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2017年の欧州とユーロ【フランス編】

更新日:2017年2月24日

2017年は【欧州選挙年】という位置づけであり、かなり政治色の強い一年となりそうです。そこで、今週のコラムでは、1月6日コラム記事「2017年の欧州とユーロ【オランダ編】」に続く第2弾として、「2017年の欧州とユーロ【フランス編】」について書いてみました。

4月23日/5月7日 フランス大統領選挙

フランスの大統領選挙は、5年に一度実施されます。

このように第1回目の投票で50%以上の得票率を獲得した候補者がいない場合、2回目の決選投票で勝負がつきます。

注目される候補者

現在マーケットで特に注目を集めているが、この4名です。

4人それぞれについて詳しい説明を書くと膨大な量になりますので、読者の方からのご希望があれば、【その2】として後日あらためて書いてみようと思います。

選挙は生き物ですから今後変動があるかもしれませんが、現時点で2回目の決選投票に進むと考えられているのは、ルペン候補とマクロン候補です。そして、大穴として名前が挙がっているのが、アモン候補となっています。オランド大統領の不人気で社会党の支持率が大きく低下していて、苦しい戦いを強いられている同候補ですが、左翼のメランション候補と協力し、「2回目の決選投票まで持ち込もう!」と考えているようです。しかし、残念なことに、この2人の意見は全く合わないようで、「アモン氏と協力するのは、ヒッチハイクで止まってくれた車が霊柩車だった・・・ということと同じだ。」(この世の終わり)とメランション候補が言い切った・・・という話も聞こえてくるそうですが、今週中に党幹部同士が今後の協力体制について話し合う予定のようです。もし、この2人が組んだ場合、合計で27%ほどの票が取れる計算となるため、ルペン候補に続き決選投票に進むことになります。

マクロン候補に関しては、今週水曜日(2月22日)に、ベテラン中道議員のバイル氏が、大統領選の立候補を取りやめ、マクロン候補に共闘を申し出ました。同じ中道路線を目指していたマクロン候補は、すぐにこの申し出を受け入れたため、一挙に同候補の当選を予想する声が高まっています。

この4人の中で、選挙前に脱落してしまう可能性があるのは、フィヨン候補です。各候補者についての短い説明書きの中でも触れましたが、自身が首相時代に、奥様に対し数年に渡り80万ユーロという多額の手当てを支払われたことが問題になっています。フランスでは家族を自分の事務所のスタッフとして雇うことは法的に認められていますが、フィヨン候補の奥様の場合、全く仕事をしていなかったのに報酬を受けていたことが問題視されています。そして、最近になってからは、奥様だけでなく2人の子供達に対しても、「法的相談に対する報酬」を支払っていたことが発覚してしまいました。現在は2人とも正式に弁護士として働いているそうですが、この報酬が発生した当時は2人とも学生であり、報酬を貰える立場ではなかったそうです。党の方針がまだきちんと発表されていませんが、最悪の場合は、大統領選前に他の候補者と入れ替わることになるかもしれません。

最近の世論調査結果

それでは、最新の世論調査結果をご紹介しましょう。

 第1回目投票

全員参加の第1回目投票における4候補者の支持率は、こんな感じです。ルペン候補、安定の一位です。

データ:数々の報道

前述のように、今週水曜日、中道のベテラン議員:バイル氏が記者会見を行い、そこで自身の大統領選への出馬を取りやめ、条件付きでマクロン候補に協力すると発表しました。この申し出をマクロン候補はありがたく受け入れ、2人の共闘体制が整うと、同候補の支持率がフィヨン候補を抜き、ルペン候補にジリジリと近づいてきました。果たして、この勢いでルペン候補を抜くのか?今後も目が離せません。

 第2回目投票(決選投票)

次は、決選投票に関する世論調査結果です。ここでは、「マクロン候補vsルペン候補」そして、念のために「フィヨン候補vsルペン候補」のチャートを作成してみました。

最初は一番可能性が高い「マクロン候補vsルペン候補」を取り上げました。チャートを見ると、ジリジリとルペン候補の追い上げが確認できますね。実は、これが理由で今週に入ってからユーロやフランス国債が売られています。

データ:数々の報道

家族に対する不正給与問題のために、大統領候補から引き降ろされるかもしれないフィヨン候補ですが、念のために支持率を調べてみたところ、意外と健闘していてビックリしました。しかし、現時点でフィヨン候補が2回目の決選投票に残れるという予想は、どこにもないようです。

