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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

金利、貿易、豪の週間。日本の4QGDP、G-20へ続く

更新日:2013年2月4日

2月4日(月)−2月8日(金)

日本は明るい雰囲気が出ている。国民の資産が100兆円以上増加している。国民一人当たり100万円以上増えれば明るくなる。もちろん増えた分が平等に分配されない不公平さはあるが、100兆円減少するよりはマシだろう(100兆円超というのは株式時価総額が65兆円、対外純資産が円安で45兆円ほど増加していることから)。

早朝のシドニーはやや円安が進んだ。またNZドルも上昇していた。NZドルは対豪ドルで年初来強含み推移している。豪よりやや経済指標が良いことと、利下げ思惑のある豪政策金利などが背景だ。ただ両国ともに当局は最近の通貨高に懸念を示している。

週末のニュースでは北朝鮮の国営メディアが、キム・ジョンウン第1書記が「国の安全と自主権を守っていくうえで重要な結論を述べた」と伝えたことから、北朝鮮が、近く3回目の核実験に踏み切る可能性があるとみられている。その他今後の材料であるG-20、日本の4Q・GDPなどもチェックしていきたい。

さて今週の海外は豪RBA、ECB、BOE政策金利の発表、多くの国が貿易収支を発表する貿易週間、また豪の指標が多く発表される。世界的にも足元の景気はまだ不安であるが、年後半の景気回復を予想している国が多い。 

米国はFOMCで慎重な景気の見方が示されたが、すべてではないが強く出る景気指標で株価や米国金利は上昇している。企業決算もまずまずである。米国のいい材料は昔の為替相場と異なりドル買いに反応せずリスク選好の円売り他通貨買いになる場合が多い。 

中国は景気指標の改善と2013年のGDP成長率予想の上方修正、都市化政策などを好感し株価が上昇、資源国通貨の支えとなっている。今週は貿易収支、CPI、PPIが発表される。輸出の伸びについて注目したい。CPIが上昇すれば金融緩和観測後退で一時的株価や資源通貨は下落しよう。

欧州は南欧債務国金利が低下した後、落ち着いてきている。指標はまだマチマチだが、ドラギ総裁の年後半の景気回復示唆からユーロが強くなっている。もちろんインフレも落ち着いているので利上げへ向かうことはできない。ECB政策金利は据え置きと見られる。メルケル独首相とモンティ伊首相の会見がある。英国はGDPが弱く、またEU離脱への国民投票も将来行われることとなりポンドが売られているが、株価は強い。BOEは最近の景気指標は弱いがインフレはやや懸念あり、政策金利は据え置きと見られる。

豪は住宅建設許可件数 貿易収支 住宅価格指数 小売売上高 雇用統計 豪中銀の四半期金融政策報告書と指標などが目白押しである。政策金利決定も最近の景気指標の弱さから今年は数回の利下げがあると見られているが、前回引き下げたので連続は避け今回は様子見される予想だ。一方NZドルは住宅指標、景況感指数が強く金利が据え置かれNZドルは強調推移している。今週は懸念の失業率の発表がある。

南アは格下げや白金鉱山のストで売られていたが、経済指標は極端に弱いわけでもなく自律反発している。株価も強含み推移し、通貨ランドは上昇し円を抜いて8位へ浮上した。円は、1月は主要通貨番付で最下位となった。

【今週の注目経済指標】

2/4
(月)

(日)マネタリーベース
(豪)住宅建設許可件数
(英)PMI建設業
(ユーロ圏)生産者物価指数
(米)製造業受注指数

2/5
(火)

(豪)貿易収支、住宅価格指数、政策金利
(スイス)貿易収支
(英)PMIサービス業
(ユーロ圏)小売売上
(米)ISM非製造業景況指数、議会予算局半期報告

2/6
(水)

(NZ)ウェリントン休場(ワイタンギデー)
(豪)小売売上高
(独)製造業受注
(加)Ivey購買部協会指数

2/7
(木)

(NZ)失業率
(豪)雇用統計
(日)機械受注、外貨準備 景気動向指数・速報
(仏)貿易収支
(英)鉱工業生産、製造業生産高、商品貿易収支、BOE政策金利 
(独)鉱工業生産
(ユーロ圏)ECB政策金利
(加)新築住宅価格指数、住宅建設許可
(米)非農業部門労働生産性、単位労働費用、新規失業保険申請件数、消費者信用残高

