品価格が下落していること、住宅建設許可件数が減少していることで先週は弱含んだ。対ドルでは先週末下げ止まった。4月24日に政策金利決定となるが、16日の1Q・CPIが手掛かりとなるだろう。
南アランドは、ウクライナ問題の落ち着きと新興国株の上昇を受けて安値圏よりは戻し始めている。政策金利は据え置きとなった。依然インフレリスクがあり、政府、中銀ともに通貨安懸念を有している。
中国は2月に輸出が大幅減少した貿易収支の3月分や低下気味のCPIも今週発表される。

【今週の注目経済指標】

4/7
(月)

(日)景気動向指数・速報値、外貨準備
(スイス)消費者物価指数
(独)鉱工業生産

4/8
(火)

(日)日銀金融政策決定会合、国際収支、貿易統計、景気ウオッチャー調査
(スイス)失業率、小売売上
(英)鉱工業生産
(加)住宅着工件数

4/9
(水)

(日)日銀金融経済月報
(独)国際収支
(英)貿易収支
(米)卸売売上高、FOMC議事録(3月18・19日)

4/10
(木)

(豪)雇用統計
(日)機械受注
(中)貿易統計
(仏)消費者物価指数
(ユーロ圏)ECB月例報告
(英)BOE政策金利
(米)新規失業保険申請件数

4/11
(金)

(日)企業物価指数、日銀金融政策決定会合議事要旨(3月10日・11日分)
(中)CPI・PPI
(米)生産者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数・速報 
(その他)G-20

4/12
(土)

(その他)国際通貨金融委員会、 世銀・IMF合同開発委員会

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:100-105、年度末、短観、新年度
年度末は過去のデータ通りドル円は上昇したが、週末に米ナスダックが急落しドル円も下落し上昇幅を縮小した。

---先週の予想は以下の通り---

新年度が始まる。日本は貿易赤字国なので長い目で見れば円安が進むが、季節的な実需の動きでは上半期(4-9月)に輸出が出やすいので真夏まではドル円で円高に推移することがあろう。去年も黒田異次元緩和策で一時円安株高となったが、5月以降、秋までは円高が進んだ。下半期は円安の実需となるのは例年のこと。
今週は短観があるが、既に発表された法人企業景気予測のように、現状改善、先行きは消費増税の落ち込みで景況感は悪化しよう。短観は再放送のようなもので新鮮味のない指標。秋の10%消費増税を目指す政府は何らかの対策は打ってくるだろうが、取り敢えず、8%増税を勝ち取ったので国民にはもう大きなエサは与える必要はないと考えているかもしれない。景気が悪化すれば円高となりやすいが、日本はもうそんな余裕はないだろう。製造業はコスト高の日本から脱出を図っていくだろう。ASEAN統合はその受け皿となる。政府・政治家でなく国民に優しい政策が不在だ。

(3月31日年度末の為替データ)
過去8年では、仲値のプライスアクションがどうあれ、7年が陽線、1年だけが陰線(2007年)、今年はリパトリの円買いが多いことも予想されるが、景気回復でM&Aなどの特集玉の円売り、外貨投信玉も入ってくるだろう。

(テクニカル)
3月7日-11日の下降ラインを上回ったが、その後伸びなかったが先週金曜日に跳ねた。3月24日-25日の下降ラインを上抜いた。まだ雲の中、ボリバン上限まで余地あり。5日線上向き。損切り買いは残る。3月19日-3月27日の上昇ラインが支持。週足は1月27日週以来横ばいであったが、上値抵抗の12月30日週-1月6日週の下降ラインを上抜いた。下値支持は2月3日週-3月3日週の上昇ラインがある。下値支持はさらに10月7日週-21日週の上昇ラインがある。月足は昨年11月-12月の上昇ラインを下抜いた。2月はわずかだが陰線に終わる。3月はわずかに陽転か。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

【NZドル円】 予想レンジ:86-91、輸出堅調続く
4月2日にNZドルが対ドルで下窓を開けてオープンし、NZドル円も下落した。IMFのNZドル高懸念、乳製品価格の下落、住宅建設許可の減少も下落に影響した。

