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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

日本と中国の重要週、消費増税が実質決定される週。株価回復の中国も指標にも注目

更新日:2013年9月9日

9月9日(月)−9月13日(金)

今朝のシドニー市場(午前5時ごろ)ではドル円が99.70、豪ドル円が91.80と円安が進んでいた。オリンピック開催地が東京に決まったことでの株上昇を見込んでのリスク選好の円売り、また豪ドルは総選挙で野党勝利での新鮮な期待や中国8月貿易黒字の拡大、輸出に拡大で買われたようだ。東京が始まってからも持続性があるかどうか。

昨日(日曜日)発表された中国8月貿易統計では、輸出額は前年同月比7.2%増、米国や東南アジア向けが堅調となった。輸入額は前年同月比7%増。政府が国内景気を下支えする施策を打ち出すとの期待感が高まっており、企業が生産増に備えて原材料などの輸入を増やし始めている。貿易収支は286.1億ドルの黒字。

また豪議会選挙では野党・保守連合が与党・労働党に圧勝して6年ぶりに政権交代が実現し、新しい首相には保守連合を率いる自由党のアボット党首が就任することになった。
保守連合は炭素税の廃止や財政の健全化、急増している東南アジアなどからの不法難民への対策の強化などに取り組む姿勢を打ち出しているが、大きな経済政策の変更はないだろう。

今週は日本の消費増税にかかわる大きな材料が出てくる(後述)。またもう一つの注目は中国の指標である。6月下旬のシャドーバンキング危機と報道されて以来、逆に株価は上昇、経済指標も改善している。GDPより構造改革としてきた中国政府も都市化政策、IT促進策、貿易自由区などの対策、また銀行間市場に資金供給を継続的に行ったからである。今週はCPI、PPI、小売売上、工業生産、固定資産投資などの重要指標が発表される。これらの数字は資源国通貨に影響を及ぼすだろう。最近の資源国通貨の上昇もここまでの中国景気の回復も一要因だ。

NZは政策金利の決定がある。震災復興や住宅バブルで回復しているNZ景気であり来年の利上げも中銀自らが示唆しているが、ミルク汚染問題や直近の貿易赤字拡大やNBNZ消費者信頼感指数悪化でやや勢いをなくしている。今週の政策金利決定では金利は据え置かれるが、為替相場ではまだ自国通貨高懸念が示されるだろう。
豪は今年は景気指標の弱さで豪ドルも弱い通貨の一つであったが、外部要因では中国指標の改善、国内では下げ続けてきた、若干の景気指標の改善と物価の下げ止まりで政策金利が据え置きになり、やや戻している。週末の選挙で労働党から保守連合に政権が移ったが経済政策の大きな違いはないだろう。炭素税は廃止される予定である。
南アは金鉱山のストが中心されるとの報道でやや戻しているが、依然年間通貨番付では最下位である。景気回復の弱さとインフレ懸念のジレンマに悩んでいる。ただ株式相場はランド安の影響で強い。

米国は大統領が今週「シリア問題」に関する国民向け演説を行う。攻撃したとしても、世界の世論では反対が多いこともあり大規模な継続的なものではない威嚇的なものになり為替相場への影響は限定的である。小売売上やミシガン大消費者信頼感指数の発表がある。景気指標はマチマチだがFOMCメンバーではQE3縮小意見が多い。G-20では新興国の状況を考え慎重な意見も見られたので、それなりの配慮はするだろう。

欧州は今週は指標が少ない。今年はまことに小幅だが景気指標が改善し通貨番付では首位を争うほどユーロは強い。ただ先々週あたりから独の雇用や小売、工業生産がやや弱くなってきたのが気がかりである。

【今週の注目経済指標】

9/9
(月)

(日)第2四半期GDP・二次速報、国際収支、企業倒産、消費動向調査、景気ウオッチャー調査
(中)CPI、PPI
(スイス)失業率

9/10
(火)

(日)日銀議事要旨(8月7日・8日分)、第3次産業活動指数
(中)工業生産、小売売上、固定資産投資
(加)住宅着工件数

9/11
(水)

