FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 外為コーヒーブレイク

マーケットビュー

金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

英国ガソリン事情と原油動向

更新日:2012年4月6日

先週から英国では多くのガソリンスタンドが閉鎖に追い込まれています。事の始まりは、原油運輸に使用するタンカーの運転手さんたちが所属する組合が労働条件や年金支給の改善を求めスト突入の可能性をほのめかしたことです。この打診を受けたキャメロン内閣は先週月曜日に「ガソリン不足になる可能性が出てきたので、今のうちにガソリンを満タンにした方がよい」と発言、何も知らない国民は半パニック状態で最寄のガソリンスタンドに駆け込んだという訳です。長蛇の列を作ってでもガソリンが入れられるのであればラッキー。うちの近所は半分くらいのスタンドが既に閉鎖しています。

このタンカー運転手の所属する組合は英国内8700箇所のガソリンスタンドにガソリンを支給しており、英国内で消費されるガソリン全体の9割を供給しています。それに加え、国内のすべての空港で燃油供給も任されているため、飛行機が燃料不足で飛べなくなる可能性も出てきました。

英国の一部の地域ではお金を出しても給油出来ない状況におかれていますが、万が一ここから更に原油価格が上昇した場合、我々消費者はダブルパンチを受け購買力は相当冷え込むことが想像されます。

原油価格の逆転現象

イランの核兵器製造疑惑に対し、年明け早々欧州は米国に続いて「イラン産原油輸入禁止を盛り込む制裁措置」を決定しました。

今年3月になると、イスラエルのネタニヤフ首相は訪問先の米国でオバマ大統領とイラン核疑惑に関して協議。イランに対して「すべての可能性を排除しない」と表明してきたオバマ大統領ですが、いざ軍事攻撃となると世界経済に対する悪影響や、ただでさえぐらついている中東和平を混乱させてしまうこと、そして11月の米大統領選への影響などを考慮し、軍事攻撃を求めるイスラエルに対し外外交的解決を求めたと報道されています。

このイランを巡る一連の問題により原油市場の価格設定に変化が起こりました。それは米国市場を代表するWTI原油と欧州市場を代表するブレント原油の価格逆転です。 世界の代表的な指標原油として、北米のWTI、欧州地域の(北海)ブレント、そしてアジア地域のドバイ原油があります。商品価値としては質の良さの順で、WTI>ブレント>ドバイとなっていました。しかし昨年の北アフリカ・中東危機以来、価格の逆転現象が起きました。つまり中東地域と地理的に近い北海ブレントは、北ア・中東産油国の供給不足懸念を大きく反映して価格が上昇、とうとうWTIを追い抜いてしまいました。今後もイラン核問題に収拾がつかない限り、この価格の逆転現象は継続するものと思われます。

これは過去5年間におけるWTIと北海ブレントのチャート、北ア・中東危機が始まった時期をピンクの縦線で示しています。

(資料:Yチャート)

囁かれる中東原油国による価格操作

年初から2月の高値まで20%弱上昇したブレント原油価格。

(出所:Stockチャート)

ここにきて原油価格は高止まり状態となっています。中国などの景気減速を受け本来であれば原油価格は下落すると予想されていた2012年。果たしてここから原油価格は下落するのでしょうか?答えは「大きく下がらない」というのが商品市場での見解のようです。

その最大の理由として挙げられているのが中東産油国による価格操作の噂。昨年の北ア・中東危機をきっかけに民主化運動がすすみました。暴動のきっかけとなった『貧富の差』を早急に縮めたい中東各国は財政出動による国内経済の安定を目指し、国民の機嫌取りを始めたようです。サウジアラビアを例にとると住宅・食料に対する補助金、失業手当金の給付、公的部門の最低賃金設定など昨年だけでも約1,000億ドルを越える現金支給を実施。当然その財源はオイルマネーから出ますので、原油価格が下がりすぎないよう高値圏推移を目指すのではないか?ということのようです。

原油需要の増大

今世紀に入り新興国の台頭により一番顕著となったのが原油需要の増大でした。 これは英エコノミスト誌に載っていた2000〜2010年の10年間における世界の原油需要(1日の使用量)の変化を表す地図です。

(出所:英エコノミスト誌)

まず地域別(紺色の数字)にみると

  • 中東地域 55.8%増
  • アフリカ 35%増
  • アジア太平洋地域 28.9%増
  • 中南米 25.7%増
  • 北米 0.7%減
  • 欧州/ユーラシア地域 0.4%減

(世界全体 14.1%増)となっています。

それではトップ10ヶ国を個別にみますと

1) 中国 90%増
2) シンガポール 83.6%増
3) サウジアラビア 78.2%増
4) UAE 72.1%増
5) インド 46.8%増
6) イラン 38%増
7) タイ 35.1%増
8) ブラジル 29%増
9) ロシア 18.6%増
10) カナダ 18.4%増

今世紀末までに100億人を突破すると言われている世界人口。もちろんそれまでには代替エネルギーの開発が進められるでしょうが、近い将来の原油需要は思ったほど減少しないのかもしれません。

原油動向と為替を読む

代表的な『資源国通貨』と言えば、AUD 、CAD、ZAR、NOK、MXN、NZDなどが頭に浮かびます。しかし厳密に区別すると、鉄鋼関連やメタル、農産物などと関連が深いのがAUD、NZD、それに対し原油動向に直結するのがNOK、MXNとなっています。

NOK(ノルウェー・クローネ)やMXN(メキシコ・ペソ)はあまり日本の証拠金取引をする人には馴染みがありません。それに市場での供給量も主要通貨のユーロなどと比較すると少ないのが現状です。

そこで私の目に留まったのはカナダ円です。

(出所:MT4チャート)

チャートを見る限り、高値/安値が全て切り下がっているので下降トレンドであることは間違いありません。ただし今後原油価格が大きく下がらず高値圏推移をするのであれば、カナダ円のトレンドに変化が出ると思っています。現在の80円台は高値掴みとなるでしょうから、一旦調整を待ちたいと思います。昨年10月の安値から今年3月の高値の半値戻しが78円台、そして61.8%戻しは77円Lowとなっています。チャート上に@と書いた時点でピンクの下降線と緑の上昇線が交わるのですが、そのレベルが77.15近辺。ちょうど61.8%戻しとほぼ同じレベルになります。少し時間がかかるかもしれませんが、77円台まで待って買いから入りたいと思っています。


松崎 美子

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前07:00〜午後09:00(平日)
※口座開設をご検討中のお客さまは
午前08:00〜午後07:00(平日)