FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2011年バックナンバー
  5. 外為コーヒーブレイク

マーケットビュー

金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

ユーロ誕生までを振り返って

更新日:2011年4月8日

はじめまして。昨年よりセントラル短資FXさんが提供する「セゾン外貨FX」コラムを担当しておりますロンドン在住の松崎美子と申します。今月より隔週金曜日に「マーケット・ビュー」でも、皆様に欧州情報を提供させていただくことになりました。
日本ではなかなか手に入らない英国/欧州情報、入手出来たとしても果たしてその情報を文字通り受け取ってよいのか悩んでしまう事もあるかと思います。そんな時には是非こちらのコラムを読んでいただき、「英国/欧州での見方」を日本の読者の方々と共有出来たら幸せです。

本日と次回4月22日の2回にわたり、ユーロ加盟国の間に感染しているPIGS (ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、スペイン) 債務危機問題を振り返ってみたいと思います。

ユーロ誕生までを振り返って

欧州統合の核はドイツとフランスでした。特にドイツは侵略戦争を犯した過去を反省し償うため欧州統合に積極的でした。当時のコール首相、ミッテラン大統領、そしてデロール委員長は、ドイツが経済面を、フランスが政治面を分担対処しEU統合を推進。
その統合の第一歩として「経済/通貨統合」への道が開かれました。欧州圏での単一通貨導入 ⇒ 為替変動リスクを取り除く ⇒ 国境を超えた資本移動を容易にする ⇒ 米国や中国に対し経済/政治的に十分対抗できる重要な連邦圏を形成し、巨大市場を創出する事が可能となりました。そして加盟国はEUが進めてきた経済統合の集大成の結晶である単一通貨:ユーロ誕生をスムーズに推進するだけでなく、次のステップである「政治統合」を円滑にすすめていくためにも「自国の主権/権限の一部を (EUへ) 移譲する事」を必然条件として飲み込んだ訳です。

ユーロ誕生10周年を迎えた2009年、次のステップである「政治統合」へ向け、リスボン条約が発効されました。EU大統領 (欧州理事会常任議長) と外相 (外交安保上級代表) が選出され、EUは政治的統合体としての第一歩を踏み出しました。
これと平行し「経済統合」に関して、ユーロ圏共通債券発行構想や経済政府発足の必要性が話し合われ、ユーロ加盟国間の密接な財政政策の遂行を可能にしユーロ圏の更なる飛躍を遂げるのは時間の問題となるはずでした。

ギリシャ財政危機

リスボン条約発効と時を同じくしてギリシャ財政危機が発覚。これは瞬く間に欧州金融市場に混乱を引き起こし、EU内での金融/経済問題という枠を跳び越し「EU統合そのものの在り方」を問うまでに拡大してしまいました。

そもそもユーロ圏全体の金融政策は欧州中央銀行 (ECB)に一任されたのに対し、財政政策は依然として加盟各国政府が決定権を握っています。ユーロ加盟国間に於ける財政面での歪みをなくし、金融政策と財政政策の整合性を図るために、ユーロ加盟国は財政赤字対GDP比を3%以内に抑える項目を含んだ「安定協定」に添うよう義務付けられました。
本来であればこの安定協定が厳守されている限り、加盟国の財政赤字や公的債務残高はきちんとコントロールされるはずでした。しかしギリシャがユーロ加盟時の赤字幅の数字を改ざんしていたことを認めてからというもの、事態は悪化の一途を辿っています。そして安定協定は名存実亡化したと言っても過言ではありません。

アイルランド危機

そしてギリシャ危機は加盟国へと感染し、とうとうアイルランドが狙い撃ちされました。しかし両国の「危機」の内容は全く違います。

(出所:OECD)

このチャートを見れば一目瞭然ですが、ギリシャ (赤線) は恒常的な経常収支赤字国であったのに対し、アイルランド (青線) の財政収支は2007年まで黒字。しかし米国でサブプライム問題が表面化した2007年夏以来、財政赤字国へと転落していったのがよく理解出来ます。つまり「ギリシャ危機は財政問題」であったのに対し、「アイルランド危機は不動産バブル崩壊による銀行の不良債権問題」から端を発した訳です。

アイルランド政府は2008年9月30日、つまりリーマンショック後僅か2週間後に国内大手6行の預金に対し全額政府保証をつけると発表。これは不動産バブルで体力が弱った国内銀行からの預金流出が殺到したため、急遽決定された保証です。

この全額保護宣言をした2008年9月30日はアイルランドの国運を左右する日となってしまいました。これをきっかけとして同国の財政赤字対GDP比は10%を越え、銀行という民間部門が抱える負債を政府が背負う形になってしまいましたが、負債規模が同国の経済規模に対して大きすぎたため、EUとIMFに支援を要請するという結末を迎えてしまいました。

次回は危機がポルトガルとスペインに拡大した場合を想定して「ユーロの将来」を考えてみたいと思います。

松崎 美子

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)