(日)法人企業景気予測調査
(独)消費者物価指数(CPI)
(英)雇用統計
(米)卸売売上高

9/12
(木)

(NZ)中銀政策金利
(豪)雇用統計
(日)機械受注
(仏)消費者物価指数
(ユーロ圏)ECB月例報告、鉱工業生産
(米)新規失業保険
(その他)フィリピン中銀金融政策会合、インドネシア中銀金融政策会合、韓国中銀金融政策会合

9/13
(金)

(日)SQ(特別清算指数)
(ユーロ圏)貿易収支
(米)生産者物価指数、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数、企業在庫

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り ※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:95-100
外貨投信設定での円売り、中国製造業PMI等の改善や米国のシリア即時攻撃観測が後退しリスク選好でドル円は一時100円を超えるも、米雇用者数が予想を下回った為上げ幅を縮小して週を終えた

---先週の予想は以下の通り---

株高円安で日本景気が上向いたことは確かである。ただ株高円安が進んだのは昨年11月から今年の5月中旬あたりまでである。日銀異次元緩和後は株安円高が進んでいる。「円高円安も彼岸まで」といった実需を基にした需給の流れは変えることは出来なかった。5月からの円買いの流れは昨年12月のリポートで予想した通りである。また晩秋になれば輸入の円売りが出て円安推移となろうが、今年は消費増税決定が控えている。消費増税は可処分所得を減少させるものだから、リスク選好の流れも衰え株安円高要因となる。晩秋からのリーズ&ラグズを加味した経常収支からの円安の流れを資本収支の赤字の減少で少し相殺することとなる。消費増税が国際公約に関わるとか、景気に影響を与える、日本の税収がどうなるとかを議論するのは為替の動きには関係がない。

(今週の外貨投信)
月初だがまずまずの件数。午前9時55分の仲値決定で円売りが出やすい。また月初なので後場の輸出は多くはでない

・2(月)
・3(火)JPモルガンAM トルコ債券ファンド、 JPモルガンAM
メキシコ債券ファンド、ブラックロック・ジャパン 東南アジア、中国、欧州、米国、豪など株式インデックス、東京海上AM 米国新興成長株式ファンド、日本アジア・AM  米国・シェールMLP・高配当株ファンド
・4(水)東京海上AM 世界ハイブリッド証券、パインブリッジ・インベストメンツ 邦銀キャピタル証券ファンド
・5(木)大和投信 ダイワ・エマージング高金利債券、大和投信 外国債券Fダイワスピリット、大和投信 インドネシア・ルピア債、物価連動国債ファンド
・6(金)みずほ投信 USハイイールド

(テクニカル)
8月は円高と言われたがドル円は小幅ドル高円安。対ポンドでも円安。他の通貨に対しては円高なので、夏の円高需給も当たっていないとは言えない。日経暴落前日の5月22日-7月8日の下降ラインはまだ抜けないが迫っている。ただ8月28日-29日の上昇ラインを月曜は下抜けそうだ。雲の下継続。ボリバン中位。5日線下向き。週足も日経暴落の5月20日週-7月8日週の下降ラインに迫っているがまだ上抜けない。8月5日-12日の上昇ラインがサポート。月足は5月-6月の下降ラインが下値抵抗、5月-7月の下降ラインが上値抵抗。年足は07年-08年の下降ラインを上抜いて上昇中。

【南アランド円】 予想レンジ:9.0-10.0下げ渋り、GDP改善、CPIはインタゲ超える、景気はまだ弱い
中国指標改善、米国のシリア即時攻撃観測の後退、南ア金鉱山でのスト中止観測で9円半ばから後半へ上昇した

