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金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

ユーロ誕生までを振り返って 〜ポルトガルとスペイン〜

更新日:2011年4月22日

皆さまがこのコラム記事をお読みになっている頃、欧米では待ちに待った復活祭 (イースター) 休暇に入ります。英国では親戚や友達との間で、チョコレートで作られた大きな卵型のイースター・エッグをプレゼントしあうのが一般的です。このイースター・エッグの大きさは赤ちゃんの頭くらいある特大サイズ!あまりチョコレートが好きではない私は、交換した大きなチョコの山を前に「チョコレートではなくて、柿の種やビールの交換だったらどんなに嬉しいだろうに....」と不謹慎なため息をついています。

さて、前回はユーロ誕生のいきさつ、そして「ユーロ危機」という一言で片付けられてしまいがちなPIGS債務問題のうち、ギリシャとアイルランドが抱えている問題の相違点を挙げました。本日はPIGSの残りの国、ポルトガルとスペインについて考えてみましょう。

ポルトガル債務危機

「ギリシャ危機は財政問題」「アイルランド危機は不動産バブル崩壊による銀行の不良債権問題」。それではポルトガルの場合はどうでしょう?

ユーロ導入後ポルトガルの賃金レベルは他のユーロ加盟国並みに近づき、東欧新興国などの低賃金市場に輸出シェアを奪われました。当然国内の企業は生産・投資活動の縮小を迫られ、破滅的なレベルに競争力が低下しました。
その結果、同国経済は長期間にわたり低迷 ⇒ 税収入減少を補う手段として赤字国債発行による借金財政を継続 ⇒ 同国の銀行がその赤字国債を大量に保有する結末となりました。ギリシャ危機以降、同国債の価値は日増しに低下し、今年に入ってからポルトガル系銀行は市場からの資金調達が出来なくなり、欧州中銀に頼らざるを得ないところまで追い込まれました。
しかしそんな事はおかまいなしに、ポルトガル国民や政府野党は、財政再建の為には避けて通れない追加緊縮政策導入を最後まで拒否し、とうとうEU/IMFへの金融支援要請をせざるを得なくなった訳です。もしポルトガル危機を一言で表すのであれば「国際競争力と経済成長の長期低迷による財政事情の悪化」になると思います。

スペイン危機へと飛び火するのか?

PIGSのうち3カ国が金融支援要請に踏み切り、残るは重量級のスペインだけ。スペインが抱える問題はアイルランド危機と非常に似ており、「不動産バブル崩壊による銀行の不良債権問題」から端を発しました。
しかしスペイン政府が取った対応の大きな違いは、国内銀行の預金全額保証をつけなかったことと、大量の不動産焦げ付きを抱えている貯蓄銀行に対し部分的国有化・公的資金注入を含む銀行再編を推進したこと。さらにそれと平行して、公務員賃金カットや年金支給金凍結を含む財政緊縮法案の可決など、市場からの攻撃にあう前に先手先手を打った点です。

スペインがPIGS危機に対し神経質なまでに先手を打った背景には、同国にはtoo big to save (救済するにはデカ過ぎる) という懸念が常に付きまとうからかもしれません。PIGS各国のGDPをIMFの数字で比較してみると、スペイン9位、ギリシャ28位、ポルトガル37位、アイルランド38位。つまりスペインは世界トップ10に入る経済大国であり、驚くことにギリシャ+ポルトガル+アイルランド3カ国全てのGDPを足して更に2倍した規模となるそうです。

スペインは大丈夫という見方

市場では「スペインは大丈夫」という見方があります。それはPIGの3カ国は非常に高い公的債務残高と財政赤字両方を抱えているのに対し、スペインは財政赤字問題だけだからという根拠から来るようです。

(出所:OECD)

PIGの3カ国が金融支援要請に踏み切った時の共通点は、各国の10年債利回りが7%を越えていたことです。現在スペイン10年債利回りは5.46% (4/21終値) 、過去最高は昨年11月に記録した5.75%。このまま全てがスムーズに運べば、市場で言われている「スペインは大丈夫」という見方を信じてもよいのかもしれません。
しかし同国は、2011年度にGDPの20%弱という規模の国債入札による資金調達の必要性があり、既存国債の償還額はGDPの12%に達する模様です。スペイン財務省のウェブサイトによると、今年夏以降の償還規模は月を追うごとに増加傾向となっています。

国債入札が不調に終わり、償還資金が確保出来ない場合、スペインの財政が廻らなくなり同国も金融支援要請に動くことになる可能性は捨て切れません。そうなるとEFSFに代表される欧州金融安定化基金だけではまかない切れず、ユーロを取り巻く環境は不透明且つ不安定になることは間違いありません。

スペイン危機がきっかけとなり「ユーロ崩壊」などという事態になれば、これは世界の金融システム全体を脅かします。それに関してはまた別の機会に書く事にしましょう。

松崎 美子

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