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
貿易収支の黒字が続く、中国への乳製品輸出増によるもの
震災復興と移民増も景気回復の要因
通貨番付の首位を円から奪回し今週も維持
4月24日が政策金利決定
景気好調なるも、当局からはNZドル高懸念が聞こえる
4QGDPはまさに予想通りとなった
中国株下げ、景気減速にはあまり影響されなくなった
住宅関連投資は1月、2月と弱くなっている
1月食品価格は乳製品を中心に上昇したが2月は下落
NZの銀行は健全 BY S&P、懸念は外部要因の悪化
財政は黒字化する見込み
経常赤字による格下げ懸念あり

(国内要因)
2月貿易収支=1月+3.06億NZD、 予想+6.00億NZDのところ8.18億NZDとなった。次の焦点の政策金利決定は4月24日となる。

(海外要因)
イエレン議長が、QE3縮小を終了してから利上げを開始するまでの期間の目安として、「おおよそ6カ月程度」と述べ、一時上昇した米ドルと米金利も下げに転じている。今週は雇用統計。
ウクライナ問題は出来るだけ穏便に済ませたい空気があるようだ。IMFは早々とウクライナ融資を決定した。
欧州は相変わらずZEW景況感指数など弱い経済指標が続く。依然マイナス金利導入の思惑が続こう。ECBドラギ総裁を始め、要人からユーロ高についての発言が続く。ただ貿易黒字により大幅下げとはならないだろう。今週はECB政策金利決定もある。
中国景気減速や不良債権問題もあるが それが豪ドルやNZドルの下げには繋がらないのが最近の傾向である。オセアニア両国ともの景気回復が順調に進んでいるからだろう。今週はRBAが政策金利を決定する。主要株式市場で一番弱い日経が心配。今週は短観がある。

(2月貿易収支詳細)
NZの2月貿易収支は黒字が増えただけではなく、輸出が40.8億NZDから40.8億NZDへ増加した。最大の貿易相手国である中国向けの乳製品輸出が拡大した。粉乳、バターやチーズ、木材や肉製品の輸出が増えた。

(イングリッシュ財務相)
・NZドルはいずれ下落すると予想、NZドルは現時点で少々高い
・NZドル高は、輸出業者に困難をもたらしている 。経済の均衡回復を難しくしている
・中国経済はさらに不安定になると予想

(スペンサーNZ中銀副総裁)
・地震被害を受けたクライストチャーチの復興を受け、インフレリスクが高まっている
・金利上昇は住宅価格インフレを抑制へ、
・中銀の融資制限がNZドルへの圧力を緩和した可能性

(震災復興と移民増も景気回復に貢献)
今年2月、ニュージーランドは約3,500人も人口が増加し、一カ月の増加ではこの10年で最高となった。統計局によると、この増加は豪への流出が減ったことと、海外からの移民者が増えたことが原因とのこと。
昨年3月から今年2月までの期間、永住権や長期的な移住権を得た人の数は、29,022人で、これもこの10年間で最高人数。 この増加の背景には、クライストチャーチの再建設、外国からの移住者、国内に留まる人の増加、などがある。
豪から、NZへ帰国する人も増えているが、中国との経済関係の重要性を反映して、従来主流であったイギリスからの移民者を凌ぎ、中国からの移民が急激に増えている。

(テクニカル)
3月13日の上ヒゲで下げるも、13日-14日の下降ラインをすぐに上抜き、17日-18日の上昇ラインに沿った。そのラインも一旦下抜くも、再び3月19日-20日の下降ラインを上抜き上昇、ボリバン上限へ。 2月4日-3月3日の上昇ラインがサポート、5日線上向き、週足は3月3日週の大陽線の高値は上抜いた。2月3日週-3月3日週の上昇ラインがサポート。月足は12年6月-9月なだらかな上昇ラインがサポート。昨年9月-11月の急な上昇ラインは下抜けたが再び迫りつつある。年足は陽線。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:100-105、日銀緩和がなければ、季節的な実需の円買い先行か