---先週の予想は以下の通り---

(ポイント)
7月CPIは予想を上回り、インフレターゲットを超えた6.3%となった
新興国通貨の下落と金利上昇が南アにも押し寄せている
ただ株価に大きな影響はなかった
2QGDPは前年比3.0%の成長と1Qを大きく上回った
中銀がインフレ懸念を表明、ランド安も懸念
6月小売売上は予想を下回った
中銀はストが悪化すれば成長率がさらに下がるとしている
失業率は25%台で高止まり
欧州のGDPや他の指標は改善
南ア製造業PMIは改善
2013年の成長率見通しは2.0%程度で当初の2.4%予想や目標の7.0%を大きく下回る
中国景気は下げ止まる
ランドは再び年間通貨番付最下位に
ムーディーズは格付けを確認、見通しはネガティブとした
重篤な容体であったマンデラ元大統領が退院

(国内要因)CPI上昇、今週はGDPなど
・7月CPIは予想でインフレターゲットを超える+6.1%だが結果は6.3%となった。雇用悪化、景気減速でも利下げは難しくなってきている。
・ただ2QGDPは+3.0%となり1Qの0.9%を上回った(前年比)
・7月PPIは+6.6%と6月の+5.9%を上回った(前年比)
・7月貿易収支は142億ZARの赤字で6月の77億ZARの赤字から拡大

(海外要因)
米国QE3縮小観測で、インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルなどの通貨が下落し、同じように経常赤字の大きな南アの通貨ランドも下落してきている。
ただ米国のこのところの指標は弱いものも出てマチマチだ。2Q・GDPは上方修正されたが住宅や個人消費が思わしくない。IMFラガルド専務理事は「急ぐことはない」と警戒している。
欧州は2QGDPを始め多くの指標が改善していたが先週の独の指標は弱いものとなりユーロ売りを誘った。
中国は景気指標の改善と景気対策を打ち出したことで株価は8月強調推移した。豪は金融政策の中立観測で通貨が上昇、NZは2つのミルク事件や地震で通貨が下落している。
日本は消費増税論議が進んでいるが増税は金融引き締めの効果をもたらすだろう。

(トピックス)

「中銀報告より」
南ア中銀は労働部門における不安定な現状、ランド安、急激な賃上げ、物価高などが、インフレへの圧力をもたらしており、経済成長に負の影響を及ぼすとの見方を示した。最新の指標及び経済見通しによると、今後数ヶ月の間経済活動は緩やかであり、生産部門の成長は減速している。特に製造業及び鉱業分野の成長の減速は顕著である。1981年にはGDPの24%を占めていた製造部門は、2012年には12%まで減少している。また2012年の鉱業部門の成長率は対前年4比%減となっている。

「ストの経済的損失は」
トヨタやGMの工場を操業停止に追い込んでいるストは、金鉱山や建設現場にも広がり同国の生産の10%以上に影響を及ぼす恐れがある。金鉱山労働者を代表する2労組は、アングロゴールド・アシャンティなどの雇用者側との賃金交渉が行き詰ったことを受け、スト決行について採決する可能性があると明らかにした。約9万人の建設労働者は26日からのストを予定しており、南アフリカ電力公社の2件のプロジェクトに影響が出る見通し。
昨年から労働争議が活発化して金やプラチナ鉱山の生産に影響を及ぼし、アフリカ大陸で最大規模の同国経済の成長の重しとなっている。
デービス貿易・産業相は労働環境が悪化していると指摘した。
自動車メーカーの団体によると、労働側はインフレ率(6.3%)の倍以上となる14%の賃上げを求めている。南アフリカ自動車工業会の試算によれば、ストに伴う業界の損失は1日当たり最大で7億ランドに上る。

「長期債券利回り上昇」
QE3縮小による資金流出思惑とCPI上昇で南アの長期金利は上昇。週初は6.19%の金利が一時6.5%超え、8月は6.47%で終えた。

「明るいニュース」
南アフリカ、特にヨハネスブルグは治安の悪さで有名だが、8月25日のBBCでは、大きく治安状況が改善していることを伝えていた。以前は2,3分に1回サイレンの音が聞こえていたが今は聞こえない。街の中心部の再開発がおこなわれ人々がマーケットに戻り、食事を平穏にしている。銃をポケットに潜ませる必要はなくなったという。こどもらが街中でバスケットのコーチと一緒に練習をしている。路上で寝ていた人々の為に安価なアパートも建設され、投資も戻ってきているということだ。