2/8
(金)

(豪)中銀の四半期金融政策報告書
(日)国際収支、貿易統計、景気ウォッチャー調査、企業倒産
(中)CPI、PPI
(スイス)失業率、小売売上高 
(独)貿易収支、経常収支、消費者物価指数確報
(加)住宅着工件数、国際商品貿易、雇用統計
(米)貿易収支、卸売在庫

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:88-93
貿易赤字、季節的な輸入のドル買いに、世界経済の回復に連れてのリスク選好の円売りが続き93円も間近になった。

(先週の予想は以下の通り)
円安どこまでかという議論が内外で活発化している。360円から、あるいはプラザ合意の240円から75円まで円高になったが、こんな少々の円安でそういう議論が出ることにいさかか驚いている。バランス感覚、いわゆるファンダメンタルズから見ればまだまだ超円高だろう。ただ相場はファンダメンタルズでなく需給で動く。円安は最近始まったものではなく、2000年ごろが起点だ。このあたりから円はそれまでの独歩高・全面高ではなく、対ユ−ロ、豪ドル、NZドル、スイス、カナダに対して円安推移となっている。膨大な貿易赤字を出す米国のドルや恒常的な赤字を出す英ポンドや南アランドに対しては円高推移していたが。当時は中国の市場への参入で日本の貿易黒字が減少し始めた。去年はついに日本の貿易収支が赤字となったことからさらに対ドルも含め円安推移となった。昨年に限って言えば円高政策をとっていたと言われる民主党時代でも円安が進んでいた。

中期、長期的にいえば安倍政策がどうであろうと、内外からの批判があろうと貿易赤字が続く限り、100円、120円というものは節目でもなくなってくるだろう。また円高に転換するとすれば再び貿易黒字化する時だ。要人の発言は短期的な影響しか与えない。プラザ合意以降は200円を割る時、175円、150円も要人は超円高と言っていたので要人発言は刹那的ものと思えばいい。ただ日本が再び黒字化するということは、内需不足で再び外需に頼らざるを得ない時であり、またまた円高デフレ不況という苦難に道を歩むこととなる。

その苦難については現政権はいつになく理解しているようで、身内からの円安批判や海外の批判にもすぐ対応しているのは評価したい。漸く日本の問題点を解消しようとする政権ができるかもしれない。また日本の輸出の競争力の低下は日本の公的なもののコスト高もある。そこはまだ踏み込めていない。

月末から2月1日にかけ外貨投信の設定が多い。リーマンショック後の2009年1月にも大手証券の大型外貨投信をきっかけに円安が進んだ。今の日本の投資家に投資余力があるかどうかに注目したい。国会が始まり、1月上旬貿易統計の発表がある。

中国は政府版とHSBCの製造業PMIの発表がある。山口民主党代表の訪中で外交関係改善の兆しが見えたようだ。北朝鮮の核実験の強行示唆にも気をつけたい。

(1月末の外貨投信に注目)
 2008年のリーマンショックで円が急騰していたが、ある日本の大型投信で一旦歯止めがかかった。下落していたドル円よりもクロス円が特に反発した。豪ドル円やNZドル円はそこが底値となった。それは2009年1月下旬のことであった。今年もいつになく外貨投信の設定が以下のように1月下旬(含む2月1日)に多い。さらなる円安の原動力となるか。円安株高で投資マインドが高まっていること証券会社の積極的な販売があればさらなる円安の原動力となる。

・29(火)
損保ジャパン日本興亜AM 好配当グローバルREITプレミアムF 野村AM DCテンプルトン・トータル・リターンA
・30(水)
野村AM エマージング・ソブリン円投資型
・31(木)
三井住友トラストAM アジアREIT・リサーチ・オープン 野村AM ネクストコア 国際投信投資顧問 世界金融機関債F 大和証券投資信託委託 世界優先証券F、パインブリッジ・インベストメンツ ジャパン・バンク・キャピタル証券 国際投信投資顧問 国際オーストラリア債券 三井住友AM トルコ債券ファンド、ピクテ投信投資顧問 ピクテ・アセット・アロケーションF、 1(金)ニッセイAM 米ドル建て短期ハイ・イールド債券F、明治安田AM ストラテジック・リートF、ユナイテッド投信投資顧問 アジア・ハイ・イールド債、アムンディ・ジャパン りそなG好利回りCB、ニッセイAM りそな毎月払出し・新興国債券F、大和証券投資信託委託 りそな毎月払出し・豪ドル債ファンド、ピクテ投信投資顧問 ピクテ・ブランド社債ファンド

