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マーケットビュー

月曜 野村雅道の今週注目!の経済指標 マーケットが注目する指標を大胆解析

今週のマーケット「各国それぞれ悪材料」

更新日:2011年5月23日

5月23日(月)−5月27日(金)

(今朝出ているニュースはアイスランド火山再び噴火、スペイン与党が地方選で敗退などユーロにネガティブなニュースで始まる)
どこの国も悪い材料が出ているが、それぞれ同じように出ているので特にどの通貨を売りこむといったわけにもいかない。一番悪い材料はもちろん日本だが、貿易収支は赤字になるが経常収支は所得黒字の大きさで毎月1兆円以上の黒字を出しておりすんなりと円安にはならない。復興には円安が必要だがそうならない。今年は通貨間の格差も少ない年であるが円はここまで主要9通貨で8番目で対ドルでは81円だが、他の通貨に対してはやや弱い展開となっている。この傾向は今に始まったわけでもなく2000年から続いている。ただリーマンショック時の急激な円高があったので円高のイメージが強い。2000年からは時間的には円安推移する期間が長い。大きな変動は円高となっているのが円の特性である。

諸問題を抱える世界各国だが、世界の中央銀行とも言われるIMFは次期総裁問題がある。米国は財政赤字削減策合意と連邦債務上限引き上げの問題がある。ユーロ圏はやや景気減速の中でギリシアなどの債務問題が残る。独など数カ国が一枚岩となれない不安があるが、協調しないとさらに自国債権の不良化に跳ね返ってくる厳しさがある。英国も景気減速とインフレ過熱のジレンマがある。中国はインフレ。オセアニア両国は災害による財政赤字拡大があったが予算で数年後には黒字に復帰できる見通しを立てた。ただ景気回復の原動力は中国の需要なので中国の金融引き締めは両国にとって気になるところである。資源価格はビンラディン殺害をきっかけに下落したが、まだアルカイダ報復の動きや、リビア、シリアでの内乱状態が収まらないのでまだ波乱含みである。

1QGDPが予想より大きく悪化した日本は震災、原発の問題も大きいが、それ以前から続く景気減速、株安、デフレもあった。巨額財政赤字で財政出動も思うようにならないが、経常黒字が大きく円高となり景気は低迷したままだ。地震の影響がどれくらい出るか、生保の決算も注目したい。

さて日本の今週の焦点は4月貿易統計や生保の決算がどれくらいの赤字となるかである。また月例経済報告も発表される。日銀政策決定会合同様に「足元落ち込み、将来は震災からの復興」という表現なら、総じては日本景気のレベルダウンだけしか予測できない。ボトムアップを目指す政策がない。落ち込んだ後に復興するのは国でも人でも当然のことだ。やはり日本には不安が残る。

ギリシアの問題は対応が難しい。単純に考えればギリシアに緊縮政策をとらせ財政赤字を縮減させ、それを守れないなら融資ストップだが、融資をストップするとストップした側に、いや世界に悪影響が出る。国の債務や東電やJALのような大きな会社は出口戦略が非常に難しい。ただユーロ相場をギリシア問題だけで捉えると昨年のような3千ポイントの上昇についていけなくなるので全体の景気、インフレ動向も注視していきたい(ユーロは当面の上昇ラインを下に切ったがポンドは切っていない)。

中国は今年既に半年も経たずして預金準備率を5度引き上げている程の金融引き締めを行っている。ただインフレはまだ5%以上である。なんとか株価は年初来はプラスを維持している。成長率は減速しても8%になるだろう。中国の手綱裁きが豪、NZのみならず世界経済に大きく影響する中で今週はG-8サミットも開催される。ソブリン債務解決には従来同様、中国の資金協力がカギとなる。

その他トリシェ総裁、日銀白川総裁が講演を行う。独のCPIや米国のGDP改定値も注目されよう。OECDは各国景気見通しを発表する。多様な問題があるが、それぞれの国が抱えているだけ、大きく突出する国の通貨はないだろう。

【今週の注目指標】

5/23
(月)

(日)金融経済月報、景気動向指数改定値、粗鋼生産量、全国スーパー売上高
(香港)消費者物価指数
(タイ)GDP
(ユーロ圏)PMI製造業指数
(加)トロント休場

5/24
(火)

(日)月例経済報告
(独)第1四半期GDP確報、IFO景況指数
(米)新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数

5/25
(水)

(日)貿易統計、日銀金融政策決定会合議事要旨
(英)第1四半期英GDP改定値
(米)耐久財受注、住宅価格指数

5/26
(木)

(日)企業向けサービス価格指数
(豪)第1四半期民間設備投資
(香港)貿易収支
(独)GFK消費者信頼感調査
(スイス)貿易収支
(南ア)生産者物価指数
(米)第1四半期GDP改定値、新規失業保険申請件数

5/27
(金)

