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金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

2010年の店頭外国為替証拠金取引統計について

更新日:2011年1月21日

取引総量動向

今週発表された金融先物取引業協会の統計速報によりますと、2010年1年間の取引数量は、2,116兆,2,698億円となり、2009年比で4.7%の小幅な伸びとなった模様です。

2010年は@5月にギリシャ財政危機に端を発した欧州の政府債務問題、A15年ぶりの対米ドル円高相場と6年半ぶりの日本金融当局のドル買い介入、Bアメリカの量的金融緩和実施など数多くのイベントがありましたが、8月から実施されたレバレッジ50倍規制による取引減少もあり、前年比微増となっています。

これまで2006年から取引量が急激に伸びたFX取引は、リーマンショックのあった2008年にも増加を続けてきましたが、2010年はさまざまなFX取引規制による取引健全化や透明化が進み、取引量の伸びは巡航速度になったものと見られます。

ただ本年8月からのレベレッジ25倍規制実施により、FX取引規制は集大成されることから、実際にはそこからFX取引の本来の取引量の推移となっていくものと思われます。

2010年の月別取引量推移

年間取引量推移

人気通貨ペア動向

2010年の年間取引量多い通貨ペアは、1位がドル円で894兆円、以下ユーロ円439兆円、ポンド円307兆円、ユーロドル274兆円、豪ドル円142兆円、ポンドドル16兆円、NZドル円12兆円の順位になっており、これは2009年と同じです。
しかし、ドル円の比率が約10%減少した一方、ユーロの対円対ドル取引合計が約10%増加、豪ドル円取引も堅調な増加を見せています。

2009年通貨ペア別取引シェア

2010年通貨ペア別取引シェア

なお、過去5年間の主要通貨ペアの取引量推移は以下の通りで、個人投資家の皆さまの通貨選考の多角化や多様化がすすみ、また対円の取引だけでなく、円を介在しない取引も増加傾向にあるのではないかと思われます。

主要通貨ペア取引量の推移

建て玉の推移

FX取引は中長期投資のお客さまもいらっしゃいますので、いわゆる円キャリートレードによって買い建玉が多い特徴がありますが、短期投資のお客さまは外貨の売りから取引をされたり、短期間での売買で収益を狙われることもあり、売り建玉も増えてきています。最近の特徴的な動向としては、建玉の回転が良くなってきているのが印象的です。

買建て玉の推移

売建て玉の推移

セントラル短資FX株式会社
阿草 龍二

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