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金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

2012年相場予想と欧州が抱えた問題点

更新日:2011年12月16日

月日が経つのは早いもので、クリスマスまであと10日を切りました。先週日本からロンドンへ戻り、溜まった郵便物を整理していたら、近所にあるブティックから手紙が届いていました。何かな?と思ってみたら、ず〜っと欲しかったブーツが‘既に3割引になっていますよ!’というお知らせでした。クリスマス前に3割引なら、クリスマス後は6割引かな?と淡い期待を持った私。どうなることやら?

日本に一時帰国した時、セントラル短資FXさんでWEBセミナーをやらせて頂きました。このコラムの読者の中にもセミナーをご覧になって下さった方がいらっしゃると思います。本日は、そのセミナーで紹介した「2012年の相場展開予想」に加え、先週開催されたEUサミットで合意された財政規律に関する約束事ついても簡単にご紹介したいと思います。

2012年はドル高を予想

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(出所:http://seasonalcharts.com/zyklen_wahl_usdx4j.html)

来年2012年は米国で大統領選挙が行われます。このチャートは4年に一度実施される米大統領選挙とドルの動きにスポットをあて、1971年から2006年の間にどのような相関性があったのか?を示したものです。ピンクで囲んだ1年間が大統領選挙実施年にあたります。これを見る限り、選挙が行われる年は年間を通してドルが上昇しやすい傾向があることが見て取れます。

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(出所:MT4チャート)

それでは大統領選挙年に実際にドルが上昇したのか?を調べてみましょう。1996、2000、2004、そして2008年が大統領選挙実施年に当たりますが、2004年を除き各年ともドル高に推移したことが確認出来ます。2012年は一直線のドル高にはなりづらいかもしれませんが、現在80台で推移するドル・インデックスはチャート上のレジスタンスである88台まで上昇可能と見ています。

ここからのポンド

2011年・ポンド動向の特徴は、債務危機問題で一進一退するユーロ圏から逃避してきた資金が英国債などに流れ、ユーロに対して優位性を維持している点だったと思います。私はユーロ/ポンド 0.8470-80が下抜けしたら0.8000までの下落は避けられないという相場観を持っていましたが、既に0.8470が抜けた点を考慮すると、来年は0.80台を目指す動きになりそうです。

ただし忘れてならない点は、英国もユーロ圏同様に財政赤字問題で苦しんでいることです。そのため、来年中に「トリプルA格の格下げ」や「見通しの下方修正(安定⇒ネガティブへ)」が行われる可能性が非常に高いと思っています。この可能性を十分に考慮しながらポンド取引を行って下さい。

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(出所:英中央銀行)

ポンド実効レートは大きなレジスタンスに頭を押さえられている状態が1ヶ月ほど続いています。このレジスタンスをあっさりと上抜けした場合、ユーロ/ポンドではポンド高が加速、ポンド/ドルではユーロ/ドルが下落しているにもかかわらず、ポンド/ドルは現状維持で推移すると思っています。

ユーロ動向

来年はドル高/ユーロ安を予想しています。ここではドル・インデックスから計算したユーロ/ドルのターゲットをご紹介します。 

2012年ドル・インデックス・ターゲット ⇒  88
ドル・インデックスが78台の時、ユーロ/ドルは1.35台 ⇒ ドル・インデックスが88まで上昇すると、計算上のユーロ/ドルのレベルは1.1770レベルとなります。これはあくまでも‘計算上’のターゲットですので、多少の誤差が生じることは予めお詫び致します。

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(出所:MT4チャート)

EUサミットでの決定内容

12月8・9日の2日間に渡りEUサミットが開催され世界中の注目を集めました。サミットでの決定事として事前に予想されていた内容は 

1) EU27カ国で基本条約を改正、新たな財政協定を盛り込む
2) ユーロ圏の債務危機に対処するため財政赤字の監視を強める
3) 国際通貨基金(IMF)への融資を通じて、危機に陥った国を支援できる新たな仕組みづくり
4) 欧州安定メカニズム(ESM)の発足の前倒し

結果として 

1)、2)
ドイツとフランスはかねてから財政規律の違反国に対し、罰金などの自動的制裁発動を主張していました。しかし英国は財政政策に含まれる課税などの決定権限は歴史的にも英国議会のみが所有しているという考えを変えておらず、その権限を損なう恐れを避けるためにキャメロン首相は新基本条約の付属議定書に選択的離脱条項を設けるよう求めました。しかしフランスは「選択的離脱条項は財政規律を曖昧にする可能性を残す以上、それは許容できない。」と英国の要求を一蹴。最終的に英キャメロン首相は歴史上はじめて拒否権を発動。これにより、ユーロ圏17ヶ国と非ユーロ圏9ヶ国・計26ヶ国で新条約制定を目指す方針となりました。新条約は2012年3月までに調印、6月までに批准することを目指す予定。
3) EUが最大2,000億ユーロの資金をIMFに提供 ⇒ 債務危機に陥った国がIMFから緊急融資を受けられる仕組みづくりを目指します。
4) 現在ユーロ圏加盟国の救済資金を捻出しているEFSF(欧州安定化基金)は一時的措置のため、一刻も早い恒久的措置の発足が待たれていました。そこで、恒久的救済措置として2013年7月1日発足予定となっていた欧州安定メカニズム(ESM)を1年前倒しし、2012年7月発足することで合意しました。現在のところ、EFSFは当初の予定通り2013年夏まで継続しますが、それと平行してESMも2012年夏から開始されるようです。