日本は新年度に入った。これから夏までは実需では輸入の円売りより輸出の円買いが活発化する。昨年は黒田異次元緩和政策で一時円売りが高まったが、それでも5月から8月は円買いが勝った。円安へ傾けるサプライズな政策がなければ円買いが勝るだろう。消費増税での景気落ち込みでの政策期待があるが、後述するように、さらなる追加緩和政策は否定する向きも多い(自民党や元財務官などより)。
今週は日銀政策決定会合があり、「景気の落ち込みがあれば、何でもやる」的な発言は出ても、数字的には現状維持だろう。今週は外貨投信の払い込みもないようだ。2月国際収支や3月上中旬の貿易統計の発表に注目したい。

・自民党塩崎政調会長代理=日銀の追加緩和の可能性について「なかなかそう簡単に出てこない」と述べ、否定的な見方を示した。日銀の黒田総裁の躊躇なく対応するとの発言に関して「決意の2%は全く変わっていない。本当に何かあればやりますよと言っているだけであって、全くぶれていない」と解説。追加緩和の手立てはあるのかとの質問に「リスク要因があって、見通しが変わったら(躊躇なく対応する)と言っているだけだ。今、コアコアが0.8%、失業率が3.6%。需給ギャップが相当減ったと言っているときに、何やるのですかと言ったら、なかなかそう簡単に出てこない」と述べた。物価安定目標の2%は「達成可能」と見通した。

・国際協力銀行の渡辺博史(元財務官)総裁は、日銀の追加金融緩和について「株式市場が崩壊するとかすれば別だが、基本的にはよっぽどのことがないとやらない」との見方を示した。追加緩和をはやしているのはメディアとマーケットとした上で、米国が量的緩和の縮小に進む中、「日本と米国の金融政策の向きが違っていいんだろうか」と指摘、併せて、日本が追加の金融緩和に踏み切ることは「米国はなかなか支持しない」とも述べた。

「円売り? 劣後債とM&A」
米蒸留酒2位ビームを買収するサントリーホールディングス が、過去最大級の劣後ローン3,000億円の調達を検討していることが分かった。160億ドル(約1兆6,500億円)の巨額買収に伴う財務悪化を防ぐため、資本増強効果のある劣後ローンによる調達で、大幅格下げ回避を図る。 関係者によると、複数の民間金融機関に1,000億円、政府系金融機関に2,000億円の計3,000億円の協調融資を働き掛けている

(テクニカル)
ボリバン上限まで達して4日目に下落した。またボリバン下限101円あたりまで下落するのだろうか。上半期は円買い需要が多いだけに想定しておきたい。3月31日-4月1日の上昇ライン、3月27日-28日の上昇ラインを下抜いて先週金曜日は大陰線となった。下値支持は3月14日-18日、2月4日-3月14日の上昇ライン。またその下はや3月7日-11日の下降ラインやボリバン下限なので101円あたりとなる。5日線はまだ上向き。週足は先週は長い上ヒゲとなって下押し圧力がある。3月17日週-24日週の上昇ラインがある。さらに2月3日週-3月3日週の上昇ラインがある。下値支持はさらに10月7日週-21日週の上昇ラインがある。月足は昨年11月-12月の上昇ラインを下抜いた。2月はわずかだが陰線に終わる。3月は陽転。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

【豪ドル円】 予想レンジ:93-98、13営業日連騰後で一服、今週は注目の雇用統計

(ポイント)
今週は焦点の雇用統計の発表がある
政策金利は経済指標の改善は見られるがインフレ動向の見極めに暫く時間がかかり、様子見となった
RBA総裁の発言はこれまでより強気
RBA議事録でもさらなる利下げの必要性はないとしている
中国の指標や株価の動きに豪ドル相場が影響されにくくなっている
2月雇用統計で新規雇用者数が大幅に改善した。今週は3月分の発表
RBAは豪ドル高懸念を示している
大手企業の人員削減は続く。トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
財政赤字は増加で目標を達成できず
格付けはAAAを確認(S&Pとフィッチ)

(国内要因)
2月住宅建設許可件数(前月比) 前+6.8% 予-2.0% 結果-5.0%
2月貿易収支 前+14.33億AUD 予 +8.00億AUD 結果+12.00億AUD
2月小売売上高(前月比) 前+1.2% 予+0.3% 結果0.2%