(テクニカル)
1月は3度の強気のフラッグが発生。1月7日-8日、15日-16日、22日-23日の各下降ラインを上抜き上昇した。かつ下値を切り上げている、チャートの教科書にもつかえそうなパターンであった。ボリバンは上限を拡大し相場はそれについていく。5日線は上向き。
1月21日-22日の下降ラインも上抜いた。1月23日の下ヒゲも効いた。チャートに素直になるとご褒美が頂ける。11月9日-14日の上昇ラインがその下の支え。週足は再びボリバン上限へ。11月12日週-12月10日週の上昇ラインができている。3週連続下ヒゲが長い。月足は3カ月連続陽線。今月も陽線。9月-10月の上昇ラインあり。年足は昨年初めに07年ー08年の下降ラインを上抜いたまま12年は陽線となった。

【豪ドル円】 予想レンジ:92-97、2月5日の政策金利は35%程度の利下げ確率

豪の指標が冴えず利下げ観測もあり豪ドルは対ドルで下げるも、ドル円の上昇で豪ドル円は上昇した。

(先週の予想は以下の通り)
(ポイント)
4QCPIは予想を下回る。2月5日の政策金利は35%程度の利下げ確率
主要通貨番付では首位から3位へ下落
雇用情勢は悪化
格付け最上級維持
財政黒字化遅れる
国内景気指標は悪化
資源景気ピーク論あるも中国景気回復次第
また最近上昇している鉄鉱石価格次第
RBAは豪ドル高に懸念を示している
相対的に強い通貨であることは変わらない

(推移)
ここ1週間で豪ドルは対円で小幅上昇、対ドルで下落、株価は上昇。年間通貨番付では先々週は首位であったが先週はユーロとNZドルに抜かれ3位となった。

(国内要因) 
4QCPIは前年比では+2.2%。予想の+2.4%を下回ったが、インフレターゲット2%から3%のレンジにおさまった。食料品、電子機器、医薬品の値下がりが背景。2月の利下げの確率はおそらく35%から40%と見られている。2月に行われない場合では3月の利下げは確実だとされている。RBAは2012年、世界経済の減速と輸出価格の下落による景気見通しの悪化を背景に、1.25%利下げした。最近は中国経済に好転の兆しがみられることや日本の金融緩和など、世界経済の見通しは明るくなった。鉄鉱石を中心に、豪の主要コモディティの価格が回復したことも重なり、国内政策の追加緩和の緊急性は薄れている。次回金融政策会合は2月5日。

(海外要因)
ドラギ総裁が今年後半の景気回復を示唆した。欧州債務問題は一息つき南欧金利は低下し続けている。米国はひとまず財政の崖を回避した。FOMC議事要旨で量的緩和終了が示唆され米金利が上昇した。債務上限問題は下院が一時的引き上げを可決した。米主要企業の決算発表は概ね好調。中国は経済指標が改善し始め、12月の輸出も伸び、4QGDPも予想を上回った。日本は安倍首相のデフレ脱却宣言と11月経常収支が赤字となったことで円安継続していたが、甘利大臣などの「円安には国民生活にマイナスの影響もある」(後に否定)で円高が進む場面もあった。

「トピックス」
(油田発見)
ブリスベーンを拠点とする石炭開発リンク・エナジーはこのほど、南オーストラリア州クーバーペディ周辺のアルカリンガ盆地で掘削と地震探査を行った結果、原油の推定埋蔵量が35億〜2,330億バレルに上るとの報告を発表した。推定範囲の最大埋蔵量は金額に換算して20兆豪ドル(約1,880兆円)以上と超巨額に上るとみられ、埋蔵量が確認されればオーストラリア全体の原油産出量を数倍上回る規模になるという。オーストラリアが原油輸入国から輸出国になる可能性もあると伝えている。

