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金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

プラザ合意

更新日:2011年8月19日

一般的に為替相場は株式市場の動きとは違って大きな価格変化、価格トレンドが長い期間続くと言われています。また、株式や債券のように合理的な価格水準がなく、絶対的な高値、底値は為替レートにはないといえるでしょう。最近では『リーマン・ショック』のように突発的なニュースで予想以上に価格が変動する場面も見られます。では為替相場を大きく動かしてきた出来事を振り返ってみたいと思います。

1985年9月22日(日曜日)にドル高是正のためG5(米日英独仏の蔵相と中央銀行総裁)がニューヨークのプラザ・ホテルに集まり行われた『プラザ合意』、G5各国が協調介入に同意したのです。
1980年代前半のアメリカは莫大な貿易赤字と財政赤字に苦しんでいました。この背景には当時のレーガン米大統領による高金利政策があり、石油ショックによるインフレを抑え物価を安定に向かわせるためのものでした。その後、対ソ連(現ロシア)との軍拡競争や減税政策により財政赤字が拡大、これが貯蓄を吸収したため外国から資金を調達することに迫られ高金利政策が維持されました。特に貿易赤字の要因は対日赤字で円高に転換できれば日本からの輸入減少と対日輸出拡大が実現できると考えたのです。

その頃のG5は国際機密でその存在はマスコミに対して隠されていました。日本からこの会議に出席したのは当時の竹下登大蔵大臣と澄田智日銀総裁、竹下蔵相は直前に成田でゴルフをして、閣僚が海外へ行く際はスーツ姿という恒例を排除して私服に帽子を被ってマスコミから逃れたと言われています。しかしながら、どうしても秘密というものは現在とは違って当時は洩れてしまいがち、邦銀の中には『何かが起きる』との思惑から宗教的に土曜日も為替取引が出来る中東(バーレーンなど)で『僅かにドル売り円買いを仕掛けたディーラーもいた』と聞いたことがあります。

9月22日の記者会見では『蔵相及び中央銀行総裁は為替相場が対不均衡を調整するために役割を果たすべきであることに合意した』とされ、市場介入については一言も触れられず、僅かに『ドル以外の通貨の切り上げ、ドル安が望ましい』とされたようです。これは実際に市場介入した際、相場にサプライズを起こさせ介入効果を上げるためでした。
会合では事前に各国当局者間で協調介入に対する準備が進んでいたため実際の会談時間は短く、各国通貨をドルに対して10%ないし12%程度高くする(ドル安にする)意図があったようです。

9月23日(月曜日)の日本は秋分の日で東京市場は休場、ウェリントンとシドニー市場から欧米市場へと円高の流れとなってドル円相場は約10円(241円付近から231円付近)下落しました。そして、9月24日(火曜日)には日銀が市場介入、しかし当時の東京市場でその動向を注視されていた大手石油会社が輸入手当て買いを大量に行い、他の輸入会社もドル買いに追随したことで232円付近まで反発、もう少し円高になると予想していた大蔵省担当者を落胆させたようです。

ただ、一度円高方向に動き出したドル円相場はじりじりと下落、年末には200円近くまで値を下げていきました。G5が期待していた相場の水準はこれぐらいだろうと見られていました。
しかしながら、1986年1月には200円を割り込み、同年4月には1978年に付けた安値175円台(1978年11月ジミー・カーター米大統領のドル防衛策でドル円が一日10円戻し円安方向へ)をも割り込む動きとなりました。1987年2月には制御できなくなった円高の流れを落ち着かせようと先進7カ国でのルーブル合意がなされましたが、1987年4月には138円台にまで突入。同年12月には122円台と円高が更に進行したのです。

当然、日本の輸出産業にとって円高は大きな打撃となり『円高不況』の発生が懸念されました。このため日本政府は長期に低金利政策を継続、国内には多くの資金が流れ込む過剰流動性となり、不動産や株式市場が過熱したのです。マネーゲームが日本を覆い、日経平均は3万8千円台まで上昇、高級輸入ブランド品が飛ぶように売れ、好景気が続くと信じ込んだ巨大開発などが次々に生まれて行ったのです。これがいわゆる『バブル経済』発生への道のりでした。そして、1990年代に入るとバブルは崩壊、不動産や株は暴落して不良債権が累積し日本は長期不況の時代に入り込んでいったのです。

このように米国の貿易赤字解消を狙った『プラザ合意』は日本の誰もが知るバブル経済の発生、そして崩壊後の長期不況の要因となったと考えられています。もちろん、バブル崩壊後の不況下でデフレ傾向にもかかわらず2000年にゼロ金利解除(利上げ)をしたことにより景気低迷が長引いたとの見方もありますが、『プラザ合意』は為替相場を大きく動かし、その後の日本経済をも大きく変えてしまったといえるでしょう。

そして、1985年に200円台だったドル円相場はその後一度も200円台を回復せずに、現在は今年3月17日に付けた1ドル76円25銭の史上最安値を更新しようとしています。為替相場は価格トレンドが長く続くと始めにも書きましたが、ドル円相場の価格トレンドは超長期に下降トレンドが続いているといえるのかもしれません。 この先、ドル円相場がどこまで下落するのか。いつ反転して超長期の上昇トレンドに向かうのか、とても気になる所です。

【1981年Q3〜2011年Q1までの四半期足チャート】

※クリックで拡大できます

(出所:ブルームバーグ社)

セントラル短資FX株式会社
清水 良一

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