(日)全国消費者物価指数、商業販売統計速報、自動車各社の生産・販売実績
(ユーロ圏)マネーサプライM3、消費者信頼感確報
(スイス)KOF先行指数
(独)消費者物価指数速報
(英)GFK消費者信頼感調査
(米)PCEデフレータ、個人支出、個人所得、ミシガン大消費者信頼感指数確報値、中古住宅販売成約

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り※チャートはクリックで拡大できます

前回の「注目通貨ペア!」

ドル円
豪ドル円

【ドル円】 予想レンジ:78-83 
例年通り、5月半ばの外債利払いの円買いを過ぎて、新年度の輸出予約にも一服感が出て2週連続小幅ながら週足は陽線となった。

(先週の予想は以下の通り)
先週金曜と本日月曜は外債利金受け取りの円買いの他に日経平均の下げによるリスク回避の円高にも注意したい。ただいくら株が下がり雇用や給与の減少があり、その対策としての財政赤字の拡大があっても円高はメリットという政治家や学者がいるのは困ったものだがそれが現状だ。

4月7日から始まり、GW中も続いたドル円での円高は先週の週足は僅かながらも陽線となった。月足ではまだ陰線、年足でも僅かに陰線となっている。大きな動きとはなっていない。円は主要9通貨の強さでは7位であり、円より弱いのは米ドルと南アランドである。欧州通貨と資源国通貨には弱い。週足では4月11日週と25日週の下降ラインを上抜いて歯止めがかかったようだ。ただ日足の5月5日-10日の上昇ラインは微妙なところにある。一旦下抜いたが下ヒゲをつけて戻ってきた。先週末と本日16日はまだ外債利金の円買いがあるが、それを越せば輸出のドル売り円買いも収まってくるころなので横ばいからやや円安方向へ推移しよう。4月12日から下向いていた5日移動平均線は上向きに反転している。ボリンジャーバンドは5月5日に一旦下限に接したがそこからはリバウンドしている。現在は一目の雲の下限にある。雲は80.89-82.21である。

武田薬品工業がスイスの製薬大手ナイコメッドを買収する交渉を進めている。買収額は1兆円を超える見通しだ。1兆円を超える日本企業の外資買収は、日本たばこ産業の英ギャラハー買収の2.3兆円、ソフトバンクによるボーダフォン日本法人の買収1.9兆円などがある。ただその買収で為替取引が起これば市場に大きなインパクトがあるが、そういうことはあまり起こらない。実際の買収は為替を使うことはない。それほどキャッシュリッチの会社はないし、お金を借りて買収するなら、自国通貨で借りずに相手国通貨で借りたり起債することが多い。

【豪ドル円】 予想レンジ:82-87 
RBA議事録では「ある時期で利上げが必要」とあった。これも影響してジリ高推移となった。

(先週の予想は以下の通り)
他のどの国よりも順調に経済成長を遂げてきているが、その原動力は中国などのBRICsの資源需要があった。ただ中国の景気がやや減速している。4月は27カ月ぶりに自動車生産と販売が前年比マイナスとなった。さらに液晶パネルの販売も5月になってから落ち込んでいる。

内部要因ではこれまで強みであった雇用が先週は4月新規雇用者が予想の+1.7万人が-2.21万人となり豪ドルが弱含んだ。またバーナンキ議長が1QGDPの減速を下通りGDPを含め米国の景気指標が弱含んだこと、急騰を続けていた資源価格がビンラディン殺害をきっかけに急落したこと、中国のCPIが5%超で高止まり、金融引き締め観測が消えず中国の株価が下落、豪の株価も連れ安となっている。それぞれがここまで豪ドルを押し上げていたリスク選好の流れに水を差し豪ドルの下落に繋がった。

RBA四半期報告では「雇用の伸びは強く、失業者は徐々に減っていく」としていたが雇用は弱くなり「家計の支出は慎重、住宅市場は依然として抑えられている」と示しているように経済指標も陰りを見せ始めている。さらに「豪ドル高で製造業や観光事業に打撃を与える」ともしている。これらがCPIの上昇で即利上げとならない要因だ。次の大きな焦点はその台風で悪化が予想される1QGDPだがその発表は6月1日となる。そして1Q以降の生産水準は数ヶ月かけて回復するとみられ、復興作業が需要を穏やかに押し上げると予測される。

2月貿易収支は洪水による石炭減産で赤字となったが、3月貿易収支は予想の5億の黒字のところ17.4億の黒字となった。予算の発表もあった。資源価格の上昇で好調だった税収も台風・洪水被害で減収が予想される。財政赤字の黒字化は2013年を目指すことになろうが、それは炭素税収入増を見込んでいる。野党保守党は反対し、国民も先のNSW、VIC州では炭素税導入を反対しているのでギラード首相の今後の政権運営は難しい。税収減少の中でお金のかからない雇用促進対策は打ち出したようだ。