(建設業界、刺激策求める)
好調なホテル業界と対照的なのが建設業界。建設業界は、過去13カ月の間に行われた合計1.75%の利下げ効果が表れていないとし、建設分野の活性化を図るため豪政府に対し刺激策の導入を求めている。 建設業界団体マスター・ビルダーズ・オーストラリアが建設会社・建設請負会社400社を対象に実施した調査では、13年に市場環境は改善しないとする見方が強いことが明らかになった。建材大手ボラルがコスト削減の一環として、700人の人員削減を実施すると発表したばかり。団体のチーフ・エコノミストは、「建設分野に的を絞った刺激策を導入する余地があり、さらなる利下げと組み合わせることでより高い効果が得られるだろう」と述べた。

(テクニカル)
1月22日-23日の下降ラインを上抜き先週後半は連続陽線。ただ95円以上で終わることはできなかった。豪ドルドルが対米ドルで下落したからだ。12月26日-31日の上昇ラインは下抜いているのでこのラインが上値抵抗となろう。1月23日-24日の上昇ラインがサポート。5日線上向く。週足は10月8日週-10月15日週の上昇ラインが生きている。下押ししても戻ってきている。ボリバン上限越えからは若干戻している。過去2週間は下ヒゲが長い。月足は8月-9月の下降ラインを上抜き10月-11月の上昇ラインが維持できている。4か月連続陽線、今年も陽線スタート。年足は、12年は大陽線、今年も陽線スタート。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
南アランド円

【ドル円】 予想レンジ:90-95、G-20前の海外要人発言にも注意したい

1月のドル円は4回の強気のフラッグを実現した。貿易赤字によるドル買い、季節的な輸入のドル買い、やや多めの外貨投信の設定などもドル円の上昇に繋がった。
円売りについては海外からも批判が多いが、日本が介入も使わず貿易赤字と季節的なドル買いでの円安、また360円から75円までの大幅な円高から見ると、この程度は問題なく思える。2月15,16日にはG-20があるがロシアのストルチャク財務次官は、日銀に大胆な金融緩和を迫る日本政府の政策について、国際社会は冷静な対応が必要との見方を示した。海外の一部当局者から出ている円安誘導批判について、「日本を批判する前に、冷静な分析が求められる」と指摘した。ロシアは2月G20財務相・中銀総裁会合の議長国である。

日本の国内政治・需給要因からの円安に加え、ユーロ高や米国・中国の景気回復でのリスク選好の流れも円安を加速している。世界全体の景気回復の流れを止めることはできないし、日本が円高デフレ抑制をやめて元のデフレ不況に戻すことも不可能だ。この円安の流れは続こう。国内外の円安批判では円安は止められない。季節的な需給での一時的なアップダウンはあるにしても。4月からはやや輸出業者からの円買いが増えるなど小局面での流れはある。今週の日本は12月国際収支での所得収支、経常収支、1月上中旬の貿易統計に注目したい。
なお来週発表される日本の4Q・GDPは若干のプラス成長となりそうだ。

「リパトリの件」
 2月、3月は日本企業の3月決算にかかわるリパトリ(日本企業の海外拠点からの利益の日本への送金)の円買いが出ると言われる。言い始めたのは90年前後の私かもしれない。その言葉だけで2月、3月には円買いでドルが下がると言われているが、ここ数年はそうでもない。何故なら日本海外拠点が十分に収益を上げておらず日本へ送金する外貨が減少しているからだろう。今年も同じような状態だと思われる。安倍政策で景気が良くなっており、海外の景気回復の兆しもあるが3月に終わる24年度の業績には大きくは影響しないだろう。またリパトリとは逆の取引にあたるM&Aの円売りは昨年の日本企業の海外企業へのM&A取引が最高額達する見込みでもあり、その円売りも決算前に出てくる と思われる。リパトリの円買いは為替相場には影響しないだろう。リパトリするには原資が必要だ。

