FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2010年バックナンバー
  5. 外為コーヒーブレイク

マーケットビュー

金曜 外為コーヒーブレイク 英国現地レポと当社社員による週末コラム

PIGS問題について

更新日:2010年11月26日

本年5月のギリシャに続き11月にはアイルランドと、欧州の政府財政赤字/債務問題 (いわゆるPIGS問題) が欧州単一通貨「ユーロ」(現状16か国)に重くのしかかりました (グラフ1) 。
その都度懸命の消化活動がとられて鎮火しますが、なかなか終息することなくくすぶり続け、次はポルトガルに火種が見えており、さらにはいよいよ「ユーロ」構成16か国中第4位の大国スペインにも飛び火する可能性も取り沙汰されてきています (なお、イタリアを入れてPIIGSとすることもありますが、第3位のイタリアについては日本と同じく国債の国内保有率が高いこともあり、問題の深刻さは比較的低いと考えられます) 。

(グラフ1)
【PIGS国債5年CDS (クレジット・デフォールト・スワップ) の5月からの推移】
(出所:ブルームバーグ社)
PIGS国債5年CDS (クレジット・デフォールト・スワップ) の5月からの推移

ギリシャにしてもアイルランドにしても、さらにポルトガルにしても小さな国であり、ユーロ構成16か国全体のGDPに占める割合はそれぞれ2%程度 (表1) しかありませんが、なぜ深刻な問題になっているかというと、これらの国に対して欧州連合内の主要国 (ドイツ・フランス・英国) の与信 (融資や債券保有) が巨額であるからです (表2) 。

(表1)
【ユーロ構成16か国のGDP】 (出所:Eurostat) (単位:10億ユーロ、%)
ユーロ構成16か国のGDP

(表2)
【主要国のPIGSに対する与信額(2010年第二四半期末時点】 (出所:BIS)
(単位:10億米ドル)
主要国のPIGSに対する与信額(2010年第二四半期末時点

しかし、なぜこのような問題が起こったのでしょうか。
そもそもユーロが誕生するに至った経緯として、構成国の経済が収れんしていくということの延長線上に通貨統合、単一通貨誕生があったと思います。1999年1月にドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、オーストリア、フィンランド、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの11か国でスタートし、経済収斂基準の達成が間に合わなかったギリシャは2001年1月から遅れてユーロに参加しました。つまりユーロ発足当初は経済収斂が条件であったわけです。
しかしながら、通貨を統合し金融政策も同一にしたものの、肝心の財政政策を各国任せにしてしまった、つまり構造的な問題をはじめから抱えながらこれまで走ってきたにすぎず、2008年のリーマンショックまでは偶々うまくいったということだと思います。その後の対応でPIGSを中心に財政政策が機能不全に陥り、かつ国民性の違いによる「財政政策の規律」を守る国 (ドイツを筆頭に) と守れない国 (ギリシャなど) で対応が大きく異なったことで、現在の財政赤字と政府債務問題につながったものと考えます。

スペインが危うくなるのは何としてでも抑えると思われますが、ギリシャやアイルランドをはじめ各国の財政再建計画が今後ワークしなければ、単一通貨制度自体が崩壊することはないまでも、ユーロから離脱する国が出てくる可能性があるのではないかと思います。ユーロのアンカー国としてドイツは、ユーロ構成国が単一通貨のメリットを享受するためには、各国が財政規律を遵守することが必須であることを強烈に訴えることになると思います。自分たちが血と汗で勝ち取った通貨統合に「ただ乗り」は許さない、メルケル首相のそういう声が聞こえそうです。

セントラル短資FX株式会社
阿草 龍二

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)