「ジンバブエ、ムガベ大統領就任」
ジンバブエでは、7月大統領選挙で当選したムガベ氏が8月22日、大統領に就任したが、選挙で不正があったと主張している対立陣営や欧米諸国との溝は深く、ジンバブエが安定に向かうかどうかが焦点だ。

(テクニカル)
7月24日の10.38まで上げたところで出た十字線以降下げ続けていたが、漸く下げ止まっている。8月26日-27日の下降ラインを上抜いて先週後半は3連続陽線。2Q・GDPの改善が効いている。ただ先週金曜は上ヒゲの長い陽線であるところは気をつけたい。8月28日-30日の上昇ラインが今のところのサポート。5日線はまだ下向き。ボリバンでは下位。
週足は4連続陰線、先々週、先週と下ヒゲが長く下げ渋りを見せている。7月22日週-8月5日週の下降ラインを今週上抜けるか。月足は昨年10月-12月の上昇ラインを下抜いた。5月-7月の下降ラインが生きている。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:97-102、消費増税決定に重要な週

オリンピック開催が決まった。為替には二次的な影響となるだろう。株価が上がり、リスク選好となれば円安となる。

さて今週は消費増税の決定に重要な2つの指標が出る。 9日(月)は第2四半期GDP・二次速報、11日(水)は法人企業景気予測調査がある。どちらも消費増税決定に大きく影響する。一般的には10月1日の日銀短観を見て決定するとされているが、日銀短観とほぼ同内容、同時期の調査である法人企業景気予測調査が事実上の日銀短観となろう。消費増税が決定すると財政赤字縮小への道が出来て日本への信認が生まれるというが、信認と円相場は関係がない。失われた20年では格下げもあり日本の信認は揺らいだが為替相場では円が買われた。やはり貿易収支が為替を決めていた。当時は国内不況で輸出ドライブがかかり貿易黒字となり円高が続いた。現在は原発停止で原油やLNGの輸入が急増し貿易赤字となり円安が進んでいる。ただ消費増税では可処分所得が減少するのは間違いなく、個人の投資意欲が減退し資本面からの円売りは減る。ここをオリンピックムードでかき消すことが出来るかどうかだが、相場のトレンドはムードでつくるものではなく あくまでも実需や長期資本の需給だろう。
秋になったが、晩秋からは去年同様に輸入為替が増えるので円安になりやすい。ただ消費増税で投資意欲や輸入購買力が減退するので昨年ほどの急速な円安はないだろう。

(テクニカル)
5月22日-7月8日の長い下降ラインを9月2日(月)上抜けた。先週金曜は下げたが、その下降ラインで下げ止まった。上値抵抗は9月3日-4日の下降ラインや8月28日-29日の下降ラインとなる。オリンピック開催ムードとなってもその抵抗は頭に入れておきたい。月曜日だと下は98.50、上は99.90、100.55か。5日線上向き。ボリバンはまだ上位。週足は5月20日週-7月8日週の下降ラインを上抜ける。月足も5月-7月の下降ラインを上抜け、年足は7年-8年の下降ラインを上抜けている。

【NZドル円】 予想レンジ:78-83 ミルク汚染事件から立ち直り、豪・中国景気が好影響を与える

(ポイント)
今週は政策金利決定 予想は据え置き
インフレ期待率が上昇
NZ中銀は住宅融資規制を実施する。6月、7月は住宅指標悪化
2つ目のミルク事件が発生
NZ航空が180人の人員削減を行う。ただ収益は大幅改善
貿易赤字拡大、NBNZ消費者信頼感指数悪化
小売売上、求人広告、消費者信頼感などの指標が改善
2Q失業率は6.4%(1Qは6.2%)
QE3縮小観測による新興国通貨下落にNZドルも影響されている
政策金利は据え置かれるも中銀は来年以降の出口戦略を示唆
政策金利の引き上げ予想は来年1Qあたりが多い
2Q・CPIは低下でインフレターゲットの下限以下
中国製造業PMIが改善
NZ中銀は5月に続き、6月もNZドルを買い越ししていた
IMFは政策金利の引き上げを助言
財政は2014年に黒字化予定