(海外要因)
イエレン議長やFRB筋は景気見通しに慎重ながらもQE3縮小を予定通り進めていく発言を繰り返している。 ウクライナ問題では米露首脳電話会談が開催され、今後も外相会談が継続される見通しとなり新興国の株価が急回復している。IMFは早々とウクライナ融資を決定した。今週はG-20、IMF世銀総会で議論されよう。
ECBは政策決定会合で「追加緩和の可能性を排除しない、政策金利は長期にわたり現状か、それより低い水準、経済見通しに下方リスクあり」とした。マイナス金利や量的緩和も議論されたようだ。
中国景気減速や不良債権問題もあるが それが豪ドルやNZドルの下げには繋がらないのが最近の傾向である。中国は中小企業向けの経済対策を発表した。今週は貿易収支、CPI,PPIの発表がある。RBAは政策金利を据え置いた。日本は短観が発表されたが予想通り、景況感は現状は改善したが、先行きは消費増税の影響でやや落ち込んだ。

(トピックス)

「政策金利据え置き後の声明」
政策理事会後に発表した声明は以下の通り。
・全般的に、金融の状況は依然として非常に緩和的だ
・経済は2013年にトレンドを下回る成長ペースとなった。最近の情報は夏にかけて消費者需要がややしっかりすると示唆しており、住宅建設の堅調な拡大が見込まれる。
・ 企業状況・信頼感を示す一部指標は1年前から改善し、輸出は拡大している。しかし同時に、資源セクターの投資支出は大きく減少する見通しであり、現時点でその他セクターの投資意欲改善の兆候は、企業が状況改善の裏付けを待つ中、一定しない。公的支出は抑えられる見通し。
・ 労働需要は引き続き弱く、結果として、失業率は小幅上昇し続けている。短期的におそらくもう一段上昇するだろう。賃金の伸びは顕著に低下している。国内コストが引き続き抑制されれば、非貿易財の価格の伸びは時間とともにいくらか緩やかになる可能性があり、為替相場が低めに推移したとしても、目標に沿った水準でインフレ率が維持されるはずだ。
・為替レートが1年前の高値から下落していることは均衡のとれた経済成長の実現に寄与するだろう。ただ、過去数カ月の上昇の結果として、従来よりもそうした見方は後退した。為替レートは引き続き歴史的な水準から比べると高水準だ。
・今後については、緩和的な金融政策の継続が需要を支え、しばらく成長の押し上げに寄与するだろう。インフレ率は今後2年間、2─3%という目標に沿う水準となる見通し。

「RBAロウ副総裁」
RBAロウ副総裁は「約1年にわたる豪ドルの下落が、経済の安定を促す重要な役割を担っている」との見方を示した。
豪ドルが「不快なほど高水準」かどうかを問われ、副総裁は「12年と13年初めに達したピーク時の水準から下落しており、交易条件の悪化に沿った動きだ」と指摘した。
住宅価格の上昇については、「金融刺激策を受けた自然な反応で、住宅の投機が広がった場合には懸念要因になる」との見方を示した。

「今秋の利上げ予想も」
ルーミスのリック・ハレル氏は「中国発の大きなショックがなければ、今秋にも利上げがあるかもしれない」と指摘。「豪は鉱業以外にも強みがあることが国内の統計で確認された。鉱業投資以外の分野でも経済活動が活発だ」と語った。
「住宅から観光までさまざまな分野で業況が堅調に推移、経済は鉱業投資だけに依存する形になっていないためだ」と分析している。

(テクニカル)
13連騰後一服した。3月17日-20日の上昇ラインはまだ崩れない。ボリバン上限に沿っているが大きく上限を上抜けることもない。さらに角度を上げた3月24日-27日の上昇ラインは下抜いた。5日線上向き、雲のはるか上。3月3日-17日、2月3日-3月3日の上昇ラインが支持。週足は3月3日週-10日週の下降ラインを上抜いた。3月17日週-24日週、2月3日週-3月3日週の上昇ラインが支持。月足は昨年8月-9月の上昇ラインを下抜いているが2月はインフレ懸念も台頭して上昇、3月も大陽線となった。年足は2009年-12年の上昇ラインが生きている。3月で陽転。

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