市場からの反応

サミット終了後の相場展開が全てを物語っていますが、ユーロは対ドルで連日最安値更新しています。つまり市場参加者はサミットで決定された内容は不十分であり問題解決に有効でないという決断を下したことになります。

サミットの結果を聞いて私自身が感じたことですが

英国の拒否権発動に関して

キャメロン首相が歴史上初の拒否権を発動したことに対し、英国での反応はさまざまです。連立政権の相手方である自民党は欧州大好き党であるため、キャメロン首相の決断に大反対しました。スコットランドは欧州での決定事が英国抜きで行われるのであれば、スコットランドは英国連邦から独立することも可能であると示唆しています。ビジネス界での反応もあまり芳しくなく、今後欧州とのビジネスを継続する上で障害となり得る点を杞憂しています。国民の反応は真っ二つに分かれていますが、拒否権発動後の保守党支持率が上昇している点は見逃せません。

キャメロン首相の指導力に関して

歴史上初の拒否権発動を決断したキャメロン首相の指導力に対しても、意見が分かれています。EU加盟国の一部では、蚊帳の外に置かれることを覚悟して敢えて拒否権発動した首相を頼もしく思う声が聞こえてくる中、英国内とくに議会での反応はあまり芳しくありません。そもそもキャメロン首相が拒否権発動するきっかけとなったのは、保守党内部の反欧州議員による「英国のEU離脱を問う国民投票早期実施」の声を押さえ込む目的で、“拒否権を発動するから国民投票実施要求は取り下げて欲しい”という駆け引きがあったと言われています。自分が党首を務める保守党内部の調整もままならない首相が、欧州という桧舞台で英国の立場を主張出来るだけの指導力を持つはずがないという意見は相当根強くなっています。

新条約の調印・批准について

ファンロンパイEU大統領によると、来年3月までに英国を除く26ヶ国全てが財政協定を盛り込んだ新条約に調印し、6月までに批准される予定となっています。しかしサミット終了後、スウェーデン・ハンガリー・チェコ・アイルランドの4ヶ国が調印に対し先行き不透明感が生じたことを明らかにしています。最初の3ヶ国は議会での承認が必要とされていますが、連立相手や野党からの反対に苦慮しています。アイルランドに関しては、最大野党が国民投票の実施を呼びかけはじめたため、問題が非常に複雑になりかねません。

根強いフランス不信感

英国に来るまで私は知らなかったのですが、英国人とフランス人はお互いを好ましく思っていないと言われています。今回のサミットでの決定事に関しても、英国の一部のメディアは国民感情むき出しで「英国が絶対に受け入れられない事項(銀行取引税の課税など)を盛り込み、拒否権発動以外の選択の余地がないところまで英国を落とし込めた」と大々的に報道しているところがありました。少し大人げないなと私は思いましたが、サミットでキャメロン首相がサルコジ大統領に握手を求めようとしたらサルコジ大統領が‘気が付かない振りをして通り過ぎた’一件があったことを考えると、英仏関係は悪化の一途を辿っているのかもしれません。

市場が求めている解決策

いつものことですが、EUでの決定事はサミットの場で大まかな枠組みを発表し、詳細はその後時期を見て発表されます。しかし市場は先週のサミットで詳細も含めた全内容の発表を期待しており、それが実現しなかったことに失望しユーロ下落に拍車をかけていると思っています。

これはあくまでも私個人の意見ですが、今回のサミットを通して市場参加者が期待していた最大の決定事は

1) ユーロ共同債の実現
2) 欧州中央銀行が「最後の貸し手」になれないのであれば、欧州安定メカニズム(ESM)に銀行免許が付与されること

であったと思っています。しかしこのどちらも実現されないままサミットは終了してしまいました。サミット終了後にファンロンパイEU大統領はユーロ共同債に関しては来年改めて議論すると約束しています。現在の時点では次期EUサミット開催は3ヵ月後の予定となっています。市場は3ヶ月も待てませんから、年明け早々「早期解決を求める」催促相場になる事は必須と見ています。来年も大荒れ相場になりそうですので、くれぐれも損切オーダーを置く習慣を徹底し一緒に頑張りましょう。


松崎 美子

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