また先週は米中戦略経済対話が行われた。両国間の富をシェアーするという意識が出来そうだが、そうなると人民元の切り上げもさらに進み、インフレ懸念から再利上げがあれば中国景気を下押し、豪の資源産業も影響しよう。引き続き外部要因が豪ドル相場を左右しよう。ただ調整で下げがあっても他のどの国よりも恵まれた条件下にあることは続くので下げ局面では冷静に拾いたいところである。下げトレンドラインを上抜けるところがそのポイントになるだろう。現在は5月11日-13日の下降ラインの下で推移している。5日移動平均線も下向き、一目均衡表の雲の上限の84.38に近くなってきた。ボリンジャーバンドの下限85.23も近い。82-87か。

来週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

来週の「注目通貨ペア!」

ドル円
NZドル円

【ドル円】 予想レンジ:79-84
引き続き横ばいから若干円安推移を予想する。5日移動平均線は5月11日に上向きに反転してからスポット相場も上昇している。4月12日に下向きに転じていた中期的トレンドは5日移動平均線の向きを参考にしている。例年通りに4月半ばからGW中は円高、それ以降は輸出予約の一服で円高が止まる展開となっている。一段の円安には資本収支、すなわち外貨投資の伸びが必要だ。トレンドラインでは5月13日-17日の上昇ラインで支えている。その下に5月5日-13日の上昇ラインがある。気になるのは先週の木曜日に出た上ヒゲの売り圧力だ。

またボリバン上限に近づいてきた。現在の上限は82.71である。ただバンドは狭く下限は80.0である。また一目の雲に入っているが雲も狭く80.89-82.56である。要は小動きであり、その中でやや円安である。デイトレでは小刻みで丁寧な売買を行いたい。ドル円は多くの時間はこのように小動きである。そしてたまに飛び出す急激な円高だが年に数度なので常に市場を見て変化に気づかないとなかなか狙いうちは出来ない。急激な円高は経常黒字の積み重ねによるものだが、暫くは震災の影響で赤字となりそうなので急落の可能性はさらに減っていくだろう。

今週は25日(水)に4月貿易統計が発表される。4月上中旬は7868億円の赤字であったが、4月全体の予想は赤字の約7000億円である。震災の影響で赤字となることが世界でも注目するところだろう。今週の需給は月末で少しは輸出は出るが全体では4月からの輸出予約の先取りも一服して円買いが細っているので、ドル円の膠着から若干の円安相場が続くだろう。外債や外貨投信の払い込みは5月末まで数件ある。4月は外貨投信残高が約6000億円増加していた。実需では円売りがやや多い週となろう。

需給では利食いの売り買い、損切りとも大きな歪みなく、ここからは急騰、急落のエネルギーは感じられない。 

【NZドル円】 予想レンジ:63-68
GW後は例年通り持ち直している。日本の輸出企業の輸出予約一服で円買いが縮小していることもある。資源価格の下げでリスク選好の後退で弱含むこともあるがNZドルは需給に支えられ小高い。株価も小高い。需給に支えられているというのは、一つは酪農製品価格の上昇で輸出金額が伸びていること、もう一つは昨年9月と今年2月のカンタベリー地方での地震での再保険金収入でのNZ買いが起きている。NZとしては1Qの経常収支は37年振りに黒字になると予想されている(6月22日発表)。

ただ地震の影響で6月23日の発表される1QGDPは前期比マイナス0.1%となると見られている。カンタベリー地方を除けばプラス0.2%でカンタベリー地方が-2.8%になる予想である。

さて先週発表された2011/12年度(7―6月)分予算案は好感されたようだ。今後4年間で財政均衡を図るための資産売却案を明らかにした。社会保障関連の支出削減などで債務を抑制するほか、2月の地震関連での支出も捻出する緊縮財政案となっている。

イングリッシュ財務相は、今後4年で債務返済しながら財政黒字に戻すための予算とした。格付け会社から好ましい評価を得る内容としたとも発言している。政府が民間の格付け会社に言及するのも興味深い。現在S&Pとフィッチの2社が見通しを「ネガティブ」としているがこれにより格下げ懸念が後退したと見られている。

新年度の財政赤字はGDP比で4.7%となる。14年度の財政黒字化に向け、歳出削減、借入削減や国有資産の一部売却などを進める。NZ航空株も売却する。公的債務水準は14年度でGDP比で29.6%となる。日本とは比べ物にならないくらい健全だがNZでは家計貯蓄率が低水準のため対外借り入れに大きく依存しており、高格付けを維持することが必要となっている。格付け会社は今回の予算案に対して財政赤字の削減の努力が見られるとして評価している。

全体的に見れば、予想された通り景気指標は地震の影響で力強さに欠けるも2Q以降の復興をラグビーワールドカップ、その後の総選挙に絡め盛り上げたいようだ。

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