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通貨レポート

AUD 豪ドル(オーストラリアドル)
世界的な資源高騰を受け、資源国であるオーストラリアは大きな注目を浴びています。資源は60種類以上の鉱物を産出しており、アルミニウムの原料となるボーキサイトは埋蔵量・生産量とも世界第1位、鉛、亜鉛などの埋蔵量も世界第1位です。その他、石炭、金、銀、銅なども豊富な埋蔵量を誇ります。非鉄金属生産ではチタン鉱石は世界第1位、鉛鉱石、亜鉛鉱石、ウラン鉱石は世界第2位など、まさに世界屈指の資源を保有しています。
また、オーストラリアは牛肉や農作物など、鉱物資源以外の輸出が大きいのも特徴です。小麦や大麦、牛肉や羊毛など、農業関連の輸出量はGDPの20%以上を誇ります。特に牛肉は世界最大の輸出国で、国際シェアは26%におよびます。
国土面積 |
7,692 (千平方q) |
日本の約20.3倍 |
|---|---|---|
人口 |
20,950 (千人) |
2008年時点 |
GDP総額 (名目) |
10,131 (億ドル) |
2007年 |
実質GDP成長率 |
2.5% |
2006年 |
経営収支 |
▲628 (億ドル) |
2007年 |
貿易収支 |
▲185 (億ドル) |
2007年 |
外貨準備高 |
364 (億ドル) |
2007年時点 |
<2009年3月11日現在>
資源国として有名なオーストラリアですが、一方、オーストラリア経済の総付加価値の構成を見ていくと次のようになります。サービス業部門71.4%、製造業部門11.6%、鉱業部門4.5%、農業部門3.1%(いずれも04年7月〜05年6月)となっており、サービス業部門が大きなウエイトを占めているのが特徴です。とりわけサービス業部門では不動産業、金融・保険業の割合が高く、オーストラリア経済全体としては、このサービス業部門の浮沈により大きく影響を受けることになります。
また、品目別の輸出構成は鉄鉱石や石炭、アルミニウムをはじめとする鉱産物が約4割、小麦、羊毛、肉牛、乳製品などの農産物が約2割を占める構造となっており、オーストラリア経済は1次産品市況や気象条件に左右されやすい傾向にあります。また、豪ドル相場と金属価格の連動性が高いことも大きな特徴です。
【為替相場の推移 (AUD/JPY) 】

豪ドル円(月足)
2000年から2002年まではおおよそ55円から70円の間で推移していましたが、2003年以降緩やかな円安豪ドル高で推移し、2007年10月の107.88円の高値をつけ、その後2008年9月にはリーマンショックに端を発した世界的金融不安を背景に円高が進行し、2008年10月現在は80円台で推移しています。

Statement on Monetary Policy
1911年創設のオーストラリア連邦銀行を前身とし、オーストラリアの中央銀行として金融政策の決定および遂行を行なっています。また、RBAの政策金利は「Target for the Cash Rate」が誘導目標の対象金利となっています。
RBAの意思決定機関は「準備銀行理事会(Reserve Bank Board)」で、金融政策の決定権限を与えられ、通貨の安定、完全雇用の維持、国民の経済的繁栄・幸福に寄与することを目的としています。RBAは経済情勢に関する見通しについて、四半期ごとに出される「金融政策報告(Statement on Monetary Policy)」のなかで公表しています。

RBAはインフレの制御を金融政策の一義的な中期目標と位置付け、インフレターゲット政策を採用しています。消費者物価指数(CPI)の対前年比上昇率を中期的な景気循環において平均2〜3%に抑えることが金融政策の誘導目標とされています。直近10年の政策金利(ターゲット・レート)は4.25%〜7.25%で推移(2008年10月末現在)しており、これが高金利通貨といわれる所以です。
通貨ペア |
日本語表記 |
|---|---|
AUD/JPY |
豪ドル/日本円 |
AUD/USD |
豪ドル/米ドル |
AUD/CHF |
豪ドル/スイスフラン |
AUD/NZD |
豪ドル/ニュージーランドドル |