(国内要因)
7月貿易収支は、7億7400万NZドルの赤字。過去10カ月で最大の赤字。7月までの1年間では16億9000万NZドルの赤字で、赤字が2倍以上に拡大した。
7月の輸出は、乳製品と原油の減少を受け前月比4%減少。輸入は27%増で、このうちの3分の2を原油と航空機の購入が占めた。
7月住宅建設許可 [前月比] 前-4.0% 予+1.3% 結果 -0.8%連続下げとなった。6,7月と連続低下で住宅価格急騰も落ち着くだろうか

(海外要因)
米国のシリア即時攻撃が後退している。G-20や米議会の反対もあることから攻撃したとしても限定的で継続的でないという見方が増えてリスク回避の動きにはなっていない。米国QE3縮小観測は消えてはいないがG-20では新興国の資金流出に配慮すべきとされた。
中国は政府の景気対策、資金供給もあり、また製造業PMIなどの指標が改善、南アランドなどの資源通貨の好影響を与えている。昨日の日曜日に発表された8月貿易収支も黒字が予想より拡大した。今週はCPI、小売売上などの重要指標が発表される。
欧州は遅々で小幅ながらも景気回復が続いていたが、先々週から独の雇用、小売、鉱工業生産の指標が弱くなり上昇を止めている。

(格付け)
S&PはNZの格付けを「AA+」で確認、見通しは安定的とした。震災復興と低金利による住宅ブームで景気は強い。財政健全化も評価された。ただ個人の債務比率が高く、NZ国債の海外保有比率の高さを懸念している

(豪指標改善など)
豪政策金利は据え置きとなった。また次回利下げの示唆はなく様子見となったことで豪ドル買い戻しが出ている。豪の2Q・GDPや住宅建設許可も改善。これと中国景気の回復でNZドルも上昇している。

(企業信頼感指数低下)
8月NBNZ 企業信頼感指数。前回52.8、結果48.1となった

(NZ航空収益改善)
6月税引後利益は前年比156%の上昇となった

(住宅融資規制)
NZ中銀は、銀行の住宅融資規制を10月1日から強化する。世界的に見て過大評価されている住宅価格のバブルの影響から金融システムを守る狙いがある。
不動産価値の80%を上回る融資が各行の新規貸し出しに占める割合を10%以下に制限し、現在の約30%の基準を厳格化する。ウィーラー中銀総裁は、規制強化を通じて、金融システムと経済に打撃を与えかねない不動産価値の急減リスクを緩和できると説明。ブリッジローンや借り換えなどが適用対象から除外されるため、担保の掛け目が高い融資が貸し出しに占める割合は、実質的には15%程度に抑えられると語った。

(ミルク汚染外交)
マレー・マカリー外相は8月20日中国を訪問し、「粉ミルク外交」を始めたと報じられた。乳製品大手、フォンテラのテオ・スピアリングスは既にCEOが急きょ中国に駆け付け、「危機管理広報」を展開していた。中国では7月末からNZ産乳製品原料の“汚染事件”が多発。中国はNZにとって最大の乳製品の輸出先である。またジョン・キー首相は「きちんとした調査を行った後、自ら中国に行って中国の方々に謝罪したい」と述べている。

(テクニカル)
ミルク汚染事件からの回復=8月19日の上ヒゲの長い陰線で8月19日-20日の下降ラインが出来ていたが上抜く。暫くもみ合あった後、8月19日-27日の下降ラインを上抜け上昇。現在は8月30日-9月2日の上昇ライン、8月28日-30日の上昇ラインがサポートしている。ボリバン上位。5日線上向き。
週足は7月22日週-29日週の下降ラインを上抜くも、8月5日週-12日週の上昇ラインを下抜く。しかし先週は8月19日週-8月26日週の下降ラインを上抜き上昇。月足は11月-12月の上昇ラインは下抜いたが、昨年6月-9月のなだらかな上昇ラインはまだギリギリでサポートしている。5月-6月の下降ラインも上抜いた。年足陽線も上ヒゲ長い。

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