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マーケットビュー

金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

中央銀行の人事交代について

更新日:2011年5月20日

先日英気象庁から発表があり、今年の6〜7月は英国で一番暑かった1976年と並ぶほどの暑い夏となり、深刻な水不足に悩まされるようです。確かに、今年は雨が少なく、英北部では山火事が発生しました。気象庁の調べでは、その地域の降水量は今年2月から3ヶ月間でたったの5ミリ。これは1938年以来の少ない降水量となっているそうです。水不足の影響で英国の農産物の収穫が減るため、今夏は食料品価格の高騰は避けられないという警告を発しました。
この時期には10〜15%の電気・ガス料金値上げが待っており、私達消費者にとってはダブル・パンチとなりそうです。

低空飛行を続ける景気に対し、インフレ率はどんどん上昇していきます。一足お先に利上げに動いた欧州中央銀行 (ECB) の後を追い、英中央銀行の利上げも時間の問題とされています。本日は英欧共に将来の金融政策に影響を及ぼす中央銀行の人事交代について書いてみたいと思います。

超タカ派理事の任期満了、新任理事と交代

まずは英国。英中銀金融政策理事会 (MPC) で最もタカ派だったセンタンス理事の任期が5月末で満了となります。後任理事募集の結果、オズボーン財務相は現ゴールドマン・サックス (GS) のシニア・エコノミスト:ベン・ブロードベント氏を任命しました。就任は6月1日付け。MPC理事でGS出身者は、1999年 Sushil Wadhwani氏、2005年 David Walton氏に続き3人目。ベン・ブロードベント氏は、GSに入る以前に英財務省と英中銀でエコノミストを勤めた経験があります。

ブロードベント氏はタカ派かハト派か?

同氏が担当し、GSが3月6日に発行した「英中銀政策金利見通し」によると、2011年Q4最初の利上げという見通しを前倒し ⇒ 5月に0.25%利上げ、年内更に2度利上げ ⇒ 来年は4回利上げ ⇒ 2012年末の英政策金利レベル2.25%、という予想に変更。ただしこれはGSの見通しであり、同氏の個人的見解と考えるのは間違いという指摘もあります。

政策金利に関する同氏のレポートでは、0.5%という歴史的低金利の継続ではなく、利上げを支持する内容となっており、英景気見通しに関しては2011年の英国景気は良好としている様子。同氏は利上げの条件として「民間部門の賃金上昇傾向の確認」を挙げています。

市場の見方では、同氏はセンタンス理事ほどギンギンのタカ派ではないようですが、MPC理事の間ではタカ派に属する理事となるという見方が今のところ優勢です。たぶんMPC入りしてから数ヶ月間は地味にしているかもしれませんが、賃金上昇率が3%に近づいたらこの人は確実に利上げに票を投じるだろうと私は個人的に思っています。
ちなみに、最新の賃金上昇率の数字はボーナス抜きが+2.1%、ボーナス込みが+2.3%となりました。

欧州中銀総裁人事

今年10月末に任期満了となるトリシェ総裁の後任人事として、現イタリア・中央銀行総裁マリオ・ドラーギ氏が11月より新総裁となる予定です。

後任総裁としては独ウェーバ独連銀総裁に間違いなし!と見られていましたが、今年2月同氏は独連銀総裁辞任を表明、その結果ドラーギ氏が筆頭候補に躍り出ました。その次の有力候補は欧州金融安定ファシリティー (EFSF) 最高経営責任者:レグリング氏、それに続きルクセンブルグ中銀総裁:メルシュ氏、オランダ中銀総裁:ウェリンク氏、そしてフィンランド中銀総裁:リーカネン氏。ウェーバ総裁辞任発表当時、リーカネン総裁はドラーギ総裁の次の有力候補でしたが、フィンランド政府が同総裁のECB総裁後任人事に対して支持をしないと発表し、総裁候補レースから滑り落ちた格好となりました。

そもそも2010年3月にポルトガル中銀総裁だったコンスタンシオ氏がECB副総裁に就任した当時から「トリシェ後」の動きが水面下で始まっていたようです。
PIGSのひとつに数えられ、債務問題でEU/IMFからの金融支援を受けることに決定されたポルトガルから副総裁が任命された背景には、北/南欧州のECB人事配分があったとされています。つまり副総裁はユーロ加盟国の弱小国 (=南欧州) から選出する代わり、ECBの長である総裁は加盟国の優等生である北欧州から選出するという暗黙の了解です。すでにオランダ、フランスから総裁を出しているので、次はドイツで決まりのはずでした。

独ウェーバー総裁辞任によりECB総裁に南北欧州人事配分が使えなくなった途端に浮上してきたのがECB役員会の (総裁、副総裁を除く) 4名の役員を出している「GDP上位国からの総裁選出案」だったようです。
ユーロ圏のGDPは、ドイツとフランスだけで48%をはじき出しており、イタリア、スペインと続きます。ドイツはウェーバ氏辞任、フランスはトリシェ総裁を出しており、スペインはPIGSのひとつと数えられているので総裁候補からは外れ、最後に残った国がイタリアでした。

イタリア人のECB総裁人事に渋い顔のドイツ

ドイツ人にとって、イタリアと聞くと「インフレの元凶」というイメージが最初に浮かぶそうです。そしてドラーギ総裁がECB総裁となった場合、ECB役員会6名のうち2名がイタリア人となってしまいます。これにはドイツ、オランダ共に渋い顔をしました。しかし4月末に仏サルコジ大統領がイタリア訪問した際に、フランスはドラーギ総裁を次期ECB総裁として支持すると発表して以来、一気に同氏のECB総裁就任が確実なものとなってきました。

しかしそれでもドイツは首を縦に振らず、「ドイツの承諾なしにECB総裁人事の決定はない」と強気の姿勢を貫いていました。ユーロ圏最大の経済力、そしてPIGS債務問題に於ける最大の支出国であるドイツの粘りです。総裁、副総裁両方を南欧州から選出することに対し、メルケル首相率いる連立内閣でも反対意見が多く、有権者からの反対もあったようです。
最終的にメルケル首相はドラーギ総裁支持に廻りましたが、その背景にはショイブレ財務相がいち早くドラーギ総裁支持を表明していたことに加え、仏サルコジ大統領とECB総裁人事に関して表立った言い争いをするのは得策でないと判断したため、渋々イタリア人のECB総裁人事にOKを出したとされています。

松崎 美子

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