(テクニカル)
1月4度の強気のフラッグが発生して上昇した。2日続けて出た陰線でできた下降ラインはいずれも上抜いて上昇した。12月のドル上げは押し目がなかったが、1月はある程度ドルロングもできて利食いのドル売りが出つつ新規のドル買いも入り、いい回転のドル上昇であった。現在は1月31日−2月1日の上昇ラインがあるが急なので下抜けることも予想される。その下は1月23日−24日の上昇ラインがサポートする。ボリバン上限越え。5日線は上向き。週足もボリバン上限越え。11月12日週-12月10日週の上昇ラインができている。3週連続下ヒゲが長いかったことから先週は上昇した。月足は4カ月連続陽線となった。9月-10月の上昇ラインあり。年足は昨年初めに07年−08年の下降ラインを上抜いたまま12年は陽線となった。

【南アランド円】 10.0-11.0、主要9通貨番付では最下位から円を抜いて8位へ浮上

(ポイント)
1月カギソPMIは改善
アムプラッツの人員削減計画は政府、労働者で交渉開始へ
CPI高止まりも政策金利は据え置かれた
プラチナの価格が金価格を上回っている
フィッチが格下げ
2006年-08年の下降ラインを上抜いてスタート
マリ、アルジェリアなどアフリカリスクあり
企業マインドは幾分改善されているが、雇用悪化や労働争議が懸念材料
中国の景気指標は改善、2013年GDP成長予想も上方修正
4QGDPは2月1日ごろ(未定)に発表
株価指数は4万のせ底堅い

(推移)
南アランドは対円、対ドルで上昇。株価も上昇。主要9通貨番付では円を抜いて8位へ上昇

(国内要因) 
12月PPIは11月+5.2%と同じく+5.2%。12月貿易収支は11月79億ZARの赤字、予想24億ZARの赤字のところ27億ZARの赤字となった。1月カギソPMI(購買担当者指数)は49.1となった。12月の47.4から改善した。

(海外要因)
米国はFOMC議事要旨で量的緩和終了が示唆され米金利が上昇していたが今週のFOMCでは景気に慎重な見方が示され米金利は低下しランドを支えた。米指標はマチマチなるも主要企業の決算発表は概ね好調。米国雇用統計も予想を下回ったがミシガン大消費者信頼感指数やISM製造業景況指数が改善した。
欧州は4QGDPが減速する見方が強いがドラギ総裁が今年後半の景気回復を示唆したためユーロの買い材料となった。欧州債務問題は一息つき、南欧金利は低下し続けている。中国は経済指標が改善し始め、12月の輸出も伸び、4QGDPも予想を上回った。2013年GDP成長予想も上方修正された。都市化政策への期待も大きい。日本は安倍首相のデフレ脱却宣言と貿易赤字で円安地合いが継続している。

(トピックス)
「スト、人員削減、交渉へ」
南ア政府と、プラチナ生産世界最大手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)、およびその労組は、リストラ計画の延期で合意した。1万4000人の削減が計画されていたが、交渉を続けることとなった。鉱物資源省は「関係者はリストラプロセスを延期し、詳細な話し合いを行うことについて決定した」と発表した。交渉は1月30日から始まり、60日程度を予定しているという。同省は「3者は、すべての利害関係者の利益のために建設的に行動する意向であり、交渉に関する最新の情報を適宜公開する」としている。アムプラッツは今月、親会社の資源大手アングロ・アメリカンによるリストラの下、一部鉱山の操業休止や人員削減計画を発表していた。

「ズマ大統領」
ズマ大統領は仏ラジオとのインタビューで、欧米によるリビアのカダフィ政権打倒がマリを混乱に陥らせた元凶だと批判。ただ仏軍によるマリ介入は支持、「他に選択肢はなかった」と強調した。

(テクニカル)
ドル円や他のクロス円ほど上昇していないが1月のランド円は4回強気のフラッグを出し這い上がってきた。ついに2月1日はボリバン上限を越えた。1月31日―2月1日の急な上昇ライン、1月28日―29日、24日―31日の各上昇ラインが支える。5日線上向き。 雲の中に入らず反発した。週足は2週連続の長い下ヒゲが効いて先週の陽線となった。月足では7月-8月の下降ラインを上抜き10月-11月の上昇ラインがある。2012年は陽線。今年も陽転。円との最下位争いが今年も続いている。2006年-08年の下降ラインを上抜いてスタートはしている。

 

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