データ:数々の報道

今週のユーロ下落・フランス国債価格急落の訳

それでは、一番知りたい最近のユーロ下落の背景について考えてみましょう。全ては、週末日曜日(2月19日)に発表された世論調査結果が発端だったと考えられています。

5月7日に実施される「決選投票」で、マクロン候補とルペン候補が残ったと仮定した場合、それぞれの候補が勝つチャンスは今までずっと、マクロン候補65%前後に対し、ルペン候補35%前後でした。しかし、2月16日には、マクロン候補60%に対し、ルペン候補40%となり、ルペン候補は初の40%台乗せ。そして、3日後の19日は、58%vs42%と、初めてルペン候補が40%をしっかりと超えてきたのです。

データ:数々の報道

実際の選挙まで、あと2ヶ月以上時間があることを考えますと、まごまごしていたら、ルペン候補が50%を超えて大統領に当選するチャンスが出てきます。当然ですが、マーケットは焦りました。

ドイツとフランス国債の利回り格差(イールドスプレッド)は、執筆時は77.4bpsまで縮小してきましたが、月曜日には久々に80bpsとなり、2012年つまりギリシャ債務危機が最悪であった頃のレベルにまで拡大したのです。それでユーロが、慌てて売られたという訳です。

どうして極右のルペン候補の支持率が高いままなのか?

ユーロ離脱の国民投票実施を公約に載せるルペン候補が、どうしてここまで安定した支持率を維持できるのか?誰もが疑問に思うことでしょう。トランプ人気に乗っかっているだけなのか?いや、それ以上のきちんとした理由があるようです。

それは、ズバリ「国の安全を守るのは、ルペン候補しかいない」という認識です。

ルペン候補は、「反ユーロ」という公約で知られていますが、「反移民」も支持しています。フランスでは、2015年1月に風刺漫画で知られる政治週刊誌:シャルリー・エブドの本社を襲撃したテロ行為、その10ヵ月後にはパリ同時多発テロが起きました。そして今月には、パリのルーブル美術館の近くで、なたを持ったエジプト人によるテロ未遂事件が起きたばかりです。

度重なるテロの脅威に対し、反移民政策を掲げるルペン候補が大統領になれば、テロ対策も万全になると考える人が増えてきたと、フランスでは分析されているようです。

ここからのマーケット

フランス大統領選の先行き不透明感を嫌気して、フランス国債は売られ、ユーロも大きく値を下げています。それに伴い、ユーロの実力を示す実効レートは、私が気にしていた93ミドル(チャート上のグレーの点線)を下抜けてきました。

チャート上の黒い点線の星がついている安値と、その後の高値の61.8%戻しが93.3163(青い点線)、50%戻しが92.4432(緑の点線)、38.2%戻しが91.57(紫の点線)となります。そして、61.8%戻しレベルと全く同じところを、ピンクの点線で引いたサポートが通っています。

ここからは、このピンク点線/61.8%戻しの青点線を気にしていこうと考えています。そして、それが下抜けした場合、更にユーロ安が加速する可能性が出てくるでしょう。

チャート:欧州中銀(ECB)ホームページ

※クリックで拡大できます

もしユーロ安に勢いがついてきた場合、どの通貨に対して、ユーロ安が加速するのか?これは、正直誰にもわかりません。しかし、ある報道を読んでいたら、「現在流通しているフランス国債の13%を保有しているのが日本の機関投資家だ。」と書いてありました。これは実際にフランス中銀などが出している数字ではないため、どこまで信憑性が高いのかわかりませんが、この言葉を鵜呑みにするのであれば、日本サイドから新規のヘッジ玉などが出てくることも予想され、ユーロ円の頭が重くなるのかなぁ?と、ぼんやり考えているところです。

念のために、私がいつも使っているベガス・トンネル(144/169EMA)をユーロ円の日足に載せてみると、2日前にトンネルを抜けて下がってきたところです。しかし、ピンクのラインで示される12EMAは、まだトンネルの上にあります。つまり、まだ売りサインには、なっていません。

とりあえず静観し、12EMAがきちんとトンネルの下に抜けるのを見極めて、ユーロ売り/円買いを仕掛けようか、考えるつもりです。下抜けが起きるとすれば、早くて来週水曜日あたりになると思いますが、あいにく私は日本への移動の真っ只中!どうなることやら・・・。

※クリックで拡大できます

 

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